“来週、お化け屋敷、行くよ。
★『神野悪五郎只今退散仕る』(※祖母、姉妹、夏休み、中学生、従兄、お化け、屋敷、道、神、天狗、約束、過去、退治、悪霊、怨霊、妖怪道、試練、夏蜜柑、肝試し、伝説、記憶) 著者名:高原英理
出版社:毎日新聞社
★★★★
出版年:2007.07
ISBN :9784620107189
一ヶ月、そこで暮らすんだって”
紫都子は、ある日突然妖怪を見た。
そのあと、夏休みを祖母の家で過ごすことになった。
例年のことだけど、今年は「黒間屋敷」と呼ばれる場所で。
妹と一緒に屋敷に行くんだけど、
そこでは妖怪にちょっかいだされまくり。
従兄に化けてきたり、妹の気づかないところで妹を襲ってみたり。
なんかこのさりげなさとか遊び心が素敵っ!
微妙に『夏目友人帳』『しゃばけ』系? なほのぼのさ。
一般書というよりかは児童書・ヤングアダルトですね。
主人公中学生だし。
妖怪との交流譚みたいなものだし。
別に妖怪は人間を襲おうというんじゃない。
あとからわかるのだけどこれは試験。
紫都子にその力があるのかどうかっていう。
帯から引用すると、最強最悪の怨霊を祓うための力があるかってやつね。
三千世界の大魔王も降臨です。
古典の『稲生物語』(未読)と関係しているみたい。
タイトルは稲垣足穂の『稲生家=化け物コンクール』(←積読中)に収められている短編から来ているらしい。
妖怪たちと交わした過去の約束。
どんなことからも護るからその代わりに……という取引の元成立した約束。
祖母と妖怪が昔……って設定になんか自分は弱いんだよな。
妖怪との交流もね。
これ読んでたら無性に夏蜜柑食いたくなってきた。
あと、<悪>という漢字を少しだけ見直しました。
悪いってだけじゃなかったんですね。
表紙も素敵だなあ。
ただ、本の定価がありえないほど高い。
せめて1500円だろと思う。


