2008年11月30日

●『幽式』(※怪異)


●『幽式』(※オカルト現象、高校生、管理人、異端者、不思議、超常現象、過去、記憶、亡霊、屋敷、画家、サイト、オフ会、先輩、名前)
著者名:一肇
出版社:小学館
ガガガ文庫
★★★☆
出版年:2008.11
ISBN :9784094511017

“あの子はいわゆる死にたがりだ。
 まれにみるけど――進んで異界への扉を開いてしまう子はいるんだよ。"


 不思議現象っていうか。
 ありえない現象を現実のように描いているみたいな感じかな。
 実際にありそうっていうか。

 主人公はオカルトマニアな高校生・トキオ。
 彼のクラスには奇人で美貌の転校生・神野江ユイがいる。
 同じ学校の先輩には、オカルトサイトの管理人でありオカルトの研究者。
 
 前半ではユイがどれだけ外れているかというのを語っておいて、
 実はおかしいのは自分でもあったみたいな展開はドキッとしましたね。

 なんというか、主人公と同じような過去を持つ自分としては分かる展開だったというか、
 共感する部分がけっこうあった。
 
posted by 未衣名 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年11月29日

☆『Oz』(※現実→電脳空間)


☆『Oz オズ 1〜(続刊)』(※近未来、虚構、学生、カード、ボーイミーツガール、登録、戦い、敵)
著者名:岩井恭平(原著)
刻夜セイゴ
出版社:メディアファクトリー
アライブ
★★★☆
出版年:2008.11
ISBN :9784840122986

“だからアタシがお前を守ってやる”

 近未来。
 様々な問題からつくられたGAIAという仮想電子空間。
 そこで学生生活を送るユーリ。
 彼はとある一枚のカードを拾ってしまったことで現実世界へ戻れなくなってしまう。
 現れる謎の少女。
 
 痛みを伴わないはずの仮想空間。
 しかし、カードのせいでユーリには痛みというものが発生してしまう。
 それは死ぬ可能性もあるということ。

 どうやら巨大なマネーゲームに巻き込まれているよう。

 恐ろしい展開が待ち受けていそうな感じなのでなんとなく読むのをためらうかも……な感じ。
 でもやっぱりおもしろそうだから次も読む。
posted by 未衣名 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年11月23日

☆『秋葉少年』(※オタク)


☆『秋葉少年』(※不思議世界、秋葉原、アキバ、メイド、オタク狩り、彼女、ボーイミーツガール、ネット、写真)
著者名:瓦屋根(著)
将吉(原著)
出版社:講談社
マガジンZ
★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784063493979

“奇妙なことが起こり始めたのは
 あのパスポートを受け取ってから”


秋葉少年』のコミック版。
 基本はやはり原作の方が楽しいけど、
 でもこれはこれで楽しかった。

 あらすじは原作↑のリンク先参照。
 ってことで省略。

 秋葉原やおたく文化を理解している人のみにお薦め。
 一般は受け付けないであろうと思います。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 不思議世界

2008年11月18日

☆『冷たい校舎の時は止まる』(※不思議世界)


☆『冷たい校舎の時は止まる 1〜2(続刊)』(※謎解き、ミステリ、時計、雪、校舎、高校生、自殺、過去、文化祭、クラスメート、同級生、先生、思い出)
著者名:新川直司(画)
辻村深月(著)
出版社:講談社
月刊マガジン
★★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784063755985

“この中の誰かが
 自殺した人間かもしれない”


冷たい校舎の時は止まる』のコミック版。
 1、2巻同時発売。絵柄が素敵。
 メフィスト賞作品だけにやはりおもしろい。
 ってか、辻村作品に外れなし。
 マンガでも十分面白いよ。

 雪の日。
 学校に登校してみれば誰も校舎にはいない。
 いるのは、普通にに登校してきたたった8人の生徒たち。
 しかもどんな手段を使っても校舎から出られず閉じ込められます。

 そして彼等はやがて一つの仮定に結びつく。
 2か月前に起きたクラスメートの自殺。
 その自殺者が奇怪な事件を起こしているのではないか。
 そして、その自殺者がこの8人の中にいるのではないか、と。

 自殺者の記憶が失われた中、
 仲間の一人が行方不明に……。

 自殺者は誰という話。


 ミステリでありながら青春モノでもあります。
 好きな人のこととか勉強のこととか、
 わかるわかるがいっぱい。
 切ないなー。
 
 
 投げ込みチラシ「大好き辻村深月」つき。
 これと本書がきっかけでより多くの人に辻村作品を読んでもらえたらなと思います。
posted by 未衣名 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年11月12日

★『スイッチを押すとき』(※架空社会)


☆『スイッチを押すとき』(※自殺、実験、スイッチ、政府、子ども、監視員、研究所、閉鎖空間、精神、過去、家族、命、生きる理由、願い、脱走、手紙)
著者名:山田悠介
出版社:角川書店
角川文庫
舞台化
ドラマ化
文芸社(05/8)
★★★★
出版年:2008.10
ISBN :9784043792061

