2008年10月04日

☆『ソラオト』(※告死天)


☆『ソラオト 1〜(続刊)』(※天使、仕事、会社、高校生、クラスメート、監視役、エリート、ランク、試験、落ちこぼれ、出世、コンビ、予告、恋)
著者名:高宮智
出版社:小学館
チュチュ
★★★
出版年:2008.10
ISBN :9784091320902

“天使は会社で天使は社員。
 空はどこまで昇ったって空で
 そこに楽園である天国なんて存在しない”


 死神のような仕事をしている天使たちの話。

 人の魂を天に還すのが告死天の仕事。
 あと少しで死ぬ人に何かしてあげたいっていう天使が、
 自分の仕事に不満を持ちながら人の魂を送っていきます。

 実力主義の世界っていうか格差社会というか、
 =仕事という世界が好きになれない。

 不条理すぎ。


 んで、次巻が完結巻です。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年09月11日

★『ガーディアン』(※守護霊)


★『ガーディアン』(※不思議な力、能力、会社、仕事、OL、プロジェクトチーム、仲間、父親、娘、結婚、事件、拳銃、郵便局、死、人質)
著者名:石持浅海
出版社:光文社
アスキー
ジャーロ
カッパノベルス
★★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784334076764

“ガーディアン。守護者。
 その正体はわからなくても、
 片時も離れずにわたしを護ってくれる存在。”


 幼いとき父親を亡くしてから、勅使河原冴はずっと不思議な力に護られていた。
 自分の身が危険にさらされるとそれは勝手に発動する。
 事故ならバリアとして。
 故意な攻撃に関してはそれなりの制裁が下る。

 表紙の少女を勝手に女子高生と判断し、
 あらすじを見て勝手に萌えて中身を読んでみれば、
 主人公の女の子は社会人じゃないですかーっ。
 表紙の彼女は物語後半の主人公。

 
 微妙にすべての物語が語られていない気がしてやまないのですが、
 っていうか、冴からガーディアンが消えた理由がなんか淡白っていうか。
 え、それだけ? みたいな。
 父親としては、「娘はやれん!」的な展開あってもいいんじゃないかなーと。
 だって大事に大事に護ってきた娘じゃん?
 簡単に男に引き渡してよいのか?
 そう考えちゃう。 

 しかし、おもしろかったかといえばおもしろかった。
 物足りない感はあるけれど、おもしろかった。
 
 恐ろしい守護者だけど、
 1話のミステリは好きだし、
 後半のアクションってかもシュチュエーションとして最高なんだよな。
 やややりすぎではありますが。。。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年08月30日

☆『ピカピカ家畜』(※臨死)


☆『ピカピカ家畜 1〜(続刊)』(※家畜、飼い主、首輪、現代→異世界、誘拐、生と死、弟、魂)
著者名:厘のミキ
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★☆
出版年:2008.08
ISBN :9784758053686

“ここターミナルは死に損ないの集まる世界。
 生と死の境界線で臨死の場だ”


 新しい話だった!

 ピカピカ家畜ってなんかアヤシイタイトルでどんな話かと思ったら。
 
 誘拐された女子高生・マハネは突如異世界へ。
 そこは終末の世界ターミナル。
 マハネは首輪をかけられ、家畜にされる。
 飼い主を養うための家畜。
 それは生と死のハザマの世界で生きる死に損ないを処分することで……。

 一応裏表紙では悪ふざけファンタジーと描かれているけど
 それが正しいのか正しくないのかは読んでみてもわからんかった。
 しかし、人間の生を扱っているわけでやっぱり興味は湧くんだよなあ。

 続きが気になる。
posted by 未衣名 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年06月02日

☆『おもいでエマノン』(※記憶)


☆『おもいでエマノン』(※SF、永久、人類の誕生、歴史、精神年齢、船旅、名前)
著者名:鶴田謙二(画)
梶尾真治(著)
出版社:徳間書店
リュウ
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784199500770

“……私の精神年齢は
……たぶん三〇億年くらいになるらしいのね”


 九州への船の中で出会った少女エマノン。
 彼女に名前は無く、
 そして彼女には生命の誕生からの全ての記憶が備わっていた。

 不思議な少女の話。
 ラストの再会が心地良くてたまらなかった。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年05月31日

●『死神のキョウ』(※死神)


●『死神のキョウ』(※高校生、友だち、転入生、同居、護衛、過去、名前、事故、両親、記憶操作、同級生、恋心、告白、事件、死、仕事、命、従妹、役割、寿命、均衡、禁忌、魂、記憶喪失)
著者名:魁
出版社:一迅社
一迅社文庫
★★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784758040020

“そういう力があるってことは、しても良いってことなんじゃないか?
 本当に駄目ならそんな力自体無いと思うんだ”


 これは是非多くの方々に読んでいただきたい。

 不器用な少年と、素直になれない死神の女の子の切ないストーリーが綴られてます。
 これはストーリーを多く語らない方がサプライズできるので、
 あらすじはあえて書きません。

 前半は同棲やお風呂とかツンなところとか王道な男性サービスが多く入っていてそこが楽しかったり、
 意外にも女性サービスも豊富で、ニヤニヤしっぱなしでした(笑)
 女性にもウケはいいんじゃないかな。
 少年向けのラノベとしては本当に意外ですよ、こういう匂い系を取り入れるっていうのは。

 そんで、後半は一転してシリアス展開へ。
 全く予想もしていないストーリーに度肝を抜かれました。
 いわれてみれば各所に伏線はあり、なんで気づかなかったんだと悔しかったです。
 
 タイトルからもわかるように死神の話なんですけど、
 死神の仕事(役割)っていうのが、こういう考え方もありだよなーという非常に納得できる内容で、
 さらに死神もフツーの女の子で、フツーに子ども時代があったとか、
 過去話が切なすぎで、年頃の女の子になった今の性格がツンツンなことを考えると、
 ますます切なさを引き立たせてくれます。

 なんていい話なんだ! 

