“幸せになりたかった。
●『楽園まで』(※不思議世界、特殊能力、オッドアイ、旅、逃亡者、双子、養父、仲間、追って、処刑、神官、協会、絵、画家、老人) 著者名:張間ミカ
出版社:徳間書店
第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作
トクマEdge
★★★☆
出版年:2009.01
ISBN :9784198508142
信じるしかなかった”
とにかく描写がきれいなのが印象的だった作品!
話も面白かった。
右左の眼の色が違うオッドアイの持ち主には不思議な力が備わっており、
この世界では異端・悪魔だと恐れられ、
教会の神官たちが悪魔狩りをしていた。
主人公となるのはオッドアイを持つ双子の少年少女ハルカとユキジ。
彼等は自分たちの養父を殺され、
追っ手から逃げる旅を続けていた。
目的地は――楽園。
雪が降り続く世界で、
彼等はひたすらありもしないといわれている楽園を目指します。
差別っていうかそういうのにちょっと似てるかな。
別に悪いことはしていないのに、
目の色が違うだけで異端者になっちゃうんだから。
それでも二人を受け入れてくれたヨハン、
そして旅を共にしてくれたウォーテンの存在は大きかった。
特にウォーテンと双子の接点がわかった時はちょっとした運命を感じてしまいました。
いい話だった気がする。
生きようっていう意思が強いのがいい。
それに、人もね。
教会側にも鬼だけではなくルギのように何が正義なのかを問う者もいる。
全員が全員悪者でもなく、
希望が少しでもあるから。
が、なんかまだ全部解決していないよね? 感があるのが否めない。
微妙に「あらしのよるに」。
微妙に「フランダースの犬」って感じかな。
雰囲気が。


