2008年09月12日

☆『flat』(※従弟) 


☆『flat 1〜(続刊)』(※高校生、幼児、忍耐、我慢、日常生活、心配、父)
著者名:青桐ナツ
出版社:マッグガーデン
アヴァルス
★★★☆
出版年:2008.09
ISBN :9784861275333

“そんなにおれがわるいのか。”

 まあまあかな。

 高校生の平介と、我慢の多い幼児・秋。
 ちょっとだけ秋を預かることになったことから始まった、
 静かで確かな絆っていうか信頼関係を築いていくみたいな。
『うさぎドロップ』とはまた別の、心地よい年の差コンビだと思います。

 子どもってかわいいです。
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2008年08月06日

☆『ヤスコとケンジ』(※兄妹)


☆『ヤスコとケンジ 1〜4(続刊)』(※二人暮し、両親の死、漫画家、元暴走族、ヤンキー、アシスタント、仲間、花屋、高校生、片想い、過去、姉弟、犬猿の仲、元総長、元レディース)
著者名:アルコ
出版社:集英社
別冊マーガレット
ドラマ化(08/7)
★★★★
出版年:2005.08〜
ISBN :9784088461458

“善悪なんぞどーでもいいんだよ。
 康子を守ることが俺の正義だ。”


 土9ドラマで放送中の原作コミック。

 ドラマが超ウケるし、
 ケンジとエリカさんの恋が実るのか気になっちゃってコミックにも手を出しちゃった。
 こちらもおもしろかった。
 ケンジ役の松岡さん似合いすぎ。

 微妙に設定や話が異なる部分は当然のようにあるのですが、
 全体の雰囲気は同じ。
 
 お互い本当の姿を隠しながらデートする二人の話がおもしろかった。

 4巻のラストは胸キュンだった。
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2008年07月26日

☆『この度は御愁傷様です』(※故人)


☆『この度は御愁傷様です』(※遺産相続、1億円、祖父、家族、兄弟、孫、友人、愛人、ヤクザ、AV監督、野球選手、宝探し、埋蔵金、父親、弁護士、社長、昔馴染み、腹違い)
著者名:宮本福助
出版社:講談社
モーニング
★★★★
出版年:2008.07
ISBN :9784063727234

“祖父坂上徳造は七十八歳の生涯を閉じた。
 残されたのは三人の子供と
 面識のなかった孫一人”


拝み屋横丁顛末記』の作者がモーニングへ。
 拝み屋以外のお話が読めるなんて幸せです♪
 他の話も読んでみたかったんだよー。

 どんな人生を歩んでいたのか全くわからなかった祖父が死に、
 身内が爺さんの家に集まる。
 遺言によると遺産はダーツで決めろとのこと。
 何の価値もない遺産整理をしていたところ見つかったのは、
 一億円の遺産があるというビデオメッセージ。

 一億を懸けたダーツゲームのほか、
 祖父を知る友人により明かされる彼の黒歴史など、
 なんて楽しいじいちゃんなんだっ! っていうコメディです。
 没後に明かされる衝撃の人生。

 人の死後が描かれているのに、
 実はシリアスな話でありながら
 こんなにもコミカルに描けるなんて拝み屋とまったく雰囲気変わってないな〜。
 そこがいいところだわ。

 中年男やじじいどもの楽しさといったら(笑)

 こんな楽しい一生を送れたらどんなにハッピーなんだろう。
 ある意味目標ですvv
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2008年06月18日

☆『世界はひとつだけの花』(※義兄妹)


☆『世界はひとつだけの花 1〜(続刊)』(※両親の再婚、高校生、好きな人、フリーター、ニート、元カノ、不倫、同級生、恋、名前)
著者名:なかはらももた
出版社:秋田書店
恋愛よみきりMAX
★★★☆
出版年:2008.06
ISBN :9784253106061

“華 俺の義妹。
 俺の 世界の 花”


 や、もうふつーに面白いです。

 両親の再婚によって兄妹になった二人の恋愛です。
 完全にデキてます。

 妹萌えっていうの?

 主に兄と妹の話だけど、
 兄の花耶には彼女がいたりして、
 のちに別れますが体を重ねることもあり、
 妹の華は学校で一人の男子生徒に抱かれたり、
 お互い自分の好きな人以外に愛されていたりもするんですよね。
 その中でもやっぱり妹が好き、お兄ちゃんが好きと思うのです。

 恋愛MAXらしい内容。
 甘い甘い物語です。
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2008年05月20日

☆『家日和』(※家庭)


☆『家日和』(※家族、夫婦、主婦、主夫、家事、倒産、失業、子ども、作家、仕事、食事、大切なもの、ネットオークション、レコード、やりがい)
著者名:西村拓(画)
奥田英朗(原著)
出版社:創美社
集英社
オフィスユー
★★★
出版年:2008.05
ISBN :9784420151511

