2009年03月26日

☆『ボクラノキセキ』(※前世の記憶)


☆『ボクラノキセキ 1〜(続刊)』(※王国、王女、高校生、魔法、記憶、クラスメート、戦争、文字、血、王族)
著者名:久米田夏緒
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★☆
出版年:2009.02
ISBN :9784758053945

“証拠もないのに誰も信じるわけないだろ。
 そんな妄想”


 前世の記憶を持つ皆見晴澄。
 彼はとある国の王女だったという。
 みんなは馬鹿にするけれど、
 それは事実と化していく。。。



 現在と前世がフラッシュバックのように両方語られていきます。
 前世を持つのは晴澄だけじゃなかったっていうところが
 物語をより面白くさせてくれます。
 
 次も楽しみだ。
posted by 未衣名 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2009年03月23日

☆『さらしあそび』(※死神)


☆『さらしあそび 1〜(続刊)』(※女子高生、生徒会長、恋、名前、仕事、友だち、同僚、副会長)
著者名:トビナトウヤ
出版社:白泉社
ザ花とゆめ
★★★☆
出版年:2009.03
ISBN :9784592185772

“いつでもオレの側にいろ。
 1秒でも長くオレの話し相手でいろ”


 よくある系の死神マンガ。

 だけどけっこうおもしろいです。
 女子高生(生徒会長)の大場恋。
 彼女に興味を持ってしまった死神・愛。

 死ぬはずだった恋は死神により生きながらえることに。
 死神・愛は、彼女の命をどこまで延ばせるか挑戦中ー。

 なかなか好きな、死神と人間の関係。
 憧れるわ。
 いいなあ……。

 そして、恋を好きでいる正岡君!
 彼の哀れな子羊っぷりも良いです。

 けっこう楽しい!
 次も楽しみっ!
posted by 未衣名 at 01:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2009年03月03日

◎映画「おくりびと」(※納棺師)


◎映画「おくりびと」(※再就職、オーケストラ、チェロ、父親、母親、妻、実家、山形、社長、銭湯、幼馴染み、故郷、死、火葬場、過去、記憶、生と死、石文)
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞
130分
★★★★
公開:08/9/13

“一体、自分は何を試されているんだろう……”

 アカデミー賞受賞作品ということで観てきました。

 オーケストラでチェロを弾いていた男が
 楽団の解散で実家の山形に戻る。
 そこで就職したのが納棺師という、
 旅立ちのお手伝いをする仕事。

 死を扱う作品にコメディが入り込めるのかと思ったら、
 出だしから取り入れられてまして、
 いつの間にか作品の世界に飲み込まれました。
 
 よかったという話はアカデミー賞モノなので語らないとして、
 ここではふと思った疑問を。

 主人公は最後に救われるんですよ。
 でもそれは映画だからこうきれいにまとまったのだと思う。
 では実際リアルの現実世界では、誰もがこう救われるものかなと思った。
 救われずに終わる人もいると思うのです。
 そういう人はどうなるんでしょうねえ。
 巧くいきすぎというか、
 でも人の死にまつわる話を聞くといつも不思議話があるから一概にはいえないんだけど。

 
 どこでこの物語のラストを飾るのかと思えば。
 一番の盛り上がりでふとエンディングクレジットへ。
 別にいいんだけど、もう少し余韻がほしかったとかも思ってしまいました。


 あと、音楽担当はジブリで有名な久石譲。
 驚いた。

 以下、ネタばれ感想ー。


続きを読む
posted by 未衣名 at 23:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2009年02月08日

●『パララバ』(※パラレルワールド)


●『パララバ Parallel lovers』(※並行世界、事件、大切な人の死、殺人、謎解き、ミステリ、高校生、クラスメート、携帯電話、マスコット人形、化学部、他校、屋上、高所恐怖症、文芸部、友だち、秘密、犯人探し、犯罪)
著者名:静月遠火
出版社:アスキー・メディアワークス
電撃文庫
第15回電撃小説大賞金賞
★★★★
出版年:2009.02
ISBN :9784048675185

“綾、死んだのはお前なんだ”

 昨年募集のあった電撃大賞受賞作が刊行されました。
 とりあえず金賞から読んでみる。

 友達以上の関係だった一哉が事故死。
 突然の訃報に見舞われた綾だったが、
 彼女の携帯にかかってきたのは死んだ彼からの電話。
 一哉いわく、死んだのはお前の方だ。と。
 
 綾の世界では一哉が事故死、
 一哉の世界では綾が何者かに殺害された。
 そういうことになっているらしい。

 携帯電話だけが繋ぐ並行世界。
 互いが欠けた世界で、
 二人は事件の犯人を探していく――。


 ……とまあそんな感じで。
 
 なんていうか、金賞にしては普通かなという感じ。
 確かに面白かったけど、もう少しひねってほしかった感がありました。
 結局行きつく先はそこかと、化学部の秘密がわかったあたりからちょっと落胆してしまった。
 もうちょっと別のルート希望だったかな。
 
 や、まあいいんだけど。

 あと、いいトコで携帯電話の電池が切れるとかそういうのあった方がより楽しめたかもしれないかなー、とも。


 ――しかし。
 なにはともあれ、面白かったといえば面白かった作品。

 ライトノベルというよりは一般小説寄りのヤングアダルト系ノベル。

>高畑京一郎の『タイム・リープ』
 これはわたしも衝撃を受けた。
 途中で読むのやめるの絶対無理。
 読み始めたら止まらない面白さでした。
posted by 未衣名 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2009年01月21日

★『わたしの優しい死神』(※死神)


★『わたしの優しい死神』(※生と死、生きる意味)
著者名:きのとりこ
出版社:木耳社
★★★
出版年:2009.01
ISBN :9784839359669

“……疲れた。
 今日こそ 死にます”


 ↑っていっている女の子が死神とお話して、
 生と死を考え、
 いろいろと疑問を持ちつつも
 生きることに決める話。かな。

 ※いわゆる大人絵本。

 なんですけど、
 わたしが苦手とするジャンルの本で落胆してしまった。
 なんていうか、たぶん鬱とか死にたいって思っている人に
 少しでも前向きになってほしいとかいう部類の本だと思うんだよね。
 
 癒し系いうわけじゃないけど、
 微妙。微妙すぎる。

 とにかくわたしとは相性合わない本。
 こういう一時的な慰めはいりません。
 ってか慰めにもならない。
 わたしには不要。
posted by 未衣名 at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2009年01月19日

☆『キミとボクをつなぐもの』(※前世)


☆『キミとボクをつなぐもの』(※生まれ変わり、記憶、過去、クラスメイト、婚約者、兄妹、友だち、相談、駆け落ち)
著者名:荒井チェリー
出版社:芳文社
まんがタイムきららフォワード
★★★☆
出版年:2009.01
ISBN :9784832277670

“生まれ変わりって信じます?”

 前世の記憶を取り戻してしまったクラスメイトの浅川美雪と、
 ひょんなことから前世での自分の婚約者相手を探す羽目になってしまった朝陽。
 前世ではじいやとぼっちゃんという関係だった彼らの現世の様子を描いています。

 けっこうおもしろかったです。

 目の前の目的が消えてしまった後に残った真実といいますか、
 当たり前すぎて気付かなかったことといいますか、
 ラストに近づいていくあたりが好きです。
(微妙に進行状況に突っ込みはあるのですが)

 好きな組み合わせは兄妹です。
 現世でこういう関係になれたのも運命です。

*******
>合わせて読みたい作品
☆『NGライフ
posted by 未衣名 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年12月16日

◎「劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」(※記憶)


◎「劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」(※記憶、名前、過去、絆、仲間、想い、運命、暴走、手紙、姉弟、恨み、復讐、独占欲)
原作:久保帯人
監督:阿部記之
脚本:高橋ナツコ
大久保昌弘
ぴえろ
★★★★☆
上映時間:94分
公開:08/12/13

“必ず思い出す。
 その名を”


<絆>の強さを描いた劇場版BLEACH第三弾。
 もうネタないだろうと思っていただけによかった。
 とりあえず、第一弾<本作<前作といった感じかな。
 前作の方がよかったといえばよかったけど、
 これもなかなか!

 劇場版といえば最強の敵出現! ってのが定番ですが、
 今回のは強さが最強ってこともまああるのですが、
 絆の強さでも最強クラスを誇っているのでその意味でも困難な戦いだったと思う。

 
 わけのわからない二人組にルキアが連れ去られ、
 それを一護が助けに奔走する話。
 敵はその二人組のほかに護廷十三隊。
 死神全員から一護とルキアの記憶が抜け落ち、
 瀞霊廷を壊滅させている旅禍と勘違いされてしまいます。

 一護が必死に自分の名前と相手の名前を呼びながら戦う。
 どうにかして記憶を呼び覚ますため。

 何度自分の名を呼んだだろう。
 何度ルキアと叫んだだろう。

 必死に自分の存在とルキアの存在を証明しようとする一護の想いの強さ。
 コンも今回に限っては姉さんを想って大活躍ですよ。


↓以下、ネタばれ含む感想
posted by 未衣名 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年12月16日

☆『ゾンビロマンチシズム』(※死者)


☆『ゾンビロマンチシズム』(※ゾンビ、国、法律、近未来、不思議世界、労働、国家、高校生、過去、両親、先生、告白)
著者名:睦月のぞみ
出版社:芳文社
コミックエール!
★★★☆
出版年:2008.12
ISBN :9784832277618

“大嫌い…か。
 嫌われることには慣れてるはずだったのにな…”


 近未来。
 労働力が足りなくなった国がとった政策。
 それは、一度死んだ人間をゾンビ化させ、労働力として日常で生活させること。

 そんな世界で生きる主人公のリカ。
 彼女は大好きな先生に告白するものの、
 彼がゾンビだということを知り拒絶する。
 それは、ゾンビにまつわる過去があるから――。

 ゾンビの哀しい存在を描いているというか、
 ゾンビに対する扱いが卑劣すぎてなんともいえない。
 こんな世界はいやだって感じですね。

 しかし憤りを感じつつ、
 優しい話に仕上がっています。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年12月02日

☆『アンデッド』(※死者)


☆『アンデッド』(※生ける死体、蘇り、人間、都市伝説、腐敗、心、想いの強さ、未練、厚生労働省)
著者名:井上和郎
出版社:小学館
スピリッツ
★★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784091822383

“私…知ってるの…
 自分がもう…死んでいるんだってこと…”


 美鳥や『あいこら』作者の連作短編集。
 さすがといいますか、巧かった。
 美鳥もあいこらもやや破天荒な設定ながらすんごく好感のもてるラブコメなんですよね。
 すごいなと思います。

 んで、今回のアンデッドは、強い想いを残したまま死んでしまった人間が蘇るという話。
 生ける屍。
 最初は『黄泉がえり』のようなものかな? と思ったら全然違う。
 
 重要なのは体は死んだままってことで、
 つまりは腐敗は絶賛進行中で、
 限られた時間が見えまくっているということで。
 さらに外気だけではなく幸せや感動で心が温かくなっても腐敗が進んでしまうこと。
 つまり、やり残しを達成したら死ぬに直結するわけ。

 腐敗=本当の死。

 上手く扱ってるよ。
 もうベタベタに第一話が気に入ってる。
 王道が一番でしょ。

 んで、最終話のまとめもうまかった。
 ラストは全員集合じゃないけど、生きる意味はなんなのかってのを総集している。
posted by 未衣名 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年10月04日

☆『ソラオト』(※告死天)


☆『ソラオト 1〜(続刊)』(※天使、仕事、会社、高校生、クラスメート、監視役、エリート、ランク、試験、落ちこぼれ、出世、コンビ、予告、恋)
著者名:高宮智
出版社:小学館
チュチュ
★★★
出版年:2008.10
ISBN :9784091320902

“天使は会社で天使は社員。
 空はどこまで昇ったって空で
 そこに楽園である天国なんて存在しない”


 死神のような仕事をしている天使たちの話。

 人の魂を天に還すのが告死天の仕事。
 あと少しで死ぬ人に何かしてあげたいっていう天使が、
 自分の仕事に不満を持ちながら人の魂を送っていきます。

 実力主義の世界っていうか格差社会というか、
 =仕事という世界が好きになれない。

 不条理すぎ。


 んで、次巻が完結巻です。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年09月11日

★『ガーディアン』(※守護霊)


★『ガーディアン』(※不思議な力、能力、会社、仕事、OL、プロジェクトチーム、仲間、父親、娘、結婚、事件、拳銃、郵便局、死、人質)
著者名:石持浅海
出版社:光文社
アスキー
ジャーロ
カッパノベルス
★★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784334076764

“ガーディアン。守護者。
 その正体はわからなくても、
 片時も離れずにわたしを護ってくれる存在。”


 幼いとき父親を亡くしてから、勅使河原冴はずっと不思議な力に護られていた。
 自分の身が危険にさらされるとそれは勝手に発動する。
 事故ならバリアとして。
 故意な攻撃に関してはそれなりの制裁が下る。

 表紙の少女を勝手に女子高生と判断し、
 あらすじを見て勝手に萌えて中身を読んでみれば、
 主人公の女の子は社会人じゃないですかーっ。
 表紙の彼女は物語後半の主人公。

 
 微妙にすべての物語が語られていない気がしてやまないのですが、
 っていうか、冴からガーディアンが消えた理由がなんか淡白っていうか。
 え、それだけ? みたいな。
 父親としては、「娘はやれん!」的な展開あってもいいんじゃないかなーと。
 だって大事に大事に護ってきた娘じゃん?
 簡単に男に引き渡してよいのか?
 そう考えちゃう。 

 しかし、おもしろかったかといえばおもしろかった。
 物足りない感はあるけれど、おもしろかった。
 
 恐ろしい守護者だけど、
 1話のミステリは好きだし、
 後半のアクションってかもシュチュエーションとして最高なんだよな。
 やややりすぎではありますが。。。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年08月30日

☆『ピカピカ家畜』(※臨死)


☆『ピカピカ家畜 1〜(続刊)』(※家畜、飼い主、首輪、現代→異世界、誘拐、生と死、弟、魂)
著者名:厘のミキ
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★☆
出版年:2008.08
ISBN :9784758053686

“ここターミナルは死に損ないの集まる世界。
 生と死の境界線で臨死の場だ”


 新しい話だった!

