2008年10月01日

☆『ハードル』(※10代)


☆『コミックハードル 1〜(続刊)』(※小学生、受験生、将来、クラスメート、同級生、万引き、友情、裏切り、ストレス、大人、誤解)
著者名:湖東美朋(著)
青木和雄(原著)
吉富多美(原著)
出版社:金の星社
★★★
出版年:2008.09
ISBN :9784323071268

“いつになれば
 光のなかに飛び立てるんだろう――”


 一昔前のベストセラーのコミック版。

 受験のストレスから起こる小学生の心情ってか
 つらいんだよっていうメッセージ性から発した事件が
 もっと大きな悲劇につながっていて……みたいな感じ。

 万引きそれから起こる犯人探しとか、
 なんかいやなことばかり続くんだよなー。
 たぶん最後はハッピーエンドになると思うんだけど、
 プロローグとなっている1巻は気分が悪かったです。

 ま、人間というのは苦しみがあって
 強い心を築ける生き物ですけどね。
posted by 未衣名 at 21:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年09月10日

☆『ギャル男THE爆誕!』(※オタク⇔ギャル男)


☆『ギャル男THE爆誕! 1〜(続刊)』(※アキバ系、アニメオタク、イベント、コスプレ、中学生、渋谷、不敗神話)
著者名:中邑天
出版社:講談社
ライバル
★★★★
出版年:2008.09
ISBN :9784063800104

“助けることがいちばん大事なんだ!!”

 アニメオタクのめぐる(中二)。
 自分が好きなアニメ「ファイナル・オデッセイ」の主人公・ヨシュアにコス。
 それが渋谷で伝説のギャル男となり、
 勘違いされながらどんどんその存在が膨らんでいくというもの。
 好きな女の子・高吉さや(アニメのヒロイン・サナ似)に絡んでいく渋谷の王子たちを倒していきます。

 普段は弱いのにねー。

 ヨシュアになったときの姿がかっこいいです。
 なんだ、このギャップは。
 そこがいいよねーと思います。

******
※リアルでの弱男変身系漫画

☆『デトロイト・メタル・シティ
 ごぼう男⇔悪魔系デスメタルバンド
☆『バリハケン
 オタク⇔番長
posted by 未衣名 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年09月09日

★『吉野北高校図書委員会』(※10代)


★『吉野北高校図書委員会』(※高校生、図書委員会、片想い、両想い、図書室、仲間、不登校、先輩、後輩、告白)
著者名:山本渚
出版社:メディアファクトリー
ダ・ヴィンチ文庫
第3回ダ・ヴィンチ文学賞編集長特別賞
★★★☆
出版年:2008.08
ISBN :9784840124133

“俺、実はかずに話がある”

 登場人物たちが所属する図書委員会での青春を描いたものです。
 主に恋愛系を。

 片想い中の男子・大地に好きな人がいると告げられたかずら。
 かずらを好きで告白した藤枝。
 大地の彼女・あゆみ

 視点をそれぞれ変えて描かれてます。
 切ない話ではありますが、愛憎劇ではないのでそこは純粋できれいなもの。
 恋愛コミックにもこういう構図はよくあるけれど、
 好きって告白してもその相手の心は別の人に向けられているっていうのが哀しいよなあと思います。


 どうでもいい話、エヴァネタに噴きました。
『ノルウェーの森』はちょっとだけなのに、
 エヴァは4ページも語るんだ……と。
 語っていいのかよ。
 作者の生年月日見たら、なるほどにエヴァ世代。
 最近リメイクもされてるしね。
『きーちゃん先生の事情』の2巻とか、微妙にエヴァ熱復活してくる気がします。
 ちなみにわたしはアスカ派です(笑)。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年08月25日

●『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(※趣味)


●『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(※兄妹、家族、秘密、部屋、ゲーム、アニメ、妹、ネット、オフ会、メイド喫茶、中学生、高校生、ハンドルネーム、幼馴染み、仲間、オタク、ゴスロリ)
著者名:伏見つかさ(著)
出版社:アスキー・メディアワークス
電撃文庫
★★★★
出版年:2008.08
ISBN :9784048671804

“……人生相談があるの”

 これはけっこうおもしろかった。

 イマドキの中学生の妹を持つ俺。
 口を聞くことさえほとんどなく見下されてばかりの自分。
 ところがある日、妹・桐乃から人生相談をされて……。


 何についての相談なのかをいったらおもしろくなくなると思うのでここまで。
 上記キーワードと、帯で推薦している乃木坂さんからその内容を察してください。
 
 なんというか、桐乃には到底およびませんが自分も彼女と好みが似ているのでちょっと共感。
 オフ会のあたりはちょっと面白みにかけたけど、
 全体的にはオッケー。

 人間、趣味に関してはもうどうしようもないよ。
 好きになったらもっと好きになるしかないんだって。

 おもしろさは個人の趣味にかなり偏ると思うので妹やロリ好きに薦めとく。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年08月04日

☆『美しいこと』(※10代)


☆『美しいこと』(※転入生、電車、エスパー、超能力少年、盲目、出会い、子ども、主婦、高校生、同級生、罪、力、犯罪)
著者名:橋本みつる
出版社:新書館
Wings
★★★☆
出版年:2008.07
ISBN :9784403619052