“朝礼でいきなり言われちゃった。
 今日から失業者”


家日和』のコミック版。
 家や家庭をテーマにした短編集です。
 若干収録の順番が違いますが、話は同じ。

 グレープフルーツモンスターがもうなんともいえない。
 微妙すぎて。

 好きなのはやっぱり「青山あり」。
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2008年05月13日

☆『100年たったらみんな死ぬ』(※生き様)


☆『100年たったらみんな死ぬ 上下』(※家族、同僚、老人ホスト、ホストクラブ、仕事、編集者、バイト、編集長、マンガオタク、元高校生球児、父親、娘、不倫、ひきこもり、友だち、仲間、同棲、若者、将来)
著者名:松田奈緒子
出版社:講談社
Beth
★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784063376371

“100年たったらみんな死ぬけど、
 それは100年生きたということなの。”


 いろんな人間が出てきて、
 その人の生き様ってかが描かれています。
 どんな人間かっていうのは上記キーワード欄を参照ということで略。

 ホストのお父さんが一番好きでした。
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2008年05月03日

☆『ヒメギミの作り方』(※執事)


☆『ヒメギミの作り方 1〜(続刊)』(※姫、王女、家族、一人暮らし、高校生、父親、王国、修行、形見、宝、同居、時期国王、イトコ)
著者名:和泉明日香
出版社:白泉社
LaLa
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784592186519

“ひとりでだって生きていける。
 そう思ってた”


 執事モノですが、萌えとかいうよりも家族とか側にいる人とかそういった大切さがメインな本。

 主人公まりあは10歳の頃に母をなくし一人暮らし中の高校生。
 そこに突然ルーファスとユリという二人の執事が現われる。
 行方不明の父親に彼らは仕えているらしく、
 自分は王国の姫君なんだそう。

 父親は危篤ですぐに帰らねばいけないのですが、
 旅立つ一週間の間に姫らしくなってもらうように修行することに。
 二人の執事との同居生活が始まる。

 とりあえず姫と執事という関係だけど、
 まりあは家族みたいになれたらと思っている。
 ずーっとひとりだったから。

 現代の日本を舞台にしているので
 国ってどこ? とか思っちゃうところがいけないですが、
 温かみのある作品です。
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2008年02月29日

☆『うそつきなジェミニ』(※姉弟)


☆『うそつきなジェミニ 1〜(続刊)』(※双子、記憶、過去、恋、剣道部、他校生、友だち、告白、写真)
著者名:宮脇ゆきの
出版社:小学館
ちゅちゅ
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784091315359

“ねえ……私たち本当に双子なの?
 もしかして私が失くした記憶に関係あるの?”


 双子の男女の恋モノです。

 いつも一緒に過ごしてきた二人だけど、
 いつのまにか2人は相手を特別な人として意識し始めてしまうのです。

 ここで重要になってくるのは、
 双子といわれているけれど、
 本当に双子だとわからない事実。
 幼い頃の写真が蒼衣にはなく、
 凛ばかりが映っている。
 
 蒼衣は6歳までの記憶がなく、本当のところを知らない。
 ただ、凛だけは知っている感じ。

 ふつーにおもしろい。
 真相を知りたいですね。
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2008年02月27日

☆『ろりーた絶対王政』(※同居)


☆『ろりーた絶対王政 1〜(続刊)』(※双子、女の子、高校生、転校、美少女姉妹、友だち、クラスメート、いじめ)
著者名:三嶋くるみ
出版社:芳文社
きららフォワード
★★★★
出版年:2008.02
ISBN :9784832276857

“大丈夫!
 りりお勉強できるし高校生になりすませるよ!”


 ロリマンガかと思ったら、そうなんだけどただのロリータじゃありませんでした。
 ワケありなところにまた萌えるんです(笑)

 主人公鷹彦の家に突然住むことになったのは、同い年の双子の女の子・るるとりり。
 双子なので当然2人は同じ年齢なのだけど、
 りりは子どもでどう見ても小学生!

 実力試験で化けの皮がはがれると思いきや、
 今までトップだった自分を抜き、ほぼ満点の成績を修めるのだった。

 でもでも、行動はどう見ても子ども。
 りりは本当に高校生なのか?
 成りすましているとしたら、どうしてこんなことをしているのか。
 
 まさに<かわいいは正義>なコミックで、
 しかもミステリアスなものもあり。

 かわいい女の子好きにオススメです。
posted by 未衣名 at 23:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2008年02月20日

★『聖少女』(※娘父)


★『聖少女』(※近親相姦、婚約者、事故、記憶喪失、日記、姉弟、作家、異性、罪、病気)
著者名:倉橋由美子
出版社:新潮社
新潮社文庫(S56)
改訂版
★★★★
出版年:2008.01
ISBN :9784101113098

“近親相姦は悪だとぼくは信じているに違いない。
 しかしなぜ悪なのか、それを考えだすとぼくはますますわからなくなる……”