 ピカピカ家畜ってなんかアヤシイタイトルでどんな話かと思ったら。
 
 誘拐された女子高生・マハネは突如異世界へ。
 そこは終末の世界ターミナル。
 マハネは首輪をかけられ、家畜にされる。
 飼い主を養うための家畜。
 それは生と死のハザマの世界で生きる死に損ないを処分することで……。

 一応裏表紙では悪ふざけファンタジーと描かれているけど
 それが正しいのか正しくないのかは読んでみてもわからんかった。
 しかし、人間の生を扱っているわけでやっぱり興味は湧くんだよなあ。

 続きが気になる。
posted by 未衣名 at 22:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年06月02日

☆『おもいでエマノン』(※記憶)


☆『おもいでエマノン』(※SF、永久、人類の誕生、歴史、精神年齢、船旅、名前)
著者名:鶴田謙二(画)
梶尾真治(著)
出版社:徳間書店
リュウ
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784199500770

“……私の精神年齢は
……たぶん三〇億年くらいになるらしいのね”


 九州への船の中で出会った少女エマノン。
 彼女に名前は無く、
 そして彼女には生命の誕生からの全ての記憶が備わっていた。

 不思議な少女の話。
 ラストの再会が心地良くてたまらなかった。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年05月31日

●『死神のキョウ』(※死神)


●『死神のキョウ』(※高校生、友だち、転入生、同居、護衛、過去、名前、事故、両親、記憶操作、同級生、恋心、告白、事件、死、仕事、命、従妹、役割、寿命、均衡、禁忌、魂、記憶喪失)
著者名:魁
出版社:一迅社
一迅社文庫
★★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784758040020

“そういう力があるってことは、しても良いってことなんじゃないか?
 本当に駄目ならそんな力自体無いと思うんだ”


 これは是非多くの方々に読んでいただきたい。

 不器用な少年と、素直になれない死神の女の子の切ないストーリーが綴られてます。
 これはストーリーを多く語らない方がサプライズできるので、
 あらすじはあえて書きません。

 前半は同棲やお風呂とかツンなところとか王道な男性サービスが多く入っていてそこが楽しかったり、
 意外にも女性サービスも豊富で、ニヤニヤしっぱなしでした(笑)
 女性にもウケはいいんじゃないかな。
 少年向けのラノベとしては本当に意外ですよ、こういう匂い系を取り入れるっていうのは。

 そんで、後半は一転してシリアス展開へ。
 全く予想もしていないストーリーに度肝を抜かれました。
 いわれてみれば各所に伏線はあり、なんで気づかなかったんだと悔しかったです。
 
 タイトルからもわかるように死神の話なんですけど、
 死神の仕事(役割)っていうのが、こういう考え方もありだよなーという非常に納得できる内容で、
 さらに死神もフツーの女の子で、フツーに子ども時代があったとか、
 過去話が切なすぎで、年頃の女の子になった今の性格がツンツンなことを考えると、
 ますます切なさを引き立たせてくれます。

 なんていい話なんだ! 

 とか思ったのですが、しばらくして「あれ? でも根本的なこと終ってないよな?」
 ということに気づきました。
 機会があったら次も続くらしいです。

 久しぶりに心地良いラノベを読んだ。
posted by 未衣名 at 11:22| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年05月22日

●『黒水村』(※死者)


●『黒水村』(※山村、課外授業、問題児、生徒、先生、伝承、雨、果実、土、銃、秘密、化け物、老化、世代交代、寿命、犠牲、命)
著者名:黒史郎
出版社:一迅社
一迅社文庫
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784758040068

“この村はきっと死人をゾンビにする村なんだ”

 ホラーです。

 山の中の閉ざされた村に、成績不振な生徒らが課外学習のために引率の先生と一緒に行きます。
 そこには恐ろしい伝承やこの世にないモノの存在があり、
 村には黒い雨が降る。
 その中で育つ赤い果実・アカモロとは――。

 なかなかのホラーでした。
 あったら恐ろしいです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月16日

☆『不思議くんJAM』(※転生)


☆『不思議くんJAM 1〜(続刊)』(※狭間、恋、恋人、王子、同級生、小学生、クラスメート、先生、担任、牧場、牛、後継ぎ、聖剣、運命、お守り、覚醒、北海道、転入生、いじめ、ネックレス、夫婦、王冠、ストーリー四コマ)
著者名:小池田マヤ
出版社:双葉社
まんがタウン
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784575941555

“大事なのはそう思う事と
 逢うべき時に逢えること”


 輪廻転生を描いているストーリー四コマ。
 死んだあとのはざまの世界で恋人になった王子と女の子。

 この1巻は、前半に女の子サイドが、
 後半には王子サイドの両編が載っていて、
 ラスト付近でそれが繋がっていくというおもしろい構成になってます。
 ストーリー四コマでここまで描かれれば十分じゃないかなと思います。

 記憶を持ったままの転生メンバーはどうやら王子と女の子だけじゃないらしい。
 そして王子はやがて世界の王になるという。
 
 2巻が楽しみです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月14日

★『自殺のすすめ』(※死)


★『自殺のすすめ』(※自殺、医師、死に方、ガス自殺、凍死、同級生、知人、教授、剃刀、医学生、死に顔)
著者名:渡辺淳一
出版社:角川書店
角川文庫
★★★
出版年:1975.06
ISBN :9784041307038

“自殺にはさまざまな種類がある。
 なかで死に顔が最も美しいのはガス自殺と雪の中での凍死である”


 硫化水素自殺が多発する中、どういう経緯か忘れたけど辿り着いた作品。
 どっかで紹介されていたので読んでみた。
 新しい本ではなく古い本。
 短編集の中の一作品です。

 自殺について考えるのは確か。 
 こういう1つの考えを知るってだけでも読んで無駄はないかなと思う。

 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月12日

☆『ゾディアックゲーム』(※死者)


☆『ゾディアックゲーム 1〜(続刊)』(※銃乱射事件、記憶、クラスメート、深夜、戦い、生き残りゲーム、本、ルール、属性、パートナー、仲間、敵、裏切り、参加者、プレイヤー、化け物)
著者名:真じろう
出版社:マッグガーデン
ブレイド
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784861275005

“貴方は既に死んでいる”

 街で起こった銃の乱射事件。
 主人公の英はそれに巻き込まれ死亡。
 が、リーブラと名乗る少女に生を再び取り戻すための儀式に参加するようにいわれる。
 それは、事件の被害者たちが織り成す生き残りゲームだった。

 戦闘方法とかルールは微妙にガッシュに似ているような感じもしますが、
 多少オリジナルな部分もあるから許容範囲かなとも思います。

 死者でありながら執行猶予中の死人。
 死んではいるが生き返るチャンス有。
 特に生きる目的がなかった少年がこの儀式にどう挑んでいくのか。

 ラストでは大変なことになっちゃってますが
 どうなるんでしょ。
 楽しみです。


 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月26日

●『イキガミステイエス』(※生神)


●『イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。』(※兄妹、絵本作家、両親の不在、病院、白血病、使者、異界、医者、期限、霊能者、看護士、依存、契約、執行猶予、死神、誕生日、ADHD)
著者名:沖永融明
出版社:富士見書房
ヤングミステリー大賞第6回奨励賞
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784829163993

“言ったろ?
 四十八代目、生神だよ。
 お前さんの死を、告げに来た”


 死神の変形です。
 イキガミも死神の一種かと。

 主人公のダイゴは絵本作家で身内は妹の一樹のみ。
 両親は死んでいる。
 その妹は白血病という不治の病。
 妹にはそのことを隠しながらの生活を送っている。
 そんな中ダイゴは、謎の青年に今晩死ぬと告げられ、
 とある契約をし少しだけ猶予をもらう。

 なかなかの新人さんです。
 筆力あります。
 ロリとか禁断の兄妹愛とか神とかわりと王道を通りつつ、
 ちょっとだけ新しい道を開拓したかなーという感じ。
 けっこう世界観が好きだったりする。

 契約に関しての一連の話はよかったなあ。
 そういうことでしたか。

 
 イラストはKEIさん。
 初音ミクで有名な方です。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月23日

☆『エンジェル高校』(※死者)


☆『エンジェル高校 1〜(続刊)』(※天使、交通事故、高校生、天使養成学校、生徒会長、校長、堕天使、羽、新入生、双子)
著者名:犬上すくね
出版社:小学館
サンデーGX
★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784091571298

“そうだ。
 私たちは二度と人間には戻れない。
 彼らにはただ忘れられてゆくのみの存在。”


 主人公ルキオは物語の早々に交通事故で死亡。
 突然現われた黒服の天使に攫われていった先は天使の養成学校。
 しかもその後堕天使高校のやつらがルキオを狙ってエンジェル高校にやってきて決闘みたいなことになるし。

 偉大な大天使になるために入れられた天使の学校。
 自分が生き返るためにルキオは生きる。


 透明な羽根とか、軽くいろんな伏線が張られているので続きが気になる作品。
 主人公がいきなり死んで死後の世界へという話はわりとあるけれど、
 また新しい形が生まれたような気がします。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月12日

★『死体入門!』(※死体)


★『死体入門!』(※死者、魂、死、九相詩絵巻、骨、動物、水死体、食物連鎖、ミイラ、木乃伊、ツタンカーメン、検視、死亡届、死後、葬儀、学者、自然人類学、法医学者)
著者名:藤井司
出版社:メディアファクトリー
ナレッジエンタ7
※実用書です
★★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784840123013

“死体に興味を持つことはほんとうによくないことなのだろうか?
 ありふれた存在であるはずの死体が徹底的に隠される現状のほうが異常ではないですか?”


 ※死体に関する知識書です。

 現在の世界人口はおよそ66億以上、
 つまり、100年後には新たに66億以上の死体が間違いなく生じるということ。
 これほど数が多いのだから世界にありふれていてもおかしくないのに、日本では特に徹底的に隠される。
 生きている以上誰もが死体となるわたしたち人間。
 社会の偏見をなくすためにこの著書は書かれたらしい。

 わたしはネクロフィリア(死体愛好家)ではありませんが、
<知る>ということに関しては知識が豊富でいろんな発見がありました。

↓以下、興味のあった項目。
・魂にも重さがある

 実際に量った人がいるという。
・活け魚と鮮魚の違い。
 ※鮮魚=新鮮な魚ではない。
  一瞬、もう食えねえとか思ってしまった。
 人間も魚も同じ生き物。
・平安時代はそこらへんに遺体がいっぱいあった。
・九相詩絵巻
 死体が朽ちていく様子。
 膨張すると初めて知った。
・死体にハエが集る理由
・少年探偵の推理は正しいか?
 某有名少年名探偵のいうことは本当なのか。
 たぶんコナンへのツッコミ(笑)
・葬儀の種類
・死体売り
・死体農場
・骨
・なぜ火葬のときのど仏を残すのか

 興味を持ったら本書を手に取ってみてください。

******
>死や死体を学べる作品
☆『死化粧師
 死体をキレイにするエンバーマー。
☆『デス・スウィーパー
 自殺などあった場所をキレイにする特殊清掃
★『モップガール
 同じく特殊清掃
●『ヒツギでSOSO!
 主人公は、エリート処刑官育成学校で葬儀の勉強をしている。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月10日

★『まよいもん』(※霊)


★『まよいもん』(※魂、死者、迷い者、霊能力、霊能者、中学生、離婚、母親、父親、友だち、インコ、信者、テレビ、番組、出演、報道、横浜、蛇、再婚、力、上客、常連、悩み、入院、生死、妊娠、赤ちゃん、名前)
著者名:松井雪子
出版社:幻冬舎
星星峡
★★★★
出版年:2008.03
ISBN :9784344014824

“土曜会へようこそ”

 書いた作品が何度か芥川賞候補に上がっている作家さんなので、
 文章がうまい。

 主人公マナは、霊能者という裏の顔を持つ母親を持っている。
 母親は月に何回か土曜にクライアントを集め、
 自宅で霊視みたいなことをしている。
 マナにも力はあり、まよいもんというあの世とこの世の間を彷徨う者たちをなんとなく見ている。

 霊能者ってどんな役割を持つのかとか、
 それによって救われる人、
 被害をこうむる人、
 そしてそれによって自分に襲い掛かる出来事。
 本物ってなんなんだろうとか。
 力の衰え始めたしのぶさま。
 そしてまだ完璧ではないものの力を持ち始める娘マナ。

 能力持ちなので非現実といえばそうですけれど、
 それでも青春グラフティーというか、
 10代の女の子が描かれているし、
 お母さんのこととかお父さんのこととか、
 身近に感じること多かったです。 
 
 人には進退が絶対あるし、
 若い力もあれば衰えていく力もある。
 生まれる力もあれば死ぬ力もある。
 人間の命だって同じ。
 それにより心が不安定になったりもする。
 生きる時間が長ければ長いほどいろんなことが起こるのは当然。

 それなりの厚みのある本なので、
 いろいろと描かれてます。
 でも厚みを気にすることなく読めるのがこの本のよいところ。

******
>占い師、霊媒師系(インチキや嘘系)
☆『霊能力者小田霧響子の嘘
★『強運の持ち主
★『陰陽屋へようこそ
posted by 未衣名 at 10:05| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年04月02日

☆『EPITAPH エピタフ』(※死天使)


☆『EPITAPH 1〜(続刊)』(※葬儀屋、死者、言葉、任務、仕事、子ども、商売、鎮魂協会、遺言、遺書、学費、情報屋、お金、目的、探し人)
著者名:硝音あや
出版社:一迅社
百合姫
★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784758070270

“もういない人の手紙だから、
 届ける人が必要なんじゃないかしら。
 死人に口なし――なんて言わせない。
 生きてるだけで偉いなんて誰が決めたの”


 まず、
 ※掲載誌が百合姫なので、それを了承してそれでも興味があれば手に取ってみてください。
 ※表紙画像はいわゆる萌絵となってますが、あれはただの大きな帯です。
 帯を外せばフツーのマンガ本の表紙とそう変わりありません。
 むしろ周りのマンガ本より落ち着いてます。

 タイトルのエピタフとは、墓碑銘のこと。
 主人公は死天使と呼ばれる子ども達で、
 彼女らは死者に遺言を届ける仕事をしています。
 葬儀屋と思ってください。

 普通の子どもなら学校へ通っている年齢ですが、
 彼女らは働いています。
 このご時世、子どもがお金を得るには身売りと葬儀屋くらいしかないみたいです。

 大人たちからは忌み嫌われる存在の彼女ら。
 生きるにはこうするのしかないとか思うと、
 じゃあ彼女らにはどんな過去があり、
 これから何をしようと生きているんだろうとか思ってしまうわけです。

 物語が大きく動くという1巻ではなかったけれど、
 2巻を読んでみたいとは思う。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年03月27日

◎「(映画)Sweet Rain 死神の精度」(※死神)


◎「(映画)Sweet Rain 死神の精度」(※死、判定、下界、人間界、上司、犬、苦情受付係、クレーマー、音楽、ミュージック、CDショップ、プロデューサー、スカウト、コイン、生きる意味、歌手、ヤクザ、復讐、アニキ、仲間、同僚、拳銃、男、最期、美容室、結婚、アンドロイド、ロボット、孫、小学生、カード、人生、太陽、雨)
原作:伊坂幸太郎
監督:筧昌也
脚本:筧昌也
小林弘利
上映時間:113分
★★★★
公開日:08/3/21

“君は死ぬことについてどう思う?”