 とか思ったのですが、しばらくして「あれ? でも根本的なこと終ってないよな?」
 ということに気づきました。
 機会があったら次も続くらしいです。

 久しぶりに心地良いラノベを読んだ。
posted by 未衣名 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年05月22日

●『黒水村』(※死者)


●『黒水村』(※山村、課外授業、問題児、生徒、先生、伝承、雨、果実、土、銃、秘密、化け物、老化、世代交代、寿命、犠牲、命)
著者名:黒史郎
出版社:一迅社
一迅社文庫
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784758040068

“この村はきっと死人をゾンビにする村なんだ”

 ホラーです。

 山の中の閉ざされた村に、成績不振な生徒らが課外学習のために引率の先生と一緒に行きます。
 そこには恐ろしい伝承やこの世にないモノの存在があり、
 村には黒い雨が降る。
 その中で育つ赤い果実・アカモロとは――。

 なかなかのホラーでした。
 あったら恐ろしいです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月16日

☆『不思議くんJAM』(※転生)


☆『不思議くんJAM 1〜(続刊)』(※狭間、恋、恋人、王子、同級生、小学生、クラスメート、先生、担任、牧場、牛、後継ぎ、聖剣、運命、お守り、覚醒、北海道、転入生、いじめ、ネックレス、夫婦、王冠、ストーリー四コマ)
著者名:小池田マヤ
出版社:双葉社
まんがタウン
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784575941555

“大事なのはそう思う事と
 逢うべき時に逢えること”


 輪廻転生を描いているストーリー四コマ。
 死んだあとのはざまの世界で恋人になった王子と女の子。

 この1巻は、前半に女の子サイドが、
 後半には王子サイドの両編が載っていて、
 ラスト付近でそれが繋がっていくというおもしろい構成になってます。
 ストーリー四コマでここまで描かれれば十分じゃないかなと思います。

 記憶を持ったままの転生メンバーはどうやら王子と女の子だけじゃないらしい。
 そして王子はやがて世界の王になるという。
 
 2巻が楽しみです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月14日

★『自殺のすすめ』(※死)


★『自殺のすすめ』(※自殺、医師、死に方、ガス自殺、凍死、同級生、知人、教授、剃刀、医学生、死に顔)
著者名:渡辺淳一
出版社:角川書店
角川文庫
★★★
出版年:1975.06
ISBN :9784041307038

“自殺にはさまざまな種類がある。
 なかで死に顔が最も美しいのはガス自殺と雪の中での凍死である”


 硫化水素自殺が多発する中、どういう経緯か忘れたけど辿り着いた作品。
 どっかで紹介されていたので読んでみた。
 新しい本ではなく古い本。
 短編集の中の一作品です。

 自殺について考えるのは確か。 
 こういう1つの考えを知るってだけでも読んで無駄はないかなと思う。

 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年05月12日

☆『ゾディアックゲーム』(※死者)


☆『ゾディアックゲーム 1〜(続刊)』(※銃乱射事件、記憶、クラスメート、深夜、戦い、生き残りゲーム、本、ルール、属性、パートナー、仲間、敵、裏切り、参加者、プレイヤー、化け物)
著者名:真じろう
出版社:マッグガーデン
ブレイド
★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784861275005

“貴方は既に死んでいる”

 街で起こった銃の乱射事件。
 主人公の英はそれに巻き込まれ死亡。
 が、リーブラと名乗る少女に生を再び取り戻すための儀式に参加するようにいわれる。
 それは、事件の被害者たちが織り成す生き残りゲームだった。

 戦闘方法とかルールは微妙にガッシュに似ているような感じもしますが、
 多少オリジナルな部分もあるから許容範囲かなとも思います。

 死者でありながら執行猶予中の死人。
 死んではいるが生き返るチャンス有。
 特に生きる目的がなかった少年がこの儀式にどう挑んでいくのか。

 ラストでは大変なことになっちゃってますが
 どうなるんでしょ。
 楽しみです。


 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月26日

●『イキガミステイエス』(※生神)


●『イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。』(※兄妹、絵本作家、両親の不在、病院、白血病、使者、異界、医者、期限、霊能者、看護士、依存、契約、執行猶予、死神、誕生日、ADHD)
著者名:沖永融明
出版社:富士見書房
ヤングミステリー大賞第6回奨励賞
★★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784829163993

“言ったろ?
 四十八代目、生神だよ。
 お前さんの死を、告げに来た”


