10月も終わりましたので、
例によって1ヶ月のまとめです。
今月は
コミック:102冊 小説:33冊 計135冊
という読書量でしたが、自分では不満大。
まだまだ読み足りません。ただでさえ200冊くらい積読本があるというのに、ここ2ヶ月でさらにプラス60冊。
仕事しなきゃ自由時間増えるのだけど、お金がないからなあ……。
今月は一般書強し!
『悦楽の園』『ラットレース』『ホテルジューシー』は特にプッシュしとく。
『陰陽屋へようこそ』は匂い系が好きな女性に大プッシュ。
あと、ニンテンドーDSソフト「ウィッシュルーム」でミステリーもオススメ。
>一般書
★『悦楽の園』木地雅映子 ジャイブ 07/10
とにかく素晴らしい10代の生き方。
『赤朽葉家の伝説』といい勝負な女家系。
★『ラットレース』方波見大志 ポプラ社 07/10
素晴らしい生存競争。
★『陰陽屋へようこそ』天野頌子 ポプラ社 アスタ 07/9
へっぽこコンビが最高!
★『ホテルジューシー』坂木司 角川書店 野生時代 07/9
オーナー代理が最高。
★『モップガール』加藤実秋 小学館 きらら 07/9
身体に起こる不思議なこと。
★『インディゴの夜』加藤実秋 東京創元社 ミステリフロンティア 05/2
ホストクラブオーナーと、ホストたちの探偵モノ
★『ピーターパンエンドロール』日日日 新風舎 新風舎文庫 06/9
人はみんな闇を抱えてる。
→時点
『1000の小説とバックベアード』『魔神館事件』
>ライトノベル
●『幽霊列車とこんぺい糖』木ノ歌詠 富士見書房 ミステリー文庫 07/10
哀しくもありな日常ファンタジー。
●『不気味で素朴な囲われた世界』西尾維新 講談社 講談社ノベルス 07/10
西尾維新らしいというか。
●『ギャルゴ!!!!!』比嘉智康 メディアファクトリー MF文庫J 07/10 不思議な運命。
●『ゾアハンター』大迫純一 ソフトバンククリエイティブ GA文庫 07/10
近未来。
→時点
『ガン×スクール=パラダイス』
>コミック
☆『うさぎドロップ 1〜3』宇仁田ゆみ 祥伝社 フィールヤング 〜07/10
家族の暖かさ。
☆『電撃デイジー 1』最富キョウスケ 小学館 ベツコミ 07/10
あしながおじさんのような……
☆『少年よ、耽美を描け』ミキマキ 新書館 ウンポコ 07/10
とにかく楽しいのが魅力。
☆『放課後保健室 1〜9』水城せとな 秋田書店 プリンセス 04/12〜07/10
願いを叶える。
☆『デッドマン・ワンダーランド 1』片岡人生・近藤一馬 角川書店 少年エース 07/9
現代にはない刑務所。
☆『Dr.検事モロハシ 1』能田茂 集英社 ビジネスジャンプ 07/10
現代医療を問う。
☆『メガネ王子 1』水上航 講談社 なかよし 07/10
とにかくメガネ。
☆『逃亡弁護士成田誠 1』剛英城・高田優 小学館 ヤングサンデー 07/10
冤罪。
☆『桃色ヘヴン! 1』吉野マリ 講談社 デザート 07/10
ワケあり官能小説家。
→時点
『シェアパラ』『しろがねの鴉』『ワーキングピュア』
2007年10月31日
2007年10月29日
★『インディゴの夜』(※犯罪捜査)
“矛盾のない人間なんていないわ。
★『インディゴの夜』(※ホストクラブ、オーナー、ナンバーワンホスト、東京、渋谷、新宿、事件、少年少女、仕事、フリーラーター、編集者、雑誌、投稿、写真、ナンパ師、ヤクザ、殺人、刑事、詐欺、源氏名、名前、常連客、夜、ママ、オカマ、人脈、料金制度) 著者名:加藤実秋
出版社:東京創元社
ミステリフロンティア
第10回創元推理短編賞受賞作
★★★★
出版年:2005.02
ISBN :9784488017125
私だってそう。毎日もがいてる。
だから少しでも潔く生きようと思う”
『モップガール』が面白かったもんだから、同じ著者のほかの作品も読んでみました。
これもおもしろーい!!
ホストモノです。
ホストの探偵モノって紹介されてるけど、ホストはあくまで脇役。下僕。
ボスは主人公の女性・晶さん。
連作短編ですけど、読み進めるほどこの晶さんのかっこよさとかボス的存在ってのが浮き出てくるのです。
自分は30過ぎのおばさんだけど、若い男の子(ホスト)が下僕ってすごくないですか?
しかも大勢いるし、多大な信頼も寄せられているし。
彼女はフリーライター。
大手出版社の塩谷と謎めいた敏腕マネージャーの憂夜とともにクラブ風のホストクラブを作るのです。
表向きはライターですが、ホストクラブのオーナーっていう裏の顔を持ってるところがまず勝ち組ですね。
そんな晶のホストクラブ「club indigo」で常連客が殺されます。
晶はホストの面々とともににわか探偵団を結成。
真犯人探しに奔走です。
夜の街の楽しさと恐ろしさ、両極面を持ったこの話。
いいホストクラブもあれば、悪質なホストクラブもある。
ナンパ師だって、いい男もいるけど悪いやつもいる。
5分5分といったところ。
恐ろしいけど、それと同じくらいにいい部分も描かれているのです。
ホストクラブっていうと一般人にとっては悪いイメージしかないと思う。
でも彼らはやさしさを持っているし、
いい人脈も持っている。
持つべきものは友だちという言葉がぴったりかのように、
ホスト達の人脈にはすばらしいものがあります。
事件が起きれば警察よりすばやく犯人へと辿り着ける。
危険と本当に隣り合わせだけど、このスリルがたまらないですね。
ホストクラブへいってみたなあなんて思っちゃう。
しかし、ホストの料金制度ってすごいですね。
細かく分かりやすく解説されてるんですけど、何よりも金。
お金がないと話しにならん。
2007年10月28日
☆『電撃デイジー』(※謎の人)
“必ず守るよ。
☆『電撃デイジー 1〜(続刊)』(※想い人、秘密、校務員、学園、ハッカー、クラッカー、パソコン、携帯、メール、兄、死、肉親、恋、下僕、事件、正体) 著者名:最富キョウスケ
出版社:小学館
ベツコミ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784091313065
そして必ず幸せになるのを見届ける”
『ビーストマスター』著者の最新作!
前作が良かっただけにこっちも最高ですねえ。
面白さの保証付きです!!
キーワードの1つがあしながおじさん的な存在の<デイジー>。
お金の支援するわけじゃないんだけど、心の支えね。
『オレンジプラネット』でいうハルさん。『ソムリエール』でいう<ジョン・スミス>、『明日のナージャ』でいう黒バラといったところ。
主人公・照は天涯孤独の身なんだけど、亡くなった兄がくれた携帯電話に届くDAISYという謎の人物からのメールが心の支え。
そんな彼女は、ある日不良校務員の黒崎の下僕として働くことに。
極悪な彼だったが、実は彼こそがデイジーその人で、でも彼は彼で辛いものを背負っているらしい。
一応恋愛路線にいっているんですけど、道のりはかなり遠そうです。
さすがという物語の運び様です。
うまいっ。
☆『電波の男よ』(※想い出の人)
“この空に無数の電波が飛び交っている。
☆「電波の男よ」(※電波、アマチュア無線、社内、社員、声、秘書課、恋愛) 著者名:西炯子
出版社:小学館
フラワーズ
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784091670298
俺が住んでいた海辺の街よりはるかたくさん――”
素敵な男女関係が描かれている短編集です。
表題作「電波の男よ」。
高校時代アマチュア無線が唯一の楽しみだった、今は冴えないサラリーマンの大河内。
彼はかつてよく交信していた女の子の声を忘れられずにいる。
そんなある日、社内の間違え電話で彼女とよく似た声を聞き、
数百人もいる女子社員の中から彼女を探し出そうとする。
西炯子さんの描くマンガって、女性も男性も純粋性が高いというか、ちょっと変わった人たちばかりなんですよね。
恋愛を描いても、恋愛マンガにありがちな舞いあがる行為とか超ラブラブシーンとかそういうのがなくて、でもほんのり心があったかくなれるというか……。
そういうのが好きなんですよねえ。
だから共感できる!
同時収録の「波のむこうに」も好きだ!
ブスな女の子がヘンな薬により美人になるっていう話なんだけど、
その心が美しすぎる。
2007年10月27日
☆『う・そ・つ・き★ナイト』(※秘密組織)
“貴方はおとなしく
☆『う・そ・つ・き★ナイト 1〜(続刊)』(※護衛、お金持ち、お嬢様、下町娘、同僚、仕事、恋、恋人、家族、経理、社長、息子、父親) 著者名:水谷京子
出版社:小学館
プチコミック
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784091313690
ぼくに守られていればいんです。”
うわ〜……。
これ、めちゃくちゃ切ない恋モノですね。
一応秘密組織っていうテーマでわたしくくっちゃってますが、
実は裏テーマというか、裏分野というかが隠されてます。
自分はけっこう好きな分類ですけど、
これはちょっと悲惨すぎるというかで、
ちょっと目を背けたくなる物語でした。
主人公・桃園十子は、下町育ちながらも日本有数の大財閥紫之宮コンツェルン経理課に務める女性。
同僚のうるさいメガネ・黒田を毛嫌いしている。
でも、ちょっとした事件で彼に守られ、黒田のもう一つの顔を知る。
実はイケメンであるとか、実は社長が作った隠れなんでも屋S.S.S(スペシャルシークレットサービス)のチームの一員。
十子を守るようにいわれているらしい。
この2人がどんどんラブラブになっていくんですけど、
そこでとんでもない事実が発覚するわけです。
ストーリーは○。
苦手なのは多すぎるセックスシーン。
プチコミックだから別にいいんだけど、なんかなあ。
☆『アフレコ』(※地球外生物)
“忘れるわけにはいかないんだ。
☆『アフレコ 1〜(続刊)』(※宇宙人、声、声帯、戦い、声優、マネージャー、地球外生命体、恋人、死) 著者名:小林拓己
出版社:講談社
マガジンZ
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063493153
どんなに辛くても……。
そこには大切な思い出も詰まっているから”
恋人・亜子の突然の事故死。
しかも、遺体を検証すれば無傷で声帯だけがなくなっていたという。
そして恋人と同じ声を持つ、謎の女・樹菜の出現。
どうやら彼女は、宇宙からの侵略者と戦うために現われたらしい。
声帯を取ったのは、この星で活動するための声が必要だったから。
恋人の声を守るため、主人公は彼女とともに戦うことになる。
っていうあらすじです。
宇宙人の現われようが唐突過ぎるのでそこがイマイチ馴染めない。
あと、恋人の声を奪われるってのがなあ。
いくら事故といってもお前のせいだろって思っちゃうし、そこらへんが勝手すぎて好きになれません。
まあ、おもしろくないわけじゃないんだけど。
2007年10月26日
●『ギャルゴ!!!!!』(※魑魅魍魎)
“きっと、ぼくは人間以外の女性にモテモテの人生だ。”
●『ギャルゴ!!!!!−地方都市伝説大全』(※中学生、祖母、占い師、予言、町、人形、ボイスフィギュア、クラスメイト、演劇、ゲーム、恋愛、自動販売機、祭り、人外、物干し竿、過去、成仏、電池、ドーベルマン) 著者名:比嘉智康
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784840120623
新人賞受賞作とだけあって面白かった!