“時々思うことがある。
 ニブイ奴ら全員死ねばいいのにと”


 斬新ってか、ちょっとだけ衝撃的だった。

 みんなが美しいと思うもの(桜とか紅葉とか)が嫌いな主人公・義家みなこ。
 転校生で昔超能力少年だった夜居。
 彼は偽善とか好みを越えた絶対的な美しいものを知っているという。

 誰が見ても文句が言えないようなすごく綺麗なものがあればいいのに……。

 そんな義家の願いを叶えるかのように夜居はそれを見せてくれようとするのだが、
 彼は盲学校の前で見知らぬ女の子を拉致。
 そして彼女に犯罪者のような行動をとるのだった……。

 
 ここからの行動が超能力少年の力が発揮する部分。
 一方で、やっぱ犯罪だよなあっていうか、
 少々強引するところがなんとも。
 だけど、この犯罪性やいけないことという
 やったあとの罪悪感がまたそれを美しくしているのかなあと思う。

 わたしもそれを見てみたい。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年07月02日

★『パークチルドレン』(※10代)


★『パークチルドレン』(※居場所、青春、遊園地、警備、子ども、夜、異世界、仲間、恋、クラスメート、同級生、事故、過去、新聞記事、傷、母親、父親、妊娠、兄弟、離婚、閉鎖、先生、星、月、名前、生きる、命、運命、ルール、孤独、川)
著者名:石野文香
出版社:小学館
第8回小学館文庫小説賞
★★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784093861915

“家があるのにそこに居場所がない。
 だからここに集まるの。
 ここに、あなたの場所があるわ”


 最近読んだ小説の中では一番ピュアでそれこそ<青春っ!>と呼べるものだった。

 なんだろ。
 自分もそういう月の裏側みたいなもんがあるからだと思う。
 だからこそ共感する部分があったのだと思う。

 居場所・楽園ってなんだろなっていう物語です。

 主人公・水香は両親の離婚があったり学校に居場所のない女の子。
 ある日忍び込んだ遊園地(閉鎖されている)で同級生の女の子・千夏と出会います。
 しかしクラスメートといってもまともに言葉を交わしたのはこの日が初めて。
 水香はパークチルドレンの仲間に入り、
 1つ上の直澄や遊園地に住むキョージュに知り合う。

 生き方の話だったり、命の話だったり、見えない鎖とか運命みたいな話だったり。
 ストーリーが進行していくにつれいろんなことに理由が付けられていく。
 それが見事だった。

 プラス、
<なんで自殺しちゃいけないの?>っていう答えに説得力のある本。



 妊娠のやつはちょっと飛躍しすぎで「えっ?」って思うけど、
 それでも全体的には○。


 紹介してくれたkokiさんありがとうございました。
 やっと読了です。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(1) | 10代・若者

2008年06月27日

★『少女怪談』(※少年少女)


★『少女怪談』(★10代、家族、家庭問題、先輩、女の子、犬、中学生、スクーター、生霊、従姉、傘、母子家庭)
著者名:藤野千夜
出版社:文藝春秋
文学界ほか
★★★
出版年:2008.06
ISBN :9784163270005

“私は悪くない。
 悪くない。
 悪くない。”



ルート225』『中等部超能力戦争』の作者最新作。

 コミック絵の書影、あれは大きな帯になってます。
 まあ、帯を剥がしてもかわいい女の子はいますが。
 文藝春秋ってこういうのも出すんですねー。
 ポプラ社とか講談社だとか思ったよ。

 4つの物語が入った短編集です。
 個人的には、<少女怪談>といえるのは第一話くらいかなーと思う。
 2話は主人公男の子だし。
 まあ、相手の女の子が生霊だから少女怪談から外れてはいないが。

 1話は、盗んだ側と盗まれた側の描写が入れ替わりに入っていて、
 そこが楽しめた。
 それぞれに大切な理由があるって好き。


 この本はホラーっていうよりはティーン世代の恐ろしさかな。
 何も知らないところっていうか小悪魔っていうか何でも許されるっていうか。
 よくわからんけど。

 3話の傘の話は少々えろかった。
 だけど、これが<らしい>っていうか、そういうもんだと思った。
 しっかし、それってどういう傘かと思う。
 わたしは発想できない。

 んで4話のこと。
 ラノベをそのアイスクリームみたいに思えるってなんかすごいなーと。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年06月25日

☆『百舌谷さん逆上する』(※小学生活)


☆『百舌谷さん逆上する 1〜(続刊)』(※ツンデレ、転入生、遺伝、障害、両親、クラスメート、同級生、デート、告白、先生、下僕、事件)
著者名:篠房六郎
出版社:講談社
アフタヌーン
★★★☆
出版年:2008.06
ISBN :9784063145120

“だったら何でお父様とお母様は私なんかを産んだりしたの?
 私にツンデレが遺伝するって絶対分かってた事なのに”


 ツンデレマンガです。
 
 転入生紹介シーンから、担任の先生に「ツンデレです」って紹介されちゃってるところからもう笑えました。
 すんごいですね。
 でもこのマンガで使われているツンデレっていうのは、
 そういう障害や病気のこと。