“ここは特別な施設だ。
 国の連中も注目している”


 ちょっと考えさせられた小説。
 
 自殺抑制プログラムの実験台として選ばれた子どもたち。
 彼らに与えられたのは、自殺するためのスイッチただ一つ。
 何もない空間で極限状態の精神状態にさせられ、
 いつ死ぬかを監視されている。
 最初に15人いた子どもは2年で4人に……。


 主人公はその残った4人を見張る監視員の南。
 子どもらはもう7年もスイッチを押さない異例の人間。
 なぜスイッチを押さないのか。
 彼らが生きたいと思う理由とは――。


イキガミ』同様に何を考えているんだ、国は。という政策でのもと。
 スイッチを押さない限り死なないとはいえ、
 無作為に子どもの命が……というのに関しては五十歩百歩だと思うんですよね。
 イキガミもこれも。
 ありえない。
 でも、ありえないからこそ面白いといいますか。


 ラストには衝撃の事実が。
 薄々わかる方もいるかと思いますし
 ちょっと考えればけっこう使われる手法だったりしますが、
 でもやはり衝撃がありました。


 スイッチを押すときなどんな時なのか。
 それは死にたいと思った時、
 もしくは死んでもいいと思った時。
 わたしはあるよ、死んでもいいと思った時。
 おいしいもの食べた時とか、旅行でいいものできたときとか。
 
 どうせ死ぬんだったらそういう方がいいじゃないですか。
 
posted by 未衣名 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年11月04日

☆「リミット」(※もう一つの日本)


☆「リミット」(※不思議世界、法律、18歳、命の価値、クラスメート、タイムリミット、犯罪)
著者名:間瀬元朗
出版社:小学館
ヤングサンデー
『キョウイチ』
収録作品
★★★
出版年:2008.10
ISBN :9784091822833

“この国では、毎年一度無作為に選ばれた
 18歳になる数名の若者が殺されることになっている――”


イキガミ』の原点となっている作品。

 法律で定まっていることとか命の価値を高めるためにだとか、そういったことは同じ。
 年齢が18に限られていることが大きな違いかな。
 あと、逝き紙という言葉がないのも同じく、か。

 死の予告証が届いた同級生の少年二人が、
 残りの一日をどう過ごすかというもの。
 本能で動いてるあたりが好きじゃないんですが、
 まあ基本はこれですよねー。

 気になったのはその後。
 結末が描かれていないのが不満。
posted by 未衣名 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年10月25日

☆『チョコレート・アンダーグラウンド』(※チョコ禁止令)


☆『チョコレート・アンダーグラウンド』(※不思議世界、チョコレート、地下室、カカオ、密造、夢、秘密、法律、正義、密告、仲間、友だち、違法、捜査官、探知、自由)
著者名:山川あいじ(画)
アレックス・シアラー(原著)
出版社:集英社
別冊マーガレット
劇場アニメ化
★★★★
出版年:2008.10
ISBN :9784088463490

“チョコレートがなくなるなんて
 そんなおかしな
 決まり事を守れって?”


 アレックス・シアラーの人気作がついにコミック化。
 ならないかなーって思っていたんだよ。
 日本で、しかも少女マンガ誌でっていうのが意外でした。
 すごいな、集英社っ。

 健康のためだといってチョコレート禁止令が出された世界。
 チョコを食べることはもちろん、所持することも禁止。
 そんなのありえない!
 そう思った少年二人が、地下でチョコレートを密造します。
 自由とチョコレートを勝ち取る話。
 
 法律に逆らうのはいけないことだけど、
 すんごく生き生きしてます。
 間違ってるって思ったら戦わないとね。
 チョコレートが禁止されたらわたしだって嫌だ!!


*******
>チョコレートがもっと好きになる作品
◎「チャーリーとチョコレート工場」映画
 映画です、あの映画です。
☆『チョコっとちょこちゃん 全3巻』うえだ未知 小学館
 昔のコミックです。
 チョコを食べると変身する女の子。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年10月18日

☆『女王様のタマゴ』(※不思議世界)


☆『女王様のタマゴ』(※留学、姫、王族、学校、王女、民、国民、お供、使用人、恋、片想い)
著者名:小村あゆみ
出版社:集英社
マーガレット
★★★☆
出版年:2008.09
ISBN :9784088463322

“一年を無事にすごし戻って来たらドレスを受け継ぎお前は女王として即位する。
 だが王族ということがバレたらその時点で留学は中止だ


 素晴らしきSMの世界!