 伊坂幸太郎『死神の精度』の映画版。

 いや〜、よかった。
「死神の精度」という題字が出る前にさっそく泣かされてしまった。
 ラストは数回泣いた。
 あそこで小西さん出すなんて反則!
 泣くに決まってるじゃないですかっ。

 原作の話ほとんどそのまま使ってあるんだよ。
 でも微妙に脚色されてて、それが巧く繋がってる。
「死神の精度」→「死神と藤田」→「死神対老女」の3話。
 連作短編かと思いきや、実は1つの物語であったというのが伊坂作品らしくなってるなあという感じ。

 主人公は死神の千葉。
 その人間が死に値するかどうか7日間観察し、
 実行する(死)か見送る(生かす)か決める。

 原作と大きく違うのは上司の存在。
 犬はいなかったけどね。
「あみだくじ」はウケた(笑)

 全体的にやはり雨が多かった。
 スイートレインというだけあるよ。
 でもだからこそ太陽のありがたみがわかるし、
 死ということについても考えられるんじゃないかな。

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posted by 未衣名 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年02月09日

●『under 異界ノスタルジア』(※魂)


●『under 異界ノスタルジア』(※異界、現世、侵食、死者、能力、闇、力、失踪、死、兄、母娘、兄弟、恋人、双子、探偵事務所、手紙、異名、薬、銃)
著者名:瀬那和章
出版社:メディアワークス
電撃文庫
第14回電撃小説大賞銀賞受賞
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784840241632

“この世界は、常に異界の侵食を受けている”

 まあまあかな。

 途中2回くらいパンチがあっておもしろかったんですけど、
 もうちょっと足りないかなーみたいな。

 主人公・唯人は、失踪中の兄から届いた手紙により、
<異界>と現世のバランスを保っている人たちに出会います。
 一度は離れますが、同級生の友だちが行方不明になったことから再び関わることに。
 
 死んだものの魂の行方とか、
 そういう話が好きな人には、まあ良いのではないでしょうか。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月30日

☆「憂鬱ヤマラージ」(※死者)


☆「憂鬱ヤマラージ」(※輪廻転生、前世、天界、運命、過去、罰)
著者名:小玉ユキ
出版社:小学館
キューティコミック
←「小玉ユキ短編集 マンゴーの涙」収録作品
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784091314796

“てめえが俺を地獄に落としたんだろ。
 俺はよーーっく覚えてるぞ”


 小玉ユキ短編集の中の一作品。

 天界の役人と、天国か地獄か裁かれる死者との会話。

 人間のとき悪事を働き地獄で懲役30年、
 転生後アブラムシとして生活。
 そして死亡。今に至るっていう、
 主人公の人生にまず萌えた(笑)

 しかも恋のお相手はアリですか!?

 アブラムシとアリの関係は初耳。
 人生って面白いなあと感じさせられる作品です。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月16日

◇「すばらしきこのせかい」(※死神)


◇「すばらしきこのせかい」(※渋谷、生き残りゲーム、組織、命令、ミッション、戦闘、バッジ、流行、パートナー、契約、現実世界、携帯電話、記憶、死、青春、エントリー、デザイン、力、鍵、壁、必殺技、夢、天使、対価、感情、仲間割れ、嫉妬、妬み、恨み、裏切り、協力)
開発:ジュピター
発売:スクウェア・エニックス
シナリオ:平野幸江
メディア:NDS
ジャンル:アクションRPG
1周プレイ時間:約15時間
★★★★★
発売:07/07/27

“この渋谷を生き抜く術はたった一つのカンタンなこと。
 どんな状況でも全力で今を楽しめ!”


 これは最高傑作! ネ申。
 こんなにクオリティーが高い作品だとは思いもせず。
 やり出したら止まらなかった。

 RPGっていうと大抵異世界モノだからね。
 現実世界が舞台。しかも主人公は現代に生きる少年少女というのが最大のポントではなかろうか。

 実在する渋谷をモデルとした生き残りゲーム。
 109が104だったり、東急ハンズが渋急ヘッズだったり、パルコがモルコだったりタワレコがトワレコだったりで面白いです。
 渋谷行きたくなります。

 ゲームはやっちゃいけないとよくいわれますが、これはぜひ10代の人たちにプレイしてもらいたいですね〜。
 ヤングアダルト小説(もしくはラノベ)みたいで、ティーンエイジの悩みが巧く描かれているのです。
 心の闇をね。誰もが持っているだろう感情を上手に絡ませているのですよ。
 世界は俺1人でいいとか壊れてしまえとか仲間なんか要らないとか思っている人には特にオススメ。
 主人公もそんな人間です。
 バトルも爽快。
 敵を倒すのが楽しいです。

 さて。
 本編は主人公・ネクが死神たちの不条理なゲームに巻き込まれることから始まる。
 7日間と決められた中で、ミッション(指令)をクリアしないと存在が消されてしまうという。
 ここまでだったらよくある設定なのだけど、ゲームを進めていくほどシナリオが濃くなっていくのです。
 ゲームの企画者であるコンポーザーが誰かって話になるのだけど、これがめちゃくちゃ意外な人物で。
 サプライズな犯人に度肝を抜かれます。

 普通のRPGと違うとこは、
・敵との対戦は基本的に任意(強制もあります)。
・負けてもすぐにリトライできる(これは途中から)。
・戦いのレベル(敵の強さ)が選べる(EASY、NORMAL、HARD、ULTIMATE)。
 →プライドを捨てればボス戦に苦しむことがない。
・最大HPが好きに設定できる。
・上下画面両方がそれぞれ戦闘画面として操作できる。
 上は十字キー操作(ストリートファイターみたいな)。
 下はタッチペン操作。

 好きな相棒はヨシュア。
 映画「ブレイブストーリー」のミツル似なとこも影響しています(笑)。

 好きキャラはゼタ南師さん(2番目は羽狛さん)。
「このヘクトパスカルが!」のセリフがたまらない(笑)。
 あと「4ね!」も。
 数字マニアっぷりが最高です。
 彼が作る巨大オブジェ(ゴミの塔)も実は好きだったりする。

 発売から日が経っているので、中古はもちろん新品でもお求め安くなってます。
 安いものをみると逆に申し訳なく思っちゃうほどおもしろいので是非。

 現在2周目プレイ中。
 完全クリア狙ってますvv
posted by 未衣名 at 00:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月08日

☆「ホームランリング」(※死神)


☆「ホームランリング」(※指輪、手作り、プレゼント、お守り、マネージャー、野球部、閻魔手帳、仕事)
著者名:藤方まゆ
出版社:白泉社
LaLaDX
←『あぁ愛しの番長さま 3』収録作品
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784592188773

“テメー、なぜ死神が見える!?”

 なかなかなラブコメというかコメディー。
 
 大抵少女コミックにでてくる死神っていうのは、人間の女の子と恋に落ちるみたいなのが多いから、これは珍しい作品。
 恋関係にはならないけど漫才っぷりが素敵じゃないですか。
 何気に恋のキューピット役ですよ。

 野球部のマネージャーをしている女の子。
 ある日、部員のシムラを狙う死神を視てしまう。
 シムラのことが好きな彼女は、
 なんとか彼の命を救おうとする。
 無しにするには、死亡予定が書いている閻魔手帳を壊すこと。

 短いけれどなかなかなものです。
 ヘタレな死神を応援したくなる(笑)
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年12月28日

☆『デス・スウィーパー』(※特殊清掃)


☆『デス・スウィーパー 1〜(続刊)』(※死者、自殺、仕事、生死、死体、遺体、遺族、同僚、兄、バイト)
著者名:きたがわ翔
出版社:角川書店
コミックチャージ
★★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784047250024

“人によってや憐れまれたり逆に蔑まれたりすることもある。
 けどこの仕事は、誰かがやらなきゃならないんだ――”


 事故や事件現場の清掃をする特殊清掃の仕事が描かれているコミック。
 腐敗した遺体や現場の後始末です。

 わたしも含めて、多くの人は死体はきれいなものと思っていると思う。
 原形をとどめていないだとか、腐り果てているものなんて見たことがないので考えられないのだと思う。
 本当はこんなにも汚く醜いものとリアルを語っているのがこのマンガ。
 特殊清掃の現場が描かれています。

 この巻は、自殺者がメイン。
 この前石田衣良がNHKの仕事で「自殺願望のある少女に自殺を思いとどまらせるための童話というのを書いてくれ」みたいなことを引き受けてやっていたけど、
 本書はまさしく、自殺志願者に自殺を思いとどまる本ではないかと思う。
 ミイラになればいいですけど、こう醜く変貌したり周りの人に迷惑をかけるのかと思うと普通はやめるよ。

 見るものじゃないけど、人間なのだからこういうとこも知ってなきゃならんのだなあと思った。
 心臓が止まると人間はどう朽ちていくのか。
 後始末とはどんなに過酷なものなのか、軽くでも知ってほしいと思う。

******
>関連図書
★『モップガール

 同じく特殊清掃の現場を描いた、こちらは小説。
☆『死化粧師
 死体を腐らせないためにキレイにするエンバーマー。
 死体と向き合う職業に就く青年が描かれている。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(6) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2007年12月15日

★『ぶらんでぃっしゅ?』(※意識)


★『ぶらんでぃっしゅ?』(※言葉遊び、父親、母親、居酒屋、子ども、死、予感、学校、成長、名前、苗字、みにくいあひるの子、結婚、コピーライター、夢、バイト、事件、お笑い、絆、海馬、記憶)
著者名:清涼院流水
出版社:幻冬舎
★★★★☆
出版年:2005.11
ISBN :9784344010703

“どうやら、ぼくはまだ生まれてないらしい。
 ぼくは今、母の子宮の中にいるらしい”


 褒め称える内容であったかはイマイチよくわからないんだけど、
 言葉遊び部分が好きだったのと、
 ラストあたりの<ぼく>の正体が明らかになったとこ、
 そしてラストのぶらんでぃっしゅ? に軽く感動してしまったのが賞賛理由。
 正直<ぶらんでぃっしゅ>の多用がうざかったのですが、
 これだけに関しては気持ちのいい終わりだったのですよ。

 主人公は、常盤ナイトという赤ん坊の中で生きる存在。
 前世? の記憶は全くない。
 ただ、自分が大人であることは理解しているよう。
 ナイトの中に潜みながら彼とともに成長し、
 やがて自分の正体を知るみたいな。
 ストーリー語るの難しいのでかなり省略してますけど、
 中身は濃くなってます。

 常盤ナイトという存在がすごいよ。
 言葉遊び素敵過ぎます。
 とりあえず、自分の名前の由来ってのが気になると思います。
 これ読んだら自分の名前の意味を考えずにはいられないと思う。
 言葉のマジックというか言の葉というか、
 言葉の魔力はすごい。
 命名とは命を吹き込むことだと思う。

 タイトルの「ぶらんでぃっしゅ?」とは、ぼくがよく聞き違える言葉。
 ありえねえだろという言葉まで<ぶらんでぃっしゅ>に変換されるのだからある意味素晴らしい。
 これ読んだの、西尾維新が参戦しているから。
 いーさんで登場しているのがウケた。

パーフェクト・ワールド』全巻読了した後に読んだせいか、いろいろと似てるなあと思った。
 雰囲気がね。
 これも運命の物語でもあるから、それが『パーフェクト・ワールド』にも繋がったのかなあとも。
 
 言葉遊びに興味のある人にオススメ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年10月25日

☆『死神ラヴァーズ』(※死神)


☆『死神ラヴァーズ 1〜(続刊)』(※死、高校生、鎖、運命、恋、寿命、正者、仲間、死神界、成績、自殺志願者、願い)
著者名:有木涼
出版社:集英社
マーガレット
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088462233

“あたしの本当の死がいつ訪れるのだとしても、
 繋がっているのが聖なら
 死神と一緒に生きていくのも悪くないかも”


 主人公の未来は一度死んで死後の世界に連れて行かれるんだけど、
 でもそれは間違いでしたって現世に返されるの。
 ただし、死神と鎖で繋がれた状態で。

 かなりの王道路線です。
 死神との恋とか、
 死神の仕事を手伝うようになるとか、
 死神仲間が出てくるとか。

 絵柄があんまり好きじゃないので読みにくいのが個人的な難。
 しかし好きなテーマではあるので最後まで読み進めるつもりです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年10月12日

●『幽霊列車とこんぺい糖』(※生と死)


●『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(※自殺志願者、廃線、線路、中学生、高校生、ガールミーツガール、食、アルバイト、パン屋、寒天、味覚障害、死、工房、芸術家、店長、創作、自殺、保険金、キャバクラ、不倫、名前、姉妹、母親、脱線事故、死者、石窯、才能、天才、従姉妹、夏休み、過去)
著者名:木ノ歌詠
出版社:富士見書房
ミステリー文庫
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784829164006

“ボクがこいつを<幽霊鉄道>として、
 甦らせて見せる!”