 とはいうものの、やっぱりツンデレはツンデレで、
 普段はツンツン。好きな男の子と二人っきりになるとデレみたいなことになってます。
 ツンデレ属性をうまく扱ったセリフやストーリーになってます。

 竜田パートも樺島パートもどっちもツボでした。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年06月22日

☆「堀さんと宮村くん」(※青春)


☆「堀さんと宮村くん 全140話(番外編込み183話)」(※高校生、同級生、10代、高校生活、秘密、友だち、孤独、日常、家族、姉弟、両親、母親、父親、ケーキ屋、刺青、タトゥー、ピアス、恋、嫉妬、告白、コンプレックス、大切なもの、過去、いじめ、冬服、夏服、彼女、彼氏、後輩、同中、親公認、夢、生徒会、ストーリー四コマ、名前、卒業)
著者名:HERO
(読解アヘン)
Webコミック
個人サイト
★★★★★

“境界線をなくすこと、
 こわかったんだ。
 本当は すごくこわかったんだよ、堀さん。
 
 俺の日常を壊してくれてありがとう。”


 最近の更新が遅れているのはこれを読んでいたため。
 バカップルぶりにニヤニヤが止まらなかったo(*≧▽≦*)o
 なんでこんなにラブラブなんだ(笑)
 いや、この2人に限らずいろんなところに笑いの元があるんだよ。

 Webマンガに非常におもしろいのがありましたのでご紹介。
「堀さんと宮村くん」略して「掘宮」。
 一般の方の作品ですが、これはマジでオススメ。
 mixiにも1000人を越えるコミュがあったので広くファンがいるかと。


 学校ではきれいな格好をしているのに家ではダサダサの堀さん。
 学校ではダサいがプライベートではかっこ良くしている宮村くん。
 どこか似ている二人を中心とした青春ストーリー。

 こういう高校生活を送りたかったとか、
 こういう関係っていいよねー♪
 っていう憧れがつまりまくりで、
 どツボに嵌ってしまいました。

 好きキャラは☆宮村☆。
 ピアスや刺青でおっけーですよ。
 暗くておっけーですよ。
 そこが彼のいいところなんですよ。

 もう100話のあのシーンが最っ高で、
 その前にも32話とか堀さんのために……っていうシーンとか、
 すべてが。

 堀家も好き。
 親公認ってめっさいいじゃん!!
 京介さんの性格も面白くて、こんな父がいると毎日が飽きないんだろうなあと思います。

 宮村を受け入れてくれる周りの友だちも良いよねー。
 石川くんも好きだ。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年06月16日

★『月が100回沈めば』(※アルバイト)


★『月が100回沈めば』(※高校生、調査会社、個室、規則、仲間、知り合い、失踪、女子高生、渋谷、謎解き、ミステリ、探偵、計算、過去、思い出、家族、父親、映画、探偵小説、バイク、連続行方不明事件、犯罪、事件、月、嘘、普通、名前、関係)
著者名:式田ティエン
出版社:宝島社
単行本(06/6)
宝島社文庫
★★★★
出版年:2008.06
ISBN :9784796663298

“探偵は世界に意味を与えるのが仕事よ”

 少年少女×渋谷×特殊アルバイト×探偵×事件。

 ひねくれ者や生き方や人生に悩む10代に良いのではないかと。
 
 普通って何? っていう話です。

 高校生のコースケは、<サンプル>という調査会社のアンケートに答えるアルバイトをしている。
 規則はサンプル同士は知り合ってはならないとか話しちゃいけないとか規則がある。

 でもコースケはサンプルの一人・佐藤アツシと知り合っていた。
 その後アツシは行方不明に。
 周りでは中学生の連続行方不明事件が起きており、
 アツシも背が低いことが理由で巻き込まれた可能性も……。
 コースケは同じくサンプルの女の子・弓にルール違反を承知で話しかけ、
 以後共に事件を追っていく。
 
 良い青春小説。

 質問とその答えとか、嘘とか、普通って何とか、
 各所に散らばっているウンチクとか、仲間とか関係とか、
 今一番大切なこととかこれからのこととか。

 いろいろと考えさせられた本だった。

******
特殊アルバイト

↑ブログ内リンクです。
あとは『赤×ピンク』も添えとく。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年06月13日

■『復讐プランナー』(※いじめ)


■『復讐プランナー』(※チーム、仕返し、復讐、両親、母親、父親、交通事故、離婚、同級生、かつあげ、脅し、屋上、仲間、姉、妹、先輩)
著者名:あさのあつこ
出版社:河出書房新社
14歳の世渡り術
★★★☆
出版年:2008.06
ISBN :9784309616490

“おまえたち、あいつらに復讐したいんだろ。
 ちがうか?”