絵師もこりゃ大成功じゃないですか?
物語の雰囲気そのまんまです。
ラノベにしては改行が少なくてめちゃくちゃ読みにくかったのが残念なところだけど、ほかはよかった!
主人公春夫は、占い師だった祖母に「人間以外の多くの女性に愛される」と予言された男の子。
それが本物であるように、彼は恋愛シュミレーションゲームの女の子や、メス犬に好まれるよう。
最近じゃ、突然ボイスフィギュアが動き出して告られるし。
これって巷で有名な都市伝説なのだろうか……。
春夫とフィギュアのエリアスが、町で噂の都市伝説を解明していく話。
仲良くなったクラスメート、コトリさんもプラス。
おばあちゃんの存在が非常に大きいです。
彼女の偉大さが、孫に伝わってると思う。
祖母は不思議な力を持っていたってところからもう無条件でわたしはそういう作品を好きになっちゃいます。
いいじゃないですか〜。
都市伝説の最初はダルマさんが転んだで、後半は筋肉マンになれるジュースが売っている自動販売機。
悪霊とかそんな類になるのかな。
物差し竿を持っての退治モノです。
ラストで一気に盛り上がりました。
まさかまさかな展開で、これは続きが気になりますね。
「人間以外の多くの女性に愛される」ってのが非常に良い伏線になってました。
今まで知らなかった過去。
痛恨の一撃といいますか、これからどうなるのだろうとこれは期待。
●『りっぱな部員になる方法。』(※ミステリー研究会)
“未来を変えることなど、出来はしないよ。”
りっぱな部員になる方法。1〜(続刊) 紙ヒコーキと四次元掲示板』(※高校生、怪奇現象、部長、自称幽霊、学園七不思議、創作折り紙、校則、クラスメート、術、悪霊、ハーフ、先輩、神社、力、部長、先生、巫女) 著者名:午前三時五分
出版社:集英社
スーパーダッシュ文庫
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784086303835
学校の七不思議を扱った学園モノ。
七不思議っていう時点で自分の守備範囲外といいますか。
苦手なんですよねえ。
どうせ誰かの仕業だろとか、ただの自然現象だろっていうのが。
ダメだとかいいながら読んだのは、<四次元黒板>っていうちょっと気になる用語があったからっていうので、読んでみたらそれなりにおもしろかったので感想記してます。
主人公はミス研に入部した久瀬守。
部長は怪奇現象を信じない玉露園。
部員は、自称幽霊の先輩・華さん、悪霊払いが出来るハーフでシスターな烏丸、折り紙ができて不思議な力を持ってる巫女の小春ちゃんなど。
最初に調べるのはタイトルになっている四次元黒板。
未来からのメッセージが……ってやつで、10年後の未来からメッセージが届いてるの。
今を変えないと未来はないみたいな感じのね。
解決したと思ったら、まだ呪いが残っているようで……。
悪霊とか出てくるので、まるっきり現実的な話ではありません。
2007年10月25日
☆『死神ラヴァーズ』(※死神)
“あたしの本当の死がいつ訪れるのだとしても、
☆『死神ラヴァーズ 1〜(続刊)』(※死、高校生、鎖、運命、恋、寿命、正者、仲間、死神界、成績、自殺志願者、願い) 著者名:有木涼
出版社:集英社
マーガレット
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088462233
繋がっているのが聖なら
死神と一緒に生きていくのも悪くないかも”
主人公の未来は一度死んで死後の世界に連れて行かれるんだけど、
でもそれは間違いでしたって現世に返されるの。
ただし、死神と鎖で繋がれた状態で。
かなりの王道路線です。
死神との恋とか、
死神の仕事を手伝うようになるとか、
死神仲間が出てくるとか。
絵柄があんまり好きじゃないので読みにくいのが個人的な難。
しかし好きなテーマではあるので最後まで読み進めるつもりです。
☆『放課後保健室』(※現実⇔仮想空間)
“この夢の中では、
☆『放課後保健室 1〜9(続刊)』(※学校、IS、願い、もう一人の自分、卒業、友だち、仲間、保健室、授業、好きな人、告白、想い、過去、姉、クラスメート、両親、離婚、鍵) 著者名:水城せとな
出版社:秋田書店
プリンセス
★★★★
出版年:2004.12〜
ISBN :9784253194419
みんな本当の姿になれる。”
今月最新刊9巻が出た『放課後保健室』。
この際に全部読んでみた。
表紙とタイトルからずーっとBLだと思っていたのですが、
全く違いました。
そうだよね、掲載誌「プリンセス」だもん。
主人公の一条真白が通う高校は、気がつけば誰かがいなくなっている。
でも、そこに誰がいたのかは思い出せない。
そんな彼はある日、白衣を着た女性に<地下の保健室>に招かれる。
保健室にはたくさんのベッドがずらり。
ベッドで寝ることにより、主人公は異空間へ飛ぶ。
そこにはもう一つの姿をした自分に体が変化しており、
他の生徒と鍵を奪い合うバトルが始まる。
学校には卒業式はなく、来るべき時に保健室で「夢」の中で自分だけの「特別授業」を受け、それぞれが抱える課題をクリアすれば「卒業」できる。
卒業するには他人の<鍵>を奪うこと。
そしたら自分の願いが叶う。で、学校は卒業。
そうした人たちが、学校から消えていってるんだと知る。
『とある空言、ボクの秘密』みたいに存在するもう一つの自分。
心の闇とかが関わっている。
主人公にもそれがあって、招かれた。
インターシェクシャルなんだよね。
男でも女でもない性。
主人公は、男になることを願っているのです。
ここで『IS』みたいに、自分の心は男なのに、男の子を好きになるのはどうなんだろうかという問題も出てくる。
そこが表紙絵に表れてきているのです!
男×男じゃないんだよ。
すごく奥深い本。
人間の心理を上手く描いてると思う。
表紙で敬遠されてるかたはぜひ手に取ってみてください。
頭で描いている内容では決してありませんから。
******
>ISを知る本
☆『IS』六花チヨ
☆『性別が、ない!』新井祥
★『ピーターパン・エンドロール』日日日
2007年10月24日
★『モップガール』(※特殊能力)
“人間の体って、病気や事故で器官の1つが失われると、
★『モップガール』(※掃除会社、職場、ワケあり物件、血、謎解き、事件現場、事件、事故、難聴、五感、味覚、匂い、フラッシュバック、同僚、上司、社長、フリーター、面接、ミステリ、刑事、犬、アレルギー) 著者名:加藤実秋
出版社:小学館
きらら
ドラマ
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784093861922
それを補うために別の器官の動きが敏感になったり活発になったりするんだって。”
今期金曜深夜ドラマの原作本。
特殊清掃会社×特殊能力者×謎解きミステリなけっこう豪華な内容になってます。
ドラマでは主人公の桃ちゃんの能力がタイムリープになっていたり葬儀屋(の特殊清掃課)だったり他にもいろいろ違ってるのですが、原作の方が面白いんじゃないかと個人的には思う。
ま、だけど映像化を前提に描かれたとはいえ、脳みそブシュー、血がドバーとか糞尿あたりまえな世界なもんで、限度ってのがありますからねえ。
対して小説ってのはテレビほどよりかは描写できるからより深いよねと思う。
フリーターである主人公桃子が次に働くことになったのは、清掃会社。
しかも、普通のじゃなくて、特殊清掃の方。
事件事故現場の後始末をする仕事をしている。
血の処理とか。
そんな桃子は、とあるわけあり物件の清掃中に奇妙なフラッシュバックを体験する。
その真相を探るため、そこで起きた事件を捜査していくのです。
桃子は片耳だけ難聴持ち。
同僚の翔いわく、失った機能を補うために別の器官が敏感になるからそういうことが起こるのではないか。
事件解決後は、フラッシュバックを見ることはなくなった。
ところが次の清掃では味覚がおかしくなり、どんなものを食べてもカップ麺<赤いきつね>の味を感じてしまうのだった。
桃子は同僚の翔とともに、身体の異変を治すため再び事件を紐解いていきます。
他にも鼻が狂ったり体温が狂ったりと、桃子の身体には不思議が降りかかります。
この本の魅力は、そういった何度も変わる数々の体の変化でしょうか。
プラス、登場人物の人柄。
アットホームな職場ってだけあり、キャラクターが特殊です。
一番好きなのは社長。
犬マニアなのにアレルギーで触れられないってのが悲劇。
それをユーモラスに描いてるもんだから印象に残ってしまう。
あとは上司の重男が頼もしくて好きだし、
桃子と恋愛対象になるのかならないかの翔も好き。
特掃の話はブログで読んでいたりするので初めて踏み込む世界じゃない。
汚いものの後始末だし、そこにまとわりつくのは死だし、覚悟と勇気がいると思う。
東京だけでも、毎年自殺者は2500人以上、殺人事件は100件以上、交通事故に至っては8000件、うち死亡者は300人もいるらしい。
こんな世界で、彼らがいらないわけがない。
驚くほどのこの数字。
いろいろ考えてしまうよ。
☆『ぷいぷい!』(※ランプの魔神)
“理解できないわ!
☆『ぷいぷい! 1〜(続刊)』(※魔法のランプ、能力、家系、魔力、魔法書、レベル、ご主人様、高校生、お嬢様、父親、考古学、ソロモンの秘宝、寮、庶民、願い、本) 著者名:なもり(画)
夏緑(原著)
出版社:メディアファクトリー
アライブ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784840119641
どうしてわたしがこんな庶民の召使いにならなくちゃいけないのよ!”
