“私がここへ来たのは他でもない。
★『幽霊人命救助隊』(※狭間、自殺者、自殺志願、飛び降り、クビツリ、いじめ、受験失敗、家族、精神科、鬱、リストラ、会社、天国、老人、神、霊媒師、ヤクザ、刑務所、借金、失踪、母、父、妹、弁護士、携帯、道具、バブル、薬、孤独、心の声、乗り移り、夫、予言) 著者名:高野和明
出版社:文藝春秋
文春文庫
単行本('04)
別冊文芸春秋
★★★★☆
出版年:2007.04
ISBN :9784167717261
諸君に、天国へ行くチャンスを与えてやろうというのだ”
面白そうなので読んでみた。
『13階段』面白かったし、読んでみようかなと。
現世と天国の狭間に残された死んだ者達。
彼らは自殺したために天国へいけないでいた。
そこへ現われたのは1人の老人。
天国へいきたくば地上で100人の自殺志願者の命を救え、と。
それぞれの理由で自殺した男女4人が、広い東京で自殺を考える人々を救っていきます。
期間は7週間。
100人の人命救助を描いてます。
約600ページありますが、一気に読めました。
自殺理由に<鬱(ウツ)>ってのが多かったのがちょっとどうかと思うのだけど、
自殺志願者の心がそうもぽんぽんと救えるかというのもどうかと思うけど。
過去に自殺未遂をしたことがあるわたし。
経験者は語るじゃないけど、浅く広く描いているので物足りないことが多い。
勝手なこと言うと、自殺はいけないというけれどわたしはいいと思うんだよね。
だってそれしか自分を救うことできないわけだし。
自殺志願者を自殺者が助ける話。
ヒーローを助けてくれる人はいないのかっていう感じのあたりはちょい寂しい気がした。
幽霊になった人が現世に戻るとか他人の命を救うとか小説ではありきたりになっているけど、読ませる力はあり。
全体的には○です。