 わたしが生まれたときは、すでにこの本は生まれていた。
 それだけで、すごいなと思った。
 昔の本の復刻版が新潮文庫から発売。
 読んでみて、復刊理由がちょっとわかった気がした。

 主人公はKという男性。
 婚約者の未紀が事故で記憶喪失になり、自分すら覚えていない状況に。
 そんな彼女から、1冊のノートを渡される。
 それは未紀が記憶を失くす前に綴っていた日記で、
 それは<パパ>を異性として恋した少女の日記であった。

 ラノベやコミックで近親相姦を読むのと、
 一般文芸モノで近親相姦を読むとのとでは、濃密さが違うというか、
 こっちのほうが深いものがある気がする。
 わたしの身内では近親相姦なんて考えられないけれど、
 ある人にはあるのかなって考えてしまう。
 そして、それの何処が悪いのか、考える。
 なんで近親相姦がいけないのだろうかと(まあ、わかってはいるのですが)。

 娘と父の話だけではなく、
 婚約者Kとその姉Lの近親相姦話もあり。
 多少にレズビアンというか同性愛めいたものもあり、非常に興味深いものがあります。

******
>父と娘の近親相姦

★『私の男
★『届かぬ想い
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2008年02月14日

☆『7's blood』(※異母姉弟)


☆『7's blood セブンスブラッド』(※家族、母親、父親、犯罪者の子ども、刑務所、服役、小学生、高校生、彼氏、死、孤独、病気、入院、暴力、愛人、愛情、キス)
著者名:有羽なぎさ(画)
瀬尾まいこ(原著)
出版社:講談社
デザート
★★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784063654882

“期間限定だけど、ぼくの母親は2人います。
 1人は病院に、
 1人は刑務所にいます”


 瀬尾まいこさんの「7's blood セブンスブラッド」(『卵の緒』収録作品)のコミック版。
(ちなみに「卵の緒」コミック版の感想はここでちらっと書いてます。)

 本作は、瀬尾さんらしい、ちょっと変わった人とその家庭が描かれています。
 いやはや、すばらしい。
 この長さでこの内容はものすごく深いよ。

 女子高生・七子の元にやってきたのは、自分の母親の愛人の子ども・七生。
 母親が病院で入院中の中、一つ屋根の下で暮らす二人。
 愛想の良くて世話好きな七生。
 だけど彼がかわいくみえない七子。

 一方で七生は、自分が愛人の子どもでしかも母親は犯罪者。
 しかし彼はそれを隠すことなく、授業中の作文発表で自分の素性を公表してしまう。
 なんでわざわざそんなことをするのか。

 子どもの繊細な心や、生きていくための手段・手法。
 切ないなあ。
 くさったケーキを平らげたシーンは涙モノですな。
 
posted by 未衣名 at 23:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2008年02月07日

★『限りなくキョウダイに近いフウフ』(※家族)


★『限りなくキョウダイに近いフウフ』(※夫婦、結婚、戸籍、繋がり、法律、友だち、養子、両親、既婚者、子ども)
著者名:小林光恵
出版社:幻冬舎
幻冬舎文庫
単行本(02/6)
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784344410800

“よくよく考えてみた結果なんだけどね、
 やっぱりそれがいい気がするんだ。
 涼とわたしがね、キョウダイになるってこと”


 夫婦が兄妹に!? ってことで、読まずにはいられなくてついつい……。

 結婚12年。
 子ども無し、性的関係無し。
 でも、互いを肉親のように大切に思うココロがあるんだ。
 血が繋がることは絶対にできない。
 でも、法律上では兄妹になれる。
 一旦離婚して、養子縁組すればいいの。

 こういうおかしな考え方、
 普通とはちょっと違う考え方(じゃあ普通って何なの? ということはおいといて)、
 そういうのは、自分と似ています。
 
 わたしはまだ未婚なので夫婦という関係が分からない。
 でもわからなきからこそ、
 こんな関係が素敵とか思っちゃうんだろうなあとも思った本。
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2008年01月25日

☆『危険純愛D.N.A』(※義理姉弟)


☆『危険純愛D.N.A 1〜(続刊)』(※家族、血の繋がり、モデル、女装、高校生、好きな人、恋、告白、過去)
著者名:車谷晴子
出版社:小学館
少コミ
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784091315458

“こんなに似てなくて俺たち、
 本当の姉弟だと思う?”