MF文庫Jで出版中の『ぷいぷい!』のコミック版です。
絵師さんが同じなので絵柄が一緒。
原作とこっちを比べても全く違和感なく読めるのが嬉しいですね。
まんまです。
あらすじはここ参照ということで省略。
主人公シエラのかわいさ・気の強さ・猫かぶりにほれぼれです。
小説が苦手な方はこれでぜひその世界を堪能してみてください。
お金じゃなくて、それ以外の大切なものってのが身にしみます。
2007年10月23日
☆『アルト』(※飛行機発明)
“人間には人間の身分があります。
☆『アルト 1〜(続刊)』(※不思議世界、力、発明、過去、女装、夢、神、名家、領主、お嬢様、学校、屋敷、車、夜会、メイド) 著者名:こいおみなと
出版社:講談社
シリウス
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063730920
くびきを超えて神様の御許に近づくことは許されません。”
舞台は鳥がいない世界。
空を飛ぶものがない世界。
そんな中で、人が空への憧れを抱いていく世界である。
主人公・アルトもそのうちの一人。
『ふしぎの海のナディア』のジャンとか、
『魔女の宅急便』のトンボみたいな感じですかねえ。
昔飛行機を完成間近まで作っていたわけですが、
自分の許可なく名家メリディオーネ家に売られてしまうのです。
数年後、彼は女装して、自分の作った飛行機が収められているお嬢様学校へ転入。
自分が男だというのが一部ばれてしまうが、良き理解者のマリアはそれを黙っていてくれる。
のちにメリディオーネ家のお嬢様・アンジェラに使えることになったアルトは、再び飛行機を飛ばそうとする。
わりと奥深い。
鳥がいない世界ってのが一番聞いているんじゃないかと思います。
さらに、<セル>っていう動力源や<くびき>っていうストッパーみたいなもんもあるし。
アンジェラの負けず嫌いな性格も素敵です(笑)。
しかし、これ2巻からどうやって続いていくんだろうと思う。
展開早くありませんか??
☆『大江戸ロケット』(※花火師)
“俺はただ花火を作りたいだけなんだ。
☆『大江戸ロケット 1〜(続刊)』(※江戸時代、天保の改革、兄弟、幼馴染み、人外、花火勝負) 著者名:浜名海
出版社:講談社
アフタヌーン
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063144758
誰もまだ見たことがないような凄い花火を……”
花火が禁忌とされた時代の花火職人を描いたコミック。
月まで届く花火を作ることが、主人公・清吉の夢。
ある日彼は、かぐや姫みたいなものという女性に出会う。
彼女がかぐや姫なら自分の花火で月まで送り届けてやると生活を共にする。
どっかの劇団で演じられたものらしいです。
まだまだわけわからぬことがいっぱいなのでなんとも。
2007年10月22日
☆『ハヤテのごとく!』(※執事)
“わたしの執事をやらないか?”
☆『ハヤテのごとく! 1〜13(続刊)』(※借金執事、お嬢様、大金持ち、学校、メイド、高校生、学園、入学、ひきこもり、先生、友だち、屋敷、別荘、天才、ペット、トラ、祖父、遺産、家族) 著者名:畑健二郎
出版社:小学館
サンデー
アニメ化
★★★★
出版年:2005.02〜
ISBN :9784091272713
今さらなんですけど、新刊出たのでこの際に紹介。
わりと幼いような絵柄だし、幼い子どもがヒロインだし、
これって如何わしいマンガじゃないの?
とかって1年前くらいまで思っていたわたし。
しかし実際読んでみると、
なんて素敵なコミックなんだろうって思っちゃうから不思議だ。
主人公綾崎ハヤテは、クリスマスに両親が作った借金の全額約1億5000万円を押し付けられ路頭に迷っていた。
最後の手段だと公園にいた女の子を誘拐して身代金を請求しようとするが、勘違いで彼女に好かれてしまう。
その彼女はなんと、大金持ち三千院家のお嬢様・ナギ。
ハヤテの借金を肩代わりしてくれるのです。
ナギへ借金を返すため、彼女を守るための執事生活がスタート。
一人の人を守りぬくっていう姿が素敵だったり、
ナギのツンデレぶりが最強だったり、
ひきこもりでインドアな彼女だけど実はとんでもなく頭がよかったり、
周りのメンバーの楽しさといい、
各所にちりばめられたマンガネタが面白かったり。
それに、<人として大切なこと>ってのがうんと詰まっているのですよ。
意外にも。
これが一番の魅力。
お金より大事なのは人の心ですよ。
☆『Dr.検事モロハシ』(※検事)
“冗談じゃない!!
☆『Dr.検事モロハシ 1〜(続刊)』(※医者、医療、検察官、誤診、謎解き、サスペンス、医療事故、手術、お金、患者、医療ミス、証拠、医療特捜、新設、検察庁、正義) 著者名:能田茂
出版社:集英社
ビジネスジャンプ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088773445
医療界は最高のモラルが求められるべき場所だろ!!”
医療ミスが誤診が世間で多くニュースになる世の中。
現代の医療現場を問うのに相応しいコミックです。
主人公は元医者の諸橋。
自分が関わった手術で医療過誤事件を目撃する。
患者が亡くなったのは医者のせいなのに、病院はそれを隠す。
事実を伝えようとしても、医局がそれを認めない。
遺族へは隠す。
その信じられない隠蔽行為に諸橋は除籍処分。
数年後、検事という姿で病院に返ることになる。
彼が所属しようとしているのは、今度新設するという医療特捜部。
新しい上司の下、再び起こる医療現場で、また新たに起こる医療事件を明らかにしていきます。
医者達の信じられない行為に憤りを感じますねえ。
人間だからわからなくもないがやり方が汚すぎる。
わたしにできることは少しでもいい世の中になることを祈るのみなんだけど、医療界を変えるっていうのは、がんばってもがんばっても程遠そうな世界。
難しすぎます。。。
★『星降る楽園でおやすみ』(※人質事件)
“俺が誰かなんて、興味持たなくていい。
★『星降る楽園でおやすみ』(※保育室、職員、園長、マンション、立てこもり、人質、犯人、共犯者、家族、保護者、母親、父親、家庭環境、家族、お金、仕事、パート) 著者名:青井夏海
出版社:中央公論新社
★★★
出版年:2006.08
ISBN :9784120037573
もらうものをもらったらすぐに失礼するから”
表紙とは別印象の中身。
帯がなければ誰が人質事件のミステリモノだと思うんだよっ。
無認可の保育室アイリスで起こった1つの事件。
2人の男が園児5人を人質に籠城。
身代金は一人500万。
もちろん警察にはいうなという設定。
仕事が終わった親たちが子どもを迎えに来るのですが、
その時にお金をもってこいというのです。
じゃないと解放しない、とも。
子どものため、親はどこまで金を集められるのか。
銀行にお金をたくさん持っていても、ATMでの引きおろしに限界があるところがまたこの時代のネックだよなあと思う。
本当に必要なときに下ろせないというのは辛いモノ。
全体的にはまあまあかなあと思う。
共犯者は誰かっていうのに後半流れていくんだけど、動機がなんとも。
他人を巻き込むなよといいたいね、わたしは。
保育所を使っている人は金持ちって考えるの好きじゃないし。
子どもたちは何が起きてるのか全く気づいてない設定は良かったと思うよ。
2007年10月21日
☆『TRIBAL12』(※不思議世界)
“想像した時点で、その夢は叶うんだ”
☆『TRIBAL12 1〜(続刊)(※力、能力者集団、夢、空想、想像、研究、粒子、怪物、物質、願い、太古、候補生、試験、湯屋、任務、アクセサリ) 著者名:長田悠幸
出版社:講談社
マガジン
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063639087
最近この手の作品が増えてるなあというのが第一の感想。
<この手>というのは、今までになかった特殊な物質がこの世界に溢れたことで、世界の秩序が変わるというか、化け物が生み出されたり特殊能力者が生まれたり……という世界の話です。
本作が扱うのは夢が現実になる世界。
昔のとある研究者が奇跡の粒子を開発するんだけど、完成間近に失敗。
その粒子が世界中に飛び散り、それから不思議な現象が起こるようになったわけです。
主人公は、それにより生まれた化け物を倒す<12(トゥエルブ>という能力者機関に入ろうとする候補生・コウ。
彼は最終試験があるという街へ赴き、そこでオズという少年に出会う。
彼が営む湯屋で一息もつかの間、突然化け物が現われる。
そして、予告なし、突然の最終試験が始まるのだった。
主人公=実は最強というのがマンガの王道なんだけど、これは期待を大きく裏切りますね。
実は弱かったというのがめちゃくちゃ印象に残ります。
何これ?? って思ったけど、救いのない話ではなく、それはそれでまた将来のある進みなんですよね。
また、願いの叶う世界という扱いが面白く、
逆に悪夢も現実になるというのが今後の展開に期待できます。
◆『うわさのミニ巫女』(※神社手伝い)
“悪意には悪意しか返ってこないけど、信頼には信頼が返ってくると思うんだ、オレは”
◆『うわさのミニ巫女 おみくじのひみつ』(※小学生、コンプレックス、書道、おみくじ、願い、賽銭、姉、モデル、写真、掲示板、ネット、噂、友だち、ブログ、メール、正体、スケート、ハンドルネーム) 著者名:柴野理奈子
出版社:講談社
青い鳥文庫
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784061487888
ファンタジーだと思ったらファンタジーなんて一切なし。
ってとこが期待はずれだったなー。
でも、おもしろいにはおもしろかったなーっていう作品。
主人公・斉藤結実は名前にコンプレックスを持つ地味な女の子。
美人だっていう斉藤麻由美にいつも比較されるから。
対してつけられたのは、マなしの斉藤。
今日だって、写真のモデルで誘われたのに、斉藤麻由美との勘違い。
ショックでショックでしょうがない!!
