2008年01月07日

■『僕はここにいる』(※10代)


■『僕はここにいる』(※ファンタジー、ガールミーツボーイ、不思議世界、恋、不思議な人、雰囲気、悲しみ、家族、引越し、母親、老人、色、葬式、中学生、友だち、ビン、先生、色、青春、猫、復讐、人形、境界)
著者名:飯田雪子
出版社:講談社
講談社X文庫
ホワイトハート
再販
★★★★
出版年:2007.12
ISBN :9784062865081

“だったら翠くんは、一体何?
 普通の人間じゃないってこと?
 人間じゃないとしたら、何なの?”


 これは稀にみる傑作なのではないでしょうか。

 12年前の作品の復刻版。
 なぜホワイトハートなのにコミック絵じゃないのかという不思議さから手に取ってみたわけですが、なるほどな内容。
 だったら講談社文庫からだせよという気もしなくもないですが。

 ミステリアスな少年はご想像におまかせの方がいいですね。
 それに、ティーンノベルというか児童書な雰囲気だし。

 非現実世界も含みますが、10代の恋や家庭の話、過去の話……。
 強い心に弱い心。
 ヤングアダルトな内容がたくさん盛り込まれており、
 かつ、古いようで新鮮なファンタジーではないかと思う。
 何気にジブリ系?

 引越ししたことで新しく入った中学校。
 人間関係がうまくいかない主人公の涼香。
 クラスで浮いているがはっきりとした意志を持つ名村麻子。
 ヒステリックになりつつある母親。
 崩れていく家庭。
 
 そこで出てくるのが不思議な少年と不思議な老人。
 誰にでも見えるわけではない彼らの正体、そして彼らが行っていることとは。
 生き方のヒントになりそうな本。

 彼らとの出会いによる成長物語なのですが、
 異例だと思うのが別れかなと思う。
 これ以上いうとネタバレになり楽しみを奪ってしまうので語りません。

 プッシュ作品。
 ぜひ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 10代・若者
この記事へのコメント
『僕はここにいる』、かなりかなり◎でした!
私は著者のお名前など、全く予備知識なしに読み始めたのですが、物語全体の温かさ、清々しさ、せつなさに圧倒されて、読み終わってからは周りに「これ、おススメ!」と触れまわっています★
ちょっとファンタジーが入りますが、読者がすんなりと受け入れられるような書き方になっていて、とってmも上手だなぁ〜と思いました。
気持ちのよい1冊!
Posted by at 2008年01月22日 22:16
わたしも、全く作者さんのこと知らずに読んだのですよ。
良いですよね〜。
いろんな人に勧めたい気持ちわかります♪
Posted by 未衣名(管理人) at 2008年01月23日 22:16
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