 血の繋がらない姉(亜美)と弟(千尋)の恋モノ。
 いわゆる近親相姦ってやつですが、やや変化球な感じ。
 弟が女装キャラというのは置いといて、

・血が繋がってないと知っているのは弟だけ。
 姉は知らない。
・過去に義理のキョウダイが愛し合って……という似た境遇を経験した男の子がお邪魔虫役で出てくる。
 これが超意味深。

 ↑ってとこがわりと新鮮な設定だと思う。
 経験者は語るというのは、同じ日に新刊が出た『世界を敵に回しても』でも登場するんですけど、<前例>ってのはかなりミステリアスで今後の展開に期待しちゃうんですよね。

 さてさて、2人の今後はいかに。
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2008年01月09日

☆『離婚同居』(※離婚)


☆『離婚同居 1〜(続刊)』(※家族、家庭、母親、父親、娘、双子、仕事、すれ違い、小学生、いじめ、ストレス、アルバイト、育児、子育て、料理、お金、キャバクラ、同僚、愛人、不満)
著者名:柏屋コッコ
出版社:新潮社
コミックバンチ
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784107713735

“だからいってるじゃない。
 離婚はそのままで同居しようって言ってんのよ”


 離婚した男女が、再び同居する話。
 ちなみに復縁の気は一切ない子育て生活です。

 これはおもしろい。

 ただ、子どもの心境に辛い部分がたくさんあり、笑顔に痛々しさを感じてしまいます。
 子どもが小さいときは、両親が側にいるのがどれだけ大事かってことが描かれてます。
 パパとママっていうのはかけがえのないモノ。
 もう一度家庭のあり方を考えさせる本です。
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2007年12月03日

★『メルカトル』(※孤児)


★『メルカトル』(※地図収集館、仕事、お偉い方、小切手、名前、アパート、女優、不思議な人、捨て子、女性、ガム)
著者名:長野まゆみ
出版社:大和書房
★★★☆
出版年:2007.04
ISBN :9784479650096

“勤勉なるきみに、一枚の地図を進呈しよう”

 地図の収集館で働く主人公のリュス。
 孤児である彼が、収集館で不思議な人たちと出会っていき、
 最終的に自分の身元を知る(母親と出会う)というあらすじ。

 これがファンタジックで、おおっ。っていう結末なんですよね。
 気が付かなかったーっ。
 そこに行き着くまでもよくて、
 各所にいろんなものが散りばめられているというか。

 これぞ長野まゆみ作品!
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年11月30日

☆『きのう何食べた?』(※暮らし)


☆『きのう何食べた? 1〜(続刊)』(※同居、弁護士、美容師、料理、ご飯、独身、両親、同僚、理解、同性愛者、元ホスト、献立、夕飯、スーパー)
著者名:よしながふみ
出版社:講談社
モーニング
★★★★
出版年:2007.11
ISBN :9784063726480

“人間にはひとりひとり個性があって、
 それは素晴らしいことなの!!”


 よしながふみがモーニングってすごいなと思った。
 だって、モーニングって青年誌じゃん。
 よしながふみってどっちかというとゲイを美しく描くっていうイメージがあるんだよね。
 BLという表現ではなくてさ。
 でも『フラワーオブライフ』みたいにそういう関係のないものだってあるしなあ。
 これっていったいどういう本? めっさ気になりましたよ。
 今出ている本誌は表紙にもなってますからな。

 これは、人間が描かれている本だと思う。
 よしながふみは、人間をうまく描く作家さんだと思う。
 ドラマ化した『西洋骨董洋菓子店』だってそうだ。
 ゲイが出てきても一般向けにできているのだからすごいと思う。
 
 主人公の弁護士・筧史朗は年のわりに若く見えるカッコイイ男性。
 同僚は知らないが実はゲイで、美容師で同じく同性愛者の矢吹賢二と同棲中。
 青年誌にしては珍しいなあというくらい、料理ネタが多いです。
 献立ばかり。
 安いながらもすげーいいもの作ってます。
 史朗の腕がよすぎ。だからこんなに若々しい体してるんだとうなずける。
 
 相方の矢吹もいいキャラしてるんだよね。
 第三者から語られた彼の過去に思わず噴いてしまった(笑)
 世の中せまいですね……。

 料理を肴に、いろんな話が語られています。
posted by 未衣名 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年11月28日

★『やがて目覚めない朝が来る』(※家族)


★『やがて目覚めない朝が来る』(※祖母、母親、父親、離婚、舞台女優、演劇、監督、死、病気、結婚、妊娠、出産、隠し子、人生、仕事、ヒモ、名前、海外、老後、介護)
著者名:大島真寿美
出版社:ポプラ社
asta*
★★★☆
出版年:2007.11
ISBN :9784591100011

“どうしても、そう感じてしまう。
 蕗さんは死なないんじゃないかしら。
 このまま、この世界に留まり続けるのではないかしら”


 ふつーにおもしろかった家族小説。

 主人公の有加の祖母は蕗さんといい、おばあちゃんではなく<蕗さん>と呼んでいた。
 だから彼女が自分の祖母であることの認識はあまりなく、彼女にとっては蕗さんでしかない。
 