そんな結実は、偶然にも神社でちょっとだけおみくじを売ることになるんです。
巫女姿でのモデル撮影(斉藤麻由美じゃないけど結実で撮ることにあとでなった)
の場になった神社で。
誰もいないおみくじ売場。
本来神社では扱っていない自作のおみくじを売ることにより、神社経営者が知らない噂が街に広まります。
この神社のは当たるよって。
自作のおみくじとは、結実が得意とする書道で書いたモノね。
手書きだと当たるらしいって噂がネットで広がるんですよ。
結実が書道うまいっていうのは誰にもいってなく、影のヒロインというか、見えないところで内緒の人助けという形になります。
そこで一事件が起きまして……。
小学生向けとしてはいいんじゃないかな。
大人としてはまあまあですが。
人を信じることっていうのがテーマになってます。
でたらめな噂があっても、それはあくまで噂。
それに、思い込みは良くない。
どこまで信頼できるかがキーワード。
●『RIGHT×LIGHT』(※魔術師)
“でもね、あたしはただの人間よ。
●『RIGHT×LIGHT 空っぽの手品師と半透明な飛行少女』(※幽霊、背後霊、魔術、壁、世界、ルール、復讐、魔法、呪文、詠唱、妹、海、トラウマ、死、ネット、過去、呪い、願い、家族、友だち、ボーイミーツガール) 著者名:ツカサ
出版社:小学館
ガガガ文庫
第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門期待賞
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784094510317
何も特別じゃない普通の、ね”
ガガガにしては久しぶりに読めるものが出ましたね。
最近どうもハズレが多くて……。
主人公のケースケは、右手でモノを握るとそれを消すことができるという力を持っている。
それは過去の水難事故の際に刻まれた呪いのようなもので、学校では手品のふりをしていた。
そんな日常を持つ彼は、ある日空を飛ぶ女の子・アリッサと出会う。
彼女の姿は半分透明で霊体。
力を維持するためにケースケを依り代とする。
彼女は自分の肉体を奪った犯人を追ってこの地上へ辿り着いたらしい。
物語の背景には、主人公を初めけっこう痛々しい過去があったり。
でもわりと爽やかな方じゃないかなあ。
読みやすかったし、ケースケとアリッサの会話が楽しかったです。
あと、魔術や魔法とか、そういう関係の記述がわりと好きだったりします。
2007年10月20日
☆『DIVE!!』(※飛び込み)
“この子の才能は、アタシの予想をはるかに超えるのかもしれない……!!”
☆『DIVE!! 1〜(続刊)』(※空中演技、プール、新任女コーチ、ライバル、クラブ、仲間、青春、彼女、兄弟、五輪、オリンピック、大会、得点、競技、中学生、高校生) 著者名:森絵都(原著)
池野雅博(著)
出版社:小学館
原作(角川・講談社)
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784091212085
森絵都の小説をコミック化したもの。
小説大好きなので手に取ってみたけど、少々期待はずれかなー。
イメージとのギャップについていけない部分が……。
たぶんラストに出てくるのが飛沫だと思うんですが、彼をここまで描かれるとちょっと……と、好きなキャラだけあって微妙です。
まだ初めだからわかんないけど。
本作は、少年ダイバーのスポ根モノです。
主人公知季が所属しているミズキダイビングスクールは、会長の死により赤字経営。
一年以内にオリンピック選手を輩出しなければクラブが廃止になってしまう。
新任の女コーチ麻木夏陽子(かっこいい女性)がクラブの建て直しにやってきます。
演技のうまい高校生の要一に、
たまに自身を失うも才能を秘めた知季、
そして他のメンバー達。
とりあえず期待。
☆『ムーンライト・キス』(※ヴァンパイア)
“それにしても――
☆『ムーンライト・キス』(※吸血鬼、結婚、妻、夫、地下室、演劇、役者、劇団、護衛、人外、血) 著者名:谷地恵美子
出版社:集英社
YOU
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088654287
家の地下に本当の住居があるってやっぱり変だと思うわよ”
吸血鬼の徨世と、人間のサクヤ。
2人の結婚生活を描いたもの。
小劇団に所属しているサクヤの心配をして、よけいな手助けをするとか、
なんだかんだいいながらの2人の愛の絆っていうかの物語です。
ときめき度は微妙ですねえ。
大人向けの話だから、若い人が読んで盛り上げれる話じゃないし。
でも、理想の結婚生活だよなって思います。
わたしはこうやって自由に人生を歩めるサクヤが好き。
結婚したら家庭に縛られそうですけど、夢を追えるっていいじゃないですか。
一見夫婦で離れているようにも見えるけど、お互い想っているわけだしね。
自分を守ってくれるものの存在っていうのが一番大切なもので、いることが理想。
安心。だからこその世界だと思う。
☆『クワイエットルームへようこそ』(※閉鎖病棟)
“わたしは神様に居場所を選んでもらうため薬を飲んだ。
☆『クワイエットルームにようこそ』(※精神病院、隔離、拘束、睡眠薬、恋人、ケンカ、看護士、入院患者、拒食症) 著者名:松尾スズキ(原著)
上野愛(画)
出版社:集英社
原作あり
映画化
コーラス
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088654348
そしてクワイエットルームにたどり着いた”
小説が映画化されると、かなりの確率でそれがコミック化されるよね。
最近のものだと、『象の背中』にひきつづき。
『クワイエットルーム』は一度小説で挫折したことあるので、実はコミック化歓迎でした。
最初からありえないシーンで物語があけるので。
夢だったらいいんだけどさ。
明日香は、気がついたらベッドに拘束された状態で目覚めた。
体は全く動かない。
看護士いわく、ここは精神病院の閉鎖病棟。
原因は薬とアルコールの大量摂取で倒れたから。
自殺未遂と思われた自分は強制入院されていて、勝手に退院できないという。
あれはいろんなことが重なってムカついたからの自棄酒というかなのに……。
自分は異常者じゃない。
なのになぜこんな病棟にいなくちゃいけないんだろう。
クワイエットルームは、死のうとしている人を閉じ込める部屋。
薬の大量摂取といったらやっぱり正常者と判断するのは難しいと思う。
でも本当は違うんだーっていうのは、どうやってみわければいいんだろうとか考えた。
しかし、日本人の鬱率ってのは高いし、よくわからんのよね。
けっこうわかるなーっていう話でした。
でもこういう世界は苦手だ。
******
>読売新聞の書評(小説)
2007年10月19日
★『ラットレース』(※幽霊)
“おい、眼鏡。
★『ラットレース』(※憑依、憑依体質、取り憑き、友だち、同級生、インコ、死、埋葬、殺人事件、犯人、探偵、オカルト、謎解き、ミステリ、変人、入院、先輩、願い、いじめ、交通事故、意識不明、家出少女、写真部) 著者名:方波見大志
出版社:ポプラ社
★★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784591099568
見りゃわかんだろ。
俺は妖精だ。名前はまだない”
すげー面白かった。
最高のラノベじゃないですか?
一般小説ながらに。
キャラ立ちが成功してるのですよ、これ。
プラス、西尾維新的な騙しが魅力。
中盤、あっと驚くサプライズが用意されてます。
聞いてないよ、な展開です。
それにまだ真ん中あたりだし。
こういうことはラストにもっていくもんじゃないか? いいのか? と戸惑いました。
ホント、西尾維新の小説によくある感じのトリックというかでして、
ここでぐぐぐっとより物語がおもしろくなっていくのです。
プロローグが一人称のくせに第一章からは三人称の秘密はここにあったのかよ。と。
いい意味で脱力。
うまい伏線だ。
作者は昨年ポプラ社小説大賞で大賞獲った人。
「削除ボーイズ〜」の人ね。
前作で2000万円ってのはちょっと……と正直思っていたんですけど、
本作でなら2000万の価値はあるのではないでしょうか。
才能が開花したと思いました。
ラットレースっていってもネズミは一匹も出てこないんですけど、
生存競争めいた意味があるらしいです。
幽霊は、生き返るために生者の肉体を求める。
生者は、乗っ取られないようにがんばる。
そんな関係です。
まずは物語の最初をいく高校生の中島と片里名先輩。
周りから見れば中島は片里名先輩の下僕で通ってる。
片里名先輩は<弁慶>という異名持ち。
そんな彼女にインコの埋葬を手伝ってほしいと頼まれた中島は、彼女といっしょに埋葬しようとするのですが、
インコから生えてきたのは禿げたオッサン。
先輩には姿は見えなかったのだけど、中島にだけは見えていた。
オッサンはずーと先輩に付きまとっている。
中島はクラスメートの変人コンビ・伊藤さんと岡部に相談。
2人は探偵めいたことをやっているから。
岡部が先輩の手を握っていったひとこと、
“この手、もう一生洗いません。憑依体質万歳!”
とか、笑える場面がけっこうあります。
オッサンのセリフとか、
願いの意味を叶え違えることとか。
のちにオッサンはとある殺人事件の被害者であることがニュースにより発覚。
オッサンはしばらくして片里名先輩に憑依するのですが、生前の記憶がないらしく<俺は妖精>の一点張り。
願いをかなえてくれるらしいですよ。
別の姿で現われたのは、先輩がそう願ったから。
次第に乗っ取られていく先輩の身体を取り戻すため、
彼の死の真相や、先輩の過去などを追っていくのです。
褒めどころは、徐々に身体を奪われていく過程でしょうか。
徐々にってところがうまい。
まずは味覚がなくなって……とか、
五感が奪われていくのがリアリティあります。
いわれてみればそうなっていくよね。
それなのに今までの小説ではこういう描かれ方されなかったのが不思議というか、新境地開拓ですよ。
☆『うさぎドロップ』(※家族)
“何があってもこれだけは変わらない。
☆『うさぎドロップ 1〜3(続刊)』(※家庭、同居、祖父、母親、死、葬式、叔母、子ども、仕事、会社、異動、同僚、育児、保育園、小学校、入学、友だち、漫画家、パソコン、遺書、母子手帳、出生、記念樹、秘密、父親、苗字) 著者名:宇仁田ゆみ
出版社:祥伝社
フィールヤング
★★★★★
出版年:2006.05
ISBN :9784396763800
俺は俺で、りんはりん”
すげーいい話。
主人公・ダイキチの祖父が死んでしまったことから始まる複雑な家庭事情・家族構成。
ある日突然、ダイキチは自分の叔母さんと暮らすことになる。
おばさんといっても、それは6才だったかの子ども・りん。
じいさんの隠し子らしい。
母親は行方不明で、なぜかダイキチにしかなつかなかった。
初めは心を閉ざしていたりんだったけど、ダイキチとの生活で明るさを取り戻していく感じ。
ダイキチもダイキチで、めんどくさい様子ながらもりんに愛情をたっぷりと注ぐ真摯な性格。
オッサンと幼女という構図が素敵すぎます。
りんが超かわいいの。
ぎゅっとしてあげたくなるくらい可愛いの。
こんぐらいの子どもを持つとこんな生活送れるんですかねえ。
ちょっとわくわくですよ。
思わず子どもほしーって思っちゃった。
それくらい、このマンガの中の生活は輝いている。
暗い影があるはずなのに、同等に、もしくはそれ以上に明るいのです。
それなのに、なぜ母親は迎えに来ないのか。
こんな子どもを放っておく親の顔が見てみたいってやつですよ。
――りんの母親は誰か。
家族は一切知らない。
お手伝いさんらしいということはわかっているんだけど、はっきりとしない。
とりあえずは生きているっぽいですが。
これについては2巻以降にてもう解明されてます。
しかし、それを読むとますます<なぜ?>な世界が広がるんですよね。
家族愛。
幸せな家庭とは。
子どもにとって良い環境とは何か。
そんなテーマなのかな。
とにかく幸せいっぱいな話です。
萌えです。
☆『シェアパラ』(※アパート)
“そんなわけで、
☆『シェアパラ 1〜(続刊)』(※同居、変人、同級生、高校生、一人暮らし、管理人、大家、孫、リコーダー、化粧、友だち) 著者名:佐伯紫江
出版社:秋田書店
プリンセス
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784253195911
おかしなルームシェアの始まりです”
ルームシェアパラダイス。略してシェアパラ。
けっこう笑えます。
でも、主人公・知花にとってはそんなの笑い事どころか深刻な事態。
だって、憧れの一人暮らしかと思ったら、
デリカシーのない大家の孫・義貴(同じ学校の生徒)が勝手に家に入ってきたり、
入試トップ入学してきたよくわからん性格のエミと同居を強いられる。
そうしないとエミは野宿するし。
エミはお嬢様という噂があるはずなのに、その気なし。
なかなか楽しいアパートライフです。
義貴との関係に期待。
2007年10月18日
☆『マリンハンター』(※強力な力)
“このハリの糸は、
☆『マリンハンター 1〜(続刊)』(※海洋冒険、不思議世界、海、近未来、秘薬、海軍、人工島、食料、旅、拘束) 著者名:大塚志郎
出版社:小学館
サンデー
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784091212061
水平線に向かってつながってるんだ”
舞台は21世紀末。
大陸が全て海に沈んだ世界。
(なんかここでぞっとしますね)
海に浮かぶ島は人工島のみ。
食べ物も危機的な感じですね。
キーワードの1つは、FH(フィッシュハーフ)。
オーシャンドラッグという秘薬の毒に耐えれたものだけが手に入れられる海の神秘的な力。
いろいろ実験とかで人間と魚のハーフがけっこう生まれたらしい。
その中で最強といわれるのがサメのFH。
他のとは比べ物にならないほどめちゃくちゃ強い。
主人公のシャークはサメのFH.
