2009年01月09日

■『獣の奏者』(※獣)


■『獣の奏者 1〜(続刊)』(※凶暴な生き物、大罪、禁忌、両親、混血、ハーフ、民族、掟、精霊獣、長老、世話係、罪、秘密、不思議な力、母親、蜂、毒)
著者名:上橋菜穂子
出版社:講談社
青い鳥文庫
単行本(06)
アニメ化
★★★★☆
出版年:2008.11
ISBN :9784062850568

“エリン、おかあさんがこれからすることをけっしてまねしてはいけないよ。
 おかあさんは、大罪を犯すのだから。”


 明日からNHK教育でアニメ放送が始まる「獣の奏者エリン」の原作本。
 数年前に単行本で出てはいるんだけど分厚い&値段が高いことからスルーしていた作品。
 でも文庫になったのでラッキーと思い読んでみました。

 守り人や孤笛の作者さんとだけあって壮大な物語。
 めっさいい話だった。
 重々しい描写にもかかわらずぐいぐい引き込ませていくところがすごいわ。

 主人公は10歳の女の子エレン。
 母を殺され独り身になってしまった彼女が
 運命に立ち向かっていく話。
 略しすぎですが。
 決して交わることがない民との混血であったり
 不思議な力を持っていたりで
 秘密が多いんですよ。

 禁忌を犯すことの重大さとカ重々しさとか、
 決断への道とか、
 人生を生き抜く力強さとか、
 生命力の話なんだよね。
 人間ってすごいわ。

 お母さんとのやり取りに感動する。
 蜂飼いとのやり取りもいい。
 
 蜂の話もよかった。
 女王蜂の話は本当なんですかね。

 2巻は今月中旬発売。
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2008年12月06日

☆『プラスシー』(※王位継承問題)


☆『+C sword and cornett 1〜(続刊)』(※国家、王族、陰謀、英雄、国王、円卓会議、兄弟、剣術、王子、殿下、大病禍、奴隷、差別、死、殺し、暗殺、詩人、剣術、領主、元老院)
著者名:遊行寺たま
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784758053839

“知りたい。
 そして……もし変えられるなら変えて…いきたい”


 人によって好き嫌いあると思うのですが、
 わたしはこれ好きだった。

 王位継承問題と、裏で起こる継承者殺害事件。
 いわゆる陰謀ってやつですね。
  
 主人公は第三王子・ベルカ。
 ただし、国王と王妃の子どもではなく、
 国王と旅芸人の踊り子(平民)との子どもらしいんですよね。
 だから彼はみんなから邪魔者扱いされている。
 当然性格もひねくれている。

 だけど、彼の兄らはベルカに優しい。
 第一王子(王太子)・ヘクトルも、第二王子・オルセリートも。
 だけどヘクトルは何者かに殺され、
 王子たちは陰謀を知ってしまう。
 

 王位継承問題にかかわる話って、
 けっこうな確率で兄弟間の争いが多いと思うんですよ。
 でもこの話においては兄弟の関係は良好で、
 互いに思いやっているんですよね。
 うらやましいほど。
 だから誰が王になってもいいし、良い国が作れるだろうっていう明るい未来がある。

 じゃあ誰が邪魔しているのかというと
 王族ではない元老院。

 これからどうなっていくんだろう。
 国を乗っ取られちゃうのかなあ。
 読んでてヒヤヒヤします。

 あ、あとアモンテールという種族にも注目!
posted by 未衣名 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 異世界

2008年12月03日

☆『王子とやもり』(※執事)


☆『王子とやもり 〜執事革命 1〜(続刊)』(※家守、貴族、修行、階級、ハーフ、派遣、使用人、ハウスキーパー、協会、王族、公女、スラム、孤児、重労働、ペンダント)
著者名:天乃タカ
出版社:フレックスコミックス
フレア
★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784797351095

“お前の衣食住
 俺が守ってやるよ”


 執事とか使用人系の話。
 タイトルのやもりは家守。
 
 見習家守のトト。
 彼が貴族の家で修行する様子が描かれています。
 トトは問題児。
 孤独な心を持っていてみんなに反抗的。
 そんな彼が執事なんてできるはずがないですからね。
 いろいろ起こります。