 イジメにあったらどうすればいいのか。

 それの一つの対処方法っていうかが描かれてます。
 14歳の世渡り術シリーズの1つ。
 
 大雑把に言うと、いじめられている二人が、
 一人の先輩に出会いいじめの対処法というかを教えられるというもの。
 それが<復讐ノート>というもので、
 それが復讐プランナーというものに形を変えていく感じかな。

 仲間を作ったり秘密組織めいた存在。
 何が寂しさを救うのか。
 何が独りを救うのか。
 何が心を救うのか。

 少しでも心を和らげるコツ、
 ストレスのはけ口。

 1つの小説で書かれています。
 後半は解説みたいなもの。

 いじめはなくなりはしないけど、あくまで1つのという意味で。
 復讐プランナーって楽しいんじゃないですか?
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年06月09日

★『戸村飯店青春100連発』(※進路)


★『戸村飯店青春100連発』(※兄弟、実家、中華料理店、アルバイト、カフェ、両親、父親、包丁、高校生、専門学校、小説家志望、友だち、同級生、恋、彼女、年上、大阪、上京、料理、手紙)
著者名:瀬尾まいこ
出版社:理論社
Re-bornほか
★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784652079249

“学びたいことなんて、あるやつの方が少ないって。
 大学生の六十二パーセントはやりたいことがないらしいで”


 実家が中華料理店という2人の兄弟ヘイスケとコウスケ。
 性格の違う2人、それぞれの視点から今と将来のことが語られてます。

 兄のヘイスケは高校卒業後、専門学校へ通うため上京。
 ところが1年も経たないうちに辞めてしまい、アルバイトだけの生活になる。

 一方地元大阪で高校生をやっているコウスケ。
 進路希望を求められる中、実家の戸村飯店を継ごうとするが、
 三者面談で親父に殴られる。

 就職できなくとも、実家があるじゃないかというある種の逃げ場、
 そしてある種親孝行という居場所。
 二人の選択は――。


 出版が理論社なので、一応分類するとヤングアダルトになるのかな。
 進路について悩んだり悩むことなく突っ走ったり、
 進路を決める前の10代に読んでほしい本。
 自分はもうこういう選択することが終ったしまったので、
 昔を懐かしみながら読んでました。
 いっぱい悩むのがいいと思います。
 あと、とにかく時間をかけたほうがいいと思います。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年04月09日

☆『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(※高校生)


☆『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(※駐在、おまわり、警官、警察、いたずら、取り締まり、スピード違反、妨害、処分、逮捕、公務、妹、嘘、停学、仲間、友だち、花火、入院、恋)
著者名:オオイシヒロト
ママチャリ(原著)
出版社:小学館
ブログ小説
映画化
ヤングサンデー
★★★☆
出版年:2008.04
ISBN :9784091513397

“もう一度言います。
 これは、高2のぼくたちと駐在さんとの、
 2年にもわたる長い長い戦いの物語です”


 ワルガキとそれを取り締まる駐在さんとの知恵比べというかの
 いたずら、わるさのやりあいというか。
 
 ブログ小説らしい。未読なのでわかりませんが。
 今月の初めには映画も公開。
 この漫画では中途半端に終わっているので、
(続くと書いてありながら完結)
 いったいラストはどうなるのだろうというのが気になってしょうがない。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年04月06日

☆『オール1の落ちこぼれ、教師になる』(※若者)


☆『オール1の落ちこぼれ、教師になる 1〜(続刊)』(※家庭事情、いじめ、過去、先生、成績、問題児、補習、赤点、テスト、両親、仕事、貧乏、苦しい生活)
著者名:宮本延春(原著)
清水洋三(画)
出版社:角川書店
コミックチャージ
★★★★☆
出版年:2008.04
ISBN :9784047250246

“簡単ではなかったな。
 少なくとも……”


 音楽と技術(家庭科)以外の成績がすべて1だった生徒。
 その彼の今の職業は高校の先生。
 九九もロクにいえなかった人がどうして先生になれたのか。
 ノンフィクション(実話)『オール1の落ちこぼれ、教師になる』のコミック版です。

 話の流れとしては、
 落ちこぼれ生徒に授業している宮本先生が、
 自分もダメな生徒だったことを告白していくという感じ。

 この内容がすごいってのなんの。
 想像を絶するというかね、ありえないというか信じられない。
 貧乏話として有名な本として『ホームレス中学生』がある。
 ダンボールを食べて飢えを凌いだというのが有名なエピソードだけど、
 これも衝撃的だったな。
 人間追い詰められていくと本当になんでもやっちゃうんだなあというか。

 その貧乏エピソードだけじゃないんだけど、
 ホント、どうしてそんなに勉強ができないのに先生になれたのか
 不思議で不思議でたまらない。
 勉強できない生徒が東大目指す『ドラゴン桜』より無理だろと思う。

 とりあえず、これ読めばいかに自分が幸せかっていうのを身にしみると思う。
 当たり前の日常に感謝しなければいけない。

 宮本先生の履歴も知りたいけれど、
 それを聞いている生徒の現状も伏線だらけなので続きが気になります
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年03月24日

■『渋谷ビター・エンジェルズ』(※10代)


■『渋谷ビター・エンジェルズ』(※天界→人間界、天国、若者、渋谷、悩み、家庭問題、母親、恋、秘密、彼、ダイエット、妄想、夢、現実、魂、人生、前世、過去、少年少女)
著者名:横森理香
出版社:理論社
ミステリーYA!
★★★★
出版年:2008.03
ISBN :9784652086230

“オレたちはね、渋谷に来る少女達たちを見守っているんだよ。
 そんで少女が大人になりかけたときだけ、リンクすることになっているんだ”