力を抑えるために、帝国軍に監視のための特殊な釣り針をつけられている。
それがあると自由がきかない。帝国近海から外へ出られない。
彼の旅の目的は、それを取り外して自由になること。
海洋新世界を統治しているのは帝国海軍。
彼らが一応、敵になるのかな。
一緒に旅しているのは、途中で出会った女の子グッピー。
偶然にも彼女と主従関係? が結ばれてしまい、離れることができなくなる。
グッピーは、シャークの巨大な力を抑える役目を担うのですね。
『犬夜叉』でいう、犬夜叉とかごめの関係みたいなもん。
サンデーってこんなにエロかったっけ? みたいな作画が非常に気になるし、なんかどこかでみたような設定ってのも気になるのですが、とりあえずは期待できそうな部類には入ってるので今後も詠み進めていこうかと。
☆『スイートブラック』(※恋愛)
“やっぱハルの側が一番だわ。
☆『スイートブラック』(※モデル、幼馴染み、コンプレックス、告白、撮影、ファン、好きな人、ゲーム) 著者名:西形まい
出版社:白泉社
花とゆめ
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784592184386
ハンがいないと何もできない。
オレにとってハルは、大切な女の子だったんだ”
モデルの早桐と、2コ下の主人公ハル。
幼馴染み2人の恋愛模様が描かれてます。
華やかな世界にいる早桐。
一般人のハルにとって彼は、遠くの世界にいっちゃうのかなあみたいな。
キレイな女の人は芸能界にいっぱいいますから、自分よりそっちにいっちゃうんじゃないかなあと。
逆に早桐にとっても、ハルが別のトップモデルのファンなもんだから、そっちに気がいっちゃうんじゃないかとかいろいろ心配があるわけで。
でも、幼馴染みの関係は強かった! みたいな話です。
とりあえず、女の子にとってキュンなセリフはたくさんあります。
でも今一歩盛り上がりに欠けるんだよなあ。
☆『キナコタイフーン』(※AV監督)
“ポルノでも、あなたにだから撮れるものが
☆『キナコタイフーン 1〜(続刊)』(※映画監督、ビデオ、青春、女優、男優、プロデューサー、アダルトビデオ) 著者名:渡辺ペコ
出版社:太田出版
エフ
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784778320492
あるのではないですか”
主人公・キナコはAV監督。
映画の新人監督だったけど、作った映画が失敗して……。
そんなとき、ポルノ業界から誘いがあったのです。
※えろい話じゃないです。
AV女優・AV男優がもちろん出てくるけど、
別にえろい絵じゃないから。
ただ単にそれ目的じゃなくて、あくまでこれは、芸術品を作るのが仕事だと思う。
そういうのを演じる人はどんな気持ちで行っているのだろうとか、
いろいろ。
わたしは生で(AV)見たことないから知らないけど、
初めてだったりすると吐くこともあるのかなあー。
けっこう過激だよね。
2007年10月17日
☆『しろがねの鴉』(※盗賊)
“ここまでして……
☆『しろがねの鴉 1〜(続刊)』(※異能者、石、伝説、願い、魔王、王国、賞金、懸賞金、カレー、義賊) 著者名:上条明峰
出版社:講談社
マガジン
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063639070
どうして魔王石をほしがるの……?”
『SAMURAI DEEPER KYO』を描いた人の最新作。
さすがというか、わりと王道を歩んでいる作品だと思うのですが面白いのです。
世界に飛び散ってしまった願いを叶える石・魔王石。
それは、とある国の王の願いを聞き入れ魔王が創りだしたとされる石。
それにより世界は平和になったのだが、王の死後は砕け、それは13の欠片になって飛び散ってしまった。
荒れた世界では、人にはない力を持った魔王の使いだという<鴉>が生まれるようになった。
そんな現状の世界。
主人公のジャンは、旅の途中でであった盗賊の少女・ルウと出会い、
魔王石があるという領主の館に乗り込む。
まずはジャンの正体ですよねえ。
まだまだ解明されていない部分は多いようですが、
とてつもない力を持っているみたいです。
しかも本人が気づかないところで1億の懸賞金がかかっているし。
まだまだ1巻。
続き、期待できそうです。
★『1000の小説とバックベアード』(※片説家)
“<小説>と名づけるのは問題だ。
★『1000の小説とバックベアード』(※小説家、仕事、失業、誕生日、クビ、依頼、小説、本棚、社長、会社、探偵、ホテル、締め切り、作品、妹、失踪、謎解き、文学者、才能、執筆、万年筆) 著者名:佐藤友哉
出版社:新潮社
第20回三島由紀夫賞
★★★★
出版年:2007.03
ISBN :9784104525027
<小説>と名づけるのは犯罪だ。
その自覚があるのかね。
信念のない人間はゴミクズなんだぞ”
ちょっと風変わりな小説だと思う。
小説を扱った不思議世界。
ここに出てくるのは、小説家ではなく、<片説家>という職業だからだ。
多くの人にじゃなく、特定の個人に向けて小説を書くという仕事。
数年務めていたんだけど、主人公の木原はクビになってしまう。
そこへ訪れたのが、一人の女性。
木原に小説を書いてほしいと依頼。
彼女の妹は今失踪中。
以前、彼の勤めていた片説家の会社から原稿を受け取っていたらしい。
佐藤友哉ってこんなに文学的な人だったっけ? というのが第一印象。
(彼の作品は鏡家シリーズの1巻しか読んだことないけど)
やたらと日本文学がでてきて、今までラノベ作家だと思っていたので困惑してしまったよ。
小説とは? 小説家とは何か? を問う物語。
片説家の中にまぎれている小説かを探せというのが新しくて好きだなあ。
<1000の小説><日本文学>という、一見分かりやすそうで分かりにくい謎のキーワードもミステリアスな雰囲気を漂わせています。
で、一番気になるのは<図書館>。
失格者のための図書館。
小説家から見放されたもののための図書館で、しばらく主人公は幽閉されるのです。
閉じ込められるっていっても、不自由のない軟禁。
本を読むことだけがそこでの生活。
不謹慎なのかは知らないけど、一度そこへいって見たいですねえ。
★『数学ガール』(※青春)
“いつか、<世界が素数二つだけなら>という
★『数学ガール』(※数学、高校生、先輩、後輩、謎解き、図書室、恋、三角関係、数式) 著者名:結城浩
出版社:ソフトバンククリエイティブ
★★★
出版年:2007.06
ISBN :9784797341379
おもしろい話をしてあげよう”
オイラー(数学者)生誕300年記念出版本。
そもそも「オイラーって誰?」っていう素人のわたしに読む権利があるのかが不明ですが、とりあえず読んでみました。
ややラノべっちっくな、青春物語。
萌えがあるのですよ。女の子に。
ただし、ここには多くの数学が含まれていますな話。
清涼院流水の『パーフェクトワールド』(←これは英語)より勉強量が多いです。
小学生から大学生以上のレベルが含まれているとのことですが、高校レベル中盤で自分は意味不明な世界になりました。
後半の数式はほとんど無視でしたのが哀しかったですね((+_+))
作者が飛ばして読んでくださいと許可してくれたからストーリーだけ楽しみました。
高校生で主人公の僕。
クラスメートのミルカさん。
そして、中学時代の後輩、テトラちゃん。
数学を教える、教わるという関係なんだけど、
それは最初1対1で行われていたんですよ。
でもほかに教えている女の子がいると知った女の子が嫉妬。
今度は3人での勉強会です。
最後はこれで終わり?? と物足りない感が残りましたけど、まあこの終わりもいいんじゃないかと思います。
2007年10月16日
☆『恋空』(※恋愛)
“ヒロがいい。
☆『恋空〜切ナイ恋物語 1〜2(続刊)』(※高校生、彼氏、両思い、友だち、元カノ、携帯電話、脅迫、妊娠、メール、勘違い、レイプ、両親) 著者名:羽田伊吹(画)
美嘉(原著)
出版社:双葉社
携帯小説
映画化
魔法のiらんど
★★★☆
出版年:2007.06
ISBN :9784575333329
ヒロじゃなきゃだめだよ”
11月に映画が公開される携帯メール小説のコミカライズ版。
ふつーに面白い恋愛モノです。
幸せいっぱいですね。
今のところは。
今後どう切なくなっていくかは知りませんが、続刊は読むつもり。
高校生の女の子・美嘉は友だちの、男友だちの友だちを好きになる。
それがヒロ。
一途な恋。まっすぐな恋。
それはすぐに実って実際付き合うように。
でもそのあとまだ縁が切れてイナイっぽい元カノがでてきて、
たくさんの嫌がらせに遭うんです。
でもヒロは自分のことを守ってくれて、
もっともっと好きなる。
そして16歳の彼女は妊娠してしまうのです。
というのが、2巻までのあらすじです。
☆『象の背中』(※ガン)
☆『象の背中 1〜(続刊)』(※父親、部長、家族、妻、娘、告知、タイムカプセル、絵描き、夢、好きな人、愛人) 著者名:秋元康(原著)
くじらいいく子(画)
出版社:新潮社
BUNCH
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784107713582
“だからこそ、残されたオレの人生を全うしたい”
☆『象の背中 妻の手紙』(※マイホーム、家族、愛人、苦しみ、肺がん、チョコレート、入院、手紙、遺骨) 著者名:美咲さくや
秋元康(原著)
出版社:講談社
BE・LOVE
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063723601
象は死ぬとき、群れから離れて独りぼっちになるらしい。
それが、タイトルの由来。
肺がんになって死の告知をされた男が、余生をどう生きるかという話だ。
『象の背中 追憶のベッド』に続き、2作目、3作目のコミックバージョンを読んでみました。
このあと、白泉社と新書館からもコミックが出るようですが、
もう読まないかも。
感動する話なんだけど、こういっぱい漫画化されてもネタバレになっちゃっているので新鮮さがないというかな感じです。
この2作も全く同じじゃないし、新しいエピソードっていうのもあるけれど、結局テーマは一緒なのでどうともいえないなあ。
一作だけ読むなら全く問題ないけどね。
とりあえずオススメは『象の背中 妻の手紙』ですね。
夫に愛人がいながらも、それを許す妻が素敵です。
こんな心、持ちたいよね。
☆『MUZZLE LOADER』(※盗賊)
“俺は止められるだろうか……
☆『MUZZLE LOADER ウエルベールの物語 1〜(続刊)』(※2人組、復讐、刺青、宝、宝石、盗み、親方、妖精、生き残り) 著者名:BOYAKASHA
高見鳴瀬(著)
出版社:マッグガーデン
ブレイド
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784861274404
止めなきゃいけねえ……
ティナの手は血で染めちゃいけねえんだ”
アニメ「ウエルベール物語」の番外編みたいなものらしいです。
その登場人物の一人・ティナが主人公の話。
彼女は女盗賊。
行動をともにしているオヤジさんとのことと、
自分の両親を殺した盗賊を追う様子が描かれてる。
残酷な過去があったからね。
とりあえず、可もなく不可もなくといった感じ。
2007年10月15日
★『ピーターパン・エンドロール』(※小説家)
“あなたはどうして創造するの?
