“お前の罪を斬りに来た。
●『紫の末裔』(※刀、元犯罪者、謎の男、紅茶、家出、一家惨殺事件、古傷、東京青山、交通事故、喫茶店、メニュー、暗号、依頼、デザイナー、ジュエリーショップ、アルバイト、血の契約、紋印、代償、対価、代行、店名、名前、復讐) 著者名:藤咲あゆな
出版社:エンターブレイン
B's-LOG文庫
★★★★
出版年:2006.11
ISBN :4757730381
俺はお前を死に導くまでだ”
この前の『刻の王国』といいレベルが高いな、このレーベル。
読者対象が女性で、まあ内容もそうなんですけど、お・も・し・ろ・い。
家出少年の主人公・成瀬は、霊園で妙な男を目撃する。
「罪を斬る」だとかいって、刀で見知らぬ男を斬っていたんですよ。
翌日彼は謎の男に会い尾行してみると、紅茶の喫茶店のマスターをしているではないか。
聞いてもとぼける。
いろんな成り行きで成瀬は向かいのジュエリーショップでアルバイトをしながらそいつを観察。
やがて第2の現場を目撃し、男のやっていることに確信を持ちだいたいのことを把握。
正体が少しだけわかる。
1巻の内容はそんな感じ。
男の正体が明らかになっていないので、続編が出るのかと。
この本で扱われているのは、元犯罪者。
罪を償って務所を出てきたわけだけど、被害者からすれはそれは不満なわけですよ。
自分にとって大事な人を殺されたわけですからね。
のうのうと生きていられては困るわけ。
それは、人を殺しておいて逃げ続けている犯罪者にも言える事。
そういう犯人を野放しにしておいていいのかっていう話。
<犯罪者に制裁を>ってわけです。
『デスノート』だと深く考えることなく速攻殺しちゃうわけだけど、これは違う。
大きな代償を伴っている。
理由はどうあれ人の命を奪うわけですから、それなりの対価が必要になってくるわけです。
これはいい!
主人公の成瀬は過去に起こったとある大きな事件の被害者で、犯人未だわからず。
刀の男に出会ったのも運命でしょうなって感じなんですよ。
男の正体を知っている明彦(ジュエリーショップのオーナー兼デザイナー)にも注目。
今後も期待できそうな内容でした。
>紅茶
やけに詳しいなー。飲むのは好きだけど知識は全くなしです。
暗号の件も含めて、微妙に「薬屋」を思い出しました。