 ヘンないい方すると百合小説なのだけど、
 列記とした青春小説・ジュブナイル小説だとわたしは思う。
 妙に印象深いシーンが多いんですよね。
 心に残る話だったのです。

 主人公は電車に飛び込み自殺を考える海幸。
 ところが、予定場所はいつの間にか廃線になっていて、計画は失敗。
 そんな彼女の前には、リガヤと名乗る女子高生が現われる(ボクっ娘です)。
 廃線の先にあったのは廃棄車両。
 彼女はそれを「幽霊鉄道」として甦らせるのだという。

 それっていったいどういうこと?

 彼女にだんだんに魅かれていくわけですよ。

 名前からしてまずいい。
 海幸という名前にも、リガヤという名前にもそれぞれに重要な意味を秘めているし、
 自殺理由とか、味覚障害のこととか、リガヤの姉のこととか。
 ミステリアスだったり、狂気があったり危なかったり。
 表紙見る限りじゃ綺麗な小説って感じするけど、そうじゃない。
 まさに現代社会って感じがする。
 人の心の奥に潜む大きな闇っていうか、そこら辺が。

 特別な意味をたくさん含んだ、運命の物語だと思う。
posted by 未衣名 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年09月03日

●『ねくろま。』(※死者)


●『ねくろま。』(※魔法学院、精霊、死霊、天才、幼馴染み、約束、ゾンビ、骸骨、生徒会、仲間、後輩、怪物、アンデッド)
著者名:平坂読
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
★★★☆
出版年:2007.06
ISBN :9784840118736

“……認めるよ。たしかに君はマシロちゃんだ……。
 少なくとも、マシロちゃんの記憶を持っているらしい”


 死者の甦りの話。
 結論からいうとわりと楽しめた。
 だって禁忌じゃん。
 おもしろい素材じゃん。

 主人公ソリス(頭脳明晰)には、幼いころ「お嫁さん云々〜」の約束をした大切な女の子マシロがいる。
 だけど彼女はけっこう前に亡くなっている。
 のはずなのに、骸骨になって現われた。
 彼女いわく、生き返らせたのは自分!?

 精霊魔法科や死霊術科がある魔法学校の話。
 ソリスは、骸骨のマシロを人間に戻そうと試みます。

 読みにくかったり理解ができないところが多々あるのですが、
 物語の中枢というか、大元はいいと思う。
 主人公の幽霊嫌いという性格とか、隠し事があるところとかもいいと思う。

 今月下旬に2巻が発売予定。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年08月20日

●『さちの世界は死んでも廻る』(※不死者)


●『さちの世界は死んでも廻る』(※恋、告白、デート、両想い、敵、組織、兄弟、命令、執行)
著者名:三日月
出版社:小学館
ガガガ文庫
第1回小学館ライトノベル大賞・期待賞受賞作
★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784094510256

“こんなことありえない。
 どうして、こんな巡り合わせなのか”


 うーむ。
『ムシウタ』の存在があってもなくてもなんだけど、
 微妙だな……。

 大好きな同級生のアツミに告白して両想いになった主人公のさち。
 だけどだけどとある出来事により日常は一変――な話。
 ストーリーは、まさに「さちの世界は死んでも廻る」。

 恋愛の要素っていうか、
 恋の部分が薄い気がする。わかりにくいんだよなー。
 この人ほんとに恋してるの? というか。
 それだけの恋をしているのかがわからない。

 一応紹介。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | 死者・死神・魂

2007年08月20日

●『優しい煉獄』(※死後の世界)


●『優しい煉獄』(※死者、近未来、喫茶店、探偵、マスター、依頼、仕事、お金、人探し、王子、奴隷、幽霊、ブテッィク、秘密、犬、猫、ダフ屋、デパート、犯罪、保険金、占い師)
著者名:森岡浩之
出版社:徳間書店
トクマノベルス(05/4)
デュアル文庫
★★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784199051722

“そう、おれたちは死んでいる”

 不思議世界です。
 近未来だからこそ、の世界。

 新しくて新鮮でした。
「お客さん、今朝からコーヒーは冷めるようになったんですよ」って、どんな世界??
 リアルを追求しちゃいけないらしい。

 ここは現世で死を迎えた者たちが生きる世界。
 コンピュータに記憶やら人格やらが保存され、仮想空間の中で死者達は生きている。
 主人公の朽網もその1人で、死者の世界では探偵業を営んでる。
(死後世界で仕事をするのはお金がいるから。
 空腹になったら、その先にあるのは再び死)

 仮想空間にもいろいろあって、主人公の住むのは古い型の世界。
 街が昭和。60年がモデル。
 コンピュータがほとんどない。
 犯罪がない。

 連作短編集。
 死者の世界の中に紛れ込んだ生者を探すのが一話目の「清らかな街の片隅で」。
 喫茶店マスターの正体に迫る骨格的な部分。
 二話目「だれかの夢の国」は死者の世界にいる幽霊騒動。奴隷とか人のコピーとか。タイトルどおりの話です。
 三話目「待ち人のいない駅」は依頼人女房探し。はっとするような真実が。
 四話目「罪人も憩う街」は、デパートに<犯罪始めました>の垂れ幕がかかることから始まる。死後世界では犯罪が絶対不可能になっている。
 そういうふうに設定されているから。
 現実世界のように犯罪はあったほうがいいのか。
 犯罪許可証が売られる。

 続刊もぜひ読んでみたい。
 
posted by 未衣名 at 15:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2007年08月05日

●『絶望系閉じられた世界』(※死神)


●『絶望系閉じられた世界』(※幽霊、天使、悪魔、居候、友人、妹、姉、デート、殺人、幼馴染み、謎解き、ミステリ、魂、傷跡、不死、誘拐、過去、神、通り魔、儀式)
著者名:谷川流
出版社:メディアワークス
電撃文庫
★★★★
出版年:2005.04
ISBN :9784840230216

“解っているからだ。
 命には重みも尊さも無い。
 だからこそ簡単に奪い、また無関心でいられる。
 そして守ろうともする。
 自分の命の軽さを認めたくないからだ”


 ハルヒシリーズ描いてる人の作品。
 さすがだなあと思った。
 うまいんですよ。
 
 建御の家に押し寄せてきたのは、
 幽霊と死神と天使と悪魔。
 友だちの杵築は携帯で呼び出され、非日常世界へと巻き込まれる。

 西尾維新とかこの前読んだ「嘘つきみーくんと〜」とかそんな感じで、かなり猟奇的な殺人事件が描かれている。
 これが現実というか、
 認めたくない世界だけどやっぱそういう世界なんだよなというか。

 キレイ事なんて無い。
 毒舌ばかりが詰まってる。
 でも、その毒舌は間違っているわけではないから、
 逆に綺麗に感じたりもする。

 全ては仕組まれたことだった――的なストーリー。
 頭の良さにも気持ちいいものがある。

 登場人物も、
 幽霊と死神と天使と悪魔ですからね。
 いろんな話聞けて楽しいです。
 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年08月02日

●『イクライナの鬼』(※死神)


●『イクライナの鬼』(※魂、転生、任務、仕事、鬼神、未練、娘、家族、上司、閻魔、記憶、特異体質、友人、軍人、過去、一角獣、運命、過去)
著者名:崎谷真琴
出版社:集英社
コバルト文庫
2007年度ロマン大賞佳作
★★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784086010634

“おれは、失えば何度でも傷つく。
 傷つくことになれてしまったらそこで終りだと思ってる。”


 受賞作というだけあっておもしろい。
 ラノベ全体から見るとまあまあなんだけど、
 コバルトとしては上位組。
 表紙は男性2人ですが、BL要素は一切ナシ。
 純粋に、男の生き様、友情、家族愛が描かれてます。
「生きる」というのがテーマで、命の話。

 主人公は死神のトール。
 シルという軍人の魂を転生させることが今回の仕事。
 彼は結婚してて妻子持ち。
 戦場で命を落すが魂が少年の姿となって地上に残っているのだ。
 
 傭兵時代からのシルの友だちセルシアに、
 元人間である死神のトールに、
 死神と人間という生活を繰り返している特異体質の持ち主・シャルマに。

 これはいいですね。
 死神を扱った作品っていくつもあるけど、
 これは命の重みが丁寧に描かれてる。
 一人一人ってのがしっかりと描かれてる。
 主な登場人物のみんなを愛せるよ、これは。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年07月27日

☆『ツレビト』(※死者)


☆『ツレビト 1〜(続刊)』(※死、魂、異世界、生と死の狭間、案内人、導き、願い、想い、恋人、時間)
著者名:吉富昭仁
出版社:講談社
マガジンZ
★★★★
出版年:2007.07
ISBN :9784063492996

“人は、1人で門に行く事はできない。
 そう……だから我々が居るのです”


 人は死んだらどうなるのか。
 どこへ行くのか。
 それを扱ったマンガ。

 死の世界にまた新しいストーリーができたなという感じ。
 新しいです。
 死者は生と死の間の世界にいる。
 そこから死の世界へ導くのは死神ではなく、<ツレビト>と呼ばれる人。

 主人公の摩子は好きな人に想いを告白してその日に交通事故。
 死の世界へ連れて行かれるところを拒否。
 ツレビトになればこの世界に留まれることを知ると、ツレビトになる決心をする。

 ツレビトにもツレビトの世界というか決まりがあってさ。
 死んだ者がなお生きようとする話が描かれてます。
 それぞれに事情があることを考えると、人の想いの深さを感じます。

 これはなかなかにいけるんじゃないかと。
 オススメです。

 
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年07月19日

☆『眠れぬ蝶』(※死者)


☆『眠れぬ蝶』(※村、姉弟、血、神、伝説、言い伝え、蝶、生きる)
著者名:彩原その
出版社:集英社
りぼん
★★★★
出版年:2007.07
ISBN :9784088567587

“この村では死んじゃった人を
 一度だけ生き返らせることができるんだよ”


 何気に面白かった。
 りぼんにしては珍しいジャンル。
 こういうミステリアスな伝説っていうの大好きです。
 
 鬼無瀬という深い森に囲まれた村。
 ここには血の繋がらない姉弟の夏夜と凛が暮らしていた。
 本当の姉弟のように仲がよい二人。
 しかし、友だちのコータが来年東京へ行くと聞いた時から、少しずつ生活が変わっていく。

 思い起こせば、あの日から村から一切出た事のない彼ら。
 村の外へは出ちゃいけないといわれてきた彼ら。
 村に伝わる伝説――。
 村から出ないんじゃなくて、出れない理由。

 秘密を知ってしまった夏夜は、真相を知ろうとする。

 鬼無瀬ってのは知らないけど、鬼無里の近くで暮らしたことがあるのでその意味でも深く読んでしまいました。
 鬼無里もいろんな伝説あるし、小説に扱われたりするからね。
 
 運命って残酷。
 でもその中で生きようとする姿は、はかなくて美しくもある。

 
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年07月16日

★『とりつくしま』(※死後)


★『とりつくしま』(※魂、死後の世界→現世、夫婦、ロージン、マグカップ、日記、子ども、結婚、名前、図書館、名札、リップ、マッサージ機、補聴器、ジャングルジム、病気、扇子、カメラ)
著者名:東直子
出版社:筑摩書房
Webちくま
★★★☆
出版年:2007.05
ISBN :9784480804075

“この世に未練がある、死んだことに納得がいかない、どうしても会いたい人がいる、見て置きたいものがある……。
 そんな方々のために、とりつくしま係は、日夜業務を果たしておるのです”


 死者のその後を描いた連作短編集。
 死んだ後出会ったのは、とりつくしま係。
 未練がある者は現世へと戻れるらしい。
 魂の入っていない静物に入り込むことによって。

 お母さんは子どもの野球の試合の近くに、
 妻は夫の使っているマグカップに、
 子どもは高い高いジャングルジムに、 
 弟子は師匠にプレゼントした扇子に、
 娘は母親の補聴器へ、
 老人は素敵なあの女性の名札(胸元)へ、
 お父さんは家にあるマッサージ機へ、
 青年は自分と結婚することになった彼女の日記帳へ、
 女子高生はリップクリームへ、
 老婆は孫へのプレゼントであるカメラへ。

 自分が死んだ後、自分が大切に思っている人はどう変わっているのか。
 静物になった当人達がその人のホンネというか本当の気持ちを知ったりする。
 せつなくなったりほろりとしたり、幸せを感じたり……。
 最悪なババアだな、と思ったときもある。
 いろいろです。

 女子高生がリップになって大好きな先輩とキスってのは甘かったな。
 おじいちゃんが若い娘の胸の上っていうのは、エロじじいとか思ったりしたけど温かったりもした。
 ジャングルジムになった無邪気な子どもはせつな系。
 カメラになった老婆は思いもよらぬ旅をすることになるのだけど、それはそれで楽しいよな。
 
 死者が取り憑いたのはモノ。
 無くなったり壊れたりすればあの世に戻らなくてはならないという誓約つき。
 長く留まっている者もいれば、思い出とともに消える者もいる。
 現世との決別も大事だよなとも思う。

 自分は生者。
 もしかしたら身の回りのものに誰かの魂が宿っているかもしれない。
 とかなんとか、思ったりもした。
posted by 未衣名 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年06月16日

●『ニシガミさん家のデス子ちゃん』(※死神)


●『ニシガミさん家のデス子ちゃん』(※魂、ハサミ、幽体離脱、動物園、遊園地、ジェットコースター、観覧車、コーヒーカップ、友だち、父親、見習い、バス、生死、トンカチ、ワニ、輪廻転生、仕事、名前、運命、特異体質)
著者名:カズー
出版社:新風舎
第9回新風舎文庫大賞新人賞受賞
★★★☆
出版年:2007.06
ISBN :9784289506255

“お前……死神だろ?”