 前作がズバ抜けて面白かっただけに期待していたのですが、
 この1巻を読む限りではそんなに……かな。

 ただ、主人公自体に何らかの秘密(隠された過去)があるっぽいので
 そこがどう動いていくかですよね。

 とりあえず次も読みます。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年09月15日

☆『サファイア リボンの騎士』(※王国)


☆『サファイア リボンの騎士 1〜(続刊)』(※国家、中学生、タワー、空中都市、王女、王子、男装、魔物、使い魔、変身、王家、宝石、誕生日、願い、想い、転入生)
著者名:花森ぴんく(著)
原作:手塚治虫
シナリオ:高橋ナツコ
出版社:講談社
なかよし
★★★☆
出版年:2008.09
ISBN :9784063755534

“ぼくはこの手からうばわれたわが国をとりもどす。
 おまえたちシルバーランドの闇の手から
 この世界を守るちかったんだ……!”


 手塚治虫『リボンの騎士』のその後の世界を描いたもの。

 サファイアの孫の孫の孫の……っていう、
 サファイアの子孫にあたる女の子・サファイアが、
 14歳の誕生日に自分が王国(シルバーランド)の王女であることを知り、
 同時に自分の出生の秘密や両親のこと、使命というものを知らされます。
 そして、王家の宝を狙う魔物たちを倒していく。

 基本、男装して自分が王子であることを貫く形は原作と同じ。
 
 ヒーロー役としては、
 サファイアが通う学園の王子であり、
 シルバー王国に滅ぼされたゴールデンランドの王子・フランツが登場。
 サファイアが自分の敵であることを知らずのままに
 片想い的な流れになってます。

 うんうん、この手は珍しくないけどおもしろい展開になりそう。
 なかなかに、小中学生が楽しめるものに仕上がってます。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年09月09日

☆『ひみつの姫君うわさの王子』(※王国)


☆『ひみつの姫君うわさの王子 1〜(続刊)』(※王子、姫、婚約者、噂、男装、付き人、屋敷、盗賊、騎士)
著者名:可歌まと
出版社:白泉社
LaLaDX
★★★☆
出版年:2008.09
ISBN :9784592180449

“この人は自分勝手な王子様なんかじゃない。
 少し不器用で優しい人だ”


 誰もが政略結婚と思っているイジー王子とアルディーナの婚約。
 しかし本当は合意の上のもので、二人はちゃんと愛し合っている。
 悪評はなくなることはないが、
 でもこの王子、実はすんごくいい人というラブロマンスになってます。

 仲がいいと思われているけど実は仲が悪い『絶対平和大作戦』とは逆のマリッジロマンスですねー。

 絵柄はまだまだだと思いますが、
 気持ちっていうかは非常にこめられていて温かいです。
 今後に期待できる作品です
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年09月03日

◎「Moira」(※運命)


◎「Moira」(※ギリシャ神話、ロシア、女神、天、神、両親、子、奴隷市場、戦い、戦争、争い、双子、恨み、冥府、生死)
111.JPGアーティスト:
Sound Horizon
キングレコード
80分
★★★★★
発売:08/9/3
ASIN: B001A1VOZI

“老婆であるとも…少女であるとも…
 詩人が騙るように…神話は物語る”


 幻想楽団Sound Horizonの6th Story CD「Moira」が本日発売。

 オリコンデイリーチャートでは堂々の1位獲得!
 安室奈美恵さんを追い越したので個人的にびっくり。
 サンホラってこんなにも注目されるようになったのですね。
 これを期にもっともっと革命起こしていってほしいです。

 普通の音楽CDとは違い物語性を大事にしているSound Horizon。
 タイトルを眺めるだけでもわくわく。

 その他にもいろんなところに凝っていて、
 歌詞が載っている小冊子がブルーノ・ムナーリの本みたいでおもしろいです。
 絵本として楽しめるよね。
 このつくりは「Roman」以上。
 サンホラは毎回こういう部分でも楽しませてくれます。

 本当は8月発売だったこれ、
 発売延期はショックだったけど、
 待った甲斐あったわ。

 アルバムタイトルのMoiraはミラと読むらしい。
(ギリシャ神話ではモイラと読む)
 運命の女神の名前です。

******
Sound Horizon公式HP
posted by 未衣名 at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 異世界

2008年09月03日

☆『女王の花』(※国)