 死神の変形です。
 イキガミも死神の一種かと。

 主人公のダイゴは絵本作家で身内は妹の一樹のみ。
 両親は死んでいる。
 その妹は白血病という不治の病。
 妹にはそのことを隠しながらの生活を送っている。
 そんな中ダイゴは、謎の青年に今晩死ぬと告げられ、
 とある契約をし少しだけ猶予をもらう。

 なかなかの新人さんです。
 筆力あります。
 ロリとか禁断の兄妹愛とか神とかわりと王道を通りつつ、
 ちょっとだけ新しい道を開拓したかなーという感じ。
 けっこう世界観が好きだったりする。

 契約に関しての一連の話はよかったなあ。
 そういうことでしたか。

 
 イラストはKEIさん。
 初音ミクで有名な方です。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月23日

☆『エンジェル高校』(※死者)


☆『エンジェル高校 1〜(続刊)』(※天使、交通事故、高校生、天使養成学校、生徒会長、校長、堕天使、羽、新入生、双子)
著者名:犬上すくね
出版社:小学館
サンデーGX
★★★
出版年:2008.04
ISBN :9784091571298

“そうだ。
 私たちは二度と人間には戻れない。
 彼らにはただ忘れられてゆくのみの存在。”


 主人公ルキオは物語の早々に交通事故で死亡。
 突然現われた黒服の天使に攫われていった先は天使の養成学校。
 しかもその後堕天使高校のやつらがルキオを狙ってエンジェル高校にやってきて決闘みたいなことになるし。

 偉大な大天使になるために入れられた天使の学校。
 自分が生き返るためにルキオは生きる。


 透明な羽根とか、軽くいろんな伏線が張られているので続きが気になる作品。
 主人公がいきなり死んで死後の世界へという話はわりとあるけれど、
 また新しい形が生まれたような気がします。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月12日

★『死体入門!』(※死体)


★『死体入門!』(※死者、魂、死、九相詩絵巻、骨、動物、水死体、食物連鎖、ミイラ、木乃伊、ツタンカーメン、検視、死亡届、死後、葬儀、学者、自然人類学、法医学者)
著者名:藤井司
出版社:メディアファクトリー
ナレッジエンタ7
※実用書です
★★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784840123013

“死体に興味を持つことはほんとうによくないことなのだろうか?
 ありふれた存在であるはずの死体が徹底的に隠される現状のほうが異常ではないですか?”


 ※死体に関する知識書です。

 現在の世界人口はおよそ66億以上、
 つまり、100年後には新たに66億以上の死体が間違いなく生じるということ。
 これほど数が多いのだから世界にありふれていてもおかしくないのに、日本では特に徹底的に隠される。
 生きている以上誰もが死体となるわたしたち人間。
 社会の偏見をなくすためにこの著書は書かれたらしい。

 わたしはネクロフィリア(死体愛好家)ではありませんが、
<知る>ということに関しては知識が豊富でいろんな発見がありました。

↓以下、興味のあった項目。
・魂にも重さがある

 実際に量った人がいるという。
・活け魚と鮮魚の違い。
 ※鮮魚=新鮮な魚ではない。
  一瞬、もう食えねえとか思ってしまった。
 人間も魚も同じ生き物。
・平安時代はそこらへんに遺体がいっぱいあった。
・九相詩絵巻
 死体が朽ちていく様子。
 膨張すると初めて知った。
・死体にハエが集る理由
・少年探偵の推理は正しいか?
 某有名少年名探偵のいうことは本当なのか。
 たぶんコナンへのツッコミ(笑)
・葬儀の種類
・死体売り
・死体農場
・骨
・なぜ火葬のときのど仏を残すのか

 興味を持ったら本書を手に取ってみてください。

******
>死や死体を学べる作品
☆『死化粧師
 死体をキレイにするエンバーマー。
☆『デス・スウィーパー
 自殺などあった場所をキレイにする特殊清掃
★『モップガール
 同じく特殊清掃
●『ヒツギでSOSO!
 主人公は、エリート処刑官育成学校で葬儀の勉強をしている。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年04月10日

★『まよいもん』(※霊)


★『まよいもん』(※魂、死者、迷い者、霊能力、霊能者、中学生、離婚、母親、父親、友だち、インコ、信者、テレビ、番組、出演、報道、横浜、蛇、再婚、力、上客、常連、悩み、入院、生死、妊娠、赤ちゃん、名前)
著者名:松井雪子
出版社:幻冬舎
星星峡
★★★★
出版年:2008.03
ISBN :9784344014824

“土曜会へようこそ”

 書いた作品が何度か芥川賞候補に上がっている作家さんなので、
 文章がうまい。

 主人公マナは、霊能者という裏の顔を持つ母親を持っている。
 母親は月に何回か土曜にクライアントを集め、
 自宅で霊視みたいなことをしている。
 マナにも力はあり、まよいもんというあの世とこの世の間を彷徨う者たちをなんとなく見ている。

 霊能者ってどんな役割を持つのかとか、
 それによって救われる人、
 被害をこうむる人、
 そしてそれによって自分に襲い掛かる出来事。
 本物ってなんなんだろうとか。
 力の衰え始めたしのぶさま。
 そしてまだ完璧ではないものの力を持ち始める娘マナ。

