2007年12月27日

★『もえない』(※ミステリ)


★『もえない Incombustibles』 (※高校生、自殺、父親、先生、友だち、名前、プレート、ピアノ教室、温室、植物、警察、記憶、妹、過去、子ども)
著者名:森博嗣
出版社:角川書店
野生時代
★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784048738163

“簡単ではないよ。
 人を殺すことが、簡単であってはいけない。”


 最初タイトルを「萌えない」と誤変換してしまったわたしですが、
「燃えない」です。 サブタイトルのIncombustiblesは不燃性物質です。

 物語は、主人公・淵田がクラスメートの杉山の葬式に出席するシーンから始まる。
 そこで彼の父親から、自分の名前が刻まれたプレートを渡される。
 棺を焼いた時に燃えずに残ったものだそうだ。
 しかしそれには全く見覚えがなかった。
 彼からの古い手紙を見れば、男友だちの姫野に、山岸小夜子という女と関わらないように伝えてほしいとの伝言。
 しかしその彼女もまた亡くなっていて……。
 
 不可解な事件に巻き込まれていく中、
 淵田は小学生のときのある記憶が曖昧であることに気づく。
 そして起こる殺人事件――。

 忘れているその記憶がキーワードの事件です。
 過去に何があったか。
 そこはネタバレになれないように伏せてます。

 一番印象的なのはタイトルにもある<もえない>。
 どうして動物だけは、骨が残るようにできているのだろう。
 最後にならないとタイトルの意味がわからないのですが、
 これはかなり心に残りました。
 考えると果てしないので哲学的。
 神秘的だ。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき
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