☆『女王の花 1〜(続刊)』(※姫君、奴隷、復讐、父、母、毒、絆、夢、願い、望み、人質、戦、王子、死)
著者名:和泉かねよし
出版社:小学館
ベツコミ
★★★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784091320094

“おれの望みはどつきまわされず生きること。
 だからこの手の中におれをかってよ。
 そのかわりおれの一生はあんたのもんだ”


 Σd(≧▽≦*)〜

 久しぶりにいいもの読んだ♪
メンズ校』連載している方の作品。
 
 亜国の姫でありながら冷酷な扱いを受けている亜姫。
 彼女が出会ったのは同じく粗末に扱われる奴隷の少年・薄星。
 2人は強い絆で結ばれ、様々な困難を乗り越えていく。

 その様々な困難っていうのが本当に愛のない冷たい仕打ちみたいなやつでして。
 強さを見習いたい。

『十二国記』『彩雲国物語』好きな人には特にオススメな作品です。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 異世界

2008年08月07日

☆『絶対平和大作戦』(※偽装恋愛)


☆『絶対平和大作戦 1〜(続刊)』(※婚約、国、争い、国境、王子、皇女、停戦、従者、恋、思惑)
著者名:小椋アカネ
出版社:白泉社
LaLa
★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784592184126

“この人と付き合っているのは平和のため。
 好きなわけじゃないけれど”


 戦争をしている二つの国の王子・ヨハネと王女ユーダ。
 2人は愛し合っていることを告白。
 両国は和平を締結し、2人はめでたく婚約。
 だけど、本当の仲は最悪。
 平和のために、
 戦争を終わらせるためにしただけ。

 でも、人前では仲をアピールしなきゃいけないわけで、
 そういうところで徐々に恋が芽生えていくというムフフな作品。
 ツンなユーダがかわゆいです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 異世界

2008年07月14日

●『とある飛空士への追憶』(※任務)


●『とある飛空士への追憶』(※飛空士、姫君、皇国、婚約、許婚、皇子、次期皇妃、海、空、夜、恋、身分、戦闘機、銃撃、空戦、孤児、過去、思い出、名誉、差別、傭兵、報酬)
著者名:犬村小六
出版社:小学館
ガガガ文庫
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784094510522

“――たとえ死んでも、ファナをカルロ皇子のもとへ送り届ける”

 ネットでの評判が非常に良いので読んでみた。
 なるほどにいい話だった。

 身分違いの恋。
 恋ってそう完璧に断言できるもんじゃないんですが、
 切ないなーと思った。

 孤児だったシャルルは今は飛空士をやっている。
 自分に与えられた任務は、次期皇妃ファナを婚約者の元に無事送り届けること。

 まあこの2行だけのあらすじを聞くとまあどこにでもある感じなのですが、
 そこに彼らの過去や想いやそして旅で過ごす間の出来事を加えると
 いろんな感情が盛られていくのですよ。
 
 人間、人を想えば絶対にその人のこと大切にしたいって思うし、
 幸せになってほしいって思うし、
 マイナスになるようなことは絶対に望まない。

 だけど、人間みんながあたたかな心を持っているかといえばそうじゃなくて、
 特にお姫さまとただの飛空士が一緒になれるはずなんかないんですよね。
 捨て駒的なシャルル。
 向こうにとって感動的なストーリー(こちら側としては最悪の)が仕組まれているというのにそれでいいというのだから……。

 分かっていてくれる人がいるって素敵なことだと思うよ。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年07月05日

☆『星よみの予言者』(※占い師)


☆『星よみの予言者』(※刺客、暗殺、暗示、側近、護衛、秘密、幼馴染み、仲間、大切なもの、居場所、命、運命、望み、希望、雑用係、国)
著者名:川瀬夏菜
出版社:白泉社
LaLa
★★★
出版年:2008.07
ISBN :9784592185482

“私はこの国の占い師を殺しに来た”

 占いが大事にされている世界。
 大国ディネの占い師を殺すよう命じられた主人公ティナ。
 自由を奪われた彼女が、
 この国の護衛につかまりだんだん生きる希望を見つけていく物語。

 刺客なのに生きちゃっていいの?
 みたいな感じで、
 占い師の側近たちが彼女に居場所を与えていく。

 普通に幸せなストーリーです。
 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年05月11日

◇「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」(※冒険)