 能力持ちなので非現実といえばそうですけれど、
 それでも青春グラフティーというか、
 10代の女の子が描かれているし、
 お母さんのこととかお父さんのこととか、
 身近に感じること多かったです。 
 
 人には進退が絶対あるし、
 若い力もあれば衰えていく力もある。
 生まれる力もあれば死ぬ力もある。
 人間の命だって同じ。
 それにより心が不安定になったりもする。
 生きる時間が長ければ長いほどいろんなことが起こるのは当然。

 それなりの厚みのある本なので、
 いろいろと描かれてます。
 でも厚みを気にすることなく読めるのがこの本のよいところ。

******
>占い師、霊媒師系(インチキや嘘系)
☆『霊能力者小田霧響子の嘘
★『強運の持ち主
★『陰陽屋へようこそ
posted by 未衣名 at 10:05| Comment(1) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2008年04月02日

☆『EPITAPH エピタフ』(※死天使)


☆『EPITAPH 1〜(続刊)』(※葬儀屋、死者、言葉、任務、仕事、子ども、商売、鎮魂協会、遺言、遺書、学費、情報屋、お金、目的、探し人)
著者名:硝音あや
出版社:一迅社
百合姫
★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784758070270

“もういない人の手紙だから、
 届ける人が必要なんじゃないかしら。
 死人に口なし――なんて言わせない。
 生きてるだけで偉いなんて誰が決めたの”


 まず、
 ※掲載誌が百合姫なので、それを了承してそれでも興味があれば手に取ってみてください。
 ※表紙画像はいわゆる萌絵となってますが、あれはただの大きな帯です。
 帯を外せばフツーのマンガ本の表紙とそう変わりありません。
 むしろ周りのマンガ本より落ち着いてます。

 タイトルのエピタフとは、墓碑銘のこと。
 主人公は死天使と呼ばれる子ども達で、
 彼女らは死者に遺言を届ける仕事をしています。
 葬儀屋と思ってください。

 普通の子どもなら学校へ通っている年齢ですが、
 彼女らは働いています。
 このご時世、子どもがお金を得るには身売りと葬儀屋くらいしかないみたいです。

 大人たちからは忌み嫌われる存在の彼女ら。
 生きるにはこうするのしかないとか思うと、
 じゃあ彼女らにはどんな過去があり、
 これから何をしようと生きているんだろうとか思ってしまうわけです。

 物語が大きく動くという1巻ではなかったけれど、
 2巻を読んでみたいとは思う。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年03月27日

◎「(映画)Sweet Rain 死神の精度」(※死神)


◎「(映画)Sweet Rain 死神の精度」(※死、判定、下界、人間界、上司、犬、苦情受付係、クレーマー、音楽、ミュージック、CDショップ、プロデューサー、スカウト、コイン、生きる意味、歌手、ヤクザ、復讐、アニキ、仲間、同僚、拳銃、男、最期、美容室、結婚、アンドロイド、ロボット、孫、小学生、カード、人生、太陽、雨)
原作:伊坂幸太郎
監督:筧昌也
脚本:筧昌也
小林弘利
上映時間:113分
★★★★
公開日:08/3/21

“君は死ぬことについてどう思う?”

 伊坂幸太郎『死神の精度』の映画版。

 いや〜、よかった。
「死神の精度」という題字が出る前にさっそく泣かされてしまった。
 ラストは数回泣いた。
 あそこで小西さん出すなんて反則!
 泣くに決まってるじゃないですかっ。

 原作の話ほとんどそのまま使ってあるんだよ。
 でも微妙に脚色されてて、それが巧く繋がってる。
「死神の精度」→「死神と藤田」→「死神対老女」の3話。
 連作短編かと思いきや、実は1つの物語であったというのが伊坂作品らしくなってるなあという感じ。

 主人公は死神の千葉。
 その人間が死に値するかどうか7日間観察し、
 実行する(死)か見送る(生かす)か決める。

 原作と大きく違うのは上司の存在。
 犬はいなかったけどね。
「あみだくじ」はウケた(笑)

 全体的にやはり雨が多かった。
 スイートレインというだけあるよ。
 でもだからこそ太陽のありがたみがわかるし、
 死ということについても考えられるんじゃないかな。

続きを読む
posted by 未衣名 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年02月09日

●『under 異界ノスタルジア』(※魂)


●『under 異界ノスタルジア』(※異界、現世、侵食、死者、能力、闇、力、失踪、死、兄、母娘、兄弟、恋人、双子、探偵事務所、手紙、異名、薬、銃)
著者名:瀬那和章
出版社:メディアワークス
電撃文庫
第14回電撃小説大賞銀賞受賞
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784840241632

“この世界は、常に異界の侵食を受けている”

 まあまあかな。

 途中2回くらいパンチがあっておもしろかったんですけど、
 もうちょっと足りないかなーみたいな。

 主人公・唯人は、失踪中の兄から届いた手紙により、
<異界>と現世のバランスを保っている人たちに出会います。
 一度は離れますが、同級生の友だちが行方不明になったことから再び関わることに。
 
 死んだものの魂の行方とか、
 そういう話が好きな人には、まあ良いのではないでしょうか。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月30日

☆「憂鬱ヤマラージ」(※死者)


☆「憂鬱ヤマラージ」(※輪廻転生、前世、天界、運命、過去、罰)
著者名:小玉ユキ
出版社:小学館
キューティコミック
←「小玉ユキ短編集 マンゴーの涙」収録作品
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784091314796

“てめえが俺を地獄に落としたんだろ。
 俺はよーーっく覚えてるぞ”


 小玉ユキ短編集の中の一作品。

 天界の役人と、天国か地獄か裁かれる死者との会話。

 人間のとき悪事を働き地獄で懲役30年、
 転生後アブラムシとして生活。
 そして死亡。今に至るっていう、
 主人公の人生にまず萌えた(笑)

 しかも恋のお相手はアリですか!?