 ほかに例を見ない作品。
 新、鮮。

 国民は全員M。
 王族は全員Sという国の姫が
 SとMの両方交る国(いわゆる現代日本。普通の国)に留学。
 自分の国の存続をかけ結婚相手を探しに行きます。

 姫のカルチャーショックぶりが笑えます。
 ってか、そんな国あるのって感じ、最初から。
 それを思うと、SとかMとかってこだわる必要あんのかって逆にそれを考えさせられる。
 なすがままにの自然体が一番。
posted by 未衣名 at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年09月29日

◎「(映画)イキガミ」(※生と死)


◎「(映画)イキガミ」(※死亡予告証、24時間、公務員、配達員、エリート、注射、法律、ミュージシャン、デビュー、スカウト、生放送、ひきこもり、犯罪者、選挙、演説、議員、兄妹、交通事故、盲目、手術、桜、絆)
監督:瀧本智行
原作;間瀬元朗
脚本:八津弘幸/佐々木章光/瀧本智行
出版社:小学館
★★★★☆
上映:133分
公開:08/9/27

“生きるとはなんだろか?
 正しさとはなんだろうか?
 優しさとはなんだろうか?
 愛するとはなんだろうか?”


 話題のコミック『イキガミ』の映画です。
 あらすじはコミックの感想部分に書いてあるので基本部分は省略。
 リンク先参照です。

 映画は、逝紙が届いてしまったミュージシャンの男と、ひきこもりの男と、妹と幸せに暮らすことを夢見る男の3人の最期の24時間が描かれてます。

 最後はみんな死ぬので当然のことながら悲しい結末が待ってます。
 どんなに願っても生きる術がなく、
 国家のための死とされるとこがもうなんともいえません。

 誰がこんな法律作ったんでしょうね。
 よく可決したなと思います。
 
 泣けるわ。
 ってか、泣いてきた。
 死がテーマだから泣くのは当たり前だろって感じですが、
 特にミュージシャンの最初の話が最っ高だった。
 コマツナの曲がすべてを物語ってるよね。
 
 これを語ると永遠にいつまでも語れてしまうので、
 ここはあえて省略。

 いろんな問いかけがあり、
 いろいろと考えられる映画。
 生き方について改めて考えさせられる。

 ただ、いろいろと気になる部分あるんだよね。
 2話目の母親の過去。
 中途半端はやめてほしいです。

 次は3話目のラスト。
 妹が助かってお兄ちゃんありがとうなのに、
 あのマンションは黒いお金で手に入れた物件なわけで、
 それってハッピーエンドなのかな、と。

 あと本当のラストですね。
 劇団ひとりの役のあれ。
 ものすごく印象的であった。
 てっきり死刑かと思ったよ。
 原作はそんな感じじゃないですか。
 でもそういう方法できましたかっ。
 どんな洗脳教育があったんだろうと思うとある意味ホラー。
 生きた屍じゃないですかっ。
 

 それと最後にどうでもいい迷? 脇役キャラについて。
 お笑いの髭男爵(笑)
posted by 未衣名 at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年08月23日

★『スカイ・クロラ』(※戦争)


★『スカイ・クロラ』(※不思議世界、パイロット、配属、記憶、上司、仲間、生と死、娘、平和、敵、銃、煙草)
著者名:森博嗣(著)
出版社:中央公論新社
中公文庫
単行本(01/6)
ノベルス(02/10)
★★★★
出版年:2004.10
ISBN :9784122044289

“子供のままで死んでいくことは、
 大人になってから老いて死ぬことと、
 どこがどう違うのだろう?”


 大人にならないキルドレと呼ばれる子どもたち。
 戦争がショーとして行われる世界。
 戦闘機に乗るパイロット達の生き様を描く。

 映画「スカイ・クロラ」の原作。

 カンナミの心情とかが深く描かれていておもしろかった。
 
 ラストですが、映画と違いましたね。
 続きが読みたくなってきた。

 映画ではあまり語られなかった草薙氏をもっと見てみたい。

 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年08月17日

☆『世界制服』(※不思議世界)


☆『世界制服 1〜(続刊)』(※超能力、バーチャル、年齢、少年、フィギュア、終末。人類滅亡)
著者名:榎本ナリコ
出版社:小学館
サンデーGX
★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784091571458

“今……世界にはあなたとあたしだけです。
 世界滅ぼしました!”


 短編集。

 キーワードは制服少女。
 SF好きにオススメです。
 どっかに似たような作品がない感の新しいもの。
 

 個人的に好きだったのがアンチエイジングの話。
 けっこうありえそうな感じがおもしろく、
 学校がそうなっちゃったらおもしろいよなあと想像が膨らんだ。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 不思議世界

2008年08月05日

◎「スカイ・クロラ」(※不思議世界)


◎「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」(※戦争、任務、戦闘機、仲間、上司、司令官、生と死、パイロット、平和、会社、拳銃、整備士、敵、噂、娘、前任者、秘密、運命、癖、遺伝子)
原作:森博嗣
監督:押井守
脚本:伊藤ちひろ
プロダクション
I.G
上映:121分
★★★★
公開:08/8/2

“殺してくれる?
 さもないと、私たち、永遠にこのままだよ


 よかった!!

