“魔女はふたりいる。
●『どろぼうの名人』(※百合、姉妹、母娘、約束、古本屋、童話、中学生、日常、離婚) 著者名:中里十
出版社:小学館
第2回小学館ライトノベル大賞佳作受賞作
★★★☆
出版年:2008.10
ISBN :9784094510973
ひとりは私の姉、佐藤葉桜。
もうひとりは、姉の仕事上の知人、川井愛”
100%百合小説です。
とりあえず、百合好きにお勧めしておいて、
でも、別に一般でもオッケーだと思いますよ。
相思相愛ってわけじゃなく、
これってどんなんだろというモヤモヤを描いているのでそこがまたいろいろな想像が出来て楽しいかと(って、完全に百合好き目線からモノいってますね)。
男女の恋ものは必ず結ばれるけど、
百合は絶対に結ばれませんから。
その意味でも切なさっていうか、でも女の子同士のきれいさや悲しさがあっていいと思います。
んであらすじ。
主人公の佐藤初雪は、姉・葉桜の命により、
彼女の知人・川井愛の妹になる。
関係としては、人質のような感じで。
偽りの姉妹の関係。
本当の姉妹での関係。
母娘関係、
偽りの姉の娘との関係……。
いろいろな関係あって楽しいです。
プラス、文章はですます調なのに
何気に上半身裸とか大胆なシーンがあったりで
このギャップがたまらんです。
桜庭一樹の七竈の話を思い出すわ。
ミステリーを醸し出してるよ。
うそつきはどろぼうの始まりで、
じゃあどろぼうの終わりはなんなのかってやつも面白かったな。