 ラノベの死神モノに弱いので買ってみた。
 まあまあだった。
 新風舎ですからな。「群を抜いた完成度と内容で……」という紹介文はちょっと言いすぎかと。
 日日日なら頷けるんだけど。

 しかし、つまらなくはないんですよ。
神様家族』と『死神とチョコレートパフェ』を足して2で割った様な……?(意味不明)
 な感じはするんですが、さくさく読めるしいろいろと道理は通ってるし?

 ワニが原因で自転車に乗ったまま転倒してしまった主人公の和輝。
 よくわからない意識の中現われたのはクラスメートの女の子。
 身体と魂を繋いでいる糸を切るとか何とか……。

 死神の少女デス子(「〜です」が口癖だから)と、幽体離脱しやすい体質を持つ和輝。
 ラブコメです。
 +デス子の父親を混ぜたね。
 パパさんもある意味いい性格してるよな。

 また少し違ったあの世の世界や規則がありました。
 読んで損はないかと。

  
>余談:ワニの正体と彼の仕事について
 児童書の『ノンタン!サンタクロースだよ』を思い出しました。
 うさぎのサンタはうさぎ。
 ねこのサンタはねこってヤツね。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年06月13日

★『阿修羅ガール』(※現世→死の世界)


★『阿修羅ガール』(※あの世、不思議世界、臨死体験、死、誘拐、友だち、殺人、猟奇、バラバラ殺人、ネット、掲示板、中高生、子ども、三途の川、片想い、愛、魔人、怪物、化け物、森、崖、学校、占い師、魔界)
著者名:舞城王太郎
出版社:新潮社
新潮文庫
単行本(03/1)
三島由紀夫賞受賞作
★★★★
出版年:2005.05
ISBN :9784101186313

“楽しいよ。
 相変わらずバカなことばっかりだけど。”


 舞城さんといえば性描写というか必ずヤるという行為が描かれている感じがするし、興ざめするんだけど読み進めてみるとおもしろいんだよね。
みんな元気。』もそう。
 本書も。

 一人の女の子が死の淵を彷徨う話。
 
 好きでもない男・佐野とヤッてしまったアイコ。
 本当は金田が好きなのにねー。
 佐野のフィニッシュに怒り佐野を置いてホテルからアイコ。
 ところがその後、佐野は何者かに誘拐されてしまったらしい。
 ちまたにはグルグル魔人やらネットを介したアルマゲドンやらが流行っている世の中。

 佐野のことに関連してクラスの女子・マキにシメられそうになるアイコだったが逆にボコる。
 しかしマキは自宅まで来てアイコに復讐。
 アイコはあの世とこの世を彷徨うことになる。

 臨死体験。
 崖だったり森だったり。
 サブタイトルが「三門」となってる第二章がいいです。
 3つの世界というか3つの試練というか……。
 場面が変わっていくのだけど切り替わりがいい。
 アイコは死んでいくのだけど、逆に現世に近づいているっていうか。

 愛の話も良いよね。

 三島由紀夫賞だから堅い話かと思ったら軽かった。
 深みもあるんだけど、やっぱラノベの部類なのかなー。

 ちなみにこれを読んだ理由は、表紙絵の担当が好きなアーティストさん(山口藍)だったから。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年06月03日

☆『DEATH GOD4』(※死神)


☆『DEATH GOD4 1〜(続刊)』(※化物、魔物、管理者、街破壊、処理班、偵察班、戦い、調律、魂喰蟲、人間
著者名:さとがねしょう
出版社:マッグガーデン
コミックブレイド
★★★
出版年:2007.05
ISBN :9784861273841

“あんた達ってもしかして、
 ……死神……って……やつ?”


 絵はきれいなんだけどちょっとわかりにくかったなーという印象がある作品。

 魂を喰らって人間界のバランスを崩す魔物を倒す死神たち。
 そして、見えないはずのそれらを視てしまった人間。
 +化け物以外の敵や、化け物を見れるし触れられる人間も出てくる。

 化物と死神のバトルものなんでしょうね。
 2巻からおもしろくなるなら今後も読みたいのだけど……。
posted by 未衣名 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年05月01日

★『夜警』(※人の死)


★『夜警』(※警備員、ヒルズ、芸能人、ショッピングセンター、恋人、妹、病院、幽霊、女の子、殺人、深夜、約束、取引、テレビ局、監視カメラ、深夜、巡回、女優、ドラマ、主役、刑事、時間)
著者名:赤川次郎
出版社:双葉社
小説推理
★★★☆
出版年:2007.04
ISBN :9784575007633

“こんなに可愛いと思わなかったでしょ、幽霊が”

 なんともいえない、ちょいとホラーな感じの小説。
 全体的にはおもしろかった。

 東京の六本木ヒルズを模したと思われるKヒルズ。
 主人公の栄田はそこで夜警をしている。
 深夜の巡回中に出会った女の子。
 彼女は監視モニターには写らない女の子で、栄田はマンションの一室で行われている殺人計画を彼女から聞くことになる。
 自殺と見せかけての殺人計画。
 それからは不可解な死が続き、そこには例の少女がいつも関わっていた。
 連鎖するような死。

 人の犯罪心理などを描いてます。

“あなたは正しいことをしたのよ。でも、それをわかってくれる人は誰もいない。だから、あなたは、世の中から見れば<人殺し>なの”

 というところにはどこか考えさせられるところがあった。

 ラストには少女の正体発覚。
 ドキドキでした。
 続刊が出るなら読んでみたいです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年04月01日

☆『賽ドリル』(※死者)


☆『賽ドリル 1〜(続刊)』(※あの世⇔この世、異世界、神、脳死、高校生、テスト、恐山、不動明王、歌、恋、生まれ変わり、江戸、無人島、賽の河原、真言、人助け)
著者名:河内和泉
出版社:スクウェア・エニックス
ガンガンWING
★★★☆
出版年:2007.03
ISBN :9784757519756

“あなた方ね死んでるんです。
 もっと言うとそうとうの思念を残して死んでます”


 気づいたら不思議な場所に。
 気づいたら目の前に変なヤツに。
 死んでしまった女の子や男の子たちが現世に生き返るための物語。

 最初の方はまあよくある出だしなんですけど、
 後から結構新しい発想の話しになっていきます。
 ゲーム感覚のコメディミッションがスタート。

 なかなか面白かった。
 課題がクリアできない江戸時代人の話好きです。
 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年03月04日

★『かたみ歌』(※生と死)


★『かたみ歌』(※商店街、幽霊、古本屋、古書店、レコード、本、天狗、張り紙、スナック、ラーメン屋、兄弟、夫婦、魂、猫、サイン、マンガ、作家志望)
著者名:朱川湊人
出版社:新潮社
小説新潮
★★★☆
出版年:2005.08
ISBN :9784104779017

“死神にサインをつけられた人間は、風切り羽根を抜かれた朱鷺と同じ運命ってことさ”

 ↑という、「朱鷺色の兆」など、七つの短編で綴られている連作短編集。
花まんま』『都市伝説セピア』の朱川湊人作品。
 彼らしい、死や死者、幽霊といったものを扱った不思議なものがたくさん詰まっている。
 これを読むと幽霊の存在をアリとしてしまう。
 今回も短編集だが、他の話ともつながりのある連作短編という形になっている。

「朱鷺色の兆」は、人の死がわかるようになってしまった男の話。
 自分もいつかその印をつけられるんじゃないかと、その運命を怖がるんだけど、
 それを乗り越えるもの。

 ほかに、殺人事件の現場に現われる怪しい人物「紫陽花のころ」や、
 商店街の張り紙が死の予告「夏の落とし文」、
 古本屋の本と栞で行われる男女の手紙のやり取り「栞の恋」など。

 胸きゅんだったり、最後にわかる事実ではっとさせられたり、
 ノスタルジックに浸れたりと、ラストはどれも感慨深い。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年02月19日

★『タマシイ×ボックス』(※高額アルバイト)


★『タマシイ×ボックス』(※死者、死人、魂、地下室、ボス、組織、友だち、大学生、彼女、都市伝説、殺人事件、過去、警察、料理、シェフ、両親、子ども、児童、エンバーマー、名前)
著者名:初芝広
出版社:文芸社
第8回U-30大賞受賞
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :9784286022451

“じゃあ、僕らのしていることは、何?”

 ここ数年多い、幼児や児童が殺されるという事件。
 そこらへんから生まれた作品と思われる。

 帯いわく、死体洗いより100倍怖いアルバイトがあるらしい。
 主人公の柊午が、親友・淳紀に誘われ引き受けた1回25万のアルバイト。
 内容を知ってしまったら一生抜けられないという恐ろしい内容を直前まで知らされず、ただいわれるままに黒い服を用意したり、飯を食わずに出勤したり。
<コトリ>という事務所の地下で行われているとある行い。
 
 またとてつもない発想をする新人が現れたなという感じです。
 子どもを差し出す両親の考えは未だ理解不可能ですが、
 面白い考え方だとは思う。

 グロイとはいわないけど、なかなかリアルな描写。
『鋼の錬金術師』で味わった悪寒が蘇りました。
 あ、そうそう、『ONE PIECE』のサンジの漂流話の時もそうだった。
 意味合いは全く違うけど、まさにそれだ。

 そういうことって実際にあるもんなの?
 ありえないとは思うけどさー、ほんとよくこんなの浮かぶよなーと思った。
 神聖扱いしてるけど、見つかったら即死刑じゃない?
 常識では考えられない。

 でも、こういう禁忌の世界を見れるのは小説だけなんだよね。
 だから許せる。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年01月06日

☆「導きの杖」(※死者)


☆「導きの杖」(※死後の世界、魂、扉、管理局、使者、ピアノ、生前、見習い、落ちこぼれ、24時間、天界→下界)
著者名:林みかせ
出版社:白泉社
LaLa
←『水玉ファブリック』収録作品
★★★☆
出版年:2007.01
ISBN :4592188586

“どうかその魂が正しい扉を選べるよう導いてやってくれ”

 白泉社コミックス今月上旬の新刊『水玉ファブリック』より。
 現実世界での恋愛や青春ものが多い林みかせさんには珍しいタイプの作品だったので感想を。
 短編集のうちの1作品(表題作「水玉ファブリック」が一番面白いです)。

 死後の世界を描いた作品。
 門の管理局で働いてる使者(魂を導く人)が、見習いさんと一緒に下界に下りる。
 彼らの目的は、交通事故で魂と体が分離してしまった女の子の導き。
 魂を体に戻し現世に戻すか、
 それとも死を選ばせるか。

 現世に残る強い想いを描いた作品。
 生前の苦悩、悩みがあって、そしてこれからの希望。
 
******
>魂の導き・指南役といえば……
『カラフル』『キリサキ』『シナオシ』『彼女がくれた木曜日』『お迎えです。』とかでしょうか。
posted by 未衣名 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年01月01日

●『Ai Death GUN』(※不死者)


●『Ai Death GUN 古より愛を込めて』(※近未来、月、警察、組織、銃、死、弟、刑務所、死者、魂、犯罪、戦争)
著者名:夜木まゆ
出版社:エンターブレイン
B's-LOG文庫
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :4757730683

“不死を知ってはならない。
 不死を人に知らしめてはいけない。
 ……不死を知った人間は、もはや人間ではない。”


 BLにも似た表紙絵ですが、決してそれ系ではない。
 あくまで男の友情物語。
 なかなか面白い世界が描かれています。

 舞台は近未来。
 百年ほど前、月に大きな隕石がぶつかる。
 破片が地球に降り注いだおかげで多くの人が亡くなるわけだけど、他の影響が出始める。
 月の破片に未知の物体<ネクタル>が含まれていて、その影響で多くの人の老化が止まり、キズや怪我の回復力が早くなる。
 月の奇跡で不死を得た人=<アルテミス>たちに、やがて人間を支配しようという感情が芽生える。
 人は殺しても構わないという価値観が生まれる。
 戦争が起こったくらい。
 で、アルテミスの監視目的で<不死管理警察>という組織が作られる。

 人であったものが人を殺すようになる。
 100年前は人もアルテミスも同じ人間だったのにねー。
 不死のアルテミスを殺せる唯一の武器が<デス・ガン>。
 管理警察に所属しているレイジ&ヤシキのコンビが活躍。

 この巻のあらすじとは、不死になるための物質<ネクタル>を余分に持っているアルテミスが現われ、そいつを追う話です。
 自分の仲間を増やそうという感じです。

 限りある命、永遠の命。
 月に選ばれた神。

 描き方、うまいです。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年12月17日

☆『黒の太陽 銀の月』(※死者)


☆『黒の太陽 銀の月 1〜6(続刊)』(※ヨミガエリ、牧師、使用人、村、孤独、銀髪、悪魔、退魔師、教会、犬、過去、人殺し、病、混血、眼、血、対価、知識、異分子、殺し合い、感染、孤児院、不死、元人間、恋、告白)
著者名:前田とも
出版社:新書館
Wings
★★★★★
出版年:2002.07〜
ISBN :440361681X

“タキ、憶えておいてくださいね。
 あなたはいずれ、私を殺さねばならない”


 この前読んだ『36℃のキセキ』が面白かったので他作品に手を出してみたわけですが、これがもうすんごく素晴らしいの。
 デビュー作とは思えないくらい上手い。
 ウマすぎ。

 主人公は、死んだ借金のせいで育った場所を離れ教会で働くことになったタキ。
 昼は通常の雑務なんだけど、夜には牧師・シキミとともにヨミガエリと呼ばれる蘇った死体の始末をしていた。

 死体の始末をしていることから地元の人からは遠ざけられているシキミ。
 だけど避けられている本当の理由は、彼はやがて悪魔になる人間だから。
 昔は黒髪だったシキミだが、今は銀髪(=死の色=悪魔の色)。