 アブラムシとアリの関係は初耳。
 人生って面白いなあと感じさせられる作品です。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月16日

◇「すばらしきこのせかい」(※死神)


◇「すばらしきこのせかい」(※渋谷、生き残りゲーム、組織、命令、ミッション、戦闘、バッジ、流行、パートナー、契約、現実世界、携帯電話、記憶、死、青春、エントリー、デザイン、力、鍵、壁、必殺技、夢、天使、対価、感情、仲間割れ、嫉妬、妬み、恨み、裏切り、協力)
開発:ジュピター
発売:スクウェア・エニックス
シナリオ:平野幸江
メディア:NDS
ジャンル:アクションRPG
1周プレイ時間:約15時間
★★★★★
発売:07/07/27

“この渋谷を生き抜く術はたった一つのカンタンなこと。
 どんな状況でも全力で今を楽しめ!”


 これは最高傑作! ネ申。
 こんなにクオリティーが高い作品だとは思いもせず。
 やり出したら止まらなかった。

 RPGっていうと大抵異世界モノだからね。
 現実世界が舞台。しかも主人公は現代に生きる少年少女というのが最大のポントではなかろうか。

 実在する渋谷をモデルとした生き残りゲーム。
 109が104だったり、東急ハンズが渋急ヘッズだったり、パルコがモルコだったりタワレコがトワレコだったりで面白いです。
 渋谷行きたくなります。

 ゲームはやっちゃいけないとよくいわれますが、これはぜひ10代の人たちにプレイしてもらいたいですね〜。
 ヤングアダルト小説(もしくはラノベ)みたいで、ティーンエイジの悩みが巧く描かれているのです。
 心の闇をね。誰もが持っているだろう感情を上手に絡ませているのですよ。
 世界は俺1人でいいとか壊れてしまえとか仲間なんか要らないとか思っている人には特にオススメ。
 主人公もそんな人間です。
 バトルも爽快。
 敵を倒すのが楽しいです。

 さて。
 本編は主人公・ネクが死神たちの不条理なゲームに巻き込まれることから始まる。
 7日間と決められた中で、ミッション(指令)をクリアしないと存在が消されてしまうという。
 ここまでだったらよくある設定なのだけど、ゲームを進めていくほどシナリオが濃くなっていくのです。
 ゲームの企画者であるコンポーザーが誰かって話になるのだけど、これがめちゃくちゃ意外な人物で。
 サプライズな犯人に度肝を抜かれます。

 普通のRPGと違うとこは、
・敵との対戦は基本的に任意(強制もあります)。
・負けてもすぐにリトライできる(これは途中から)。
・戦いのレベル(敵の強さ)が選べる(EASY、NORMAL、HARD、ULTIMATE)。
 →プライドを捨てればボス戦に苦しむことがない。
・最大HPが好きに設定できる。
・上下画面両方がそれぞれ戦闘画面として操作できる。
 上は十字キー操作(ストリートファイターみたいな)。
 下はタッチペン操作。

 好きな相棒はヨシュア。
 映画「ブレイブストーリー」のミツル似なとこも影響しています(笑)。

 好きキャラはゼタ南師さん(2番目は羽狛さん)。
「このヘクトパスカルが!」のセリフがたまらない(笑)。
 あと「4ね!」も。
 数字マニアっぷりが最高です。
 彼が作る巨大オブジェ(ゴミの塔)も実は好きだったりする。

 発売から日が経っているので、中古はもちろん新品でもお求め安くなってます。
 安いものをみると逆に申し訳なく思っちゃうほどおもしろいので是非。

 現在2周目プレイ中。
 完全クリア狙ってますvv
posted by 未衣名 at 00:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2008年01月08日

☆「ホームランリング」(※死神)


☆「ホームランリング」(※指輪、手作り、プレゼント、お守り、マネージャー、野球部、閻魔手帳、仕事)
著者名:藤方まゆ
出版社:白泉社
LaLaDX
←『あぁ愛しの番長さま 3』収録作品
★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784592188773

“テメー、なぜ死神が見える!?”