 少々わかりにくかったところが押井さんらしい。
 そして次々に投げかけられる質問とその受け答えについては森さんらしくて良いわ。
 ってか、どちらかというと映像で見るより小説で読んだほうが作品が伝わりやすいかなというのが印象。
 原作、あとで読まねば。


 あらすじ。
 大人にならない子ども<キルドレ>と呼ばれる子どもたち。
 戦死しない限り永遠に生き続ける。
 その一人函南優一は、新しい基地に赴任し、司令官の草薙水素と出会う。

 物語の進行が意味不明で一体何をするのが目的なんだろうと謎ばかりだった。

 しかし、優一には前の記憶がないとか、タバコを吸う上司だけ信じられるとか、
 癖のこととか、前任者についてとか、敵であるティーチャーとか、そういう謎が徐々にわかっていくにつれ、
 物語というものが理解できた。

 見終わって初めて楽しめるっていうか、
 終わったあとにじわじわと余韻がでてくるよね、これ。
 終わったあとに「そういうことか」と理解して、「じゃああそこはそういう伏線だったんだ」とかそういう具合に意図がほどけていく感じです。

 そうやって物語りは続いていくんですねー。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 不思議世界

2008年07月02日

☆『ism/i』(※不思議世界)


☆『ism/i イズミ 1〜(続刊)』(※奇跡鑑定、永遠、神学校、学生、見習い、旅、パートナー、秘密、研修、図書館、禁書、神父、聖都、夷獣、大司教、聖母、像、異端、神、奇跡鑑定団、生き残り、存在)
著者名:夏十耳
空十雲
出版社:講談社
マガジンZ
★★★☆
出版年:2008.06
ISBN :9784063493665

“その時を境に僕の休日は終わりを告げた。
 平穏という意味でも退屈という意味でも”


 異世界譚とか奇跡鑑定とか。
 絵柄に相応しい(似合う)ストーリーだった。
 
 感じとしては『王ドロボウJING』になるのかなあ。
 かするかかすらないほどですが。

 ふつーの神学生のオギト。
 彼はなぜか実地研修の一環として奇跡鑑定の研修を命じられる。
 同行するのは見習い神父のイズミ。
 彼は生ける聖像だという奇跡のカタマリらしい。

 奇跡鑑定とは、起こっている不思議な現象が奇跡なのかそうでないのか真偽を調べるもの。
 最初の依頼はしゃべるという噂の立つ「眠れる聖母」という聖像。
 本当にしゃべるかどうかを調べます。

 物語が進むにつれ、フツーだと思っていたオギトがなんらかの秘密を持っているという伏線が散らばりまくりで、彼の正体が気になるところ。
 何者なんだと。 

 街で変わり始めていること、
 裏でうごめく謎の組織?

 なんか気になることがいっぱいでした。
 次も買う。


>mokoさん
 とりあえず、読んで損はないかと思います。
 あ、でもちょっと読みにくいかも……。
posted by 未衣名 at 23:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年05月26日

☆「アジサイ」(※二重人格)


☆「アジサイ」(※結婚生活、プロポーズ、同居、想い、夫婦、マイホーム)
08-05-27_10-09.jpg2008.05.24 発売
アフタヌーン08/7号付録
出版社:講談社
四季賞受賞
★★★☆                 
雑誌コード:13871-07

“本当にいいの?
 さっきも言ったけど……
 僕は二重人格なんだよ?”


 講談社の月刊誌「アフタヌーン」の最新号の付録四季賞ポータブル収録のマンガより。

 今回も良作づくしだったんですけど、
 新鮮だったなあというのが四季賞受賞の「アジサイ」。

 平原トオルと平原カオルという二つの人格を持つ男。
 トオルはキョウコという女に。
 カオルはサキエという女にプロポーズ。
 3人の人間の間に2組の夫婦が成立。
 妻たちは彼の事情を受け入れ同居することに。

 この奇妙な生活が新しかった。

 二重人格ってことは、性格は違えど人は一緒なんですよ。
 だから嫉妬とか浮気とかの境界線ってどうなるのかなーとか不思議じゃないですか。
 いつしか不満が募ってどうにかなるでしょ。
 独占欲に耐えられなくなるでしょ。 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年05月18日

★『稲垣足穂』(※不思議世界)


★『稲垣足穂』
著者名:稲垣足穂
出版社:筑摩書房
ちくま文庫
ちくま日本文学16
★★★★
出版年:2008.05
ISBN :9784480425164

“水曜日の夜をおぼえているか”


 1900年〜1977年の作家さんの作品集。
 たぶん改訂版みたいなもの。
 
一千一秒物語』で有名な稲垣足穂氏の作品で、表題作を初めいろんなものが載ってます。
 もちろん古い書き手なので当たり前に古さを感じますが、
 物語の内容に関しては新鮮で、
 ありえないことがたくさん起こっていて楽しいです。

 星とか月とかチョコレートとか、
 わたしの好きなものが集まってます。

>収録作品
 一千一秒物語、鶏泥棒、チョコレット
 星を売る店、放熱器、フェヴァリット
 死の館にて、横寺日記、雪ヶ谷日記
 山ン本五郎左衛門只今退散仕る
 空の美と芸術に就いて
 われらの神仙主義、似而非物語
 タッチとダッシュ、異物と滑翔
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年05月17日

