2008年08月24日

☆『ドライブ・ア・ライブ』(※現実→ゲーム世界)


☆『ドライブ・ア・ライブ 1〜(続刊)』(※行方不明、ゲーム機、テレビゲーム、事故、義足、過去、兄弟、仲間、敵)
著者名:中井邦彦
出版社:小学館
ヤングサンデー
★★★☆
出版年:2008.08
ISBN :9784091513700

“ここはゲームの世界。
 ライバルに勝ってポイントを稼がなきゃ
 生き残れない世界。”


 行方不明になった弟・隆広を探しているうちに辿り着いたゲームの世界。
 そこは走らなければ生きていけない世界。
 もう一つの東京を舞台に、公道での高速レースが始まる。
 という、車バトル。

 生きることとか、
 絶望からの這い上がりとか、
 自分の居場所や若者の不安とか仲間とか、いろいろ。

 まだまだわからないことだらけだけど
 ちょっと期待できそうな感じ。
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2008年05月24日

☆『A君(17)の戦争』(※現代→異世界)


☆『A君(17)の戦争 1〜(続刊)』(※高校生、事故、謎の美少女、別世界、戦争、天抜、オタク、魔族、魔王、仲間、陛下)
著者名:豪屋大介(原著)
松本規之(画)
出版社:富士見書房
ドラゴンエイジ
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784047125506

“今生きている世界でのあなたは……
 いてもいなくてもいい――
 A君でしかないから……”


 富士見ファンタジア文庫で刊行中の小説のコミック版。
 全然期待していなかったのにおもしろいアイディアが使われていて良かったなーと思った。

 全てにぱっとしない小野寺剛士。
 ある日事故に遭って朧野ほのかという謎の女の子に出会い、
 このまま死ぬか別世界で生きるかの選択を迫られる。

 存在の薄い少年Aが、
 名前を持ち存在が認められ、自分が必要とされる世界を望む。
 後悔してもいい。
 納得できる生き方を求める。

 彼が選んだのは、別世界で生きること。
 連れて行かれたのは魔族と人族が戦っている世界で、
 彼はそこの魔王になれというのだった。


 ビーンズ文庫のマ王系な話かと思ったけど、そうじゃなくて、これはこれで新鮮さがあったんだよね。
 この戦い、どうなるんだろう。
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2008年04月24日

☆『ルート225』(※現代→パラレルワールド)


☆『ルート225』(※姉弟、公園、いじめ、迷子、公衆電話、両親、学校、友だち、死者、後輩、犬、写真、親戚)
著者名:志村貴子

藤野千夜(原著)
出版社:講談社
シリウス
理論社
新潮文庫
映画化
★★★☆
出版年:2008.04
ISBN :9784063731149

“頭いいのかわるいのかわかんないな。
 だってあたしたちいま迷子なんだもん”


ルート225』のコミック版。
 中学生の姉弟がパラレルワールド(並行世界)へと迷い込んでしまう。
 本当の世界とは微妙にずれがあるのだが基本的にはあまり変わらない。
 大きく変わっているのは両親の不在。
 ただし、公衆電話からの電話だけは繋がるというもの。

 電話ではちゃんと両親は存在している。
 でも家はあるのに両親は帰ってきていない。
 夕飯のシチューもちゃんと作ってあるのに、温かいのに両親だけがいない。
 両親からは、どこいってるの! といわれる。
 わけがわかりません。

 ここが本当の世界でないことは確か。
 姉弟はパラレルワールドで味方をつくり考え、なんとか脱出を試みます。

 なんというか、難しい話だなとか、
 いくらでも物語の受け止め方があるというか、
 こういうもやもやがちょっとムカムカします。
 納得して終われなかった……orz

 これって一応ルート225ってことで交わってるわけですよね?
 恐ろしい形で。
 たしか原作は迷いっぱなしの気がしましたが。
 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(1) | 現代→異世界

