“そういう力があるってことは、しても良いってことなんじゃないか?
●『死神のキョウ』(※高校生、友だち、転入生、同居、護衛、過去、名前、事故、両親、記憶操作、同級生、恋心、告白、事件、死、仕事、命、従妹、役割、寿命、均衡、禁忌、魂、記憶喪失) 著者名:魁
出版社:一迅社
一迅社文庫
★★★★☆
出版年:2008.05
ISBN :9784758040020
本当に駄目ならそんな力自体無いと思うんだ”
これは是非多くの方々に読んでいただきたい。
不器用な少年と、素直になれない死神の女の子の切ないストーリーが綴られてます。
これはストーリーを多く語らない方がサプライズできるので、
あらすじはあえて書きません。
前半は同棲やお風呂とかツンなところとか王道な男性サービスが多く入っていてそこが楽しかったり、
意外にも女性サービスも豊富で、ニヤニヤしっぱなしでした(笑)
女性にもウケはいいんじゃないかな。
少年向けのラノベとしては本当に意外ですよ、こういう匂い系を取り入れるっていうのは。
そんで、後半は一転してシリアス展開へ。
全く予想もしていないストーリーに度肝を抜かれました。
いわれてみれば各所に伏線はあり、なんで気づかなかったんだと悔しかったです。
タイトルからもわかるように死神の話なんですけど、
死神の仕事(役割)っていうのが、こういう考え方もありだよなーという非常に納得できる内容で、
さらに死神もフツーの女の子で、フツーに子ども時代があったとか、
過去話が切なすぎで、年頃の女の子になった今の性格がツンツンなことを考えると、
ますます切なさを引き立たせてくれます。
なんていい話なんだ!
とか思ったのですが、しばらくして「あれ? でも根本的なこと終ってないよな?」
ということに気づきました。
機会があったら次も続くらしいです。
久しぶりに心地良いラノベを読んだ。