 今まで読んできたミステリーYA!レーベルで一番よかった。
 天使は出てきますが、ミステリというより普通の青春小説。

 渋谷の迷える子羊の元に本物の天使が現われ、ちょっとだけ手助けをするというもの。
 でもその天使はちょっと変わっているというかかなりの変人といいますかで、
 逆にそこがこの本の魅力だったりする。
 変人だからこそ、といいますか。
 天使萌え(笑)

 連作短編です。

 お気に入りは意外にも一話目の「このオッサン、誰!?」だったりするけれど、
 最終話の全員集合の会話も好きだし、3話目の悩める彼女の話も好きだったりする。

 3話目はある意味特別だよなあ。
 インパクト的にはこれが一番。
 自分は無関心ですが、こういうことって誰も教えてくれないし、まじめな話なんてしないと思うし、だからこそまじめに読めるというか。


 悩み多き10代、20代に効くよい本だと思います。

******
■『カラフル
 変人天使好きな方へ。
◇「すばらしきこのせかい
 渋谷好きな方へ
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年03月23日

☆『ネムルバカ』(※夢)


☆『ネムルバカ』(※大学生、寮、先輩、後輩、バンド、ボーカル、曲、引き抜き、レコード会社、メジャー、インディーズ、恋、バイト、CD、才能)
著者名:石黒正数
出版社:徳間書店
RYU
★★★★
出版年:2008.03
ISBN :9784199500756

“本当のところ先輩も自分の中ではわかってるんでしょ……
 自分の音楽のレベルとか
 どこまで通用してどこで限界が来てるか、とか。
 目標に達するまでのカベの厚さもカベを掘りきれるかどうかも”


 これは心が痛い、痛い。
 なんか自分に重なるよ。

 夢を追う大学生たちの話。
 
 やりたいことがある人、
 やりたいことのない人、
 実行する人、しない人、
 才能がある人、ない人、
 伸びる人伸びない人、自己満足で終わる人……。

 狭き門のその先。
 夢を追うとは、叶えることとはどういうことなのか。

 先輩と後輩のやりとりが絶妙すぎてめっさウケました。
 ここが石黒作品の魅力だよね。
 二人の関係が好きだ。
 
 あと、どうでもいい話、萌えナビも好き。
 ほしい(笑)。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年03月22日

■『夏の階段』(※10代)


■『夏の階段』(※高校生、クラスメート、恋、階段、片想い、名前、音楽、家庭事情、不安、電車、夏休み、妹、ひきこもり、双子、屋上)
著者名:梨屋アリエ
出版社:ポプラ社
ピュアフル文庫アンソロジー
★★★★
出版年:2008.03
ISBN :9784591102756

“好きだからこそ、線を引く。
 嫌いにならないよう、嫌われないよう、線を引く。”


 ピュアフル文庫に収録されていた短編を集めたもの。
 同じ高校に通うクラスメートの連作短編集になってます。

 それぞれが向かう視線ってのがたまりません。
 マンガとかアニメとかラノベとかそういうの好きなわたしから見るとどうも

 これはオタク向けに描かれているのではないか??

 とか思ってしまいます。
 要するに、萌えたということです。
 いやな眼になってしまったものだ(笑)。
 
 二人のタマキらぶ。
 というか、主人公ら全員ラブ。
 こういう青春はピュアでいいよ。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 10代・若者

2008年03月12日

☆『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(※転校生)


☆『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上下』(※10代、中学生、学校、クラスメート、同級生、不思議少女、兄、父親、ひきこもり、虐待、人魚、田舎、自衛隊、過去、死、障害者、アーティスト、山、犬、現実)
著者名:桜庭一樹(原著)
杉基イクラ(画)
出版社:富士見書房
ドラゴンエイジ
★★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784048541718

“欲しいのは<実弾>。
 現実を生き抜くための術”


 ラノベと一般文芸で出ている小説のコミック版。

 原作も痛かったがこれも非常に哀しくて辛い現実が描かれた作品。
 途中からずーと寒気が止まらなかった。
 読了後は胃が痛くて痛くてたまらなかった。
 わたしも藻屑のような過去があるからかもしれない。

 ここはあえてストーリーを語らないほうがいいのかな。

>答えられたらヤバイクイズ
 わたしは正常でしたが、
 答えを聞いたら納得。
 

 
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2008年03月07日

◆「ヘチマと僕と、そしてハヤ」(※転校生)


◆「ヘチマと僕と、そしてハヤ」(※小学生、男の子、女の子、日常生活、好きな子、ヘチマ、栽培、告白、友だち、同級生)
著者名:三船恭太郎
出版社:小学館
←「12歳の文学第2集」収録作品
大賞受賞
★★★★☆
出版年:2008.03
ISBN :9784092897120

“後のことのために、今をムダにするのかよ。
 昨日の続きが今日で、今日の続きが明日じゃないよ。
 だから、今なんだよ”


 すげーいい話。
 小学生が書いたなんて信じられない。
 大人が描いたのかと思ったほど。

 小学生を対象にした小説大賞受賞作品集『12歳の文学 第二集』収録作品。
 大賞受賞作で、小学5年生の作品。
 ものすごいレベルの高さに驚きました。
 審査員の褒め言葉は嘘じゃなかった。

