“俺は絶望しているがゆえに俺なのだ”
★『ぜつぼう』(※不眠症、睡眠障害、薬、白髪、復讐、変人、伝書鳩、田舎、夫、旦那、本物、偽装夫婦、嘘、過去、息子、偽者、裏切り、町内会長、ホームレス、田んぼ、農業) 著者名:本谷有希子
出版社:講談社
群像
★★★
出版年:2006.05
ISBN :9784062133241
過去にいろいろあり不眠症に陥っている戸越。
ある日彼は伝書鳩をつれたホームレス男・妹尾に出会い、
自分を陥れた奴への復讐を持ちかけられる。
準備があるからと、彼は戸越を空き家になっているっぽい自分の実家に、
自分の息子として住まわせることに。
しぶしぶ妹尾の実家に行くが、
そこには見知らぬ女が居座っており、彼女は妹尾の娘ということになっていた。
近隣住民へのいい訳として2人は夫婦ということに。
そして2人の生活が始まる。
え? 復讐の話じゃないの? という内容だった。
まあ、なりすまし生活はおもしろかったですが。
それに、その発想が。
成長小説というよりは、
絶望を受け入れるっていうか認めるっていうかそんな感じもする。
それでこその人生ですよ。