☆『スタンドバイミー』(※戦争)


☆『スタンドバイミー 1〜(続刊)』(※戦時下、自衛隊、入隊、兵員不足、志願兵、問題児、高校生、同居、好きな人、幼馴染み、恋、仲間、家族、訓練、戦死)
著者名:大羽隆廣
出版社:講談社
マガジン
★★★★
出版年:2008.05
ISBN :9784063639933

“……だが仕方がなかったんだ。
 誰かが行くしかなかったんだ”


 戦争が日常になった未来の日本が舞台。
 弾道ミサイルが飛んできたことで九州のほうで戦争が始まった。
 主人公・友也の学校付近はほとんど影響がなく、
 ただ新聞やメディアで状況を知る程度だった。

 が、兵士不足で各学校最低一人は志願書を提出ということで問題児の友也が選出されようとしていた。
 それを止めたのは幼馴染みで同居人で片想いしている同級生・ユキ。
 友也には内緒で自ら志願書を提出し、
 自衛隊になることを決意。
 自分の身代わりで行ったと知った友也は――。

 っていう物語で、超胸キュンものの青春ラブストーリーになってます。
 初単行本とは思えないほど構成がうまい。
 ユキの想いと友也の想いがみごとに描かれていて、
 この不条理さがいやでいやでしかたなかった。

 早く幸せになれることを祈ります。

******
>現代に描かれる戦争。
★『となり町戦争

 実態の見えない戦争が描かれている。
★「ハニィ、空が灼けているよ。
 付き合ってる彼に赤紙が届くというもの。
☆『最終兵器彼女』高橋しん 小学館 ビックコミックスピリッツ
 国籍不明の軍隊と戦争することになった日本。
 ここにも悲しい青春ラブストーリーがある。
posted by 未衣名 at 10:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年05月10日

☆『変身ものがたり』(※不思議世界)


☆『変身ものがたり』(※人魚、狼少年、舌、アップルパイ、毛、あざ、言葉、文字、本、家族)
著者名:渡辺ペコ
出版社:秋田書店
エレガンスイブ
★★★☆
出版年:2008.04
ISBN :9784253157360

“あなたに会いにきました。
 名前はりんっていいます。
 きのうまで人魚だったけど”


 変身をテーマにした8つの短編が収録されています。

 あの人魚姫から何年後か……。
 平成の人魚の話に、
 狼に変身できるようになった少年の話、
 文字を食べる男の話……。
 ジャンルいろいろに混ざってます。

 奇奇怪怪。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年04月04日

☆『地球の生活』


☆『地球の生活』(※短編集、不思議世界、日常生活、火星人、恋人、好きな人、貧乏、喫茶店、家族、カメラ、本、夢)
著者名:山川直人
出版社:エンターブレイン
ビームコミック
★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784757739765

“そう、つまり私ははじめらから
 言葉なんか信じちゃいない”



コーヒーもう一杯』作者の短編集。
 同じ短編集である『口笛小曲集』と同じような感じで、さまざまなジャンルが入っています。

 ピュアなところが魅力です。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年03月16日

◎「さかなのうた」(※不思議世界)

◎「さかなのうた」(※少年、契約、歌、神、森、いにしえ)

i_anime_sakana.jpg 

制作・歌:犬尾
ニコニコ動画、zoome
★★★★
発表:2008/2

“空にある 森にすむ 魚の声 知ってる?”

 3/16(日)のNHK「つながるテレビ@ヒューマン」にて紹介された自主制作の音楽アニメーション。
 放送見てしびれたので紹介。
「みんなのうた」みたいな感じのものです。
 こんなのはいしづかあつこさんの「月のワルツ」以来です。

 空に憧れた少年が神様と契約し空を泳ぐ魚になったんだけど、
 人間に戻る方法がわからず彷徨い続けるという歌らしいです。

 これが大学の卒業制作かつ、処女作品とはおそれいります。
 信じられないほどの完成度。
 魚の歯車が美しすぎます。

 幻想的だった!

******
個人・少人数制作アニメーション現代記
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年03月10日

●『リセット・ワールド』(※生き残り)


●『リセット・ワールド』(※未知のウイルス、子ども、大人、死、協和国、東京、長野、松本、伊那、施設、大統領、入国、旅、ボーイミーツガール、大崩壊、世界、食料、自衛隊、政府、燃料、仲間、信頼、コミュニティ、偵察、情報収集)
著者名:鷹見一幸
出版社:メディアワークス
電撃文庫
★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784840241892

“――五年前……大人たちは死んだ。”

 五年前世界を襲った原因不明の疫病により、
 世の中から大人は消え子どもだけが生き残った。

 これはそんな世界での話。
 主人公は長野にある施設ファウンデーションから東京へやってきた園山慎吾。
 とある任務で上京している。
 彼は立川にできた西東京協和国に入国。
 そこで矢上と名乗る女に出会い、ここは見せかけの国家だといわれる。
  
