“――ご自分ではお気づきになってらっしゃらないようですが……
☆『黒薔薇アリス 1〜(続刊)』(※ヴァンパイア、テノール歌手、声、命、繁殖、印、片想い、婚約者、許嫁、死者、身分、主人、寿命、能力) 著者名:水城せとな
出版社:秋田書店
プリンセス
★★★★
出版年:2008.11
ISBN :9784253191913
貴方はヴァンパイアになられたのです”
これはおもしろかった!
吸血鬼というと永遠の命っていうか長命のイメージがあります。
それと人間に噛みつくことで仲間を増やすっていうやつ。
本書はちょっと違います。
あらかたあってるといえばあってはいますが、
儚い存在として吸血鬼が描かれているんですよね。
強いイメージがあったけれど急に哀しい存在になってしまいました。
帯のとおり、愛と繁殖の話。
切ない恋物語です。
何気に壮大。スケールがでかい。
中世ヨーロッパを丁寧に描いていると思えば
後半では一気に2008年の現代日本へ。
おっと、あらすじ書き忘れました。
人間だったのに事故に遭い死んでしまった男がよみがえったかと思えば吸血鬼に……。
一見ベタベタな感じですが、
この一連の流れがものすごく濃厚な想いがたくさん詰まっているのですよ。
だからこそのストーリー。
これは楽しみ。