2007年10月08日

◎「(映画)アーサーとミニモイの不思議な国」(※現代→異国)


◎「アーサーとミニモイの不思議な国」(※少年、10歳、祖父、屋根裏部屋、宝の地図、庭、借金、両親、小人、王国、悪者、月、満月、知恵、水、成人、剣、お世継ぎ問題、寿命、一族、冒険、鍵、王女、恋、ルビー、詐欺師、犯罪、プレゼント)
監督・脚本・原作:
リュック・ベッソン
松本百合子(訳)
★★★★
2006年フランス
公開日:07/9/22

“10番目の満月の夜じゃ”

 久々の映画感想です。
 実写とアニメが融合されたちょっと変わった映画。
 
 10歳の男の子・アーサーが小人の国へ行く話なんだけど、それだけじゃないものがたくさん詰まってます。
 まずは彼の家庭環境。
 お金がなくて家を失いそうなんですよ。
 36時間以内に借金を返済しないと家と庭を取り上げられるという立場。
 逃れるには、祖父が庭に隠したというルビーを見つけ出すしかない。
 祖父は行方不明。家に残った宝の地図を頼りに、彼が出会ったミニモイ族に会いに行く。
 ミニモイは、アーサーの庭の地下に住んでいるらしい。

 これでもかってほどの難題続き。
 ちょっとやそっとじゃミニモイの国へ行けないし、
 行ったら行ったでルビー探し兼悪者退治でさらに難題が降りかかっていく。
 まずはルビーがある場所へ行くんですけど、それまでの道のりがすげー。
 地上(アーサーの家の庭)へいったん出て目的地まで進むんですけど、これがおもしろいんですよ。
 ミクロの世界というか、体長2ミリですからね。ミニモイ族っていうのは。
 アーサーもその大きさになっているのでいろいろと大変なんですよ。
 それを様々な知恵で乗り切っていくのがおもしろかった。
 人間ってすげー。

>見どころ
・タカアンドトシの「欧米かっ!」
 そもそもヨーロッパの映画だろと突っ込みいれちゃいましたよ。
 字幕だと実際なんてしゃべってるんでしょうか。
 吹き替えじゃないのを聞いてみたい。

・王女セレニアの性格&アーサーとの関係
 アーサーが想いを寄せるのがヒロインの女の子。
 超強い。
 ツンツンな性格。
 ラストはツンデレのデレが見れるのかとわくわくしちゃいました。
 デレはなかったけど、でも微妙にツンデレっていえるよなあ。
 かわいかったです。

 ラストもよいですね。
 丁度いい距離じゃないですか。

・知恵
 自分の知識をどう使うか。
 悪にも善にも使える知識。
 正しい使い方。どう使えばいいのか。
 いろいろと思うことがあった。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2007年09月13日

●『愛玩王子』(※現代→異世界)


●『愛玩王子』(※女子高生、魔界、王子、指輪、婚約者、魔王、側近、国、角、古代種、神、血、末裔、呪い、竜、寿命)
著者名:片瀬由良
出版社:小学館
ルルル文庫
第1回小学館ライトノベル大賞ルルル賞受賞
★★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784094520149

“人生で出会うものに偶然はなく、全部必然だと。
 意味や必要があるから出会うんだと。
 つまりはこういう事ではないのか?”


 これぞ少女小説の王道!

 女子高生・比奈が出会ったのは魔界の王子様・ヴィルフリート。
 しかも、思わず彼の指輪を自分にはめちゃった比奈。
 その指輪はいわゆる結婚指輪で、誓いを立てたものにしかはめることを許されていない。
 契約者以外が持つと石に力を奪われ死んでしまうという。
 王子にはフィアンセがいるらしいし、
 比奈は死んだら困るし……、
 互いのためにも、指輪を外すため二人は魔界へ。