◇「ゼルダの伝説夢幻の砂時計」(※アクション、RPG、海、大陸、宝、幽霊船、神殿、地図、海図、精霊、旅人、村長、船乗り、秘密)
開発・発売:任天堂
機種:NDS
アクションRPG
★★★
発売年:2007.06



 ゲーム(NDS)レビュー5本目。

 スーパーファミコンのが一番好きなんですけど、
 ゼルダは全部好きなのでこれもプレイしてみました。

 幽霊船に攫われたテトラを助けるため、
 リンクが船長のラインバックとともに旅に出るというもの。

 結論からいうと途中で挫折しました。
 あまりおもしろくなかった。
 ストーリーはよかった。
 ただ3Dっていうのが一番の苦手で、
 あとダンジョンがめんどくさくて飽きてしまったという(笑)

 海洋の冒険ということに関してはおもしろかったんだけどなー。
 ゼルダってこんなんだったっけ?
 ボスが弱かったのもちょっと気になった。
 期待していただけに残念。
posted by 未衣名 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年05月04日

☆『リリアとトレイズ』(※旅)


☆『リリアとトレイズ そして二人は旅行に行った 1〜(続刊)』(※幼馴染み、娘、母親、父親、飛行機、王子、戦闘機、事件、操縦、秘密)
著者名:晴瀬ひろき(画)
時雨沢恵一(原著)
出版社:アスキー・メディアワークス
SYLPH
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784048670524

“まず自分を守りそして――
 自分の好きな人を守ってください”


 同時発売の『アリソン』の続編。
 何年後かの世界が本書で描かれています。
 
『アリソン』の主人公アリソンとヴィルの娘・リリアが本書の主人公で、
 彼女と幼馴染みのトレイズと夏休みの間旅に出る。
 そんで旅先で観光事業でやっていた飛行機に乗ったことで、
 事件へと徐々に巻き込まれていく。

 いろいろと裏がありそうでドキドキ。
 トレイズが王族ってとこもなんか素敵だなあと思う。
 王族ってのをリリアは知らないってトコがまたまた素敵だ。

『アリソン』同様に期待したい一作。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年05月04日

☆『アリソン』(※戦争)


☆『アリソン 1〜(続刊)』(※宝、国、言語、孤児、飛行機、軍、戦闘機、空軍、歴史、敵国、旅、不法侵入、秘密)
著者名:晴瀬ひろき(画)
時雨沢恵一(原著)
出版社:アスキー・メディアワークス
電撃文庫
コミックガオ
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784048670449

“どちらが……。
 どちらの教えが「正解」なんだろうか”


 期待していなかったのにおもしろかった。
 スローな進みなはずなのになんだ、この妙な緊迫感は。

 主人公らのいる大陸は、河を挟み東と西に分かれている。
 そして、互いが互いを悪の帝国みたいに思っている。
 仲が悪い。
 ヴィルとアリソンは東のロクシェに住んでおり、
 ある日ほら吹き爺さんから宝の話を聞く。
 その宝は、長期に及ぶこの戦争を終わらす事が出来るのだという。

 宝探しの話だったりするのですが、
 いろんな謎が出てきたりいろんな秘密が出てきたりでいつのまにか物語りに引き込まれていました。
 キノの作者さんはこういうの描けるんだーと感心しちゃったよ。

 同時発売の漫画『リリアとトレイズ』もオススメ。
 こちらは『アリソン』から数十年後の世界が描かれてます。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年05月03日

☆『WARASIBE』(※旅)


☆『WARASIBE 1〜(続刊)』(※日本、下僕、虎、目的、刀、剣士、ヤクザ、自警団、仲間、交換)
著者名:松葉サトル
出版社:スクウェア・エニックス
ガンガンWING
★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784757522701

“僕はやっぱり選んだ道を間違えたんでしょうか”

 タイトルのWARASIBEは、わらしべ長者のワラシベで、
 ワラからどんどん物々交換していって最後に大富豪をつかむ……かはわかりませんが、
 そういう由来になってます。

 主人公謙太(犬太)は役人になるために田舎から江戸を目指している剣士。
 鈴音という女の子というかご主人様と旅をしている。
 完全に彼女の下僕でヘタレ。
 ただ、命令されて戦う腕だけは最強。