 タイトルの『やがて目覚めない朝が来る』というのは、死の意味。
 永遠は続かない。
 やがてはこうなるのだという話で、有加と蕗さんの人生を中心に描かれている。

 有加の両親は離婚してるの。
 でもそれは嫌いでというとのとはちょっと違う感じのね。
 離婚後は蕗さんの家へ行き、母親と三人暮らし。

 お父さんは、ちょっと変わった人生歩んでる。
 舞台女優だった蕗さんの隠し子で、ばれたりとかでいろいろと苦労してきた。
 というか、みんながみんないろいろあったりという特別な人生を歩んでいるのです。
 不思議な繋がりっていうかもありで、
 ああ、家族だなって感じる。
 温かいです。

 人の人生ってなんなんだろうと思う。
 人の一生ってなんなんだろうと思う。
 これは、人生を考える本だと思う。 
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2007年11月25日

☆『過ぎる十七の春』(※従兄弟)


☆『過ぎる十七の春 1〜(続刊)』(※兄妹、母親、春、田舎、里、伯母、死、自殺、猫、
著者名:小野不由美(著)
山本小鉄子(画)
出版社:幻冬舎コミックス
BIRZ
★★★
出版年:2007.11
ISBN :9784344811393

“隆は十七。直樹は十七。
 ――運命の春がやってきたのだ”


 従兄弟同士の隆と直樹。
 17歳になったら何かが起こるらしい。
 伯母の死に、隆の豹変に……。
 飼い猫もいつもと違う。

 おかしいと思った直樹は親族の過去の死亡履歴を調べてみる。
 そして驚く事実を発見。
 年は違うものの、母親と子どもはみんな同じ日付に死んでいる。
 そしてその子どもは17歳で亡くなっているのだ。

 呪いとかそういう感じのホラー。
 1巻はほぼプロローグに過ぎないので本番はこれからでしょう。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年11月17日

★『ゆくとしくるとし』(※家族)


★『ゆくとしくるとし』(※家庭、帰郷、年末年始、大晦日、年越し、紅白、出産、助産師、オカマ、大学生、留年、離婚、親子)
著者名:大沼紀子
出版社:マガジンハウス
第9回坊っちゃん文学賞大賞受賞作
★★★☆
出版年:2006.11
ISBN :9784838716920

“も少し私、信じてみよう”
 
 普通におもしろかった。

 文学賞受賞っていうのも納得。
 じゃあなんで評価が★4つじゃないかといえば、ただ単に短編だからってことね。
 わたしは長編が好きなもんで、そんだけの理由。

 主人公は大学生のトリコ。
 年末1年ぶりに実家に帰ったら母親ともう一人、見知らぬオカマがいたというおもしろい設定。
 オカマのミカ姉がいいキャラしてます。
 今でいうとおネエMANっていうの??
 生き生きしててかっこいいのですよ。
 すげえなって思う。

 助産師やってる母親もいい人でね。
 実は主人公のトリコとは血縁関係になく、でも彼女の母親をやってるのね。

 血の繋がらない家族の話。
 赤ちゃんが生まれるとはどういうことかっていうのを通して、いろいろ思うの。
 サボりで大学留年しそうなトリコの成長物語でもある。

『ゆくとしくるとし』という、まさにこれからの季節にぴったりな小説です。
 
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2007年11月12日

★『私の男』(※父娘)


★『私の男』(※養父、結婚、父親、大震災、北海道、東京、仕事、海、恋人、披露宴、家族、家庭、拘置所、罪、殺人、過去、親戚、流氷、紋別、カメラ、巡視船、保安官、禁忌)
著者名:桜庭一樹
出版社:文藝春秋
別册文藝春秋
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784163264301

“親子のあいだで、しちゃいけないことなんて、この世にあるの?
 誰よりも、大切なのに。
 だって、血が繋がってる。ほかの誰とも違う。
 しちゃいけないことなんて、なにもない。
 父と娘のあいだには”


 素晴らしかった!
 
 簡単にいうと父親(養父)と娘の近親相姦モノなんだけど、これが奥深いのです!
 説得力があるというか、帯に書かれている<衝撃の問題作!>ってのは嘘じゃない。

 花は小さい頃震災に遭い家族を皆失った過去がある。
 彼女を引き取ったのは、血の繋がりのある親戚・淳悟で、彼は彼女と養子縁組することに。
 花が9歳のころからすでに体の関係を持つというある意味素晴らしい関係で、
 淳悟の年は花より16歳年上。
 確かはっきりとは書かれていないと思うのだけど、彼女らの本当の関係って非常にインパクトあるんだよね。
少女七竈と七人の可愛そうな大人』でも同じだったけど、2人の関係はすごい。