 タイトルが「愛玩王子」ってのは、王子の大きさが10センチだから。
 指輪の呪いによりちっこくなっているのですよ。
 抱きしめたくなっちゃいますね。
 この小ささに、異世界の王子様とか婚約話だのってのは、
 やっぱり乙女の永遠の憧れといいますか。
 夢見る少女にはもってこいの内容になってます。

 魔王様も側近もおもしろいし、
 王子のことも、お母さんのこと、呪いのこと、
 いろいろとはっとさせられることが多い。
 ラブももちろんありで、これはぜひ続刊を読みたいものですね。
 いいなあ、こういう関係。
 胸キュンでした。
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2007年06月10日

●『空色のイシュラ』(※現代→異世界)


●『空色のイシュラ 〜やさしい獣と月のない国〜』(※腐れ縁、幼馴染み、石、封印、神殿、女王、狸、蝙蝠、狐、狼、願い、先代、王、人間⇔動物、夜、呪い、死の川、舟守、幽霊、村、過去、選聖主、人質、不死、病気、地底、竜)
著者名:木崎菜菜恵
出版社:集英社
コバルト文庫
★★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784086010306

“ちなみに修は神隠しを信じるかい?
 俺は異世界って面白いと思うんだよね”


 デビュー作。
 久々にコバルトが面白かった。
 これは自信持ってオススメしとく。

 異世界へ行きたいといいだした幼馴染みの結斗。
 主人公の修は、ある事がきっかけで結斗と異世界へと落下。
 たどり着いた国、そこはたびたび異世界から来訪者が訪れるという。
 その人を聖なる王を選ぶ存在と呼ばれていて、修はになってしまう。
 
 元の世界に帰るには神殿の封印を解く事。
 元の世界への扉を開いたとき、同時に王を選べるらしい(伝説によると)。
 選ばれた王は不死を手に入れる。
『十二国記』みたいな?

 神殿までの旅。
 道のりで出会う様々な人々。
 そこで知るこの国のこと。
 女王のこと。

 この国には今の女王が二十年前にかけた呪いってのがずっと続いていて、そこらへんの絡みなんかも面白い。
 人間が動物になる呪い。
 夜だけは人として生きられるってやつ。
 ちょっと前に読んだ『フェアリーテイル』の4巻でも似たような呪いの話があって、いろんな呪いがあるものだとちょっと心が痛かったです。
 選聖主が封印を解いたらこれも自動的に解けるらしい。

 願いの話。

 願いをいえるのは選聖主の修のみ。
 多くの人の話を聞き、生活を見てきて、他人の心も知って、
 もちろん、自分で叶えたいということもある。
 たった一つの願いが叶うというなら、何を望むのか。
 
『ブレイブ・ストーリー』思い出すなあ……。
 テーマはそこまで重くないですがね。

 クライマックスがホントいいです。
 で、最後はじいちゃん。
 じいちゃんの正体がツボです。

 物語が繋がるってのは気持ちがいい。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2007年04月06日

●『魔王サマと勇者の私』(※人間界→異世界)


●『魔王サマと勇者の私』(※魔王、殿下、次期魔王、後継ぎ、勇者、人間、魔族、神、戦争、天地創造、従者、血、元ヤンキー、女子高生、人口、寿命、腕輪、猫、裁判)
著者名:真朝ユヅキ
出版社:集英社
コバルト文庫
ノベル大賞佳作受賞
★★★☆
出版年:2006.11
ISBN :9784086008464

“大混乱してるみたいだけど、これだけは言っとく。
 お前は人間を率いて魔族である俺たちを倒す勇者なんだ、
 けど俺の愛妾になれ”


 元ヤンキーの女子高生・ココが来たところは、魔族と人間が暮らす世界。
 しかも、二族は不毛な戦いをし続けるという。
 勇者だというココが降り立ったことで、また戦争が始まってしまう。

 魔族と手を組んだココは、この世界を作った神へ謁見を求める。
「神を倒そう!」と。

 で、神に会う。

 ここら辺から、この本のテーマってのが見えてきます。
 人を殺すことについて、戦争をすることについて、
 人間の創造について、繁殖について、
 そして、この世界の平和について。

