2006年11月25日

●『紫の末裔』(※罪と罰)


●『紫の末裔』(※刀、元犯罪者、謎の男、紅茶、家出、一家惨殺事件、古傷、東京青山、交通事故、喫茶店、メニュー、暗号、依頼、デザイナー、ジュエリーショップ、アルバイト、血の契約、紋印、代償、対価、代行、店名、名前、復讐)
著者名:藤咲あゆな
出版社:エンターブレイン
B's-LOG文庫
★★★★
出版年:2006.11
ISBN :4757730381

“お前の罪を斬りに来た。
 俺はお前を死に導くまでだ”


 この前の『刻の王国』といいレベルが高いな、このレーベル。
 読者対象が女性で、まあ内容もそうなんですけど、お・も・し・ろ・い。
 
 家出少年の主人公・成瀬は、霊園で妙な男を目撃する。
「罪を斬る」だとかいって、刀で見知らぬ男を斬っていたんですよ。
 
 翌日彼は謎の男に会い尾行してみると、紅茶の喫茶店のマスターをしているではないか。
 聞いてもとぼける。
 いろんな成り行きで成瀬は向かいのジュエリーショップでアルバイトをしながらそいつを観察。
 やがて第2の現場を目撃し、男のやっていることに確信を持ちだいたいのことを把握。
 正体が少しだけわかる。

 1巻の内容はそんな感じ。
 男の正体が明らかになっていないので、続編が出るのかと。

 この本で扱われているのは、元犯罪者。
 罪を償って務所を出てきたわけだけど、被害者からすれはそれは不満なわけですよ。
 自分にとって大事な人を殺されたわけですからね。
 のうのうと生きていられては困るわけ。
 それは、人を殺しておいて逃げ続けている犯罪者にも言える事。
 そういう犯人を野放しにしておいていいのかっていう話。

<犯罪者に制裁を>ってわけです。

デスノート』だと深く考えることなく速攻殺しちゃうわけだけど、これは違う。
 大きな代償を伴っている。
 理由はどうあれ人の命を奪うわけですから、それなりの対価が必要になってくるわけです。

 これはいい!
 主人公の成瀬は過去に起こったとある大きな事件の被害者で、犯人未だわからず。
 刀の男に出会ったのも運命でしょうなって感じなんですよ。
 男の正体を知っている明彦(ジュエリーショップのオーナー兼デザイナー)にも注目。
 今後も期待できそうな内容でした。

>紅茶
 やけに詳しいなー。飲むのは好きだけど知識は全くなしです。
 暗号の件も含めて、微妙に「薬屋」を思い出しました。
 
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪・罰
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