 なかなかなラブコメというかコメディー。
 
 大抵少女コミックにでてくる死神っていうのは、人間の女の子と恋に落ちるみたいなのが多いから、これは珍しい作品。
 恋関係にはならないけど漫才っぷりが素敵じゃないですか。
 何気に恋のキューピット役ですよ。

 野球部のマネージャーをしている女の子。
 ある日、部員のシムラを狙う死神を視てしまう。
 シムラのことが好きな彼女は、
 なんとか彼の命を救おうとする。
 無しにするには、死亡予定が書いている閻魔手帳を壊すこと。

 短いけれどなかなかなものです。
 ヘタレな死神を応援したくなる(笑)
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年12月28日

☆『デス・スウィーパー』(※特殊清掃)


☆『デス・スウィーパー 1〜(続刊)』(※死者、自殺、仕事、生死、死体、遺体、遺族、同僚、兄、バイト)
著者名:きたがわ翔
出版社:角川書店
コミックチャージ
★★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784047250024

“人によってや憐れまれたり逆に蔑まれたりすることもある。
 けどこの仕事は、誰かがやらなきゃならないんだ――”


 事故や事件現場の清掃をする特殊清掃の仕事が描かれているコミック。
 腐敗した遺体や現場の後始末です。

 わたしも含めて、多くの人は死体はきれいなものと思っていると思う。
 原形をとどめていないだとか、腐り果てているものなんて見たことがないので考えられないのだと思う。
 本当はこんなにも汚く醜いものとリアルを語っているのがこのマンガ。
 特殊清掃の現場が描かれています。

 この巻は、自殺者がメイン。
 この前石田衣良がNHKの仕事で「自殺願望のある少女に自殺を思いとどまらせるための童話というのを書いてくれ」みたいなことを引き受けてやっていたけど、
 本書はまさしく、自殺志願者に自殺を思いとどまる本ではないかと思う。
 ミイラになればいいですけど、こう醜く変貌したり周りの人に迷惑をかけるのかと思うと普通はやめるよ。

 見るものじゃないけど、人間なのだからこういうとこも知ってなきゃならんのだなあと思った。
 心臓が止まると人間はどう朽ちていくのか。
 後始末とはどんなに過酷なものなのか、軽くでも知ってほしいと思う。

******
>関連図書
★『モップガール

 同じく特殊清掃の現場を描いた、こちらは小説。
☆『死化粧師
 死体を腐らせないためにキレイにするエンバーマー。
 死体と向き合う職業に就く青年が描かれている。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2007年12月15日

★『ぶらんでぃっしゅ?』(※意識)


★『ぶらんでぃっしゅ?』(※言葉遊び、父親、母親、居酒屋、子ども、死、予感、学校、成長、名前、苗字、みにくいあひるの子、結婚、コピーライター、夢、バイト、事件、お笑い、絆、海馬、記憶)
著者名:清涼院流水
出版社:幻冬舎
★★★★☆
出版年:2005.11
ISBN :9784344010703

“どうやら、ぼくはまだ生まれてないらしい。
 ぼくは今、母の子宮の中にいるらしい”


 褒め称える内容であったかはイマイチよくわからないんだけど、
 言葉遊び部分が好きだったのと、
 ラストあたりの<ぼく>の正体が明らかになったとこ、
 そしてラストのぶらんでぃっしゅ? に軽く感動してしまったのが賞賛理由。
 正直<ぶらんでぃっしゅ>の多用がうざかったのですが、
 これだけに関しては気持ちのいい終わりだったのですよ。

 主人公は、常盤ナイトという赤ん坊の中で生きる存在。
 前世? の記憶は全くない。
 ただ、自分が大人であることは理解しているよう。
 ナイトの中に潜みながら彼とともに成長し、
 やがて自分の正体を知るみたいな。
 ストーリー語るの難しいのでかなり省略してますけど、
 中身は濃くなってます。

 常盤ナイトという存在がすごいよ。
 言葉遊び素敵過ぎます。
 とりあえず、自分の名前の由来ってのが気になると思います。
 これ読んだら自分の名前の意味を考えずにはいられないと思う。
 言葉のマジックというか言の葉というか、
 言葉の魔力はすごい。
 命名とは命を吹き込むことだと思う。

 タイトルの「ぶらんでぃっしゅ?」とは、ぼくがよく聞き違える言葉。
 ありえねえだろという言葉まで<ぶらんでぃっしゅ>に変換されるのだからある意味素晴らしい。
 これ読んだの、西尾維新が参戦しているから。
 いーさんで登場しているのがウケた。

パーフェクト・ワールド』全巻読了した後に読んだせいか、いろいろと似てるなあと思った。
 雰囲気がね。
 これも運命の物語でもあるから、それが『パーフェクト・ワールド』にも繋がったのかなあとも。
 
 言葉遊びに興味のある人にオススメ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年10月25日

☆『死神ラヴァーズ』(※死神)


☆『死神ラヴァーズ 1〜(続刊)』(※死、高校生、鎖、運命、恋、寿命、正者、仲間、死神界、成績、自殺志願者、願い)
著者名:有木涼
出版社:集英社
マーガレット
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088462233

“あたしの本当の死がいつ訪れるのだとしても、
 繋がっているのが聖なら
 死神と一緒に生きていくのも悪くないかも”


 主人公の未来は一度死んで死後の世界に連れて行かれるんだけど、
 でもそれは間違いでしたって現世に返されるの。
 ただし、死神と鎖で繋がれた状態で。

 かなりの王道路線です。
 死神との恋とか、
 死神の仕事を手伝うようになるとか、
 死神仲間が出てくるとか。

 絵柄があんまり好きじゃないので読みにくいのが個人的な難。
 しかし好きなテーマではあるので最後まで読み進めるつもりです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年10月12日

●『幽霊列車とこんぺい糖』(※生と死)


●『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(※自殺志願者、廃線、線路、中学生、高校生、ガールミーツガール、食、アルバイト、パン屋、寒天、味覚障害、死、工房、芸術家、店長、創作、自殺、保険金、キャバクラ、不倫、名前、姉妹、母親、脱線事故、死者、石窯、才能、天才、従姉妹、夏休み、過去)
著者名:木ノ歌詠
出版社:富士見書房
ミステリー文庫
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784829164006

“ボクがこいつを<幽霊鉄道>として、
 甦らせて見せる!”