 どういう世界が<平和>なんだろうって話。
 最近石川で地震あったけど、ホントどういう世界がいいんだろうね。

 最初は「今日からマ王」シリーズ系かと思っていたんですけどチガイました。……
 
posted by 未衣名 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年10月14日

☆「化け猫マント帽子の国」(※現代→異世界)


☆「化け猫マント帽子の国」(※図書室、約束、帽子、紅白帽、猫、王、王冠、魔女、悪魔、なぞなぞ、友だち)
著者名:水谷フーカ
出版社:司書房
←『夜盗姫』収録作品
★★★☆
出版年:2006.08
ISBN :4812814707

“いいかい約束だよハル。
 決してその帽子をなくしちゃいけない”


 友だちのトモを取り戻すため猫の案内により別世界へ行った主人公のハル。
 彼はその国の王様に気に入られ、
 王冠をかぶさせられる。
 ところがその王冠は、<王様の帽子>といって被っちゃった人が王様になるというとんでもないもの。
(この国で<王>という地位は嫌われている)。

 イヤなら王冠をはずせばいいのだが、ここは帽子の国。
 帽子を被っていないものは悪魔に食べられてしまうのだ。
 さらに、トモは帽子を持っていないことを知り……。

 短編で説明不足のところは多いけど、結構楽しめる作品でした。
posted by 未衣名 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年10月03日

★『ボトルネック』(※現代→パラレル)


★『ボトルネック』(※パラレルワールド、死者、家族、恋人、金沢、想像力、事故、イチョウ、名前、山)
著者名:米澤穂信
出版社:新潮社
★★★★★
出版年:2006.08
ISBN :4103014717

“あたしは嵯峨野サキ。まあ、よろしく。
 ……どっちかのペテンが剥げるまで”


 超 お も し ろ い 。
 前作『夏期限定トロピカルパフェ事件』と同じくらい。
 この表紙からどう最高の青春小説だと想像できるのでしょうか。
 いくら想像力豊かな人でも無理だと思うのですが。
 山じゃなくてせめてイチョウにした方がよかないですか?
『クライマーズ・ハイ』(単行本の方)かと思ったよ。

 大事な恋人ノゾミを失った主人公のリョウ。
 彼女が転落死した山で弔いの途中、彼はそこから転落。
 気付くと、なぜか公園のベンチで寝ていた。
 とりあえず家に帰ってみると、見知らぬ女がそこに。
 彼女はここが自分の家だと言い張り、
 リョウも自分の家だと言い張る。

 彼が迷い込んだのは、自分が生まることのないパラレルワールド。
 もしも自分が生まれなかったら? の世界。
 そこは死んだはずの姉がいて、死んだはずの恋人がいて、死んだはずのうどん屋のじいさんがいて、死んだはずの兄貴までもがいる世界。

 時間軸というか、うまいなあ、構成の仕方。
 謎解きすごくおもしろかった。

 自分さえいなければ……。
 最初は気付きませんが、
 これに至ったときは結構ショック。
 米澤さんにしてはかなりの絶望描いてます。
 超最悪な悪キャラまでもが登場してるし。
 彼女狂いまくりでしょ。
 同じ人間として信じられん。

 でも、けっして暗くはないんですよね。 
 元気な姉の存在が驚異的だ。
 そりゃ、ノゾミも元気になるわ。

 最後の一文もよかった。
 一瞬姉からメールか届いたかと思ったけど、
 圏外なんだから無理だろ。
 母親じゃん。救いだね。
 ちょっとだけ光が見えたという感じ。
 
 
続きを読む(どうでもいい感想)
posted by 未衣名 at 22:34| Comment(3) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年09月04日