 相思相愛。
 ゆるがない愛情がそこにはある。
 その花が、第一話で結婚。
 父親との別れを決断するのです。
 父親もまた、花が離れることを可とする。

 物語は、彼女らの過去が遡るようにして描かれています。
 どうして恋人ができたのかとか、
 彼女は昔どのようなところに住んでいて、どのような人たちと関わってきて、
 淳悟とはどのような出会いをしたのかとか。
 視点は花、花の恋人、淳悟、淳悟を想っていた女性といろいろ変わる。

 これ読むと、結婚を決断したのがすごいことだ。
 絶対に誰とも結婚しないっていってたのにっ。

 シンプルなタイトルでありながら、読了すると「私の男」っていうタイトルがどれほどの意味を含んでいるかがわかる。
 未読時は正直センスないなあと思っていましたが、
 読了後はものすごいセンスを感じました。
 これ以上のタイトルはないよ。

******
桜庭一樹『私の男』がすごい。(All About)
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2007年11月02日

★『月のうた』(※家族)


★『月のうた』(※中学生、母親、父親、祖母、継母、再婚、幼馴染み、友だち、同級生、癌、死、親友、名前、テスト、月、家庭料理、合唱、武道、部活、妊娠、出産)
著者名:穂高明
出版社:ポプラ社
第2回ポプラ社小説大賞優秀賞
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784591099551

“きっと頭の造りが私とは違う。
 そして、将来社会に貢献できるいろんな力を持った人だと思った。”


 ↑という力を持った人がこの本の主人公民子で、
 民子をそう形容しているのが彼女の継母である。

 第2回ポプラ社小説大賞のトップを飾った作品(大賞は今回該当なし)。
 昨年の『ミツメテイタイ』以上、『削除ボーイズ0326』未満。
 ファンタジーを期待していただけにがっくりきちゃいましたけど、まあまあかなと思う。
 
 母を癌で亡くした民子。
 中学生になってしばらく、父親は再婚相手を連れてきた。
 厳しくも優しい祖母、不器用な父親、明るい性格の継母、実母の親友、そしてその息子との関わりの中で育っていく少女の心。
 主人公の民子だけではなく、視点が継母だったり父親だったり、お母さんの友だちだったりに変わっていきます。

 日常が淡々と語られる形。
 特に山や谷があるわけでもない。
 でも、時の流れを感じる作品で、そこら辺の重みがちゃんと描かれているのがいい。
 なかなかいい家族です。

 継母が来たときはそこでケンカが起きるのかと思った。
 出来合いの惣菜買うなとか、みそ汁のだし粒子状のにするなとか。
 うるさいっていい返すのかと思ったら素直に聞いてるし。
 生理になって自分もこいつみたいな女になっていくのか……と思うシーンもあるのだけど、継母も民子もちゃんとした性格の持ち主だし。
 お茶のときも素直だしなー。
 最近始まった昼ドラ「愛のうた」じゃ継母最初嫌われてたから、そういう考えしかなかったの、わたしは。
 腹違いの弟が生まれた時だって、名付け親になれるなんてすごくないですか?
 
 個人的には、陽一との関係をぐぐぐっと縮めてほしかったのだけど、そこは恋愛小説じゃないのでただの仲の良い幼馴染み関係。
 しかし、そういう関係に憧れるよ。


>月の裏側
 わたしもこれ憧れたことある。
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2007年10月19日

☆『うさぎドロップ』(※家族)


☆『うさぎドロップ 1〜3(続刊)』(※家庭、同居、祖父、母親、死、葬式、叔母、子ども、仕事、会社、異動、同僚、育児、保育園、小学校、入学、友だち、漫画家、パソコン、遺書、母子手帳、出生、記念樹、秘密、父親、苗字)
著者名:宇仁田ゆみ
出版社:祥伝社
フィールヤング
★★★★★
出版年:2006.05
ISBN :9784396763800

“何があってもこれだけは変わらない。
 俺は俺で、りんはりん”


 すげーいい話。
 主人公・ダイキチの祖父が死んでしまったことから始まる複雑な家庭事情・家族構成。
 ある日突然、ダイキチは自分の叔母さんと暮らすことになる。
 おばさんといっても、それは6才だったかの子ども・りん。
 じいさんの隠し子らしい。
 母親は行方不明で、なぜかダイキチにしかなつかなかった。

 初めは心を閉ざしていたりんだったけど、ダイキチとの生活で明るさを取り戻していく感じ。
 ダイキチもダイキチで、めんどくさい様子ながらもりんに愛情をたっぷりと注ぐ真摯な性格。

 オッサンと幼女という構図が素敵すぎます。

 りんが超かわいいの。
 ぎゅっとしてあげたくなるくらい可愛いの。
 こんぐらいの子どもを持つとこんな生活送れるんですかねえ。
 ちょっとわくわくですよ。
 思わず子どもほしーって思っちゃった。

 それくらい、このマンガの中の生活は輝いている。
 暗い影があるはずなのに、同等に、もしくはそれ以上に明るいのです。
 それなのに、なぜ母親は迎えに来ないのか。
 こんな子どもを放っておく親の顔が見てみたいってやつですよ。