 鈴音は一体何者なのかとか、
 彼女の旅の目的がはっきりしないためイマイチよくわからない感があります。
 そこはっきりしてくれれば読み方変わるんだけどなあと思う。
 
 なんとかいいながら、結局は悪くない本。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年05月02日

☆『赤きエンザ』(※最強戦闘一族)


☆『赤きエンザ 1〜(続刊)』(※冒険、旅、双子、兄弟、殺し、生き残り、賞金稼ぎ、一族、力、育て親)
著者名:井上桃太
出版社:小学館
小学館新人コミック大賞児童部門大賞
コロコロ
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784091405005

“兄貴はすべてを知らないんだよ。”

 小学男児向けコミックコロコロの漫画です。

 が、けっこう楽しめましたので紹介。
 楽しめたのは自分も子どもみたいなトコがあるからかな。
 典型的なヒーローモノっていうか最強の主人公を描きつつ、
 ちょこちょこっと謎めいたストーリーが散りばめられていくって感じでしょうかね。
 憧れちゃいますねえ、ヒーローには。
 
 主人公は最強といわれた一族赤獅子の生き残り・エンザ。
 強くなるための旅を、賞金稼ぎのリンとともにしている。
 んで、旅の途中で行方不明だった弟のエンキに出会い過去を問い詰めることになる。
 自分らの育て親であるラーシャをなぜ殺したか、という。
 謎が多く残ってるので負っていくのが楽しめそうです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2008年01月10日

☆『花帰葬』(※救世主)


☆『花帰葬 1〜(続刊)』(※世界の終わり、破滅、運命、宿命、逃亡、想い、記憶、管理者、研究者)
著者名:幸田真希
出版社:マッグガーデン
コミックブレイド
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784861274435

“僕はもうとっくに覚悟が出来ている。
 たとえ君以外の人間全てを犠牲にしたって構わないって”


 世界を守る救世主・花白と、世界を滅ぼす存在である玄冬。
 人が人を殺しすぎたことで生まれた玄冬は、雪と共に滅びをもたらす。
 雪が降ればそれは一生降り止むことなく、世界を覆いつくすという、静かな終焉がこの先に待っている。
 
 運命により出会ってしまった二人。
 しかし、滅びをもたらす玄冬はいい人で、倒さなければいけないのに守ろうとする。
 玄冬を殺せるのは世界でたった一人、花白だけなのに。

 殺さなければ世界が滅びる。
 だけど殺したくない。
 しかし殺れるのは自分だけ。
 でも彼を殺したくない、守りたい。
 だけど、守ったら世界は崩壊する――。

 究極の選択すぎて先がわからん。
 気になるので続きが読みたい。

******
>殺す、殺されるものの関係を描いた作品
☆『黒の太陽 銀の月

 これは大傑作。
 これ以上のものはない。
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2008年01月08日

☆『しろがねの王』(※護衛)


☆『しろがねの王』(※傭兵、守る、王、王冠、即位、王座、王位、国、右目、片腕、死、墓、裏切り、過去)
著者名:碧門たかね
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★
出版年:2007.12
ISBN :9784758053280

“馬鹿げている。
 一体――何の為の王なんだ?”


 面白い部類に入る本なのだけど、
 どっかで読んだことあるかなあ感がマイナス。
 でもうまく描かれていると思います。

 この国の王は、白いケモノにより王が選ばれるという世界。
 十二国記でいう麒麟。
 それが王を選び、王がいる。
 玉座を託された王と、王とは知らず接触してしまい彼の護衛になることになった1人の青年。

 幾度となく血をみることになる現場の中で、
 守る・守られるの関係が築かれたり、
 信頼と裏切りが描かれていたりします。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2007年12月12日

☆『赤髪の白雪姫』(※王宮)


☆『赤髪の白雪姫 1〜(続刊)』(※髪色、王子、城、隣国、逃亡、夢、宮廷薬剤師、薬師、護衛、側近、試験、薬草、毒、命、室長)
著者名:あきづき空太
出版社:白泉社
LaLaDX
★★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784592183730

“赤ってのは運命の色のことをいうんだろ?”

