2006年11月23日

●『刻の王国』(※時間)


●『刻の王国』(※懐中時計、神、転生、魂、死神、天界→下界、猫、元殺し屋、バス事故、飛行機事故、銀行強盗、犯罪、寿命、命、父親、友だち、運命)
著者名:あすか
出版社:エンターブレイン
B's-LOG文庫
★★★★
出版年:2006.11
ISBN :4757730411

“貴方の世界で時を操作することは
許されないのですよ”


 女性向けとあって少々それ系の会話・展開などはありますが、角川ビーンズ文庫の「まるマシリーズ」レベルなので、BL未満です。
 一応。

 自分の誕生日に金の懐中時計を手に入れた主人公の渡琉。
 それは時間を止めたり巻き戻したりできるものだった。
 それを利用して大きな事故から多くの命を救ったとき、
 渡琉の元に2人の男が現れる。
 1人は死神・ゼファー(オレ様キャラ)。
 もう1人は、自分に使えているという男・クロノス(主従キャラ)。

 自分は刻を司る神・ルシアスの転生体で、
 彼らはルシアスの魂を連れ戻しに来たという。
 ルシアスは禁忌を犯したらしく、人間に転生したらしい。
 刻を止めたりできるのもそのせい。
 渡琉の魂=ルシアス。それを取り戻すということは、魂と肉体を切り離す=渡琉を殺すということ。
 命を狙われる身となる。
 っていっても、ルシアスに使えているクロノスが守ってくれちゃったりという矛盾があるので、そう簡単に殺されませんが。

 勝手に時を止めていいのかとか、対価は何だとか、
 この世で起きる不幸を自分で何とかすることはいいことか悪いことかとか、
 死ぬと決まっている運命を変えるのはいいのかとか、
 運命は素直に受け入れるものなのかとか、
 そんな葛藤などが描かれています。

 けっこう面白いです。
 続編はたぶん出るのでしょうな。話が終わってませんから。
 それにしても、保健医というのはどう考えても……。
 女子向きですね〜、と思った。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | タイムスリップ・時間
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。