 世界から大人が消えたらどうなるのかとか、そんな感じだったり、
 死に瀕するとどういうことが起こったりするのかっていう
 シュミレーションめいているとも思う。
 自分が生きるために犠牲になる命があったり、
 暴動に絶えないところは人間だなあと思う。

 ここで鍵を握っているのはファウンデーションという長野にある施設。
 ここには大人が生きているらしい。

 エヴァでもあったけど、松本っていうのは機能性に優れた都市なんですかね?
 国宝しかイメージなくてよくわからないです。
 どうでもいい話、長野県民は県歌を歌えるってヤツに噴きました。
 自分は長野に縁のある人なんですが、
 よくわからないうちに信濃の国歌えるようになりました。
 メロディーと歌詞を忘れさせないところが信濃の国のすばらしさだと思います。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

2008年02月27日

★『赤×ピンク』(※非合法ガールファイト)


★『赤×ピンク』(※廃校、六本木、小学校、夜、アルバイト、社長、客、10代、若者、格闘、戦い、都会、成長物語、恋、男、過去、虐待、空手、SM、女王様、フリーター、結婚、ショー)
著者名:桜庭一樹
出版社:角川書店
角川文庫
ファミ通文庫(03/2)
★★★★
出版年:2008.02
ISBN :9784044281021

“わたしは生命力が弱い。
 生きることそのものに偏差値をつけたら
 42ぐらいなんじゃないかと思うんだ”


 直木賞作家になった桜庭さんのラノベ。
 を一般向けに出版されたもの。
 ファミ通文庫として出された当時は、自分の中では『最終兵器彼女』ブームが起きていたのでこの本の存在は知っていたけれど、桜庭さんにはまだ興味なくて読んでいなかった。
 ただなんとなくタイトルで敬遠してた。

 改定されたものをこの期に読んで見ると、
 見逃さなくて良かったなと思った。
 さすが桜庭さん。おもしろかったです。

 若い女の子の心の闇というか悩みっていうか、そんな繊細のものを扱いつつ、
 ガールズブラッドだかっていう、夜の廃校で行われている非合法バトルを描いているの。
 普通の女の子なら無縁の世界だからこそ、
 彼女らはどんな人生を歩んでこの世界に辿り着いたのかとか、
 そういうのって気になる。
 物語に惹きつけられてしまう。

 21歳でありながら14歳キャラとしてショーをこなすまゆ。
 SMの女王様ミーコ、
 空手少女皐月。

 一部表記に誤りがあったりはしますが、
 戦う3人の女の子の連作短編。

 こういうのは、いつか辞めないといけないと思う。
 いけないことだと思うのね。
 でも、こういう場所も必要なんだと思う。
 成長する場として、必要なんだと思う。

 好きだなあ、こういうの。
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2008年02月05日

☆『ぼくらの』(※戦い)


☆『ぼくらの 1〜8(続刊)』(※不思議世界、平行世界、近未来、巨大ロボット、椅子、戦闘、契約、クラスメート、同級生、友だち、友情、家族、死、犠牲、兄弟、両親、日本政府、対価)
著者名:鬼頭莫宏
出版社:小学館
IKKI
アニメ化
小説化
★★★★☆
出版年:2004.06〜
ISBN :9784091885029

“人は愚かしい。
 いつも大切なことに気がつくのが遅い。”


 先月の下旬に最新刊8巻が発売されたコミック。
 エヴァみたいなイメージがあったのでしばらく放置していたけど、
 読んでみるとかなり興味深いものがあります。
 一番は、命の勉強ですね。

 自然学校で海の近くに来ていた中学生の少年少女たちが。
 とある洞窟の中でココペリという男と出会う。
 男は自分が作ったゲームをしないかといい、
 彼らは契約してしまう。

 それは巨大ロボットにより、
 地球に攻めてくる15体の敵を殺せというもの。

 ただのゲームではなく、本物で、しかもそれは大変な対価を必要としていたという、
 かなり重いテーマのコミック。
 しかも敵は敵でこれまた哀しいものが……。

 いろいろとメディアミックスされているのはこのためでしょう。
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2008年01月23日

★『富士山大噴火』(※災害)


★『富士山大噴火』(※災害、噴火、関東大震災、大地震、天文台、星、予知、動物、鯉、研究所、統計、データ、被害、富士山、被害、婚約)
著者名:鯨統一郎
出版社:講談社
講談社文庫
単行本(04/3)
★★★☆
出版年:2007.08
ISBN :9784062756723

“変なこと訊くようですけど、
 最近、動物たちに異変は起きてませんか?”