 タキはシキミを殺すために、シキミ自身から雇われた。
 タキは自分に悪魔を滅ぼす力があることを聞かされ、
 悪魔になったときはシキミを殺すと誓う。
 いずれ殺す者と殺される者になるかもしれない二人の共同生活。

 物語は、シキミと同じ退魔師だという少年と、シキミの過去に大きく関わるヨミガエリの青年も加わり、だんだんとストーリーが加速していく。
 自分の村を皆殺しにしたと噂されるシキミの過去。
 それは、シキミがまだ完全に人間だったころの話。
 彼がどうして悪魔になっていくのか、それが明かされるとこ。

 シキミは日に日に悪魔に近づいていく。
 血を見れば、血に飢える。血を欲する。
 今月発売されたばかりの最新6巻では、シキミがついに悪魔になる日がやってくる緊迫した話。
 ホント物語の構成力あるよ、この方。

 すげー次巻が気になる。

******
>ヨミガエリといえば……
☆『ジナス

 生き返った死者を殺すのが仕事の主人公。
☆『黄泉がえり
 死んだものが蘇るという怪事件。

posted by 未衣名 at 01:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年12月05日

●『サバキの時間』(※死者)


●『サバキの時間』(※運、罪と罰、冥界→現世、霊、裁判、前世、転生、魂、友だち、鎌、浮遊霊、因縁、指輪)
著者名:本保智
出版社:角川書店
スニーカー文庫
★★★★
出版年:2006.11
ISBN :4044727015

“俺の名はサバキ。六道輪廻の護り手として、地獄から逃げた死者を捕らえて裁く、六道輪廻護法官”

 人類最凶の悪運の持ち主・伊吹綾香。
 主人公の彼女は死者までも呼び込みバスジャックに巻き込まれてしまう。
 そんな彼女を助けたのが地獄の裁判官のサバキ。

 また違ったテイストの死者設定が出てきたものです。
 普通幽霊というものは目に見えないといわれていますが、
 本書での扱いは、生者と死者の区別は見た目ではわからないというもの。
 死者の存在は、一般人でも普通に肉眼で見えるという設定。
 2者の区別は、生きていたときに干渉した<因縁>の重み。

 第1巻は、恨みを持った死者が大爆発を起こして多くの人間を殺そうと計画しているのを阻止する話と、その他いろいろ。
 いい話揃いです。
 読みやすいですし。

 タイトルからなんとなく連想されるとおり、 
 罪と罰の話でもある。
 主人公が悪運の持ち主っていう設定も、それ系の話に関わっていて奥が深い。
 これは期待できる新シリーズ。
posted by 未衣名 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(5) | 死者・死神・魂

2006年11月30日

☆『玻璃月蜉蝣縁物語』(※未練の想い)


☆『玻璃月蜉蝣縁物語 1〜(続刊)』(※縁、鎖、悔い、桜、家族、精、骨董、アンティーク、刀、眼、本、犬、神社、未練、古道具、双子、持ち主、跡取り、神守)
著者名:岩崎美奈子
高里椎奈(原著)
出版社:一迅社
ZERO-SUM増刊WARD
★★★☆
出版年:2006.12
ISBN :4758052603

“「俺は見えるけど斬れないから」
 「オレは斬れるけど見えねぇ」”


 ↑そんな2人の物語。

 モノの魂とか人の魂とかそれ系の話。
 切っても切れない縁が鎖となり、それは拘束して人を苦しめることになる。
 断ち切れないもの。

 それを視ることができるルゥと、
 刀で断ち切ることができる亜鳥。
 縁の正体を突き止めて斬っていく連作短編といいますか。

 講談社で妖怪モノを描いている高里さんらしい作品だわ。
 題材はとてもよい。
 2巻からはもっともっと面白くなるでしょう。
 期待できます!
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年11月29日

●『空の欠片』(※魂)


●『空の欠片 魂葬屋奇談 1〜(続刊)』(※魂葬、助人、猫、死神、視える目、月の満ち欠け、高校生、試験、罪、後悔、鴉、使い魔)
著者名:九条菜月
出版社:中央公論新社
C・NOVELS Fantasia
★★★☆
出版年:2006.11
ISBN :4125009597

“俺は、『魂葬屋』のユキ。よろしくね”

 見えないものを視る目を持っているのかは知らないけど、
 視ちゃった主人公・深波は、『魂葬屋』と名乗る少年から魂葬の手助けをしてほしいといわれる。
 魂は死んだ瞬間に壊れてしまうことがたびたびあり、
 その欠片を集めるのが魂葬屋の仕事。
 一つにしないと魂が朽ちてしまうため。
 朽ちると善からぬことが起こるので、腐る前に魂を狩るのが死神の仕事。
 死神に狩られる前に……という感じ。
 どうして人間の主人公が誘われちゃったのかっていう詳しいのは本書で読んでもらうということで。

 1巻のあらすじとしては、深波のクラスメートが突然亡くなり、その真相を解いていく感じ。犯人探し。
 別にアヤカシが関わっているとかいうファンタジーじゃなくて、現実的な意味での死です。
 
 まあまあといったところ。
 しかしながら、<死>とか<魂>の話については面白かった。
 次巻も出る予定。
 そのつもりで終わってます。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2006年10月30日

★『天国の五人』(※死後の世界)


★『天国の五人』(※死者、天国、遊園地、事故、誕生日、人生とは何か、子ども時代)
著者名:ミッチ・アルボム
小田島則子(訳)
小田島恒志(訳)
出版社:日本放送出版協会
2005年高等学校課題図書
★★★☆
出版年:2004.11
ISBN :4140054654

“世の中には脈絡のないものはないってことを。
 我々はみんな繋がっているってことを。
 ひとりひとりの人生を切り離すことはできないってことを”


 一瞬の事故で死んでしまった主人公エディ(83歳)。
 あの世へ行き一人の人物に出会い、
 これから君は五人の人間に会うことになると告げられる。
 それらの人は、自分の人生に関わった人たちばかり。
 知らない人もいれば、知ってる人もいるだろうと。

 一番初めに会ったその男性は、主人公のせいで死んでしまったという。
 しかし、エディには全く覚えがなかった。
 彼はいったい何を犯したのか。

 ↑という一人目をはじめ、彼は次々に誰かと出会っていく。
 そして、人生を見つめ直していく。
 人生の教訓書ですね。
 しかし、自分にはどうも読む時期が早い気がしてならない。
 でも、高校生の課題図書だったんですよね。
 ってことは、こういうことを心の片隅に置いて生きなさいというものなんだよね。

 読んで思ったことは、
 伊坂幸太郎の小説に似ているかも、と。
 パクリという意味じゃなくて、あそこに出ていたこの人物がこんなところに!
 とか、あいつがこうしている間こいつはこういうことしてるのかとか、
 あいつの行動はこいつの視点から見るとこういうことなのか、とか。
 客観的? っていうの?

 とにかく、一人の人生は本当にいろいろな人が関わっているんだなーと思った。

 
posted by 未衣名 at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年10月26日

☆『キーリ』(※不死人)


☆『キーリ〜死者たちは荒野に眠る 全2巻』〈※幽霊、死者、不死者、戦争、兵、兵器、心臓、ラジオ、孤独、不老不死、神〉
著者名:壁井ユカコ
手代木史織(画)
出版社:秋田書店
原作全9巻
ボニータ
★★★
出版年:2006.09
ISBN :4253094961

“兵士の死体を再利用して作られた不死の兵士。
 殺しても死なない戦争の悪魔。でも……”


 2002年の電撃小説大賞[大賞]受賞作を漫画化したもの。
 主人公・キーリは身寄りがなく寄宿舎で暮らしている。
 幽霊が視えることもあり、友だちがいない。
 いるとしても幽霊の女の子。

 そんな彼女は不死人のハーヴェイとラジオに取り憑いた霊に会い、彼らと旅に出る。
 ハーヴェイは戦争のために死人から作られたモノ。
 戦争が終わった今は、殺す者から殺される者という立場に逆転。
 追っ手から逃げている。

 ハーヴェイは自分を恐がらず接してくれるキーリをだんだん必要に感じてきて、
 キーリも自分と同じ死人を視ることのできるハーヴェイに感情を抱き……。
 ま、そんな感じで2人の距離は縮まっていくわけです。
 簡単にくっつくやわなもんじゃないけど。
 シリアスに、少しずつ。

 ハーヴェイの過去がちょっとずつわかってくる辺がいい。
 大切な人を失った時、どうにか助けようと必死になるキーリが好き。
 死なない身体を持った人の話が好きです。
 その人の孤独が、だんだんと溶けていく部分が好きです。
 溶かしてくれる相手にも非常に魅力を感じます。

 
 
posted by 未衣名 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年10月23日

※転生

 輪廻転生、前世、魂、生まれ変わり。
 それ関係の本。
 ネタバレにならないよう、タイトルのみ。
 輪廻転生が好きです。
 生まれ変わりの本が大好きです。
 ほかに知っている本があれば、誰か紹介してくださいっ。
「ぼくの〜」「セーラームーン」「犬夜叉」「100万回〜」「CCさくら」「DB」「つめたい〜」「リターン」「密〜」以外ならどっかにレビューあります。 


☆◎『ぼくの地球を守って 全21巻』日渡早紀
☆◎『美少女戦士セーラームーン』武内直子
☆◎『犬夜叉』高橋留美子
☆◎『満月を探して』種村有菜
☆◎『神風怪盗ジャンヌ』種村有菜
☆◎『カードキャプターさくら』CLAMP
☆◎「ドラゴンボール」鳥山明
◎「深く潜れ〜八犬伝2001」NHKドラマDモード

☆『リターン』三浦実子 
☆『密・リターンズ!』八神健

●☆◎「今日からマ王(まるマ)シリーズ」喬林知
●『キリサキ』『シナオシ』田代裕彦
◆『100万回生きたねこ』佐野洋子
◆『ぼくがぼくになるまで』沢村凛
★『アリスは語る』七瀬由秋
★『花まんま』朱川湊人
★『つめたいよるに』「いつか、ずっと昔」江國香織

※『リターン』『密・リターンズ』は特にオススメです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年10月12日

●『シゴフミ』(※死者の手紙)


●『シゴフミ』(※杖、電車事故、自殺、友だち、マジシャン、家族)
著者名:雨宮諒
出版社:メディアワークス
 電撃文庫
★★★
出版年:2006.10
ISBN :4840235910

“現世に想いを……手紙を届けたい人、いるでしょう?
 私が届けてあげるわ。必ず”


 これを読むとどうも同レーベルのバラッドとかキノが頭をかすってならないです。
 相棒は必須ですけど、もうちょっと面白い性格してくれないですかね。
 どれも似通っててフレッシュさに欠けます。

 死んだ者のところへ現れ、手紙を受け取り、
 相手へ届けるのが主人公の少女・文伽の仕事。
 サポート役は、杖の相棒・マヤマ。

 全3話の連作短編。
 シリーズ化がすでに決定しているのでまだまだ続く模様。
 まあ、願うなら彼女らの過去話ですかね。

 死者の話ってのは非常に興味ありますけど、
 いざ読んでみると物足りないものが多いんですよね。
 そりゃそうだろ。
 作家は生きているわけだし、<死>のことはわからないんだから。
 死んでみて思ったことは死んだ人にしかわからない。
 なんか伝えきれていない気がする。

 つまらないわけじゃないけどね。
posted by 未衣名 at 23:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年10月09日

※死んだ者を生き返らすということ

削除ボーイズ0326』に関連しまして。
 よく特撮モノである封印された悪の帝王を蘇らすとか、
 生贄を捧げて死んだ王を生き返らすとかじゃなく現実的なものを。
 禁忌とはどういうことなのか。
 そこには必ず重い対価がある。

☆『鋼の錬金術師』荒川弘
 幼い主人公が突然なくなってしまった母親を生き返らせようとする。
 が、失敗。
 ヘンな生き物が生まれる。

◆「シェーラひめのぼうけんシリーズ」村山早紀
 ラスト辺りで主人公が死んでしまう。
 生き返らせようと、仲間が動く。
 結論、生き返ります。
 道のりが長く辛いもの。
 生き返りに文句はない。

★『玩具修理者
 死んだ弟を生き返らせたという話。
 罪がどうというよりはホラー。

******
>その他
闇に恋したひつじちゃん』のネズミとか、『犬夜叉』の桔梗とか、『ドラゴンボール』の悟空その他いろいろとか、「ぜんまいざむらい」のぜんまい様とか。

 ちょっと違うテイストだと『キリサキ』『シナオシ』とかキリがなくなるのでここまでにしておきます。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年09月21日

●『死神とチョコレート・パフェ』(※死神)


●『死神とチョコレート・パフェ』(※高校生、輪廻、転校生、花屋、金、天使、命、罰、武器、対、約束)
著者名:花凰神也
出版社:富士見書房
 富士見ファンタジア文庫
第18回富士見ファンタジア長編小説大賞準入選
リバーシブルカバー(初回のみ)
★★★★
出版年:2006.09
ISBN :4829118563

“天倉さんにはここで死んでもらいます”

 お金と皆勤賞に命をかける主人公天倉神名。
 彼は空から落ちてきた何かに激突され死にかける。
 しかし、ナギと名乗る死神の少女に命を救われる。
 が、その後神名は間違って生かされてしまったこと聞かされる。
 あなたはここで死ぬはずだった……というやつ。
 
 死神のナギは、一週間以内に神名の魂を回収(=神名を殺す)しないと上司にチョコレートパフェにされるといわれる。
 生きることを切に願うもの同士の戦い。
 お互い一歩も譲らない。
 神名は死にたくない! という絶対的な強い意志があり、
 ナギにはチョコレートパフェになんかなりたくない! という意志がある。

 初めのほうはただの男性向けコメディです。
 ナギが転校生として学校きて、
 同棲することになって、料理作ってもらっちゃったりして、
 親友にうらやましがられて……な王道です。