※ゲームに関わる話

ウィズ・ドラゴン』に関して、ゲームの世界の本。
 現実世界からゲームの世界へ行くというストーリーを集めてみました。

☆『ドラゴンドライブ』佐倉ケンイチ 集英社 月刊ジャンプ
 ドラゴン育成ゲームに熱中の主人公。
 バーチャルゲームのはずが、そのうち現実のドラゴンの世界に巻き込まれていく。

◎「.hack//シリーズ」
「The World」という架空のネットワークゲーム。
 何者かにより、ログオフできなくなってしまう。
 SIGNと黄金の腕輪しか知らないけれど、面白い作品。

●『OVER 生と死のラビリンス』折原みと 講談社 ティーンズハート 97/4
 友人の自殺とバス事故。
 生と死をかけたR・P・Gに巻き込まれる。

◆『レベル4 子どもたちの街』アンドレアス・シュリューター 岩崎書店
 コンピューターゲーム「子どもたちの街」が突然こわれ、町から15歳以上の人が消えてしまう。
 主人公は、友だちとともに世界を取り戻そうとする。

◆『恐怖のテレビゲーム』山脇 恭文
 ゲームの世界に閉じ込められるというホラーです。
posted by 未衣名 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年09月01日

★『CANDY』(※現代→異世界)


★『CANDY』(※不思議世界、キャンディ、神、世界、言葉遊び、記憶喪失)
著者名:鯨統一郎
出版社:祥伝社
 400円文庫
★★★★★
出版年:2001.10
ISBN :4396328869

“キャンディを三つ集めなければ世界は破滅する”

 駄洒落ばかりのコメディ小説です。
 アホい話が嫌いな人は止めたほうがいいかも。
 でも自分はこういうの大っ好きです。

 主人公の「あなた」は、目覚めると不思議な世界にいた。
 名前は……思い出せない。
 どうやら敵に追われているらしい。
 味方だという女とともに、「あなた」はキャンディ集めの旅に出る。

 この世界にキャンディはたった三つしか存在しないんだってさ。
 お店にも売っていない。
 だから、キャンディがキーワードになってくる。
 キャンディにはどんな願いでも叶える力があるんだって。
 世界征服もできるし、助けることもできる。

 現実とはちょっと違う、パロディめいた世界です。
 死にそうな人を見たらトドメを刺す(痛みを与えないため)のが常識ってどうよ。
 夏目漱石のお札が高橋英樹になってたり、
 主人公の顔がえなりかずきになったり反町隆史になったり。
 おかしな世界。
 ウケまくり。
 言葉遊びも面白い。

 シャーリーズ・エンジェル、東京ドーモ学園、ダイオ鬼神、666菩薩(弥勒菩薩)、ビッグ伴、マリリン問答、カップニードル、人刺し指……。

 人の名前もすべてなんかからもじってある。
 そのまんまのものもあるけどね。

 何かの言葉に反応した人はぜひ。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年08月19日

●『魔王の憂鬱』(※現代→異世界)


●『魔王の憂鬱』(※魔王、勇者、四天王、封印、名前、主従関係、魔法)
著者名:相川直樹
出版社:新風舎
 新風舎文庫
第7回新風舎文庫大賞大賞受賞作
★★★☆
出版年:2006.08
ISBN :4289501311

“よし、決めた。
 勇者が現れるまで私は封印されることにした”


 かなり微妙な作品。
 これが文庫大賞でTopを飾ったとは信じがたい。
 日日日さんは描写力あったけど、この方はまだまだ。
 会話が多すぎだろ。と思うのはわたしだけだろうか。
 とにかく、読みにくかった。
 新風舎ははずれが多い。
 と、改めて思う今日この頃。

 で、あらすじ。
 大陸の支配が順調すぎてつまらなくなっちゃった魔王が、
 自らを封印。
 自分の化身に勇者を召喚させる。
 そして異世界から呼び出された女子高生(勇者)とともに、
 仮の姿をした魔王が魔王の封印を解こうとする魔の手を阻止する旅へ出る。

