“授業もクラブ活動も先生も友達も、全部捨てなきゃいけないかもしれないのよ。
★『林檎と蛇のゲーム』(※ミステリ、犯罪、大金、逃亡、容疑、事件、猫、中学生、父親、海外出張、同級生、関係、船、ヤクザ、約束、旧札、犯人、金庫、小学生、離婚、父子家庭、占い師、テレビ、ニュース、報道、真実、友だち、仲間、偽者) 著者名:森川楓子
出版社:宝島社
このミス大賞シリーズ
★★★★
出版年:2008.05
ISBN :9784796662031
それでも、私と一緒に行く?”
若い世代にいいんじゃないかと思う。
殺人未遂容疑で警察に追われることになった中学生の珠恵。
事件現場の金庫は開いており、
家に戻れば1億円の札束が。
不在の父に代わって旧友の水野さんと逃げることに。
珠恵とサスペンス好きのツルちゃんの会話が楽しかった。
あと、過去にしたヤクザとの約束っていうのも心に残る。
そういう約束があったんじゃお互いを切り捨てられないよね。
過去に縛られる話っていうか、そういうのに弱いんだよ、わたし。
解放されるシーンが待ち遠しいし応援したくなっちゃうじゃないですか。
ずっとずっと守っていたってすごい。
それと、その約束を提示したヤクザ。
生るぬいようなぬるくないようなその性格がどことなく好き。
んで、一番考えたのは、報道されている内容と真実。
犯人がわかると、その近所の人や知り合いの人にどういう人なのか聞くやつがあるじゃないですか。
「あんなことをするような人じゃありませんでした」とか、
「いつかやると思ってました」とか。
報じられていることが必ずしも真実とは限らない。
そういうことを教えられたというか感じさせられたというか。
いくら隣人は語るっていっても、そこに嘘が含まれるとこれは人間不信に陥りそうだ。
人間って恐ろしい生き物だと感じた。
どんなに悪くいわれても友だちを疑わなかったツルちゃん、そういう意味でも最高の友人です。
しっかし、嘘の情報が流れちゃうと修正されにくいからホントいやだよねーこういうの。
あ、そうそう。
偽者が自首するっていうやつ、あれも現代的だと思った。
実際にいそう。
謎の多いミステリ。
最後の最後まで飽きませんでした。



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