★『ピーターパン・エンドロール』(※現実、虚構、新学期、高校生、クラスメート、出会い、編集者、雑誌、受賞作、打ち合わせ、ピーターパン、夢、母親、家族、記憶、過去、IS、自殺志願者、自殺、死、本) 著者名:日日日
出版社:新風舎
新風舎文庫
★★★★
出版年:2006.09
ISBN :9784289501625
虚構の世界をつくりあげるの?”
全然期待していなかったんだけど、
さすが日日日さん! 予想もしていなかったラストでした。
主人公は小説家の高校生・御前江真央。
クラスには違和感。
自分がなぜ生きているのかもわからない、ちょっと変わった人です。
それが、クラスメートの女の子や、不思議な少女<旅人さん>と出会うことにより、自分の真実というものに近づいていく感じ。
現実と虚構の世界。
最初は百合っぽくてやや冷めたのですが、
そういうことでしたか!
なら納得。
それに関しては事前知識があったのですんなり受け入れられました。
確かにあまり見ない(というか隠されている現実)ですからねー。
今までのは全部伏線だったのだと、改めて日日日さんのすごさを感じさせられました。
彼の本はいろいろ読んできたけど、今のところこれが1、2を争うくらいの位置にいますね。
真央の独白も好き。
自分とけっこう同じ意見を持っていると思う。
余談ですが、
「ピーターパン」ってそういう裏話があるんですね。
本当は残酷なお話だったなんて知らなかった……。
☆『少年よ耽美を描け』(※BL漫画創作)
“オレもBLマンガを描く!”
☆『少年よ耽美を描け 1〜(続刊)』(※男子高校生、美少年、生徒会長、首席、告白、失恋、腐女子、後輩、漫画、バンド、夢、妄想、姉、受け、攻め) 著者名:ミキマキ
出版社:新書館
ウンポコ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784403670466
大爆笑だったストーリー四コマ。
ボーイズラブ漫画を描こうとする男子の話ですが、
内容は匂い系に留まっているので、BL漫画ではありません。
作画にもそのようなシーンは出てこないのでほとんど安心して読めます。
BLという言葉を知らない男子がBLマンガを描くという初め。
彼女が腐女子になり失恋した美少年の新葉。
彼は生徒会長で学年首席の友だち・秀一に相談。
本屋へいってその実態を知ると、見返しにBLを描くという方向に。
さらにバンドをやっていて絵がうまい潮をき込んで、3人で描くことに。
さらにはBLマンガを描く姉を持つ後輩男子まで加わる。
男ながらに妄想力がすげーなあと感心。
いや、爆笑か。
とにかく楽しい世界でした。
創作の素晴らしさが伝わってきますねー。
☆『CRASH!』(※芸能事務所)
“わたしも作ってみたいな。
☆『CRASH! 1〜(続刊)』(※アイドル、スカウト、娘、母親、父親、プロデュース、イベント、特異体質、日本舞踊、歌、ダンス、夢、将来、ピアノ、弟、高校生、アルバイト、鼻血) 著者名:藤原ゆか
出版社:集英社
りぼん
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088567792
どうせなら幸せを通りこして
衝撃的なアイドルを”
主人公・白星花の家はタレント事務所。
もちろんクラスメートには内緒。
10周年を記念して新人アイドルを輩出しようとする。
売れるか売れないかを判断できる力を持った花は、スカウトを自分がすると申し込み。
そしてイベントで見つけた5人。
それぞれが他人同士の彼らをアイドルグループとしてデビューさせることにする。
しかし、彼らには夢があり、
アイドルになるには彼らの夢を犠牲にするということ。
果たして花の夢は実現するのか。
といったあらすじです。
タイトルの「CRASH!」は、彼らのグループ名。
どんなふうに成長していくのか、2巻目以降を読んでいきたいです。
2007年10月14日
☆『お料理の守護霊』(※幽霊)
“私の名前は菊地ハル。
☆『お料理の守護霊』(※守護霊、引越し、一戸建て、洋館、お供え、元住人、家庭料理、作り方、独身、勝ち組) 著者名:竹田真理子(著)
渡邊香春子(著)
出版社:講談社
BE・LOVE
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063723625
ここを建てた住人でいまは守護霊をやっている”
やっとの思いで手に入れた中古のマイホーム。
しかしそこにはおばあさん幽霊が住み着いていて、
家を災害から守ってやる代わりにお供えをしろといってきた。
それは料理。
しかも手作りの料理。
料理をしたことのない千寿にとっては全く論外のもの。
避けるもんなら家の高級家具を壊される始末。
仕方なく、幽霊のハルさんに料理を教えてもらいながらごはんを作ることに。
料理の基本が載っている本。
一巻は、ごはんとみそ汁、豚のしょうが焼き、けんちん汁とさばの味噌煮、鶏のから揚げ、肉野菜炒め、ハンバーグがラインナップ。
料理から生まれる愛情ややさしさが描かれてます。
初心に帰ったような気がしました。
☆『壊れた脳生存する知』(※高次脳機能障害)
“嘘みたいだ。
☆『壊れた脳生存する知』(※医者、病気、脳、現実、悩み、夢、仕事) 著者名:成瀬涼子(著)
山田規畝子(著)
出版社:講談社
BE・LOVE
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063723618
自分がこんな人間になっちゃうなんて”
脳に障害を持つ女性の実体験を描いたノンフィクション作品。
それをコミック化したものです。
医師として第一線を歩んでいた主人公の女性が、
モヤモヤ病にかかり、それから生活に支障が出て行ってしまう。
当たり前のことができない現実。
残酷すぎて正直読むのが辛かったです。
でも、知っとかなくちゃいけないよなあ。
2007年10月13日
★『陰陽屋へようこそ』(※陰陽道)
“おまえって本当に最低だな!”
★『陰陽屋へようこそ』(※謎解き、ミステリ、陰陽師、美青年、妖狐、中学生、受験生、両親、アルバイト、占い、悪霊払い、手相、名前、ご近所、商店街、神社、人探し、孤児、狐耳、クラスメート、仲間、友だち、遺産、群馬、委員長、新聞部、取材、ガンプラ、漫画、ビル、論文、学者、地下、家出、元ホスト、ナンバーワンホスト、家庭内暴力) 著者名:天野頌子
出版社:ポプラ社
asta*
★★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784591099179
最強コンビ登場じゃないでしょうか。
ポプラ社で創刊された本情報の無料冊子『asta*』で連載されていたもの。
「警視庁幽霊係シリーズ」書いた人の著書。
ポプラ社とあってか、ヤングアダルトでも通用しそうな感じですね。
主人公は中学生だし。
あとやや匂い系かも。エセ陰陽師と妖狐の男子中学生のぺっぽこコンビだし。
この主従関係は笑えます。
物語の始まりは、主人公の瞬太が母親とともに新しくできた陰陽屋を訪れることから始まる。
お金がなくて困ってて、どうすればいいのか占ってもらいにいくのです。
母親は信じる派ですが、瞬太は占いをバカらしく思っている。
出てきた陰陽屋の占い&悪霊払いが偽物と判断した瞬太は、そのいいかげんさにプッツン。
彼に自分が妖狐であることを明かします。
悪霊のせいじゃねーよ。悪霊がいたら妖狐の自分が気づかないわけないじゃないかと。
だけどあまりにものヘタレぶりに、逆に式神としてアルバイトさせられるハメに。
本物の悪霊が出てきた時は、瞬太に察知してもらって、さっさとプロの霊能者のもとに客を送りつけてやるといういいかげんさ。
逆らうことができない瞬太は、安倍祥明というあからさまな安倍晴明の模倣のニセ陰陽師についていくことになる。
かなりの萌えがありますねー。
一般書なのに珍しい!
