“本当はあたし死んでて……、今の自分は幽霊なんじゃないかって。
☆『トランスル−セント 彼女は半透明 全5巻』(※透明病、中学生、恋、演劇部、ライバル、ガラス職人、プラモ、青春) 著者名:岡本一広
出版社:メディアファクトリー
フラッパー
★★★★☆
出版年:2005.06〜06/11
ISBN :4840113181
だから…だから…見えないんじゃないかって。
いつも叫びだしたいのを我慢してるのっ
あたしはここにいるんだって…!!”
超いい話です。
「透明病」っていう体の透ける病気にかかった女の子しずかと、
彼女を取り巻く人々の話。
透明病って言うのは、この漫画の中では認知されている病気で、発病の原因も治療方法もわからない病気。
健康保険だってきく。
同級生で、彼女が片想いしている唯見くん、
目立つことにコンプレックスを抱くツンツンキャラの大河内さん。
しずか、唯見くん、大河内さんの三角関係がめちゃ美しいです。
本来ならドロドロになりそうなんですよ。
大河内さんの容姿はそういう風に見えるから。
でも、大河内さんは超いい人で絶対に憎めない。
ほかには、完全に透明になってしまったガラス職人の女性の存在もはずせない。
彼女の生き方を見ながら、しずかはがんばっていくんだよね。
しずかの透明病は、透けたり透けなかったりの繰り返し段階。
完全に透明というわけじゃない。
映画版「ハウルの動く城」のソフィーのように、恋や生きるという意志が透明病から体を守っているという感じ。
いいよ、これは。
やさしくなれる。
>◇“透明病”少女を見守る少年 甘酸っぱい二人の恋(毎日新聞書評)