 自分で自分封印したくせに、どうしてんなことするんだよ。
 まあ、たしかに読んだことない小説だわな。
 ストーリー自体はいいと思うのですよ。
 キャラも悪くない。
 残念なのは表現方法だけ。
 ラストのサプライズもよかった。
 萌え目的で女子高生を勇者に仕立て上げたというわけじゃなくて、ほっとしました。
posted by 未衣名 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2006年03月28日

★『夜市』(※現代→異世界)


★『夜市』(※不思議世界、罪、過去、自由)
著者名:恒川光太郎
出版社:角川書店
第12回日本ホラー小説大賞
第134回直木賞候補作品
出版年:2005.10
ISBN :4048736515

“今宵は夜市が開かれる”

 すごいおもしろかった。
 夜市があるからって、主人公の祐司が高校時代の同級生を誘い二人で行くのです。

 三途の川から拾ってきた石だとか、選ばれたものしか抜けない剣とか、なんか不思議なものばかり売ってるんですよ。
 夜市の風景描写がすばらしく新鮮。
 いい才能してます。聞いたことない言葉だらけ。
 行って見たい!
 (「妖怪アパート」の骨董屋は、絶対ここでブツを仕入れているに違いない(笑))

 金額の幅は、万から億単位まで。
 めちゃ高い品ばっかです。
 胡散臭そうでバカ高いもの。
 でも夜市は、何かを買わないと外へは出られない。
 待っても朝は来ません。

 主人公はかつて一度ここに来た事がある。
 二度目ということは、前に何かを買ったということ。
 彼は野球の才能と引き換えに、弟を売った。
 元の世界に戻ってみると、弟はもともといないことになっていた。
 今回は、弟を取り戻したいと二度目の踏み込み。

 これが面白い展開になっていくんですよ。
 弟の話が泣ける。
 久しぶりに一般文芸書で熱くなれました。
 
角川書店特設ページ
posted by 未衣名 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(4) | 現代→異世界

2006年03月10日

★「マジカルランドシリーズ」(※現代→異世界)


★『マジカルランドシリーズ 1〜15(続刊)』(※魔法、召喚、魔術師、魔物、ドラゴン、ユーモアファンタジー、次元移動)
著者名:ロバート・アスプリン
     矢口悟
出版社:早川書房
 ハヤカワ文庫FT
出版年:1997.06〜
ISBN :4150202346

“どんな世界も、この世界と同じというわけではない。”

 表紙画像は1巻の「お師匠さまは魔物!」。
 魔物の召喚中殺し屋に襲われ、刺し違えて死んでしまった師匠。
 弟子の主人公スキーブは、師匠が召喚した魔物オゥズと手を組み、殺し屋を追いかける。

 とってもおもしろいユーモアファンタジーです。
 1人称だから読みやすい。
 2巻からは、異世界→異世界→異世界というふうに、次元を飛び回ります。
 見習い魔術師のスキーブが大魔術師になって、宮廷に入って、
 探偵社作ったり……。
 仲間とのやり取りがすごくいいんですよね。
 先月最新15巻が発売。
 
1巻『お師匠さまは魔物!』97/6
2巻『進め、見習い魔術師!』97/9
3巻『盗品つき魔法旅行!』97/12
4巻『宮廷魔術師は大忙し!』98/6
5巻『大魔術師も楽じゃない!』98/12
6巻『魔法無用の大博奕!』99/6
7巻『こちら魔法探偵社!』99/10
8巻『魔物をたずねて超次元!』00/2
9巻『魔法探偵、総員出動!』00/8
10巻『大魔術師、故郷に帰る!』01/3
11巻『魔法の地図はいわくつき!』02/9
12巻『魔法探偵社よ、永遠に!』 04/2
13巻『今日も元気に魔法三昧!』04/12
14巻『大魔術師対10人の女怪! 』05/5
15巻『個人情報、保護魔法!』06/2
posted by 未衣名 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年12月14日

●『ゼロの使い魔』(※現代→異世界)