 赤髪ってのは『赤毛のアン』を代表するように、外国ではかなり嫌われているんですよ。
 それなのに本作では、赤髪というのは珍しく美しいものと扱われているんですよね。
 まずそこが新鮮。
 白雪という名前からも、またギャップというか美しさが引き立ってるんです。

 主人公白雪は、そんなきれいな髪を持つことで悪名高いラジ王子に見初められてしまう。
 自分の自分の道は自分で決めると、白雪は長い髪を置き去り国を出ます。
 森で出会ったのは、ゼンという少年と一緒にいた木々とミツヒデの3人。
 やがて白雪はラジ王子の遣いにより毒林檎を送られ、
 王子の愛人になるかの決断を迫られるのです。

 ぶっちゃけ、一般人(白雪のこと)と王子様の恋モノというか青春モノです。
 何この幸せっぷりというか胸キュンは。
 萌え萌えです(笑)
 最っ高に面白かった。
 いいなあ、こういう関係!
 憧れるよ。
 大ヒット間違いなしの大型新人ですね。

 同社の『ラピスラズリの王冠』もここで薦めとく。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 異世界

2007年12月05日

●『アラビアンローズ』(※王子様)


●『アラビアンローズ』(※許婚、婚約、商人、商売、王権争い、大臣、知識、剣術、企み、王宮、宝物庫、泥棒、片想い、告白、真実、王女、兄弟、ルビー、名前、プレゼント、給料、お金、薔薇、指輪)
著者名:深山くのえ
出版社:小学館
ルルル文庫
ドラマCD
★★★★
出版年:2007.12
ISBN :9784094520378

“おまえは、俺の妻になれ。
 理屈なんかどうでもいいから、とにかく俺にしておけ。
 心配しなくても、俺が幸せにしてやる”


 ちょww、これはかなり乙女の心に響くものかとvv
 何がって、一般人と王子様のラブファンタジーなんだけど、
 またすばらしく王子がかっこよくてさあ。
 ずーっとにやにやです。

 主人公ライラは裕福な貿易商の娘なのね。
 昔奪われてしまったルビーの首飾りを探しているの。
 ただし、ルビーの粒30個がバラバラになっちゃってるんだけど。
 それを探しに忍び込んだ王宮で、彼女は宝物庫の番人・シャルディーンと出会うのです。
 のちに彼はライラの元で見習いとして働くことに。
 婿になるために勝手に居座るの。
 同時に彼が王国の王子だということを知る。

 またこれが18番目の王子(兄弟姉妹は50人もいる)で、しかも一番格下。
 けっこう辛い子ども時代を歩んでいたみたい。
 この設定がまた斬新なのね。
 一見王権争いには関係なさそうなんだけど、
 別のことで絡んでくるのです。

 で話は戻って。
 ライラはシャルディーンに婚約を迫られるんだけど、実はすでに婚約者がいる。
 しかしそのハーシム(第二王子の従弟)はずーっと姿を見せてくれない。
 昔さらわれそうになった自分を助けてくれたカッコイイ人なの。
 ライラは彼を忘れられないでいる。
 だけどシャルディーンが猛アタックをかけてくるんです。

 シャルディーンの一途なアタックがいちいち胸をくすぐってくるんですよ。
 直接過ぎてそこに萌える(笑)
 一度はいわれてみたいっていうセリフが詰まっているのです。
 しかもさ、それはただ「好きだ」っていうだけじゃなくて、ライラを護りたいっていう気持ちがたくさんに含まれているもんだからまたそこにぐぐっときちゃうんだよね。
 どれだけライラを愛しているかってのがこれでもかってほどに伝わってくる。

 ぜひともドラマCDを聞いてみたいものです。
 でもそっちは買ってないんですよねえ(泣)
 まさかここまでおもしろいとは思ってもいなかったもので。
 さぞかしシャルディーンがかっこいいんだろうなあ……。

******
>アラビアンナイトの世界
■『これは王国のかぎ
 異国の王子と女子高生のラブファンタジー。
 こちらもものすごい恋モノです。
◆『シェーラひめのぼうけん
 こっちは恋というより冒険。
 愛と勇気と仲間を大切にしています。
posted by 未衣名 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 異世界

2007年11月29日

●『聖剣の刀鍛冶』(※鍛冶師)


●『聖剣の刀鍛冶』(※刀、女騎士、形見、父親、市長、戦争、悪魔契約、過去、対価、大陸、元貴族、魔剣、眼、義眼、死言、心臓、禁呪、罪と罰)
著者名:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
★★★☆
出版年:2007.11
ISBN :9784840120838

