2007年10月29日

★『インディゴの夜』(※犯罪捜査)


★『インディゴの夜』(※ホストクラブ、オーナー、ナンバーワンホスト、東京、渋谷、新宿、事件、少年少女、仕事、フリーラーター、編集者、雑誌、投稿、写真、ナンパ師、ヤクザ、殺人、刑事、詐欺、源氏名、名前、常連客、夜、ママ、オカマ、人脈、料金制度)
著者名:加藤実秋
出版社:東京創元社
ミステリフロンティア
第10回創元推理短編賞受賞作
★★★★
出版年:2005.02
ISBN :9784488017125

“矛盾のない人間なんていないわ。
 私だってそう。毎日もがいてる。
 だから少しでも潔く生きようと思う”


モップガール』が面白かったもんだから、同じ著者のほかの作品も読んでみました。
 これもおもしろーい!!

 ホストモノです。
 ホストの探偵モノって紹介されてるけど、ホストはあくまで脇役。下僕。
 ボスは主人公の女性・晶さん。
 連作短編ですけど、読み進めるほどこの晶さんのかっこよさとかボス的存在ってのが浮き出てくるのです。
 自分は30過ぎのおばさんだけど、若い男の子(ホスト)が下僕ってすごくないですか?
 しかも大勢いるし、多大な信頼も寄せられているし。

 彼女はフリーライター。
 大手出版社の塩谷と謎めいた敏腕マネージャーの憂夜とともにクラブ風のホストクラブを作るのです。
 表向きはライターですが、ホストクラブのオーナーっていう裏の顔を持ってるところがまず勝ち組ですね。

 そんな晶のホストクラブ「club indigo」で常連客が殺されます。
 晶はホストの面々とともににわか探偵団を結成。
 真犯人探しに奔走です。

 夜の街の楽しさと恐ろしさ、両極面を持ったこの話。
 いいホストクラブもあれば、悪質なホストクラブもある。
 ナンパ師だって、いい男もいるけど悪いやつもいる。
 5分5分といったところ。
 恐ろしいけど、それと同じくらいにいい部分も描かれているのです。

 ホストクラブっていうと一般人にとっては悪いイメージしかないと思う。
 でも彼らはやさしさを持っているし、
 いい人脈も持っている。
 持つべきものは友だちという言葉がぴったりかのように、
 ホスト達の人脈にはすばらしいものがあります。
 事件が起きれば警察よりすばやく犯人へと辿り着ける。

 危険と本当に隣り合わせだけど、このスリルがたまらないですね。
 ホストクラブへいってみたなあなんて思っちゃう。
 しかし、ホストの料金制度ってすごいですね。
 細かく分かりやすく解説されてるんですけど、何よりも金。
 お金がないと話しにならん。 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき
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