妖怪の中では最強といわれる妖狐? のくせにへっぽこっていう瞬太、
偽物だと思っていたけど実は最強だったという祥明の正体・過去
そこらへんのギャップ萌えですよ。
祥明は元ホストだし。カリスマホストだし。伝説のホストだし。
どうりで美青年。口がうまいわけだ(笑)
あとは、血が繋がらないも暖かく迎え入れてくれる瞬太のご両親や、
瞬太のクラスメートのあたたかさですよねー。
一部の親しい人だけじゃなくクラスメート全員っていうのが、また暖かいです。
それに全く気づいていない瞬太がまた(笑)
こんな至福、それ以上ありませんよ。
続編はないのかなー。
瞬太の出生の秘密、すっごく知りたい。
★『不気味で素朴な囲われた世界』(※謎解き)
“ただ、ぼくは予定調和っていうのが苦手なだけでしてね。
★『不気味で素朴な囲われた世界』(※学園、姉弟、生徒会、好きな人、日常、時計塔、殺人事件、屋上、犯人、アリバイ、音楽室、将棋、中学生、受験生、UFO研、女装、男装、学ラン、セーラー服、先輩) 著者名:西尾維新
出版社:講談社
講談社ノベルス
単行本
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784061825574
平和な日常に飽いて、スリルを楽しむ人間なんです”
『きみとぼくの壊れた世界』の姉妹編?
「ぶきみでそぼくなかこわれたせかい」
言葉遊びがうまいなあ。
共通の人物は病院坂黒猫です。後半に登場。
前回に引き続き、黒猫さん最高です!
おもしろかった。
だけど、西尾維新としてはまあまあかなあと思う。
日常に退屈している男子・串中弔士。
ちょっと変わった姉の串中小串。
姉を敬う奇人二人に、音楽室に一人いるこれまたおかしな人・病院坂迷路。
いろいろと変わった人たちばかりです。
その中の一人が殺されて、犯人探しが始まります。
みんなキャラ立ちしてますね。
お姉さん好きです。
ライトノベルのようなとか、独特のマイブームがツボだ。
いろんなバージョン聞きたかった!
女の子なのに学ランとか、本誌の表紙を飾っている病院坂迷路といい、あっさりとした使い捨てが西尾維新らいしよね。
犯人の動機もそうだ。
西尾維新らしく、理解できない。
でも逆にそれが現代社会の象徴のようにも思えるのですが。
一応<意外な犯人>っていうミステリだけど、
ほかに例がないわけでもない。
でも全体的には満足してます。
2007年10月12日
●『幽霊列車とこんぺい糖』(※生と死)
“ボクがこいつを<幽霊鉄道>として、
●『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(※自殺志願者、廃線、線路、中学生、高校生、ガールミーツガール、食、アルバイト、パン屋、寒天、味覚障害、死、工房、芸術家、店長、創作、自殺、保険金、キャバクラ、不倫、名前、姉妹、母親、脱線事故、死者、石窯、才能、天才、従姉妹、夏休み、過去) 著者名:木ノ歌詠
出版社:富士見書房
ミステリー文庫
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784829164006
甦らせて見せる!”
ヘンないい方すると百合小説なのだけど、
列記とした青春小説・ジュブナイル小説だとわたしは思う。
妙に印象深いシーンが多いんですよね。
心に残る話だったのです。
主人公は電車に飛び込み自殺を考える海幸。
ところが、予定場所はいつの間にか廃線になっていて、計画は失敗。
そんな彼女の前には、リガヤと名乗る女子高生が現われる(ボクっ娘です)。
廃線の先にあったのは廃棄車両。
彼女はそれを「幽霊鉄道」として甦らせるのだという。
それっていったいどういうこと?
彼女にだんだんに魅かれていくわけですよ。
名前からしてまずいい。
海幸という名前にも、リガヤという名前にもそれぞれに重要な意味を秘めているし、
自殺理由とか、味覚障害のこととか、リガヤの姉のこととか。
ミステリアスだったり、狂気があったり危なかったり。
表紙見る限りじゃ綺麗な小説って感じするけど、そうじゃない。
まさに現代社会って感じがする。
人の心の奥に潜む大きな闇っていうか、そこら辺が。
特別な意味をたくさん含んだ、運命の物語だと思う。
☆『桃色ヘヴン!』(※官能小説家)
“家族や生活のために小説を書いていく。
☆『桃色ヘヴン! 1〜(続刊)』(※ゴーストライター、高校生、恋、アイドル、処女、家計、編集者、母親、弟、父親、死、入院、病院、妾、卵焼き、浮気、ネタ、執筆、徹夜、後継ぎ息子、財閥、借金、愛) 著者名:吉野マリ
出版社:講談社
デザート
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063654752
ふつうの女子高生みたいに遊ぶヒマなんてない。”
全ては家計のため、生活のために小説を書く少女・桃子。
父親が借金を残したまま急死。
母親は病気で入院。
弟もいるしで、桃子は小説を書く。
亡き父の職業・官能小説家を継いで。
父親のペンネームを引き継ぎゴーストライターとして小説を書くのだ。
このけっこうシリアスな事情ってやつが<官能小説>っていうエロイ小説を真面目な文学に魅せているのかもしれない。
エロイ設定がでてきても、なんか美しく見えてしまうんだよね。
愛とは何ぞや。です。
桃子の正体を知るスーパーアイドルの蘭丸。
彼氏じゃないけどそれっぽい男の出生話もどこか哀しげだし。
大財閥の跡取り息子ながら、愛人の子ども。しかもみんなに知れ渡っているという背景。
でも、みんなにキャーキャーいわれるアイドルなんだよね。
分散する恋。愛情。
不確かな恋。
刺激たっぷりといいますか、赤面いっぱいといいますか、
そんなラブコメです。
******
>官能小説といえば……
☆『官能小説』
彼氏が官能小説家。
☆『ワーキングピュア』(※仕事)
“一生懸命頑張って上を目指して、
☆『ワーキングピュア 1〜(続刊)』(※銀行員、新入社員、先輩、後輩、教育係、出世、上司、付き合い、一人暮らし、両親、性格、寂しさ、彼氏、実家、OL、プライド、人間関係、人生) 著者名:小山田容子
出版社:講談社
Kiss
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063406726
そしてそこに何がある?”
イタタ……。
社会人2年目の自分にとっては良い教育書ですな。
まさにその通りの生活を送っている自分。
すげー共感できました。
連作短編です。
とある駅前の銀行で働く人が主人公なんですけど、いろいろと主人公が変わってます。
新人君だったり、8年目社員だったり、人付き合いが苦手なちょっとおかしな女の子だったり。
自分は何のために働いているのだろうって思っちゃいますね。
先輩からもいろいろと注意されたりさー。
付き合いが難しかったりする。
そんなわたしの心を少しやわらげてくれたなと思う。
わたしだけじゃないんだと。
それでいいんだと。
はっとした言葉は、「二十歳過ぎたら実家は自分の家じゃない」。
そうなのかもと思った。
自立ですよねー。
自分があまり実家に帰らないのはこういうのあるのかも。
これは仕事をしている女性にオススメ。
2007年10月11日
★「お夏 清十郎」(※時間遡行能力)
“過去を見に行っているあいだに、世の中はどんどん進むわ。
★「お夏 清十郎」(※近未来、SF、能力者、歌舞伎、芸、歴史、生命維持装置、脳、記憶、孤独、過去視、男、師匠、弟子、三味線、保存液、薬、時期家元、家元) 著者名:菅浩江
出版社:早川書房
ハヤカワ文庫
←『そばかすのフィギュア』収録作品
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784150309022
そして、目を開くと、いてくれるはずの人がいなくなっている
……この寂しさ、判るかしらね”
菅浩江さんのSF短編集。
なかなかに興味深いものぞろいです。
人形や機械人形系とか試験管ベビー、クローン、ちょっと不思議な感覚の小説ばかりが集まってます。
表題作の「そばかすのフィギュア」や「雨の檻」なんかが好きなのですが(特に後者は切なくてよいですね〜)、ここは「お夏 清十郎」を紹介。
時を遡る能力を持った人の話。
意識のみですが。
能力を使うと、大変な体力が入り体がぼろぼろになっちゃうのです。
動けないほど。
なんで遡るかっていうと、歴史の修正だとか、廃れた日本文化を現代に甦らせるためだとかいろいろ。
時遡能力者も増えているっぽくて目的はいろいろ。
中でも主人公がやっているのは、昔の歌舞伎の再現。
踊りの型を伝えたりね。
時遡の副作用で舞えなくなった白扇流家元の孤独と生き方ですよね。
切ない話。
☆『コンビニDMZ』(※コンビニ)
“こいつは……別世界だぜ”
☆『コンビニDMZ 1〜(続刊)』(※不思議世界、非武装地帯、戦争、戦士、店員、店長、戦争地、連邦軍、国連軍、反乱軍、救急、漫画家、おでん) 著者名:竿尾悟
出版社:少年画報社
ヤングキングアワーズ
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784785928629
珍しいという意味で面白いコミックです。
戦場のど真ん中にあるコンビニが舞台。
ただし、コンビにだけは非武装地帯。
店舗敷地内は、国連とNATO及び現地両軍によって中立も保障されている。
コンビニ利用者は、もちろん戦争をしている兵隊。
だが、店内では紛争禁止。
敵味方関係なく、<お客様>になる。
ジャンルでいうと一応ギャクマンガになるのかな。
でもそれほどギャグっていうわけでもない気がする。
いくら非武装地帯とはいえ、そこで働くってすごいなと、真面目に考えてしまったよ。
でも、そんな中にコンビニがあったらやっぱり和むと思う。
便利なお店だし。
******
>コンビニを扱った作品
◆『コンビニたそがれ堂』
人間に変身した狐が運営するコンビニ。
なんでも売っている。
☆『ゆめの底』
ふつう<人>は入ってこれない世界。
そこに迷い込んでしまった主人公は、夢の中のコンビニで働くことになる。
●『ゾアハンター』(※サイボーグ)
“なってやるさ。
●『ゾアハンター』(※近未来、極秘プロジェクト、ウイルス、化け物、人外、約束、異形、戦い、看護、女性、自分、記憶) 著者名:大迫純一
出版社:ソフトバンククリエイティブ
GA文庫
ハルキノベルス
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784797342956
約束だ。
誰にも知られず、誰にも褒められず、傷を背負いながら、己を捨てて罪なき人々の為に命をかけて闘ってやるさ”
ハードボイルドにしては、だからこそか、意外におもしろかった。
絶版からの復活理由はここにあったのだと思った。
読んで数ページでいきなりセックスシーンで「は?」とビビッたのですが、描写が文学的というか芸術的というかうまかったんですよ。
えろくなかったのが印象的で、すごいなと思った。
ラノベというより1歩上手ですね。
世界は近未来。
人間の平均が今の2倍くらいになったときです。
人類強化計画ってのが水面下で繰り広げられていて、
でも失敗。
ウイルスが悪い方向に繁殖しちゃって、
人を喰らう、めちゃくちゃ強い異形の化け物へと変化してしまったのです。
その生物<ゾーン>にいきなり襲われちゃった主人公の丈は、強靭な身体ゆえ奇跡的に頭部だけが生き残る。
人工臓器などをくっつけて、彼はゾーンハンターとして戦うことになる。
……と、淡々と書き連ねてはいるんですけど、ここら辺だけでもけっこう壮大な話なんですよ。
だって、顔から下はやられているんですよ。ないのです。
体を失っているのです。
でも生きているんですよ。
彼もすごいが医療技術もすごすぎる。
なんていう未来だ。
だからこそ、こんなウイルスが生まれてありえない化物が生まれるんですよね。
物語には陰謀ってやつも含まれていて、哀しくもありきな話。
あ〜、でもこれはかっこよかったなあ。
ハードボイルドが最近好きになってきたきがします。
******
>ハードボイルド
●『天使が堕ちた街』
◇「ウィッシュルーム」
2007年10月10日
☆『神霊狩』(※現世⇔幽世)
“現実って残酷なもので、
☆『神霊狩ANOTHER SIDE 1〜(続刊)』(※幽体離脱、過去、トラウマ、誘拐事件、人外、霊感、田舎、姉、変死、神霊、ダム底、病院跡、夢) 著者名:朝日奏多(著)
出版社:マッグガーデン
コミックブレイド
アニメ
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784861274350
オレ達は過去に縛られながら生きている”
これってアニメのアナザーサイドなの?