●『ゼロの使い魔 1〜6(続刊)』(※召喚、魔法、貴族、平民、使い魔、コメディ)
著者名:ヤマグチノボル
出版社:メディアファクトリー
 MF文庫J
 アニメ化決定
出版年:2004.06〜
ISBN :4840111057

 現代の男子高校生才人が、異世界召喚されてしまう話。
 ムコウの世界にいたのはかわいい女の子ルイズ。
 ボーイ・ミーツ・ガール
 貴族の学校の生徒なんだけど、魔法はヘタ。
 一度召喚した使い魔は変更できない規定で、しかたなく才人を使い魔に。
 人間を使い魔にするのは珍しいらしい。
 他の生徒はサラマンダーとか大物を召喚しているんだけど。

 使い魔にされた才人は大迷惑。
 平民呼ばわりされながら、日々の雑用やらされてます。

 扉絵などやや恥ずかしい部分はありますが、
(契約のとことか、女の子の世話のとことか……)
 しかし、女のわたしでもこれは楽しめました。
 ご主人様であるルイズのツンデレぶりがかわいいです。
 それに、なかなか魅力的な世界が広がっていましたよ。
 だからアニメ化決定になったのかと。
posted by 未衣名 at 19:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年11月27日

●『世界は紙でできている』(※異世界)


●『世界は紙でできている』(※女子高生、紙、折り紙)
著者名:ココロ直
出版社:集英社
 コバルト文庫
出版年:2004.11
ISBN :4086005085

 紙がすごい貴重、かつ重大な武器にもなる世界での話。
 折り紙を持っているだけで大変な罪
 折鶴は国宝ですから。

 そんな世界に落ちてしまった(大地震で)現代の女の子トモカが、異世界で生きていく。
 初めは黒眼黒髪の“破壊者”とされて追われる側だったのですが、折り紙を持っていたことで少しずつ彼女の立場が変わっていく。

 紙くらいでおおげさな……って感じなんですけど、ムコウの世界ではホントに貴重なモノで、紙を作るという技術さえない。
 だからトモカを閉じ込め、紙を作らせたりもする。
 女子高生が紙職人できるか! と思いきや、けっこうやってのけたり。

 紙がありふれている今の生活と比べると、なんと珍しい世界だこと。
posted by 未衣名 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年11月22日

☆『ブレイブ・ストーリー〜新説〜』(※現代→異世界)


☆『ブレイブ・ストーリー〜新説〜 1〜9(続刊)』(※願い、家庭、仲間、旅、戦い、魔法)
著者名:宮部みゆき
出版社:新潮社
 コミックバンチ
出版年:2004.04〜
ISBN :4107711412
 ※2006夏映画化決定
 ※原作あり

 直訳すると「勇者の物語」。
 異世界にてトップの座を勝ち取れば、自分の願いが叶うというもの。

 ただし願いを叶えられるのは一人だけだから、みんなが敵。
 主人公三谷と、転校生芦沢
 主にこの二人の戦いです。

叶えたい願い”っていうのもすごくはっきりしていて、必死さが伝わってくる。
 後から主人公が片思いしている女の子も戦いに参戦するんだけど、
 3人には“家庭を取り戻す”っていう共通の動機(願い)があるんです。
 家族を亡くしたり、父親が不倫相手の女性のところへ行っちゃって戻ってこなくなったり、借金抱えてやばくなったり。

 どん底に落ちた三人だから、どの子も願いを叶えてあげたい。
 だけど、枠は一人。
 そこが痛々しいんだよね。

金色のガッシュ!!』の世界は、王様になれるのは一人だけだけど、誰か責任をたくせる人になってもらえればよいわけで、自分がどうしてもならなくちゃ世界が崩壊する危機には至らない。
 なんとなくストーリーは似てるけど、そう考えるとガッシュの方がまだやさしいと思う。
 第二手段があるからね。
(それでも、ガッシュはガッシュでハードです)