 マジ泣きしたからね、わたし。

 小学生に泣かされるなんて前代未聞。
 本にして37ページ。
 月100冊は本を読むのでいろいろと免疫がついてるはずなのになあ……。

 すげー会話がいきいきしてるの。
 本当に小学校にいるみたい。
 リアルで、ここら辺が本当に小学生が描いたんだなあって思う。
 でもその描写が巧すぎて大人かと思ったのがまたなんともいえなくて。

 で、一つ気になったのは下ネタの内容(笑)
<千の紙になって>は下品というだけで小学生だなあってスルーできるのですが、
 おじいさんのやつ、あれ完璧にやベーだろと思う。
 小学生だから許されるネタであって、これが中学生が書いたとなるともうアウトだと思います。
 まあ、表現の自由ってのがあるので好きに書いてもらっていいんですけど。
 っていうか、それが健康な男子児童ってもんでしょうか。
 わたしにはわからん。

↓他作品で気になったもの
>「蒼い瞳」林慧子 あさのあつこ賞
 これも巧いと思った。
 人魚に会うことを願い、スイミングスクールに通う女の子の話。
 ただ、最後はきれいすぎるかなー。

>「八十四円のライター」木下真一 よゐこ賞
 小学生の犯罪を扱ったダーク調なもの。
 ラストのオチは素敵だが、現実的にはありえないよなと思う。
 
>扉&ラストの詩
 昨年の大賞受賞者さん作らしい。
 どこかのコピーライターが描いたのかと思った(笑)
 上手いということです。

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◆『12歳の文学 第一集

三島由紀夫レベル?12歳の文学賞
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年03月04日

★『個室のヒミツ』(※若者)


★『個室のヒミツ』(※ネット喫茶、ネットカフェ、個室、男女、カップル、彼氏、彼女、キャバ嬢、出張ホスト、元カノ、田舎、状況、家出、ファン、就活、アーティスト、音楽、盗難、灯油、チャット、ライブ、お金、不安)
著者名:内藤みか
出版社:河出書房新社
Timebook Town
原題「ナイトパック」
★★★★☆
出版年:2008.01
ISBN :9784309018508

“世界中が、
 おまえなんか、いらないよ
 と、拒んでいるような気がする”


 初めて携帯小説というものを読んだ。
「恋空」や「クローズド・ノート」とか、初期でいうと「Deep Love」とか、わたしは携帯小説はマンガでしか読んだことがない。
 日本の小説が横書きだなんてありえないから。
 別に『パーフェクト・ワールド』や『医学のたまご』みたいに
 英語が必要な本は別にいいけど、
 それ以外で横文字なんて小説じゃないから読まんぞと思ってました。
 それに、自分には無縁のピチピチの恋愛モノだろ感があったので。

 でも、ちょっとおもしろいらしいというのでメディアミックスされていないこれに手を出してみたのですよ。
 そしたら予想外に面白かった!
 ピンク色の恋愛込みではあるのですがね、ぐいぐい引き込まれちゃったのですよ。

 主人公たちと同じ年代だからかな。
 それもあると思うのだけど、小説の創りが巧妙というか巧みというか、すごい。
 連作短編風なんだけど、実は1つの長編だったみたいな。

 何かと話題のネット喫茶が舞台ってのもいいじゃないですか。
 その個室で主人公たちはネットしたりしてる。
 一枚の薄い壁を隔てているわけですが、
 彼らは元彼とか元カノとか同級生とか、なんらかの関係を持つ。

 6人の男女がそれぞれ主人公として、
 また、誰かの物語の脇役として出てきます。
 誰もが主人公になれる素材を持っているといういい方はおかしいのですが、
 みんながみんな主人公。
 ホントに。

 隔離された彼らの行動が1つに繋がったときの感動といったら!
 切なくてハッピーとはこのことでしたか!
 大事なのは人との繋がりだよね。
 これはオススメ。
 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年03月03日

☆『携帯寓話』(※携帯電話)


☆『携帯寓話』(※高校生、男女、少年少女、恋人、彼氏彼女、告白、メール、電話、繋がり)
著者名:久米田夏緒
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★
出版年:2008.02
ISBN :9784758053365

“別れる時も残ったのは文章だけ。
 あたしに足りないものはなに?”


 携帯電話を使った短編集。
 
 若者の必需品である携帯。
 いまや携帯電話がなければ人との繋がりも脅かしてしまうもの。

 普通の日常生活を描いたものもあれば、
 近未来的な話もあり。

 絵はきれいだしストーリーもいいです。
 ただこのわたしの感想が淡白になってるのは、
 自分があまり携帯電話が好きではないからってだけです。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年02月24日

☆『友達ごっこ』(※仲良し3人組)


☆『友達ごっこ 1〜(続刊)』(※高校生、クラスメート、同級生、いじめ、ハブ、携帯電話、ネット、過去)
著者名:竹内文香
出版社:集英社
マーガレット
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784088462653

“……なんだろう。
 胸がざわざわする”