“私はこの目に映るすべてを救う。
 この手が届くのならば伸ばし続ける。
 届かないのなら手を千切ってでも届かせる。
 何処までも理想を掲げて全部叶えてみせるッ”


上等。シリーズ」著者の最新作。
 あれだけの傑作を描くのだから今回もさぞかし……と多大な期待を抱いていたわたし。
 しかし、前作に比べるとけっこうダウンかな。
 これがまだ始まりに過ぎないからだとは思うのだけど。
 散りばめられたキーワードというか伏線はまだかなり未回収で、これからいっぱい拡大していくのだと思う。
 
 物語は、元貴族の娘で騎士団に所属している娘・セシリーが、寿命寸前の刀(父親の形見)を元の戻してもらおうと鍛冶屋を探すことから始まる。
 しかしそれは無理だと断られるし、結局は対戦により折れてしまう。
 そこで出会ったのがルークという鍛冶屋の男。
 素晴らしい刀を持つ彼に、セシリーは自分もそれと同じ刀を作ってほしいと頼み込む。

 最大のキーワードといえるのが悪魔契約を駆使した過去の代理契約戦争。
 禁忌の契約なのだが、人間は悪魔と契約し肉体を喰わせ、その上で戦争を行うもの。
 もっと読んでいくとこれはかなり衝撃的なもので、
 どうやらルークもそれに関わっているみたいなんだよね。
 
 そしてルークの助手であるリサにも秘密はある。
 またのちに護衛対象で会うことになるアリア。
 アリアは魔剣。人であり魔剣でもある。
 人殺しの道具として生まれた彼女の存在もまた考えることいろいろでさ。

 かなり期待大のシリーズかと。
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2007年08月17日

☆『獣神演武』(※世界)


☆『獣神演武 1〜(続刊)』(※運命、国家、国、旅、覇者、兄妹、めぐり合わせ、7人、刀、師匠、元服、正義、帝国軍、皇帝、戦い、敵)
著者名:荒川弘
原作:黄金周
出版社:スクウェア・エニックス
ガンガンパワード
アニメ化
★★★☆
出版年:2007.08
ISBN :9784757520653

“この巡り合わせも星の定めなのでしょう”

 ハガレン作者の最新刊。
 原作つきの中華風ファンタジーです。

 主人公の岱燈は世界を滅ぼすことも救うこともできる力を持っている。
 本人はまだよく理解できてないっぽいけど、
 敵に追い込まれると通常とは違う異常な力が発揮されたりと、
 予兆的なものもある。
 その<禍星>ってのはこの世に7人存在しているらしい。

 元服のとき渡された大事な剣を盗られた事から、
 岱燈と妹の頼羅、そして指南役の劉煌が旅に出る。
 そして、同じ仲間に出会い……という感じ。

 おもしろくなりそうだなあという予兆はありますが、
 まだなんとも。
 でも、運命に導かれる話ってのは好きです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 異世界

2007年07月05日

●『ヴェルアンの書』(※旅)


●『ヴェルアンの書 1 〜シュ・ヴェルの呪い』(※呪い、腕輪、父親の死、前世、記憶、侍、試験、聖鳥、神官、魂)
著者名:榎木洋子
出版社:小学館
ルルル文庫
★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784094520163

“これには多くの願いが込められている。
 お前の命で必ずつないでくれ。”


 完結本かと思いきや、つづきモノ。
 大事な父親が死んだ。
 死んだ父親からは大切な腕輪を預けられた。
 腕輪は特別な力を持っているらしい。

 死の直前には不思議な青年セルキスが現われる。
 彼は父親の親友らしい。
 話を聞くと、とある呪いをかけられているらしい。
 
 主人公のサツキは父の遺志を継ぎ侍の試験を受けるため、
 セルキスは自分の呪いを解くため。
 二人は共に旅へ出る。

 1巻では、前半まで解決。
 呪いを解くのは2巻以降になりそう。
 まあ、それは当然のことで、そう簡単に解いちゃいけないものだしね。
 命の話でもあるし、後半はシリアスになるのでしょうか。
posted by 未衣名 at 23:22| Comment(0) | 異世界

2007年06月28日

☆『アダルシャンの花嫁』(※国家)