 馴染めぬ設定も多い。
 死神の武器がスプーンだったりシャベルだったり、
 死神にも労働時間があるとか、
 大体においてチョコレートパフェってなんなんだよっ、
 みたいな(理由はちゃんと明かされている)。

 でも、タイムリミットが近づいてくるにつれシリアスになっていくんだよ。
 ラストあたりは妙に感心してしまった。
 すげーと思った。
 過去話とかその後ね。
 主人公もここにきていきなり最強キャラですね。
 そんなのアリなのか!?
 まあ、アリなんだろう。
 新人賞作品というのには納得しましたよ。
 
 読んで損はない。
 これは続編出そうだな。
posted by 未衣名 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(5) | 死者・死神・魂

2006年09月08日

☆『HEAVEN’S WILL』(※魂)


☆ 『HEAVEN’S WILL』(※願い、視える目、吸血鬼、双子、女装、幽霊、扇子、名前)
著者名:高宮智
出版社:小学館
 ChuChu
★★★☆
出版年:2006.09
ISBN :4091306195

“世登くんの願いは死へ向かっている”

 鬼(幽霊や妖怪の類)が視えてしまう主人公美葛。
 偶然助けられたお祓い師の世登(女装キャラ)と、彼に飼われている吸血鬼の篝(狼に変身できる主従キャラ)。
 美葛は世登と契約し、鬼を祓ってもらうことに。
 彼らに関わることで、彼らのもっと深いところを知っていく。

 二人とも死を望んでいるようなんだよね。
 物語の後半は、美葛が世登を救うために動く。
 
 1巻完結モノなので展開が早いです。
 いい話なのにもったいない。
 もう少し深く掘り下げればもっともっと濃くなったのになあ。
 吸血鬼と人間が契約したトコ、もう少し描いてほしいです。
 二人の関係がそれほど濃厚なものだとは思えないんだよね。
 よくわからない。

 わからないといえば最後。
 世登の本当の名前を知ることが彼を救う手段であり、たぶん唯一の方法? みたいな描かれかたがされている。
 にもかかわらず、本名明かされないってどうよ。
 そこまで引っ張っておいて伏せっぱなしというのは無しだろう。
 戯言シリーズのいーちゃんだけで十分です。
 
 こういう終わり方でもいいですがね。
posted by 未衣名 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年08月10日

★『THE MASK CLUB』(※死者)


★『THE MASK CLUB』(※SM、女王様、レズ、虫、名前、仮面、殺人、虐待、欲)
著者名:村上龍
出版社:幻冬舎
 幻冬舎文庫
 単行本(メディアファクトリー)
★★★
出版年:2002.08
ISBN :434440274X

“お前は名前を名乗ってはいけない。
 おれの名前はテツオだが、お前は名前を持ってはいけない”


 誰かに殺害され、魂だけの存在になった主人公のわたし。
 殺されたマンションでは、決まった七人の女たちがSMレズビアンパーティーを開いていた。
 マンションを探っていると、わたしはクローゼットの中から大量の仮面を見つけ、
 その仮面の一つに閉じ込められた「テツオ」と名乗る魂と出会う。

 とりあえず、「SM」「レズビアン」に理解がある方限定。
 自分はこれらに興味がないので、あまり楽しめませんでしたから。

 そういう内容なのにわかってて読んだのは、
 名前の話がおもしろそうだったから。
 主人公の名前は明かされていない。
 もちろん最後には明かされるのだが、「どうして名乗ってはいけないのか」っていうその理由が知りたかった。

 SM云々については、しゃーねーよなってことで理解しました。
『博士の愛した数式』で有名な小川洋子さんが描くSM世界『ホテルアイリス』という作品があるのですが、これはなぜか「美しい」と感じてしまった過去がある。
 しかも、ジジイと少女っていう組み合わせ。 
 だから、SMに全く理解がないわけではない。
 にしても、これで快楽を得られるんだから人間は不思議。
posted by 未衣名 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年08月06日

※長い命、永遠の命

 上記コミック『とかげ』に関連しまして。
 長い命ってことならカテゴリの「吸血鬼」や「神様」「死神」ってところにいくつか作品あります。
 今回はそれ以外で

>年をとらないor長い命
●『ヒトクイマジカル』西尾維新 講談社ノベルス
 戯言シリーズの一冊。
 死なない人間が出てくる。

●「十二国記」小野不由美 講談社文庫・ホワイトハート
 王になればその年齢で年が止まる。

◆「シェーラひめのぼうけんシリーズ」村山早紀 フォア文庫
 精霊は永い命を持っている。

☆「おジャ魔女どれみシリーズ」東宝アニメ
 魔女は長い命を持っている。

◎「エドモンたちの島」福田卓郎
■『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪 講談社
 妖怪

>不老不死・永遠の命
☆『人魚の森』高橋留美子 小学館
☆『鋼の錬金術師』荒川弘
☆『火の鳥』手塚治虫
◎「ポポロクロイス物語」※RPGゲームです。 
 不老不死の人が住む空島が出てくる。
☆『銀河鉄道999』
☆『王ドロボウJING 3巻』
 不死の街リヴァイヴァ

>殺されても死なない系
●『永遠のフローズンチョコレート』
●「花の咲く道」岩岡ヒサエ

>別の意での死んでも死なない系
◆『100万回生きた猫』佐野洋子
◆『ぼくがぼくになるまで』沢村凛
posted by 未衣名 at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年07月31日

●『キリサキ』(※魂)


●『キリサキ』(※連続殺人鬼、案内人、殺し、名前、姉、学校、いじめ、麻薬、刑事)
著者名:田代裕彦(著)
出版社:富士見書房
富士見ミステリ文庫
★★★★☆
出版年:2005.02
ISBN :4829162929

“俺は、死ぬはずじゃなかってってことか?”

 すげーおもしろかった。
 
 主人公の<俺>はなぜか死んでしまい、あの世とこの世の境にいた。
 そこで会った案内人に生き返らせてもらえることになったが、
 抜け殻になった俺の体には誰かが入ってしまい、
 自分の体じゃなく他人の体に入ることになる。
 自殺した霧崎いづみという、女の身体に。
 自分の体を取り戻す方法はただ1つ。
 俺の体に入った<誰か>を殺すこと。
 
 少し前に読んだ『シナオシ』の姉妹本というかなんというか。
 共通項が多い。
 作者は違う作品だと割り切っているようだけど、世界観はほぼ同じ。
 ラストあたりに隠された真実・カラクリも同様に見事だった。
 かなりのサプライズ。
 すごい。
 
 あとは、殺しを行うものと、殺されるもの、または残された遺族や友人の気持ちってのがうまく書かれていて、許せる殺人というか、人殺しを<可>と思わせられる作品だった。
 同じ場面を殺る側と殺られる側の視点で描くという書き方も面白い。
posted by 未衣名 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年07月11日

★『死神の精度』(※死神)


★『死神の精度』(※死、音楽、雨、ヤクザ、吹雪、洋館、罪、美容院、日本語、名前、恋、同僚、仲間、歌手、事件、仕事)
著者名:伊坂幸太郎(著)
出版社:文芸春秋
オール讀物
本屋さん大賞第3位
第134回直木賞候補作
★★★★★
出版年:2005.06
ISBN :4163239804

“俺が仕事をするときはいつも雨なんだ”

 死神が人の死を決定するのは、情報部からの連絡を受けて7日後。
 その人の「今」を調査し、死んでもいいかを決断する。
 死神には決まった年齢も姿もなく、その時々によって変えられていく。
 変わらないのは、名前だけ。苗字が地名なら死神かもしれない。
 死神の主人公、千葉には人の死になんて興味がない。
 それでも死が迫った人を追っているのはただ単に「仕事だから」。

 伊坂作品は高度なものが多い。
 これは6つの話からなる連作短編小説。
 1話目からレベルが高いな、と読み進めていくと、めちゃめちゃレベルの高い作品と出会えた。
 5話目の「旅路を死神」。
 母親を刺し、偶然であったチンピラを刺殺した20歳の少年。
 そのあと死神の運転する車にナイフを持ち乗り込んでくる。
「運が悪かったと思っていうことききな」みたいなこといって。
 少年は脅し相手が死神だなんてもちろん知らない。
 少年は、さらにもう一人の男を殺しに行くという。
 
 真面目に読んでいたら涙が出た。
 というか、読まずにはいられないほどぐいぐい引き込まれた作品。
 ねっころがりながら読んでた姿勢を思わず正した。

 死神と二人、車に揺られながら少年は、誰にも明かしたことのなかった過去を死神に語っていくのです。
 少年が犯罪を犯すのは、大半が家庭が関わっている。
 これもさ、衝撃的なことを母親がやっちゃってるの。
 彼が逆上してお母さん刺しちゃうのもわかるのよ。
 でもさ、それを上回るさらに衝撃的な結末が待ってるの。
 泣かずにいられるか。
 
 超いい話です。
 あー、でもこれ、直木賞に入らんかったんだよなあ。
 ちなみにそのときの受賞は東野圭吾さん『容疑者Xの献身』。

******
小説や漫画「死神」ブーム
posted by 未衣名 at 22:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2006年07月06日

☆『with!!』(※魂)


☆『with!! 1〜(続刊)』(※天才の悩み、生徒会、シスコン、文化祭、他校、タイムカプセル)
著者名:斉藤けん(著)
出版社:白泉社
LaLa
★★★★
出版年:2006.07〜
ISBN :4592182065

“私がにいちゃんなんです…!”

 続きが気になるコミック。

 主人公真砂の兄さんは高校の生徒会長。
 天才と呼ばれていて頼りになる人物。
 その彼が、主人公(妹)をかばって交通事故で死んでしまう。
「わたしが死ねばよかったのに……」
 と悲しむ真砂に聞こえたのは兄の声。
 兄は自分の心の中にいる!?

 とまあ、こんなわけでタイトルが「With!!」。
 一心同体とはまさにこのこと。
 おもしろかったです。
 兄貴の死後から特に。
 人の死に対しては、悲しむ人がほとんどだと思う。
 でも「ざまーみろ」とか思う人がいたり、
「ふざけんなよ」と思う人、いろいろいる。
 そこらへんにリアリティを感じた。

 それに、このコミックの面白いところは、やってほしいことをやってくれてるとこ。
 人間関係がなかなかに素晴らしいです。

 ↓こんな感じ。
 ・異常にシスコンな兄
 ・四天王と呼ばれる人が集まっている最強生徒会
 ・兄貴(生徒会長)と仲がいい副会長
 ・副会長に恋する妹
 ・死んだ兄貴の存在を唯一知っている副会長
 ・兄貴と不仲の他校の男子。
  (実は二人しか知らない過去を持っていたりするのでここもポイント)
posted by 未衣名 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年07月04日

●『蟲と眼球とテディベア』(※生と死』


●『蟲と眼球とテディベア』(※アダムとイブ、へび、林檎、転校生、孤独、過去話、学校)
著者名:日日日(著)
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
シリーズ1〜3
コミック化
第1回 MF 文庫Jライトノベル新人賞編集長特別賞受賞
★★★★
出版年:2005.06〜
ISBN :4840112738

“彼女は悪魔に殺されます。
 それも無残な方法で”

 
 知力、体力、財政、ルックス、全てにおいて完璧な教師賢木愚龍。
 彼には学校全体に公認済みの最愛の彼女、宇佐川鈴音(自分のクラスの女の子)がいた。
 ある日『蟲』と呼ばれるやつから「彼女が殺される」という忠告を受け彼女の元にいってみると、すでに殺されているのであった。
 そこで出遭ったのは、スプーンを武器をする「眼球抉子」という少女。
 しかも彼女は、賢木と鈴音の学校に転校してくる。

「ちーちゃん〜」より何倍も面白いっ。
 キャラクターが生きてるよ。
 初めは嫌いだった眼球抉子ことグリコちゃん。
 この子が大好きになった。
 なんだ、実はいいやつじゃん!
 わたしは孤独な少女とか、悲しい過去を持っている少女に弱いです。
 まあ、いわゆる“かわいそうな子ども”ってやつに心を誘われるわけです。

 鈴音ちゃんもいい子だしねー。
 これはかなり新鮮。
posted by 未衣名 at 22:38| Comment(4) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2006年06月27日

★『椿山課長の七日間』(※死者)


★『椿山課長の七日間』(※あの世、蘇り、家族、家庭、人間関係、ヤクザ、父親、子ども、出生の秘密)
著者名:浅田次郎(著)
出版社:朝日新聞社
朝日新聞連載
朝日文庫
単行本(02/10)
映画化決定
★★★★
出版年:2005.09
ISBN :4022643528

“みんなは納得していても、おじさんは納得できないんだ。
 何が寿命だ。
 勝手に決めるな”


 働き盛りの主人公椿山46歳。
 彼は突然死したことからあの世へ行ってしまう。
 が、遣り残したことが多くあり、美女の姿を借り現世に舞い戻る。
 彼に与えられたのは3日間。
 時間厳守、正体の秘密、復讐の禁止。
 守らなければ「こわいこと」が待っている。

 自分とはあまりにも年が離れている大人な小説。
 少々ドロドロしたところあるし。
 だけど、共感することは多々あり。
 人とのつながり。
 これ、最高の形で描かれてる。
 自分が死んでも、尊敬され続ける人間になりたいと思った。
 
 初めの部分は理屈っぽくて好きじゃないけれど、
 現世に行った瞬間ぐいぐいと引き込まれた。
 現世に戻ったのは椿山だけじゃない。
 誰かに殺されたヤクザと、
 自分の出生を知りたがっている子どもがいるんです。
 この3人をそれぞれに描いているんですけど、だんだんと接点を持っていく。
 う〜ん、すばらしい。


******
主人公が幽霊になる話
 ↑死後に関することが描かれている小説。
  ブログ内リンクです。
posted by 未衣名 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年04月24日

★『黄泉がえり』(※死者)


★『黄泉がえり(続編あり)』(※熊本県、家族、大切な人、地震、タイムリミット)
著者名:梶尾真治
出版社:新潮社
 単行本
 文庫(02)
 映画化
出版年:2000.10
ISBN :410440201X

“実は、死んだ主人が帰ってきまして”