 ある日突然ハブられてしまう(仲間はずれにされてしまう)女の子の話。

 いわゆるいじめマンガ。
 あーあ、心が痛いなあ。
 こういうのは苦手なんだよ。

 携帯からのWEB・ネットを使ったいじめ。
 見えない犯人。
 でも、犯人は仲の良い友だちっぽいという心の痛さ。

 友人の裏切りが腹立たしくて心がスッキリしない。
 ただ、こういうのがリアルな現実問題なのだと思う。
 その点においてよく描かれてます。
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2008年02月15日

☆『ワールズ・エンド』(※女友だち)


☆『ワールズ・エンド』(※高校生、同級生、クラスメート、気持ち、ハブ、屋上、食事、男友だち、携帯、メール、弟、家庭環境、孤独、異質)
著者名:斎木久美子
出版社:集英社
クッキー
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784088568034

“あの頃の私達は完ペキで、
 世界の全ては敵ですらなかった”


<斉木久美子作品史上、最高傑作!> らしいです。
(↑帯より)
 
 個人的にはそこまで思うことはないのですが、
 悪くはないです。
 短いけれど、同時収録の「スウィート・チャイルド」の方が好きだったりします。

 普通の女の子沙織と、特別な女の子絵真の友情というか。
 マンガをいっぱい読んでいる人が読むといけない想像をしてしまうかもしれませんが、
 あくまでそういう関係じゃないからというのが、
 彼女らの本来の関係なんじゃないかなと思う。
 大切に想える人がいるだけでも、幸せだと感じます。
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2008年01月30日

☆『傷』(※心の痛み)


☆『傷』(※心の傷、特殊能力、力、家庭環境、家族、虐待、家庭暴力、火事、過去、小学生、学校、特殊学級、いじめ、友だち、アザ、怪我、独り、孤独)
著者名:乙一(原著)
清原紘(画)
出版社:角川書店
ビーンズエース
★★★★
出版年:2008.01
ISBN :9784047150201

“オレは祈った。
 誰も傷つかないそんな世界が
 早くやってくればいい――……”


 思ったよりというか、かなりよかった。
 
 というのは、自分も過去に同じようなものがあるからかもしれない。
 
 父親の暴力。そして母親の失踪。
 そんな家庭環境が周りにもれ、特殊学級に入れられてしまった主人公・ケイゴ。
 問題のある生徒ばかりが集められた学級で、
 新しく入ってきたアサトと彼は仲良くなる。

 アサトは、不思議な力を持っている。
 人の傷を、自分の体に移動することが出来るの。
 
 これが何を意味するのかっていう話なんだけど、
 非常に奥深い。

 けっしてハッピーになれる物語ではないのだけど、
 哀しみから学ぶことっていっぱいあると思うのです。
 痛みを知ることで幸せを感じられるのだと思う。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年01月07日

■『僕はここにいる』(※10代)


■『僕はここにいる』(※ファンタジー、ガールミーツボーイ、不思議世界、恋、不思議な人、雰囲気、悲しみ、家族、引越し、母親、老人、色、葬式、中学生、友だち、ビン、先生、色、青春、猫、復讐、人形、境界)
著者名:飯田雪子
出版社:講談社
講談社X文庫
ホワイトハート
再販
★★★★
出版年:2007.12
ISBN :9784062865081

“だったら翠くんは、一体何?
 普通の人間じゃないってこと?
 人間じゃないとしたら、何なの?”


 これは稀にみる傑作なのではないでしょうか。

 12年前の作品の復刻版。
 なぜホワイトハートなのにコミック絵じゃないのかという不思議さから手に取ってみたわけですが、なるほどな内容。
 だったら講談社文庫からだせよという気もしなくもないですが。

 ミステリアスな少年はご想像におまかせの方がいいですね。
 それに、ティーンノベルというか児童書な雰囲気だし。

 非現実世界も含みますが、10代の恋や家庭の話、過去の話……。
 強い心に弱い心。
 ヤングアダルトな内容がたくさん盛り込まれており、
 かつ、古いようで新鮮なファンタジーではないかと思う。
 何気にジブリ系?

 引越ししたことで新しく入った中学校。
 人間関係がうまくいかない主人公の涼香。
 クラスで浮いているがはっきりとした意志を持つ名村麻子。
 ヒステリックになりつつある母親。
 崩れていく家庭。
 
 そこで出てくるのが不思議な少年と不思議な老人。
 誰にでも見えるわけではない彼らの正体、そして彼らが行っていることとは。
 生き方のヒントになりそうな本。

 彼らとの出会いによる成長物語なのですが、
 異例だと思うのが別れかなと思う。
 これ以上いうとネタバレになり楽しみを奪ってしまうので語りません。

 プッシュ作品。
 ぜひ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 10代・若者

2008年01月07日

●『ポイポイポイ』(※青春)


●『ポイポイポイ』(※中学生、金魚すくい、父親、幼馴染み、後輩、許婚、病、命、自由、過去、ホームレス、言い伝え、伝説、罪、償い、寿命、夢)
著者名:桑島由一
出版社:集英社
スーパーダッシュ文庫
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784086303866

“この世から消えてしまっても特に困らない俺が、
 今こうして生きている意味なんて、あるのだろうか”


 けっこう面白い青春モノなんだけど、
 これがどうしてラノベレーベルで実写表紙なのかが意味不明。
 コミック絵にしてほしかった……。
 読んでても、コミック絵しか想像できないんですよ。
 実写はありえん。