 ――りんの母親は誰か。

 家族は一切知らない。
 お手伝いさんらしいということはわかっているんだけど、はっきりとしない。
 とりあえずは生きているっぽいですが。
 これについては2巻以降にてもう解明されてます。
 しかし、それを読むとますます<なぜ?>な世界が広がるんですよね。

 家族愛。
 幸せな家庭とは。
 子どもにとって良い環境とは何か。

 そんなテーマなのかな。
 とにかく幸せいっぱいな話です。
 萌えです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年10月05日

☆『メガネ王子』(※兄妹)


☆『メガネ王子 1〜(続刊)』(※高校生、恋、告白、失恋、母親、父親、同居、離婚、義兄、血縁、バーテンダー、アルバイト、片想い、学校、先輩、恋人、温泉、家族、メガネ)
著者名:水上航
出版社:講談社
なかよし
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063641653

“けさ失恋した相手が義理の兄に……?”

 メガネ萌えなコミックです。
 ええ、タイトルどおりですね。
 でも、タイトル以上にメガネを強調してくれるのがこの血の繋がらない兄妹設定です。
 家庭事情ってのもまたシリアスってかでいいんですよね。

 憧れの先輩に告白したもふられ、家庭の事情で同居することになり向かった先。
 そこにいたのはその彼。
 初めはツンとした態度にされますが、これがまたいい感じに打ち解けていくんですよねー。
 
 何がいいって、メガネバージョンと素顔バージョンのギャップですね。
 顔が緩んでしまいます。
 二つの顔をお持ちとは、また萌えだし、
 それにはちゃんとした理由があるっていうのもまた萌えです。
 かっこよすぎです。
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2007年09月26日

☆『REVIVE!』(※父娘)


☆『REVIVE! 現役娘と出戻オヤジ 1〜(続刊)』(※オタク、会社員、過去、娘、メイド、メイド喫茶、先生、担任、レア、限定品、おもちゃ屋、秘密、フィギュア、中学生)
著者名:五十嵐浩一
出版社:徳間書店
リュウ
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784199500527

“小此木達郎四十歳。ちょいヲタオヤジ。妻子あり。
 間もなく人生の大分点を迎えることになる”


 今どき珍しい? ホームドラマです。
 それも父と娘ですよ。
 自分、父親とあまり口きかないから逆にこの関係はうらやましいですね。
 理解できることがすばらしいって。
 うちじゃ絶対ありえないから。

 会社員の父親は昔オタクで、全部捨てたんだけど40歳になってまた思い出すんですよ。
 昔なつかしのパンチラな女の子のフィギュア買って自宅でそれをデジカメ撮影。
 それを娘の真名(中学生)に見つかる。
 弱みを握られてしまうのだけど、
 のちに彼女がメイド喫茶で働いているのを偶然店に行ったら鉢合わせ。
 以後、お互いの距離が縮まっていくという感じ。

 扱いの1つがオタクなので大勢に受け入られるとは思いませんが、少なくともわたしはいい話だと思う。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年09月22日

☆『九月病』(※兄妹)


☆『九月病 上下』(※近親相姦、同僚、仕事、恋、近所、デート)
著者名:シギサワカヤ
出版社:白泉社
同人誌掲載
★★★☆
出版年:2007.08
ISBN :9784592142829

“――覚悟を、きめなくてはいけない。
 手を離せなければいけない。
 それは、とてもおそろしいこと”


 兄妹の恋愛モノ。
 ちょっと問題のある家庭で育った子どもが……みたいな始まり。
<いけない子>が寂しさを埋めるという感じですかな。
 両親が亡くなり、家族はお互いのみ。

 悲劇過ぎる話でもないし、
 甘すぎる話でも、辛すぎる話でもない。
 かといって淡々とした日常を描いているわけでもない。
 ほどよい甘さじゃないでしょうか。

 好きなのは海老沢さん。
 伊坂兄妹の兄の同僚。
 三角関係になる人で邪魔みたいな位置だけど、
 なんか可愛いと思ってしまいます。 
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年09月16日

☆『真夜中にKiss』(※庶民→お嬢様)


☆『真夜中にKiss 1〜(続刊)』(※上流階級、家族、父親、再婚、死、社長、高校生、長男、弟、母親、クイーン、気品、マナー、パーティー、ライバル、嫌がらせ、豪邸、お金持ち、ダンス、使用人、運転手、お気に入り、子息)
著者名:持田あき
出版社:集英社
りぼん
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784088567723

“大事なのは自分だけは何があっても
 自分の味方であることだ”


 一般庶民の ののが、母親の再婚により突如大金持ち一条グループの娘になってしまう。
 新しい父親(社長)には息子が1人。
 和臣。
 兄弟も増える。
 
 アルバイトも辞めさせられお嬢様になったののは、
 お金目当てで一気にクラスメートに好かれ、彼氏にもお金目的な感じ。
 周りのお金持ち人間からは、財産目当てで再婚したんだとかいわれるし。

