“死人が言うのだから、間違いない。
■『過去からの手紙』(※ミステリ、行方不明、母親、父親、家族、手紙、泥棒、事故、病院、絵描き、雑誌、写真、記憶喪失、誕生日、子ども、家出、夫婦、兄弟、姉弟、幽霊、幼馴染み、友だち) 著者名:岸田るり子
出版社:理論社
ミステリーYA!
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784652086186
母はどこかで生きている”
理論社ミステリーYA!の小説。
謎解きは2段階。
プラス後日談といいますかのダメ出し構成。
学校の合宿から戻ってくると自宅に母はいなかった。
主人公純二は、奇妙な置手紙と回収されなかったゴミ袋、そして捨てられていたシチュー用の肉を頼りに、幼馴染みの女の子と共に母親の行方を探します。
しばらくして母親が記憶喪失で発見される。
彼女は山道にいたらしい。
なぜそんなところに?
本人に聞いても記憶が不明でわからない。
調べれば調べるほどどんどん深まる謎。
事件の真相はいかに。
普通の推理小説と違うのは、
主人公らの家庭事情がちょっと特殊なことと、
今は亡き純二の兄が幽霊としてずーっと登場していること。
後者のは現実にはありえないことだから、
ちょっとここの非現実世界設定がいやだったな。
ここは幽霊を出すとこじゃないと思う。
大体において、この事件事態も幽霊がいたから起こったことであり、
幽霊がいなければ起こらなかった事件。
真相であると思ったあらましは虚偽であったという、
逆転というか真犯人はお前だみたいな、そこはいいのですよ。
あとで突っ込みを入れる静海もいいのですよ。
でも、幽霊がなあ……と、
悪いわけではないけどなんか微妙だった作品でした。