 ヘンないい方すると百合小説なのだけど、
 列記とした青春小説・ジュブナイル小説だとわたしは思う。
 妙に印象深いシーンが多いんですよね。
 心に残る話だったのです。

 主人公は電車に飛び込み自殺を考える海幸。
 ところが、予定場所はいつの間にか廃線になっていて、計画は失敗。
 そんな彼女の前には、リガヤと名乗る女子高生が現われる(ボクっ娘です)。
 廃線の先にあったのは廃棄車両。
 彼女はそれを「幽霊鉄道」として甦らせるのだという。

 それっていったいどういうこと?

 彼女にだんだんに魅かれていくわけですよ。

 名前からしてまずいい。
 海幸という名前にも、リガヤという名前にもそれぞれに重要な意味を秘めているし、
 自殺理由とか、味覚障害のこととか、リガヤの姉のこととか。
 ミステリアスだったり、狂気があったり危なかったり。
 表紙見る限りじゃ綺麗な小説って感じするけど、そうじゃない。
 まさに現代社会って感じがする。
 人の心の奥に潜む大きな闇っていうか、そこら辺が。

 特別な意味をたくさん含んだ、運命の物語だと思う。
posted by 未衣名 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年09月03日

●『ねくろま。』(※死者)


●『ねくろま。』(※魔法学院、精霊、死霊、天才、幼馴染み、約束、ゾンビ、骸骨、生徒会、仲間、後輩、怪物、アンデッド)
著者名:平坂読
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
★★★☆
出版年:2007.06
ISBN :9784840118736

“……認めるよ。たしかに君はマシロちゃんだ……。
 少なくとも、マシロちゃんの記憶を持っているらしい”


 死者の甦りの話。
 結論からいうとわりと楽しめた。
 だって禁忌じゃん。
 おもしろい素材じゃん。

 主人公ソリス(頭脳明晰)には、幼いころ「お嫁さん云々〜」の約束をした大切な女の子マシロがいる。
 だけど彼女はけっこう前に亡くなっている。
 のはずなのに、骸骨になって現われた。
 彼女いわく、生き返らせたのは自分!?

 精霊魔法科や死霊術科がある魔法学校の話。
 ソリスは、骸骨のマシロを人間に戻そうと試みます。

 読みにくかったり理解ができないところが多々あるのですが、
 物語の中枢というか、大元はいいと思う。
 主人公の幽霊嫌いという性格とか、隠し事があるところとかもいいと思う。

 今月下旬に2巻が発売予定。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年08月20日

●『さちの世界は死んでも廻る』(※不死者)


●『さちの世界は死んでも廻る』(※恋、告白、デート、両想い、敵、組織、兄弟、命令、執行)
著者名:三日月
出版社:小学館
ガガガ文庫
第1回小学館ライトノベル大賞・期待賞受賞作
★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784094510256

“こんなことありえない。
 どうして、こんな巡り合わせなのか”


 うーむ。
『ムシウタ』の存在があってもなくてもなんだけど、
 微妙だな……。

 大好きな同級生のアツミに告白して両想いになった主人公のさち。
 だけどだけどとある出来事により日常は一変――な話。
 ストーリーは、まさに「さちの世界は死んでも廻る」。

 恋愛の要素っていうか、
 恋の部分が薄い気がする。わかりにくいんだよなー。
 この人ほんとに恋してるの? というか。
 それだけの恋をしているのかがわからない。

 一応紹介。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | 死者・死神・魂

2007年08月20日

●『優しい煉獄』(※死後の世界)


●『優しい煉獄』(※死者、近未来、喫茶店、探偵、マスター、依頼、仕事、お金、人探し、王子、奴隷、幽霊、ブテッィク、秘密、犬、猫、ダフ屋、デパート、犯罪、保険金、占い師)
著者名:森岡浩之
出版社:徳間書店
トクマノベルス(05/4)
デュアル文庫
★★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784199051722

“そう、おれたちは死んでいる”

 不思議世界です。
 近未来だからこそ、の世界。

 新しくて新鮮でした。
「お客さん、今朝からコーヒーは冷めるようになったんですよ」って、どんな世界??
 リアルを追求しちゃいけないらしい。

 ここは現世で死を迎えた者たちが生きる世界。
 コンピュータに記憶やら人格やらが保存され、仮想空間の中で死者達は生きている。
 主人公の朽網もその1人で、死者の世界では探偵業を営んでる。
(死後世界で仕事をするのはお金がいるから。
 空腹になったら、その先にあるのは再び死)

