“1人でいても1人じゃない。
★『切れない糸』(※謎解き、日常ミステリ、家族、仕事、実家、家業、寒がり、友だち、大学、就職活動、喫茶店、アルバイト、衣類、突然死、商店街、幽霊騒動、不動産、地域、地元) 著者名:坂木司
出版社:東京創元社
創元クライム・クラブ
★★★★
出版年:2005.05
ISBN :9784488012052
糸は確かに、つながっているから”
『青空の卵』をはじめとする「ひきこもり探偵シリーズ」の著者の新シリーズらしい。
主人公和也はクリーニング屋の長男。
就職が決まらいでいたところ、とある事情により家業を継ぐことに。
腕のいい職人のシゲさんに、母親に、元気なパートのおばさんたち。
そんな楽しい面々に囲まれながらの仕事。
和也が担当することになったのは衣類の集荷と配達。
そこで生まれるちょっとした謎を解いていくのがこの物語です。
今までは奥さんが顔を出していた家。
それが旦那さんに変わった謎、
1人暮らしをはじめた幼馴染みが家に帰らなくなった謎、
お得意さんが出す派手な衣装の謎、
商店街の幽霊騒動の謎。
探偵役を務めるのは、不思議な存在の沢田。
和也と同じ大学に通っていた人。
大学卒業後は喫茶店でアルバイトをする彼。
彼のアドバイスは的確で和也以外にも認められてる。
これがまた不思議系な男で、謎に満ちたキャラです。
人とのかかわりを大切にした本。
主人公の成長物語でもあり。
オススメの1冊。
>余談
ひきこもり探偵シリーズの作家というのを踏まえて読むと、これもたぶん女性にウケる気がします。
「でも、いつかはどこかに帰りたい、かな。
……お前が、どこかだったらいいのに」
という、主人公・和也と同級生の沢田とのやりとりに胸キュン。



ひきこもりシリーズも心があったかくなる作品でしたが、こっちのクリーニング屋さんのお話も、暖かくてすぐに好きになりました。
これ1冊で終わってしまうのかわからないけど、続編読んでみたいです。
密かに沢田が大好きだったり。
ではー。
ミステリアスな男子に憧れ持ってます☆