 鯨さんの災害小説です。
 富士山が噴火したらどうなるかが描かれてます。

 物語の始まりは、前兆から。
 おとなしいはずの動物が凶暴になったりそわそわしたり、
 鯉が飛び跳ねたりアザラシが川にやってきたり。
 そして富士山の噴火予知。

 なんていうか、噴火にしても地震にしてもいつ起こるかわからないし、
 どうにでもできないってのがなあ。
 富士山は日本の誇り。
 だけど……。

******
>災害小説
★『平成関東大震災
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2008年01月22日

◎「(映画)ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(※謎の男)


◎「(映画)ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(※ボーイミーツガール、高校生、恋、孤独、独り、仲間、友だち、青春、親友、死、両親、大切なもの、音楽、創作活動、武器、万引き)
原作:滝本竜彦
監督:北村拓司
脚本:小林弘利
制作:日活、デジタルフロンティア
第4回日本映画エンジェル大賞佳作入賞
★★★☆
公開:08/1/19

“誰でも一度は死にたがる…なんとなく。”

 第5回角川学園小説大賞〈特別賞〉受賞作『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を映画にしたもの。
 ほかにNHKラジオドラマ化、文庫化、コミック化もしている期待作。

 のわりには、映画はなんというかイメージがダウンしたな……と残念。
 根本的にいうとエリちゃんの配役がイメージと違うってとこなんですけど、
 最初の自主制作っぽいオープニングやら、煙草を堂々と吸う高校生やら、
 万引き食い逃げも堂々としたり、生徒の前で煙草吸う教師って嫌なんですよね。

 それになんで飲酒運転をあれだけ批判できるくせに、
 未成年の煙草は良しとするのか、そこが不明。
 ポイ捨てだって2回もやってんだよ?? 理解できない。


 ストーリーは、ボーイミーツガール。
 親友をなくした主人公山本。
 ある日チェーンソー男と戦う女の子・雪崎絵理と出会い、
 ダラダラと過ごしている毎日から、
 何か変わるかもしれない可能性を求めていく。

 死んだ親友が作った曲が挿入歌として流れたトコから一気に映画がよくなった。
 初めはバカみたいな曲だったんですけど、それが真剣身を増していくというか、
 共感できる曲に変わっていくのです。

 変わりたい自分、守ってやりたい気持ち、どうしようもない感情……。
 ここらは青春映画としていいものがあるよね。
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2008年01月17日

★『シュレディンガーのチョコパフェ』(※SF)


★『シュレディンガーのチョコパフェ』(※不思議世界、科学、オタク、フィギュア、パフェ、世界、アキバ、過去、未来、タイムパラドックス、タイムスリップ、タイムカプセル、異星人、実験、技術者、音速、ニューロドロイド、改造、宇宙船、牢獄、彫刻、小説、欠落因子、謎)
著者名:山本弘
出版社:早川書房
ハヤカワ文庫
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784150309145

“何故だ!?
 何でこんなにうまくいってる世界を壊さなくちゃいけないんだ!”


 なかなかなSF短編集。
 SFってこういうことをいうのかーと改めて思い直した作品。
 幾つか気になったものだけ感想書きます。

>「シュレディンガーのチョコパフェ」
 パフェオタクの女の子とアキバ系の男の子カップル。
 初めはパフェオタクぶりとアキバ系のオタ話なんだけど、
 それが世界を破滅させようと企む友だちと絡み、
 やがて静かに壊れていく。
 好きなもの、熱中できるものがあるってすばらしいと思った作品。

>「奥歯のスイッチを入れろ」
 主人公が音速で移動できるように改造させられるというか、
 テストパイロットになるというか、そういう実験と敵と戦う話。
 すごい技術だと思う。

>「まだ見ぬ冬の悲しみも」
 俺が2人いる話。
 世界初のタイムトラベラー。
 過去の自分と現在の自分が同じ場所にいる話。
 おもしろい理論だった。

>「七パーセントのテンムー」
 これも考えさせられる。
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2007年12月21日

☆『探偵綺譚』(※不思議世界)


☆『探偵綺譚〜石黒正数短編集』(※ミステリ、謎解き、失踪、親友、卓球、神社、真相、青春、友だち、恋、ロボット、鍵、カラクリ、ビール、不登校、学校、戦隊、スロット)
著者名:石黒正数
出版社:徳間書店
フラッパーほか
★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784199500664

“生きてるよね?
 何か理由があって出て来れないんだよね?”


それでも町は廻ってる』の作者の短編集。
PRESENT FOR ME』に続いての2作目です。

 全体的におもしろいんだけど、
 どうもオチがイマイチでクオリティが欠けるなあと思ってしまう。
「それでも町は〜」の作者さんなので期待しているとこは多いんですけどね……。
  
 ってことで、気になるものだけいくつか紹介。

>「探偵綺譚」
 表題作。これが一番ストーリーとして成り立ってます。
 親友が行方不明になって歩鳥が探す話。
 奇妙な噂もたっていたりでこれ絡みが素敵。
 双葉もいいキャラしてる。
 あとは、オチがナイス。
 
>「スイッチ」
 主人公は、体に爆弾を埋め込まれた実験体の男性。
 爆発する恐れがあるため友だちができないらしい。
 そんな彼は、転校先で仲良くなった男子・江草に爆弾の起爆装置を渡す。
 不良に目をつけられている江草は、
 その不良と主人公が2人で校庭の真ん中にいるのを目にする。
 これは嫌な奴を爆死させるのに絶好のチャンスではないか。
 心の葛藤が始まる。