☆『アダルシャンの花嫁 1〜(続刊)』(※国、王子、姫、許婚、結婚、戦争、復讐、罪、人殺し、兵士、王国、軍、皇女、晩餐会、裏切り、兄上)
著者名:雨川恵(原著)
風都ノリ(著)
出版社:角川書店
ASUKADX
ビーンズ文庫(04/12)
★★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784048541091

“いつか俺はこの姫と恋に落ちるかもしれない……”

 非常に愛らしいです。

 戦争の結末に、主人公・アレクシードは敵国の姫と政略結婚を約束される。
 彼はアダルシャン王国の王子で、これは和睦条件の一つ。
 しかも結婚相手のカストリアのユスティニア姫はわずか10歳ときた。
 ちなみにアレクシードは20歳。

 最初は無邪気な可愛い子どもなイメージだったのだけど、
 アレクシードの正体を知ると態度は一変。
 彼を黒い悪魔と呼び、殺そうとする。
 それは当然の話で、
 アレクシードはこの前の戦争で、ユステイニア姫の大事な騎士を殺したという過去があるから。

 そんな二人の関係がだんだんと良くなっていくところがこの本の魅力。
 心の闇に傷つけられることはあるのだけど、理解しあうというかね。
 こんな温かい心が世界に広まればいいと思う。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | 異世界

2007年06月04日

●『沙漠の国の物語』(※旅)


●『沙漠の国の物語 〜楽園の種子〜』(※使者、使い、盗賊、砂漠、男装、使命、命、兄、レース、人殺し、砂嵐、ジン、精霊、剣、罪、復讐)
著者名:倉吹ともえ
出版社:小学館
ルルル文庫
第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門大賞受賞作
★★★☆
出版年:2007.05
ISBN :9784094520118

“お前はたった一つ残された沙漠の希望なんだ。
 他の何をおいても真っ先に逃げて生き延びなさい”


 新創刊、小学館ルルル文庫の大賞受賞作。
 とはいっても、自分、異世界モノってのをあまり好んでないのでちょい苦手でした。
 
 タイトルから少しわかるとおり、
 沙漠の地で育った少女・ラビサが、水をもたらす樹・シムシムの種子を持ってそれを植えるのにふさわしい町へと旅する話。
 シムシムの使者というのは誰でもいいわけじゃなくて、シムシムに選ばれたものでないといけない。
 シムシムの樹ってのはなんとも不思議なモノで、町が豊かでないと育たない。
 悪が根付いていると枯れちゃうんだよね。

 そんなわけでこの世界のシムシムの樹は一本だけとなり超貴重種。
 しかもこれ、病気の薬にもなるらしい。
 それを狙うやからがいるわけです。
 盗賊に狙われたラビサを救ったのは若い男・ジゼット。
 特別な護衛としていっしょに行くことに。

 ラストあたり、ジゼットの正体が明かされるとこ、
 今までの旅のこと考えると、胸が痛かったです……。
 ああ、そうなんだ、そうなんだ。
 でもそれを乗り越えたね。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(1) | 異世界

2006年06月26日

☆『彩雲国物語』(※国家)


☆『彩雲国物語 1〜(続刊)』(※政治、王、大切な人、旅、幼馴染み、貧乏、姫、先生)
著者名:由羅カイリ(著)
雪乃紗衣(原著)
出版社:角川書店
ビーンズエース
原作あり
アニメ
★★★★
出版年:2006.06〜
ISBN :4048539698

“国中の人が幸せになれるような国をつくってくださいなんて馬鹿なこと言うつもりはないわ。
 だってそんなの無理だもの。
 幸せって誰かが与えてあげられるようなものじゃないでしょ?”


『十二国記』以来、中華風の政治小説に興味を持ちました。
 あ、原作は4巻まで読んだことあるんですよ。
 そんでコミック化。
 さらにイメージが増えちゃってより面白く読めました。
 まさに乙女のための作品ですね。
 萌え部分が多い(笑)
 ↑誤解はしないでください。
 BLじゃないので。
 NHKでアニメやってますのでまともなやつです。

 貴族の生まれながら貧乏生活を送る秀麗。
 ある日彼女に金500両でダメ王様の教育家係の仕事が舞い込む。
 男好きといわれている王様のかわいさっぷりとか、
 才能を隠しているとことか、
 秀麗の頭のよさとかやさしさとか、
 見所が盛りだくさんです。
posted by 未衣名 at 22:35| Comment(4) | TrackBack(1) | 異世界