 さて中身ですが。
 そこはオッケーです。
 主人公の寅次は、ある日自分の命がこの夏限りってことを知るのです。
 さらに幼馴染みの桜に許婚がいることも発覚。
 桜の自由を取り戻すため、結婚相手に自分の大嫌いな金魚すくい対決を挑みます。

 限りある命というタイムリミット設定と、
 自分が金魚嫌いになった過去というかこれは父親の話になるのだけど、
 ここらが深いなあと思った。

 ラストはよかったといえばよかったけど、
 個人的にはそのままであってほしかったな。
 変なこというけどちょっと拍子抜けした。 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2007年12月18日

★『ブラック・ジャック・キッド』(※10代)


★『ブラック・ジャック・キッド』(※回想、大人、子ども、家族、父、母、離別、離婚、引越し、家庭、転校、小学生、幽霊、図書館、ブラックジャック、ピノコ、あだ名、友だち、マンガ、脚本、演劇、台本、小説、いじめ、学芸会、夢、児童館、クリスマス、弟)
著者名:久保寺健彦
出版社:新潮社
第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作
★★★★☆
出版年:2007.11
ISBN :9784103059714

“前にも言ったろ、命は絶対消えないって。
 一度生まれたものに出来るのは、形と、居場所を変えることだけだ”


 手塚治虫『ブラック・ジャック』一色な本。
 かなりのマニアじゃないとこのネタについていけないんじゃないかと。
 一般レベルの知識しかないわたしですが、
 マニアネタを除けば十分わかる内容で、これは良作。

 ただ、小学生同士のセックスシーンは過激ではないがやっぱり問題あるかもな感じではあります。
 しかし生々しい一方でえろく思わなかったのはこの方のすごさだと思う。
 なんとなくだけど、ブラックジャックに憧れる子どもだからね。
 
 主人公・織田和也はかなり特殊な小学生時代を送っていた。
 髪の毛や服装までブラックジャックの真似してたほどブラックジャックが好き。
 患者はどこだと動物の死骸探しまでしちゃう。
 そんな彼は、母親が去っていってしまったことをきっかけに転校。
 新しい学校では死神というあだ名をつけられいじめられてしまう。

 けっこう後半になるのだけど、児童館では少女マンガを愛する男の子・宮内くんと、小説家を目指すメガネっ娘・泉さんに出会い親友ができるという、
 青春小説であり、成長小説であり、
 かつファンタジー小説でもある。

 描かれているのはブラックジャックにのめりこみすぎた少年で、
 否定を受けても生涯愛し続けるみたいな感じ。
 ブラックジャックのような人生を歩んでるともいえるのかな。
 孤独になるけれど、一緒にいてくれる人ができるというか。

 和也はいわゆる<変人>。
 最近の世の中は変人を気味悪がる人が多いからね。
 事件起こすとかでさ。
 でもその背景には必ずなんらかの原因や事情があると思うんだよね。

 彼は、心のうちを知ると好感を持てる変人でもあると思う。
 それは、少なからずブラック・ジャックという空想の人物を、
 このわたしも愛しているからかもしれない。
 オタクの世界になるのかはわからないけれど。

 分からなかったのはラスト。
 誰と結婚したの?
 泉さんでいいの?? 別の女性にも取れる感じの描写なのであいまいすぎる。
 嫁がはっきりしないorz
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 10代・若者

2007年12月16日

★『14歳』(※ひきこもり)


★『14歳』(※10代、中学生、家族、兄、母親、学校、不登校、悩み、自転車、部屋、絵、友だち、祖母、お笑い、生きがい)
著者名:千原ジュニア
出版社:講談社
月刊カドカワほか
★★★
出版年:2007.01
ISBN :9784062137997

“どうして僕はみんなと同じ場所に向かって歩けないんだろう。
 どうして僕はいつもみんなと違うところにたどり着いてしまうんだろう。”


 お笑い芸人の千原ジュニアの自伝的小説。
 自分の人生を小説にしたものです。

 可もなく不可もなく。

 ひきこもりの彼が部屋を出るまで。
 ちょっと変わった子。
 不登校とかひきこもりの生徒って何を考えてるのか分からないとか、
 あぶないとか危険とか、
 事件を起こしやすいっていうイメージがある。

 わたしもそんなイメージを持っている一人だ。
 しかし、学校は嫌いだったしわりとひきこもりだったし気持ちはわからなくはないから。
 子どもに必要なのは支えてくれる誰かだし、
 見捨てないでいてくれる誰かだし、
 それは中学生であろうが高校生だろうが二十歳すぎの大人だろうが、
 誰にだって当てはまると思う。

 どう生きていけば分からない子ども。
 何を目指せばいいのかわからない子ども。
 14歳の不安定さはぜひ一読。
 わかってくれとはいわないけど知っててほしいな。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 10代・若者

2007年12月09日

☆『ココにいるよ!』(※孤独)


☆『ココにいるよ! 1〜(続刊)』(※中学生、独り、内気、存在感、教室、学校、ネット、ブログ、日記、憧れ、ひまわり、剣道、クラスの輪、クラスメート、友だち)