 仮想空間にもいろいろあって、主人公の住むのは古い型の世界。
 街が昭和。60年がモデル。
 コンピュータがほとんどない。
 犯罪がない。

 連作短編集。
 死者の世界の中に紛れ込んだ生者を探すのが一話目の「清らかな街の片隅で」。
 喫茶店マスターの正体に迫る骨格的な部分。
 二話目「だれかの夢の国」は死者の世界にいる幽霊騒動。奴隷とか人のコピーとか。タイトルどおりの話です。
 三話目「待ち人のいない駅」は依頼人女房探し。はっとするような真実が。
 四話目「罪人も憩う街」は、デパートに<犯罪始めました>の垂れ幕がかかることから始まる。死後世界では犯罪が絶対不可能になっている。
 そういうふうに設定されているから。
 現実世界のように犯罪はあったほうがいいのか。
 犯罪許可証が売られる。

 続刊もぜひ読んでみたい。
 
posted by 未衣名 at 15:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 死者・死神・魂

2007年08月05日

●『絶望系閉じられた世界』(※死神)


●『絶望系閉じられた世界』(※幽霊、天使、悪魔、居候、友人、妹、姉、デート、殺人、幼馴染み、謎解き、ミステリ、魂、傷跡、不死、誘拐、過去、神、通り魔、儀式)
著者名:谷川流
出版社:メディアワークス
電撃文庫
★★★★
出版年:2005.04
ISBN :9784840230216

“解っているからだ。
 命には重みも尊さも無い。
 だからこそ簡単に奪い、また無関心でいられる。
 そして守ろうともする。
 自分の命の軽さを認めたくないからだ”


 ハルヒシリーズ描いてる人の作品。
 さすがだなあと思った。
 うまいんですよ。
 
 建御の家に押し寄せてきたのは、
 幽霊と死神と天使と悪魔。
 友だちの杵築は携帯で呼び出され、非日常世界へと巻き込まれる。

 西尾維新とかこの前読んだ「嘘つきみーくんと〜」とかそんな感じで、かなり猟奇的な殺人事件が描かれている。
 これが現実というか、
 認めたくない世界だけどやっぱそういう世界なんだよなというか。

 キレイ事なんて無い。
 毒舌ばかりが詰まってる。
 でも、その毒舌は間違っているわけではないから、
 逆に綺麗に感じたりもする。

 全ては仕組まれたことだった――的なストーリー。
 頭の良さにも気持ちいいものがある。

 登場人物も、
 幽霊と死神と天使と悪魔ですからね。
 いろんな話聞けて楽しいです。
 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年08月02日

●『イクライナの鬼』(※死神)


●『イクライナの鬼』(※魂、転生、任務、仕事、鬼神、未練、娘、家族、上司、閻魔、記憶、特異体質、友人、軍人、過去、一角獣、運命、過去)
著者名:崎谷真琴
出版社:集英社
コバルト文庫
2007年度ロマン大賞佳作
★★★★
出版年:2007.08
ISBN :9784086010634

“おれは、失えば何度でも傷つく。
 傷つくことになれてしまったらそこで終りだと思ってる。”


 受賞作というだけあっておもしろい。
 ラノベ全体から見るとまあまあなんだけど、
 コバルトとしては上位組。
 表紙は男性2人ですが、BL要素は一切ナシ。
 純粋に、男の生き様、友情、家族愛が描かれてます。
「生きる」というのがテーマで、命の話。

 主人公は死神のトール。
 シルという軍人の魂を転生させることが今回の仕事。
 彼は結婚してて妻子持ち。
 戦場で命を落すが魂が少年の姿となって地上に残っているのだ。
 
 傭兵時代からのシルの友だちセルシアに、
 元人間である死神のトールに、
 死神と人間という生活を繰り返している特異体質の持ち主・シャルマに。

 これはいいですね。
 死神を扱った作品っていくつもあるけど、
 これは命の重みが丁寧に描かれてる。
 一人一人ってのがしっかりと描かれてる。
 主な登場人物のみんなを愛せるよ、これは。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

2007年07月27日

☆『ツレビト』(※死者)


☆『ツレビト 1〜(続刊)』(※死、魂、異世界、生と死の狭間、案内人、導き、願い、想い、恋人、時間)
著者名:吉富昭仁
出版社:講談社
マガジンZ
★★★★
出版年:2007.07
ISBN :9784063492996

“人は、1人で門に行く事はできない。
 そう……だから我々が居るのです”


 人は死んだらどうなるのか。
 どこへ行くのか。
 それを扱ったマンガ。

 死の世界にまた新しいストーリーができたなという感じ。
 新しいです。
 死者は生と死の間の世界にいる。
 そこから死の世界へ導くのは死神ではなく、<ツレビト>と呼ばれる人。

 主人公の摩子は好きな人に想いを告白してその日に交通事故。
 死の世界へ連れて行かれるところを拒否。
 ツレビトになればこの世界に留まれることを知ると、ツレビトになる決心をする。

 ツレビトにもツレビトの世界というか決まりがあってさ。
 死んだ者がなお生きようとする話が描かれてます。
 それぞれに事情があることを考えると、人の想いの