 これもオチが素敵。

>「14歳 性の相談室」
 これはきれいなあるある。

>「カラクリ」
 これは途中までは拍手モノ。
 命の話だったり財産の話だったりする。
 変人じいさんとかわいい孫という設定にわたしは弱い。

>「修学旅行」
 アハっ。
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2007年12月19日

☆『終末のフール』(※終末)


☆『終末のフール』(※世界の終わり、小惑星、余命、仙台、生と死、家族、仲間、殺し)
著者名:伊坂幸太郎(原著)
塩塚誠(画)
出版社:集英社
ヤングジャンプ
★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784088773674

“生きろ……。
 あと3年……生き延びてみろ。
 死へ逃げるな…どんな奴よりも長く生きて
 罪と共に……死ね”


終末のフール』のコミック版。
 あと3年で地球は滅びる。
 小惑星との衝突によって。
 それは回避できないこと。

 そんな世界で生きる人たちの日常が描かれています。
 小説との違いは、第三者の眼が描かれていること。
 表紙の鳥のような少年と使い魔っぽい鳥が登場してくるんだよね。
 たぶん彼らは人類が滅びても生き残るんじゃないかという感じ。
 人間観察してます。

 まあまあ。
 わたしには世界が滅ぶ姿が想像できません。
 普通に日常を送るよ。
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2007年11月11日

◎「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」(※人類の危機)


◎「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(※侵略者、謎の生命体、日本、人類補完計画、アンドロイド、人型兵器、国家、国連、秘密組織、地下、学校、子ども、父親、仲間、確執、作戦、命令)
監督:庵野秀明
配給 : クロックワークス、カラー
★★★★
公開:2007/9/1

“僕は何のために……”

 エヴァンゲリオンの新しい劇場版の感想です。
 わたしの住むところでは今頃の公開なんで、今さら感想書いてます。
 田舎ってこういうとこ不利だと思う。

 わたしは漫画の知識しかないんでアニメとの違いは知りませんが、けっこう同じとこ多いみたいですねー。
 
 舞台は、人類の存在が危うくなった世界。
 謎の生命体・使徒によるセカンドインパクトで人類の半数が亡くなってしまったみたい。
 13体いるというその使徒を倒すための人型兵器がエヴァンゲリオンで、
 そこに乗って操縦するのが主人公の碇シンジ。

 彼は化け物と戦うことを恐れている。
 倒せるわけないし、死にも繋がるしね。
 でも、自分以外に乗れる者といったら怪我をした女の子綾波レイだけだし、彼女を見殺しになんてできない。
 それに、自分が乗らないと人類に未来はない。
 乗ることを拒めるわけないのに、周りは決めるのは自分自身だという。
 
 心が痛くなる映画でした。
 突き放されたとしても、逃げられないじゃないですか。
 どんどんシンジくんは狂っていくのですね。

 恐ろしかった。
 あんな化け物がいたら即全滅でしょうと思う。
 それなのに、あきらめない人間がいるのはすごいことだ。

 戦いシーンが終わると始まる普通の日常風景を見てると、ありえない世界。
 こんなに危ない世界があるのに学校生活は普通にあるし、笑顔もあるし、それが不思議でたまらなかった。
 むしろさっさと引っ越すだろって。 

 カヲルの意味深な登場で序は終了。
 次はアスカ登場みたいですね。
 彼女もいろんなもの背負ってますからねえ。
 次回も期待。
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2007年10月23日

☆『アルト』(※飛行機発明)


☆『アルト 1〜(続刊)』(※不思議世界、力、発明、過去、女装、夢、神、名家、領主、お嬢様、学校、屋敷、車、夜会、メイド)
著者名:こいおみなと
出版社:講談社
シリウス
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063730920

“人間には人間の身分があります。
 くびきを超えて神様の御許に近づくことは許されません。”


 舞台は鳥がいない世界。
 空を飛ぶものがない世界。
 そんな中で、人が空への憧れを抱いていく世界である。
 主人公・アルトもそのうちの一人。
『ふしぎの海のナディア』のジャンとか、
『魔女の宅急便』のトンボみたいな感じですかねえ。

 昔飛行機を完成間近まで作っていたわけですが、
 自分の許可なく名家メリディオーネ家に売られてしまうのです。
 数年後、彼は女装して、自分の作った飛行機が収められているお嬢様学校へ転入。
 自分が男だというのが一部ばれてしまうが、良き理解者のマリアはそれを黙っていてくれる。

 のちにメリディオーネ家のお嬢様・アンジェラに使えることになったアルトは、再び飛行機を飛ばそうとする。

 わりと奥深い。
 鳥がいない世界ってのが一番聞いているんじゃないかと思います。
 さらに、<セル>っていう動力源や<くびき>っていうストッパーみたいなもんもあるし。
 アンジェラの負けず嫌いな性格も素敵です(笑)。

 しかし、これ2巻からどうやって続いていくんだろうと思う。
 展開早くありませんか??
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 不思議世界