以下、原作の感想
posted by 未衣名 at 21:15| Comment(2) | TrackBack(2) | 現代→異世界

2005年07月11日

★『ルート225』(※現代→異世界)


★『ルート225』(パラレルワールド、姉弟)
著者名:藤野 千夜
出版社:理論社
出版年:2002.01
ISBN :4652077076

中学生の姉弟が、不思議なパラレルワールドに迷い込んでしまう話。
 死んだはずの人が生きていたり、友だちじゃなくなった人が親しげに話しかけてきたり、ジャイアンツの高橋がちょっと太っていたり。
 彼らにとって一番つらいのは、両親に会えないこと。

 その世界に学校があって友達がいても、両親だけはいない。
 かろうじて持ってたテレカで話だけはできるんだけど、度数は5しかない。
 クマノイさん(死んだはずの同級生)とのやりとりが、非常に興味深かったです。
 おもしろかったー
 でもさ、これ、終わりがハッピーエンドじゃない。
 目次見ると、ラストが“さよなら”ってなっているから、
“ああ、やっぱラストは元の世界に帰るんだ。
 不思議世界の友だちとのお別れシーンなんだな”
 と、わたしはそれを疑ってませんでした。

 だけどだけど、さよならってそういう意味だったのか……。
 だから“ルート225”ってタイトルなのか……。
 この作品、映画化されるようです。
 ちょっと注目。

 新潮社からライトノベルっぽく文庫化もされています。
posted by 未衣名 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年06月13日

◆『はじまりの卵の物語』(※現代→異世界)


◆『はじまりの卵の物語』(※現代→異世界、パラレルワールド)
著者名:坂東 眞砂子
出版社:理論社
出版年:1989.12
ISBN :465201628X

 塾や勉強のない世界へ行ってみたい! っていう気持ちから異世界に迷い込んでしまう主人公。
 くちばしをもった人間"羽根族"や草から進化した"草人"、猫そっくりの"猫目族……。
 おもしろい人種がたくさん出てきて新鮮です。
 でもこれ、世界征服を狙う悪から世界を守る話でもあるので、ハラハラのどきどきもの。

 タイトルからは想像できないおもしろさっ!!
 映画化された「死国」の作者さんの作品です。 
posted by 未衣名 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年06月08日

☆『MAGi MAGi 全2巻』(※現代→異世界)


☆『MAGi MAGi 全2巻』(※現代→異世界、魔法世界)
著者名:鈴木 次郎
出版社:スタジオディーエヌエー
    ZERO-SUM
出版年:2003.05
ISBN :4758050317

 魔法の世界を夢見る主人公アキラ(女の子)がある日突然魔法使いたちの世界へ行ってしまう。
 ここまでは普通のパターン。
 で,おもしろいのはここから。
 魔法の世界なのに,魔法を使える人がいないんです。
 それどころか,電気もないし洗濯機もない,ガスもない。魔法使いに人間の国を“ファンタジー”っていわれてしまうほど。
 ここらへんのハイテンションぶりがサイコーにいい!!
 よくある魔法モノとはまったく違うんです。
 かなりの新鮮さ。おすすめです。絵もかわいい。
 
 元の世界に帰るときも、感動します。
posted by 未衣名 at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年06月04日

■『これは王国のかぎ』(※現代→異世界)


■『これは王国のかぎ』(※現代→異世界、アラビアンナイト、王子、王女、魔人、恋愛、冒険)
著者名:荻原 規子
出版社:中央公論新社
ノベルス
出版年:1999.09
ISBN :4125006148

 現代の少女がアラビアンナイトの世界にいってしまう話。
 恋愛あり、冒険あり、涙あり。
 わたしにとって、永遠の本です。
 主人公の恋もいいけど、脇役の恋もいいのよ。
 ラシードとミリアムの関係が素敵すぎます。

 NHK青春アドベンチャーで、ラジオドラマ化されています。
posted by 未衣名 at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 現代→異世界