 死んだ人が蘇って家に戻ってくる。
 そんな現象が熊本の地で発生していた。
 一人二人じゃなくて、2万人くらいだっけ?
 死んだ当時の姿になって現れるんですよ。

 死んだ人が生き返ったら、うれしいけど逆に不安になるよね。
 なんで生き返ったんだろうとか意味を考えちゃったり。
 このままずっと一緒にいてくれるのだろうとか先のこと考えちゃったり。

 草なぎくん主演で映画になったものの原作本。
 やっと読めました。
 映画見てないので違いは知りませんが、おもしろかったです。
 微妙なところとしては、蘇りが起こった理由と、最後のとこ。
 あまりしっくりこなかった。
posted by 未衣名 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年04月23日

★『流星ワゴン』(※死者)


★『流星ワゴン』(※父親、人生、死にたい気持ち、不倫、子ども)
著者名:重松清
出版社:講談社
 単行本
 文庫
 本の雑誌1位
出版年:2002.02
ISBN :4062111101

“おじさん、死にたいと思ったでしょ。さっき”

 不倫している妻を持つぼくは、5年前に交通事故死した親子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
 その親子は自分と類似していて、自分と同い年の父親に、息子と同い年の子どもであった。
 主人公は彼らとともに、時空を越えてワゴンをめぐる。
 彼らは主人公の人生を知っていて、後悔が始まった時点に遡るわけです。

 本の雑誌で1位に輝いたらしい。
 でも、わたしには微妙。
 だって主人公って30代子持ちじゃん。
 若くて未婚の自分とは程遠い。
 感情移入ができない。
 性描写があるのでそこで幻滅しかけたし。
 あれはいらん。

 年齢近くなきゃだめだなあと思った。
 全てが悪いってワケじゃないけどね。

 38歳になって読むとたぶん良い話に思えるんじゃないかと。
 人の死が絡んでくると、どうしても泣けてくる。
 幽霊っていうか、ワゴンの設定が面白かった。
posted by 未衣名 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年02月28日

●『オペラ・エテルニタ』(※不死者)


●『オペラ・エテルニタ 1〜2』(※薬師、詩人、暗殺者、毒、魔物、街、死、命、名前)
著者名:栗原ちひろ
出版社:角川書店
ビーンズ文庫
第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞
出版年:2005.09
ISBN :4044514011

“やるからには、行くからには、
  何かを手に入れて、戻ってきますよ”


 ビーンズ文庫は「まるマ」と「彩雲国」以外ほとんど読まないんですが、
 2月中旬に朝日新聞がこの本褒めていたので読んでみました。

 魔物の毒を受け病弱な薬師(兼剣士)のカナギ。
 戦闘能力がない詩人ソラ。
 そして、カナギを殺そうとする暗殺者の少女ミリアン。 
 主な登場人物はこの三人。

 カナギはどんな万病にも効く命の花を求め旅をしている。
 それは、全世界の記憶を持つという不死者が持っている。
 旅の途中で詩人を護衛することになって、
 その先で命をねらわれて……というストーリー。
 なかなか面白い。
 死とか命とかそういうのばかりなので決して明るい話じゃありませんけど、
<生きる>っていうメッセージがよく利いているファンタジーでした。

 表紙を見ると美しい男性が二人いらっしゃいますが、BL的要素はありません。
 あ、女性は詩人に萌えるんじゃないかと思います。
 トリックスター的存在。
posted by 未衣名 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年02月15日

★『沈黙博物館』(※形見)


★『沈黙博物館』(※博物館学、人の死、盗み、手紙、殺人事件、謎解き)
著者名:小川洋子
出版社:筑摩書房
出版年:2000.09
 文庫(04/6)
ISBN :4480803556

“全部村人たちの形見じゃ。
 これらを展示、保存する博物館を作ってもらいたい”


 博物館技師のぼく。
 形見の博物館作りを依頼した困った性格で口うるさい老婆。
 世話をしてくれる娘。
 庭の手入れをする庭師。
 言葉を発しない沈黙の伝道師。など。

 小川洋子さんに特徴的な、名前を持たない小説。
博士の愛した数式」「ブラフマンの埋葬」「密やかな結晶」と同じく、どこか喪失感にも満ちています。
&<死>が多く付きまとっている小説。

 人の一生について深く考えさせられますよ、これ。
 長年<形見>を集め続けてきた老婆。
 老婆が集めてきた形見はすべて盗品。
<形見>とは、その肉体が間違いなく存在していたという証拠を、最も生々しく、もっとも忠実に記憶する品のこと(by老婆)。
 彼女は11歳から始めたそうです。
 博物館作り作りが進んでいく中、当然死人も出る。
 主人公のぼくは、老婆に形見を盗ってくるようにいわれる。

 老婆は展示の仕方にもいちいち文句を付けていくんだけど、これも筋通っているんだよね。
 博物館学を学んでいると、ここら辺も面白いです。
posted by 未衣名 at 22:25| Comment(2) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2006年02月10日

★『ブラフマンの埋葬』(※死)


★『ブラフマンの埋葬』(※名前、魂、墓標、いき物、写真、日誌)
著者名:小川洋子
出版社:講談社
泉鏡花賞
出版年:2004.04
ISBN :4062123428

“名前をつけてよ。
 だってあなたは、言葉を刻む専門家じゃないですか”


 死の物語り。
 ってバラしておきます。
 タイトルからもわかるとおり、<ブラフマン>が死ぬのです。
<ブラフマン>というのは水掻きと、肉球と、尻尾を持っている小動物。
<創作者の家>の管理人「僕」が見つけた小さな命。
 ブラフマンの成長記録(食事の様子など)が綴られている。

 あとは「碑文彫刻師」や「娘」が主な登場人物で、
 墓標に書く言葉とか、写真に残された人々とか、死にまつわることがたくさん描かれています。
 喪失感が強く漂ってます。

 わたしは楽しい話が好きですけれど、たまにはこういう静かな話もいいんじゃないかなって思いました。
 誰かの死を見送ることって、誰もが経験せざるを得ないこと。
 ちょっとでも<死>に対する考えというか、なんていうかが学べるんじゃないかと……。
posted by 未衣名 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年01月29日

◆『ぼくがぼくになるまで』(※魂)


◆『ぼくがぼくになるまで』(※自分探し、転生、謎解き、死、孤独)
著者名:沢村凛
     岩崎つばさ
出版社:学習研究社
 エンタティーン倶楽部 
出版年:2005.02
ISBN :4052020782

“暗かった。
 何も見えなかった”


 自分が何者かわからない「ぼく」。
 闇の中にいて体もない「ぼく」は、みずぼらしい鳥になった。
 鳥の姿で、自分が誰なのか探っていく。
 
 イラストはかなり苦手。中身はまあまあ。
 森絵都さんの『カラフル』とは別口の自分探しです。

 鳥になった「ぼく」はそのあとガラス戸に衝突して死んでしまいます。
 けっこうあっさりと。
 そして再び闇の中へ。

「ぼく」は生死の繰り返しで、いろんなものが見えてくる。
 ちょっとした伏線があとで見事に繋がってきます。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2006年01月15日

※死者・死神といった本

「死者」と「幽霊」、ここではカテゴリを別に分けています。
 うまく説明はできないけれど、違う気がするからです。
 しかし、「幽霊」の枠と重なる部分もあるかも……。
 分け方が難しいです。。。
 とりあえず、読んだもので覚えがあるものだけ挙げておきます。

>死者
『鋼の錬金術師 1〜12(続刊)』荒川弘 ガンガン スクウェア・エニックス 03/12〜
●『キーリ 1〜7(続刊)』壁井ユカコ 電撃文庫 メディアワークス 03/12〜
『戦う司書と恋する爆弾』山形石雄 集英社 スーパーダッシュ文庫 05/9

☆『D.Gray-man 1〜7(続刊)』星野桂 集英社 ジャンプ 04/10〜
 完全にそうといえるのかわかりませんが、一応。

>魂
☆『ZOMBIE-LOAN 1〜5(続刊)』PEACH-PIT スクウェア・エニックス Gファンタジー 03/5

 人の死がわかる女の子が主人公
『ガートルードのレシピ 全5巻』草川為 白泉社 LaLa 02/02〜03/10
◆『魔女のルルーと魔法使いの塔―風の丘のルルー〈6〉』村山早紀 ポプラ社 02/7
 ルルーシリーズの第6巻。
●『灼眼のシャナ 0〜11(続刊)』高橋弥七郎 電撃文庫 メディアワークス アニメ・コミック化 02/11 
 今ハマってます!

>死神
『魔法を信じるかい? 全3巻』谷川史子 集英社 クッキー 00/12〜01/12
 死神と人間の恋。
☆『満月をさがして 全7巻』種村有菜 集英社 りぼん 02/6〜04/7
 死神モノ&芸能モノ。
 あと一年しか生きられない少女が、死神の力を借りて夢を叶える。
☆『BLEACH 1〜20(続刊)』久保帯人 集英社 ジャンプ
 好感度が高い死神が次々に登場。
☆『DEATH NOTE 1〜9(続刊)』大場つぐみ 集英社 ジャンプ 04/4〜
 悪系の話。
●『しにがみのバラッド。 1〜7(続刊)』ハセガワケイスケ 電撃文庫 メディアワークス アニメ・コミック化 03/6〜
 心やさしい死神の女の子

小説や漫画「死神」ブーム(読売新聞;05/12/07)
 
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2005年11月29日

☆『魔法を信じるかい?』(※死神)


☆『魔法を信じるかい? 全3巻』(※大学生、恋、人間、掟、天使、ピアス、名前、砂時計、眼)
著者名:谷川史子
出版社:集英社
 クッキー
★★★★★
出版年:2000.12〜2001.12
ISBN :4088562496

 志賀くんという彼氏ができ、ウキウキの主人公ひなた。
 しかし、目の前にサブローいう死神が現れ……。

 一言で言うと、死神と人間の恋
 彼氏の命を奪った奴に恋しちゃう系
 なぜか、恋に発展しちゃうんですよね〜。
 もちろん、そんなの簡単に叶うわけいかない。
 死神にはがありますしね。

 ハラハラどきどきの展開でしたvv
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2005年11月23日

☆『砂の下の夢』(※死者)


☆『砂の下の夢 1〜(続刊)』(※魂、砂漠、オアシス、掟、性別)
著者名:TONO
出版社:秋田書店
 プリンセスコミック
出版年:2005.04〜
ISBN :4253153070

 死者の魂で作られた裁くのオアシス
 そのオアシスを作ったり壊したりして管理しているのはジャグロ族の主人公たち。
 名前はチャリティフェイス
 恋人同士(両者とも性別不詳←けっこうポイント)。

 なぜオアシスが死者の魂でできているのか。
 なぜ作っておいて壊さねばならぬのは。

 砂漠っていうのは水がなければ生きていけませんからなー。
 けっこう奥深い。
posted by 未衣名 at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2005年11月18日

☆『Global garden』(※魂)


☆『GLOBAL GARDEN (全8巻)』(※性、アインシュタイン、家族)
著者名:日渡早紀
出版社:白泉社
出版年:2002.02
ISBN :4592171489

 日渡早紀さんらしい作品。
 こういうの好きー。
 魂のつながりっていうか、過去の誰かと繋がっているっていうか……。

 母親のために少年でありつづけようという少女。
 だけど女の子としての自分を認められたい気持ちでいっぱい。
 これが男装しているとはいいきれないんですよ。
 女だと一発でわかる胸がないんですから。
 ふたつの性を行き交うかうところが神秘的だし、
 とても魅力的な作品でした。
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2005年10月27日

●『空と月の王』(※死者)


●『空と月の王』(※霊、職業、召喚)
著者名:霜島ケイ
出版社:メディアファクトリー
 MF文庫J
出版年:2005.09
ISBN :4840114188

 タイトルがちょっとおかしいとか、帯はあれであっているのか? とか、キィラの登場シーンはそれだけ? とか、主人公の影が薄いとか、けっこういいたいことが多い。
 でも、現実世界にはないいろんな仕事が見れたり、死者の町を見れたり、おもしろい要素はたくさんあるんだよね。

 この小説でメインにくる召喚師
 個人的にはファイナルファンタジーのイメージしかないんですが、ここの召喚士は新しい解釈で、それがよかった。
 そういう召喚の使い方もあるんだー、って感じで。

 この本、イラストレーターさんの起用が成功したね。
 すごく合ってる。

 あらすじは、鎮魂屋(霊を鎮める職業)の主人公トキが、禁制とされる生業とされる召喚師マユと出合う。
 召喚師はなぜいけないのか。
 そこが読みどころ。
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2005年05月30日

■『カラフル』(※魂)


■『カラフル』(※天界、いじめ、自殺、中学生、家族、兄、リンチ、身長、天使、願い、天使、絵、ドーナツ、彼女)
著者名:森 絵都
出版社:理論社
★★★★★
出版年:1998.07
ISBN :4652071639


“おめでとうございます、抽選にあたりました!” 

 なんらかの原因で死んでしまった“ぼく”は、
 もう一度生きるチャンスを得てしまった。

 小林真という見ず知らずの他人の体に乗り移ってすることになった新しい日常生活。
 小林真は自殺未遂したおかげで意識がない。

 ぼくの目的は、自分が生前犯した重大な罪を思い出すこと。
 そうすれば、輪廻転生のレールに乗り、次の人生を歩むことができる。
 もしできなければ、シュッと消える。

 記憶のないぼくは、小林真の体で自分の罪を探し始める。
 しかし生活に馴染むにつれ、自分の過去がどうというよりも自殺しそこなった小林真の人生に興味を持つようになる。

 過去を振り返るための、ベスト作品。

※NHK−FM青春アドベンチャーにてラジオドラマ化
※舞台化
※映画化
 (映画はあまりオススメできない。
 中学生以下が見るとトラウマになりそうな気がする。
 原作にはそんな場面なかったのに、なぜああなってしまったんだろう)
posted by 未衣名 at 00:00| Comment(7) | TrackBack(2) | 死者・死神・魂