 庶民の女がクイーンになる話かな。
 史上最強の女性にね。
 普通の女性がトップに成長していく物語ってホステスだけかと思った(笑)。

 嫌味いわれたって、どんなに悪くいわれたって、何されてもうろたえない。
 常に冷静に。
 そんなかっこいい女性に主人公は成長していくのです。

 上流階級の人間は偉いのか。
 いや、偉いんじゃなく偉くならなくちゃいけない。

 上流階級の人間とはどういう人たちなのか。
 どういう人たちのことをいうのか。
 かなりうまく描かれてます。

 同じ女として見習わなきゃっ。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

2007年08月21日

★『ワーキング・ホリデー』(※父子)


★『ワーキング・ホリデー』(※ホスト、元ヤンキー、母親、息子、夏休み、ホストクラブ、宅配便、転職、小学生、友だち、先生、事故、入院)
著者名:坂木司
出版社:文藝春秋
★★★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784163261201

“俺はお前らを愛してる。
 たとえこの夏で世界が終わっても、
 俺は絶対恨んだりしねえから”


「初めまして、お父さん」
 ホストクラブで働く主人公のヤマト。
 仕事中に現われた小学生は、いきなり自分を「お父さん」と呼ぶ。
 どうやら本当らしい。
 自分の子どもらしい。

 久々にえらく感動する家族小説というものを読んだよ。
 わたしの場合小説でおもしろかったといえるものは大抵ファンタジーを含んでいるんだけど、
 これは一切なし。
 純文学。
 
 坂木さんってこういうのも書けるんだ……と感心してしまった。
 正直ひきこもり探偵より好きだ。

 ホストの主人公(のちに宅配屋に転職)ヤマトがかっこいい。
 息子の進が大人びててけっこうやりこまれてはいるんだけど、
 やっぱ大人だなあと思うのですよ。
 さすがホストともいえるんだけど、
 お父さんっぷりが素敵だ。かっけー。
 
 ついついホスト時代の職業病が出てしまうヤマトと、
 子どもをしっかりと叱れるヤマトのギャップっていうの?
 やるときはやれるというか……。
 取り返しがつかないことについての云々がめちゃくちゃ胸に響いた。

 ジャスミンさんも素敵だよねー。
 ついていきたいわ。
 こんな大人が近くにいるなんて幸せすぎるっ!!
 
 宮部みゆきの『ステップファザー・ステップ』とか畠中恵の『百万の手』好きな人には良いのではないでしょうか。

>余談:サラダのこと
 スーパーで買ったサラダ、コンビニで買ったサラダ。
 次からはお皿に移し変えようと思いました。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(3) | 人物、家族、家庭

2007年08月05日

●『エンドロールまであと、』(※姉弟)


●『エンドロールまであと、』(※双子、恋、青春、思春期、病弱、高校生、映画研究会、許婚、名家、祖母、医者、保健室)
著者名:壁井ユカコ
出版社:小学館
ルルル文庫
★★★☆
出版年:2007.08
ISBN :9784094520217

“どっちにしたって俺たち、
 一生一緒にはいられない。”


 双子の姉弟の禁断の恋モノ。
 物足りないなーとは思うんだけど、
 少しだけファンタジー性を含んでるところはちょっとおもしろいかな。

 性別が違うのに、一卵性なんですよ、この双子は。
 それゆえに、身体にちょっと病気持ち。
 女の子特性のアレもまだのようだし。

 最後は並に終わりましたが、
 でもなんというか運命めいたこの結末っていうかは好きです。
 双子ってだけでこれは運命だし、
 いろいろな困難があるゆえで、一緒にいたいだとか生きたいだとか、
 そういう願い、切ない部分が好きなんだよなー。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 人物、家族、家庭

2007年07月15日

☆『夕日ロマンス』(※姉弟)


☆『夕日ロマンス』(※愛、恋愛、家族、学校、告白、ブラコン、異母兄妹、交通事故、死)
著者名:カトウハルアキ
出版社:フレックスコミックス
ファンロード
★★★
出版年:2007.07
ISBN :9784797343175

“ユウは姉です。
 ヒロは弟です。
 アタシはッ、弟のことが……!!”


 ユウが好きなのは弟のヒロ。
 禁断の恋モノです。
 ヒロはあんまし興味ない感じだけど、そっけないところがまたよかったりする。
 家事担当、弟だし。
 そこに異母兄妹のトモを加えてのラブコメ。
 危ないシーンがない、わりと純粋系。
 そこがこの本の魅力。
 過去話も好き。

 困ったところは、完結したのか完結してないのかわからないところ。

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家族内の恋愛
 ブログ内リンクです。
 一応、参考として。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | 人物、家族、家庭