2006年05月03日

●『“文学少女”と死にたがりの道化』(※文芸部)


●『“文学少女”と死にたがりの道化』(※妖怪、高校生、元作家、太宰治、三題話、恋文、先輩、自殺、謎解き)
著者名:野村美月
出版社:エンターブレイン
 ファミ通文庫
出版年:2006.04
ISBN :4757728069

“ほらほら、残り時間はあと五分よ。
 尊敬する先輩のために、とびきり美味しいおやつを書いてね”

 遠子先輩にめっさ萌えました(笑)。
 ほしいよ、そういう先輩。
 すげーおもろい。

 主人公は元美少女作家の男子高校生、井上心葉(経歴がおもしろい)。
 彼は文芸部で、同じ部の天野遠子先輩のために日々小説を書いてます。
 彼女は本を食べちゃう妖怪で、本の味はおもしろければおもしろいほど味がうまいらしい(食ってみたいっ)。
 本のうまさを語りながら食う場面が好きなんですよ。
 既存作家ではポール・ギャリコが好みらしい。
 ちなみにわたしは『ジェニー』なら読んだことあります。

 事件は、女の子から文芸部にラブレターの代筆以来が来ることから始まる。
 相手の男を調べてみると、彼はこの学園には存在していないらしい。
 しかし依頼主の女の子は「います!」というし。
 その後その彼は主人公と瓜二つということがわかり……。

 太宰治『人間失格』を元にしてます。
 愛している方はぜひ。

 これ読んでたら、作者の性別わからんくなってきた。
 女だとは思うんだけど、実は主人公と同じ美少女作家ではないのかな、と。
 続き期待してます。
 遠子先輩がなぜここに来たのかとか、どういう妖怪なのかとか。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(3) | TrackBack(2) | 図書館・本・書店
この記事へのコメント
御文、拝見いたしました。
僕も野村美月さんの
『“文学少女”と死にたがりの道化』を
読んだところです。
(TBしておきますね)。

>これ読んでたら、作者の性別わからんくなってきた。
>女だとは思うんだけど、実は主人公と同じ美少女作家ではないのかな、と。

うーん……、
僕はずっと女性だと(勝手に)決め付けてたんですが、
確かに、
そんな想像をしてみたらなんか面白くなってきました。
Posted by 今出川通信 at 2006年05月11日 17:52
遠子先輩はいいですね〜
できればそのままの路線で行って欲しかったな

ミステリの方は、キャラクターの登場が唐突すぎてついていけなかった
ラブレターとかどうなっちゃったんだか・・・
Posted by at 2006年05月18日 00:03
新刊発売したので、
古いものと合わせ4&5巻を読了。
オペラ座の怪人と、銀河鉄道の夜。
美羽の登場と、彼女とコノハの過去が一気に明らかにされました。
大体は予想できたものの、思ってもみない過去も明らかに。
ショックだったー。

んで、次巻は遠子先輩の秘密に迫るってことでいいんでしょうか。
楽しみです。
Posted by 未衣名(管理人) at 2007年09月11日 16:42
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。

野村美月『“文学少女”と死にたがりの道化』小論
Excerpt: ■主人公の少年は「元・美少女作家」?野村美月『“文学少女”と死にたがりの道化』の主人公である「ぼく」こと井上心葉(このは)は、元・天才覆面美少女作家であった。この、一見平凡な、(そして実際にも本当に平...
Weblog: 今出川通信
Tracked: 2006-05-11 17:46

ファミ通
Excerpt: ファミ通の情報サイトです。
Weblog: ファミ通
Tracked: 2007-03-02 23:28