“ちなみに修は神隠しを信じるかい?
●『空色のイシュラ 〜やさしい獣と月のない国〜』(※腐れ縁、幼馴染み、石、封印、神殿、女王、狸、蝙蝠、狐、狼、願い、先代、王、人間⇔動物、夜、呪い、死の川、舟守、幽霊、村、過去、選聖主、人質、不死、病気、地底、竜) 著者名:木崎菜菜恵
出版社:集英社
コバルト文庫
★★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784086010306
俺は異世界って面白いと思うんだよね”
デビュー作。
久々にコバルトが面白かった。
これは自信持ってオススメしとく。
異世界へ行きたいといいだした幼馴染みの結斗。
主人公の修は、ある事がきっかけで結斗と異世界へと落下。
たどり着いた国、そこはたびたび異世界から来訪者が訪れるという。
その人を聖なる王を選ぶ存在と呼ばれていて、修はになってしまう。
元の世界に帰るには神殿の封印を解く事。
元の世界への扉を開いたとき、同時に王を選べるらしい(伝説によると)。
選ばれた王は不死を手に入れる。
『十二国記』みたいな?
神殿までの旅。
道のりで出会う様々な人々。
そこで知るこの国のこと。
女王のこと。
この国には今の女王が二十年前にかけた呪いってのがずっと続いていて、そこらへんの絡みなんかも面白い。
人間が動物になる呪い。
夜だけは人として生きられるってやつ。
ちょっと前に読んだ『フェアリーテイル』の4巻でも似たような呪いの話があって、いろんな呪いがあるものだとちょっと心が痛かったです。
選聖主が封印を解いたらこれも自動的に解けるらしい。
願いの話。
願いをいえるのは選聖主の修のみ。
多くの人の話を聞き、生活を見てきて、他人の心も知って、
もちろん、自分で叶えたいということもある。
たった一つの願いが叶うというなら、何を望むのか。
『ブレイブ・ストーリー』思い出すなあ……。
テーマはそこまで重くないですがね。
クライマックスがホントいいです。
で、最後はじいちゃん。
じいちゃんの正体がツボです。
物語が繋がるってのは気持ちがいい。


