“簡単ではないよ。
★『もえない Incombustibles』 (※高校生、自殺、父親、先生、友だち、名前、プレート、ピアノ教室、温室、植物、警察、記憶、妹、過去、子ども) 著者名:森博嗣
出版社:角川書店
野生時代
★★★☆
出版年:2007.12
ISBN :9784048738163
人を殺すことが、簡単であってはいけない。”
最初タイトルを「萌えない」と誤変換してしまったわたしですが、
「燃えない」です。 サブタイトルのIncombustiblesは不燃性物質です。
物語は、主人公・淵田がクラスメートの杉山の葬式に出席するシーンから始まる。
そこで彼の父親から、自分の名前が刻まれたプレートを渡される。
棺を焼いた時に燃えずに残ったものだそうだ。
しかしそれには全く見覚えがなかった。
彼からの古い手紙を見れば、男友だちの姫野に、山岸小夜子という女と関わらないように伝えてほしいとの伝言。
しかしその彼女もまた亡くなっていて……。
不可解な事件に巻き込まれていく中、
淵田は小学生のときのある記憶が曖昧であることに気づく。
そして起こる殺人事件――。
忘れているその記憶がキーワードの事件です。
過去に何があったか。
そこはネタバレになれないように伏せてます。
一番印象的なのはタイトルにもある<もえない>。
どうして動物だけは、骨が残るようにできているのだろう。
最後にならないとタイトルの意味がわからないのですが、
これはかなり心に残りました。
考えると果てしないので哲学的。
神秘的だ。


