2008年03月05日

■『過去からの手紙』(※謎解き)


■『過去からの手紙』(※ミステリ、行方不明、母親、父親、家族、手紙、泥棒、事故、病院、絵描き、雑誌、写真、記憶喪失、誕生日、子ども、家出、夫婦、兄弟、姉弟、幽霊、幼馴染み、友だち)
著者名:岸田るり子
出版社:理論社
ミステリーYA!
★★★☆
出版年:2008.02
ISBN :9784652086186

“死人が言うのだから、間違いない。
 母はどこかで生きている”


 理論社ミステリーYA!の小説。
 謎解きは2段階。
 プラス後日談といいますかのダメ出し構成。

 学校の合宿から戻ってくると自宅に母はいなかった。
 主人公純二は、奇妙な置手紙と回収されなかったゴミ袋、そして捨てられていたシチュー用の肉を頼りに、幼馴染みの女の子と共に母親の行方を探します。
 しばらくして母親が記憶喪失で発見される。
 彼女は山道にいたらしい。
 なぜそんなところに?
 本人に聞いても記憶が不明でわからない。
 調べれば調べるほどどんどん深まる謎。
 事件の真相はいかに。

 普通の推理小説と違うのは、
 主人公らの家庭事情がちょっと特殊なことと、
 今は亡き純二の兄が幽霊としてずーっと登場していること。
 後者のは現実にはありえないことだから、
 ちょっとここの非現実世界設定がいやだったな。
 ここは幽霊を出すとこじゃないと思う。
 大体において、この事件事態も幽霊がいたから起こったことであり、
 幽霊がいなければ起こらなかった事件。

 真相であると思ったあらましは虚偽であったという、
 逆転というか真犯人はお前だみたいな、そこはいいのですよ。
 あとで突っ込みを入れる静海もいいのですよ。
 でも、幽霊がなあ……と、
 悪いわけではないけどなんか微妙だった作品でした。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき
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