そっち知らないから何ともいえないんだけど、これ単体で読んでも十分理解できるしおもしろかった。
何が起こるのか、起きようとしているのかが気になります。
主な登場人物は男三人。
昔誘拐されて姉を殺されたことがある古森。
霊媒師の父親が変死してしまった大神、
いじめで友だちを死に追いやったことがある中嶋。
みんななんらかの囚われた過去があるのです。
彼らは声を聞き、そして幽体離脱。
見えないものが視える。
幽世が現世に繋がってしまうみたい。
魂は肉体を奪おうとしているみたい。
これは期待できるんじゃないかと。
★『魔神館事件』(※謎解き)
“この館には、血が似合う。”
★『魔神館事件』(※洋館、ミステリ、殺人事件、天才、招待、建築、高校生、妹、博士、医師、シェフ、コンピュータ技師、メイド、画家、主人、執事、建築家、星座、父親、ロボット) 著者名:椙本孝思
出版社:角川書店
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784048737609
ラノベっぽいというか、講談社ノベルス系? なミステリ。
招かれた洋館・魔神館で起こる1つの殺人事件。
外が大荒れ。山ン中にあるため携帯使えないとか電話線切れたとかで孤立化。
さらに人が殺されていく。
各12星座をもつ各々の命を捧げれば魔神が復活するみたいです。
一体誰がそんなアホなことしてんだよ。
残ったやつの誰かが犯人だ。という、まあお決まり的な表向き。
しかし、意外な犯人が最後にいました。
イマイチ犯行理由が理解不能なのですが、おもしろかった!!
わかんないってとこがある意味伏線だよな。
ラスト手前の主人公による謎解きがテキトウで心配だった。
これほどダメな探偵はいませんよ。
って感じだったからなおさら。
ああ、やっぱ頼りになるのはお兄様しかいませんわ。
微妙にキャラ萌えしました。
まずはこのお兄さん。
全ての人に「お兄さん」と呼んでもらいたいらしいというちょっと変人で、でも天才な博士。
彼には妹がいる(妹もいいキャラ)。
ただし、ちょっとこの彼女はわけありというか、彼の天才振りを指し示す一部分といいますか。
本当にそうなのかっていうのが濁ったのが悔しいけれど、これはある意味ラノベ読者用の想像(妄想)の世界だよね。
でも、こういう隠しも大事だろうなあ。はっきりさせるよりはさあ。
2007年10月09日
☆『精霊の守り人』(※用心棒)
“これから先この子を一生帝の刺客より守り通しておくれ!”
☆『精霊の守り人 1〜(続刊)』(※護衛、国、皇子、異国、短槍、夢、水、水妖、帝、命、町、仲間、災い、旅、追手、脱走) 著者名:藤原カムイ
上橋菜穂子(原作)
出版社:スクウェア・エニックス
ガンガン
アニメ
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784757521162
児童文学の名作がアニメ化、そしてコミック化です。
自分が大好きな作品なので逆にコミック化が心配だったのですが、
予想以上の出来栄え。
迫力がある!
バルサの戦闘シーンがかっこよかった!!
物語はまだ初めなので評価としてはまあまあですけど、これからは期待大です。
女用心棒のバルサは、旅先である王国の皇子・チャグムの用心棒を頼まれる。
彼は帝の子孫だけど、水妖にとり憑かれているっぽい。
それを否とするものが、彼の命を狙うのです。
後継ぎ問題がありますから。
バルサは皇子の呪いを解くため、追っ手から逃げながら旅をすることになります。
アニメ見たいと思った!
BSは見られないからなあ……。
☆『クローズド・ノート』(※恋愛)
“これが一瞬でも、
☆『クローズド・ノート』(※アパート、引越し、マンドリン、絵、文房具店、前住人、万年筆、日記、先生、大学生、夏休み、アルバイト) 著者名:雫井脩介(原著)
柴田五十鈴(画)
出版社:角川書店
小説、映画
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784048541275
私は生きていて良かったっていえる”
いわゆる携帯小説。
それが映画化でコミック化。
大学生の主人公香恵。
彼女の住むアパートの部屋にあったものは、前の住人が置き忘れた一冊の日記帳。
そこには先生をやっていた日記の持ち主の日常が描かれていた。
子ども達のこと、そして自分の好きな人のこと。
香恵が現実の恋と、
見知らぬ女性を応援する心と、過去と現在が次第に交差していくのですよ。
名前が名前なんで後半の展開が見えみえだったのですが、
それでもやっぱり辛いものは辛いですねー。
好きなのは万年筆談義。
わたしには全部同じに見えて全くわけわからないのですが、
見る人が見ればわかるもんなんですね。
いや〜、楽しかった。
※老人に萌える本
突然ヘンなタイトルですみません。
本日の朝日新聞記事
<「おじいさん」がカッコイイ ドラマや漫画の主人公、活躍中>
に目がとまり思わず反応。→便乗してしまいました。
『ジジジイ―GGG― 』は特に最高です。
元気なおじいちゃん大好き。
好きなんです。こういうの。
生き生きしてるとそれだけで憧れ。
それにお年寄りって、長く生きた分知識が豊富じゃないですか。
いろんな面でかっこいいんですよ。
ってことで。
リンクは忙しいので貼ってないですが、感想はブログ内に犬夜叉とムリョウ以外はあります。
気になったタイトルがあったらお手数ですがご検索ください。
※老人と若者のコンビ
特別にリンク。
以前ブログで紹介した本です。
☆『拝み屋横丁顛末記』
じじいがいっぱいの物の怪・妖コメディ。
◎「(映画)アーサーとミニモイの不思議な国」
おじいさんの知識が豊富です。
それに冒険譚がかっこいい。
☆『もっけ』
妖系。
☆『犬夜叉』
刀々斎が好きだ!
◆『はんぴらり』
元気なおばあちゃんが登場。
☆『究極ヴィーナス』
これも元気で若々しいおばあちゃん。
■『最強の天使』
くそジジイが登場。
和解シーンが素敵過ぎます。
◆『ぼくらの妖怪封じ』
◆「若おかみは小学生! シリーズ」
★『神野悪五郎只今退散仕る』
★『赤朽葉家の伝説』
すばらしい家系だ。
☆『So What?』わかつきめぐみ
死んだ祖父が幽霊に。
☆『学園戦記ムリョウ』
NHK教育アニメでやってたものです。
◆『キツネ山の夏休み』
本日の朝日新聞記事
<「おじいさん」がカッコイイ ドラマや漫画の主人公、活躍中>
に目がとまり思わず反応。→便乗してしまいました。
『ジジジイ―GGG― 』は特に最高です。
元気なおじいちゃん大好き。
好きなんです。こういうの。
生き生きしてるとそれだけで憧れ。
それにお年寄りって、長く生きた分知識が豊富じゃないですか。
いろんな面でかっこいいんですよ。
ってことで。
リンクは忙しいので貼ってないですが、感想はブログ内に犬夜叉とムリョウ以外はあります。
気になったタイトルがあったらお手数ですがご検索ください。
※老人と若者のコンビ
特別にリンク。
以前ブログで紹介した本です。
☆『拝み屋横丁顛末記』
じじいがいっぱいの物の怪・妖コメディ。
◎「(映画)アーサーとミニモイの不思議な国」
おじいさんの知識が豊富です。
それに冒険譚がかっこいい。
☆『もっけ』
妖系。
☆『犬夜叉』
刀々斎が好きだ!
◆『はんぴらり』
元気なおばあちゃんが登場。
☆『究極ヴィーナス』
これも元気で若々しいおばあちゃん。
■『最強の天使』
くそジジイが登場。
和解シーンが素敵過ぎます。
◆『ぼくらの妖怪封じ』
◆「若おかみは小学生! シリーズ」
★『神野悪五郎只今退散仕る』
★『赤朽葉家の伝説』
すばらしい家系だ。
☆『So What?』わかつきめぐみ
死んだ祖父が幽霊に。
☆『学園戦記ムリョウ』
NHK教育アニメでやってたものです。
◆『キツネ山の夏休み』
2007年10月08日
★『つくもがみ貸します』(※付喪神)
“器物は古くなると、別物になるのだって?
★『つくもがみ貸します』(※江戸、損料屋、レンタル、掛け軸、煙草、煙管、櫛、人形、蝙蝠、根付け、古道具、妖怪、香炉、尋ね人、謎解き) 著者名:畠中恵
出版社:角川書店
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784048737869
本によると、人に祟ることもあるそうだ”
時代物が苦手なのでまずまずの評価がつけてありますが、おもしろいですとだけはいっときます。
わたしから見れば、これは血の繋がらない姉弟(義理のいとこ関係)の恋路が描かれているといっても過言じゃないから。
三角関係なので両想いじゃないところがめちゃくちゃに辛いところなんだけど。
弟の清次は、姉のお紅が好きなの。
でもお紅は想いを寄せる人・佐太郎がいる。でもその彼は迎えにくるとかいいながら行方不明。
生活のため、たった二人の家族は古道具屋兼損料屋(レンタル屋)を営んでいるんですけど、
商売をしているとなぜか、佐太郎や、無くなってしまった彼の香炉・蘇芳についての情報がいろんな人から出てくる。
不思議なくらいに。
商売で出会う謎と、佐太郎と蘇芳についてのミステリ。
古道具たちは付喪神化としてていろいろとしゃべる。
彼らの情報も頼りに、ラストへと近づいていく連作短編集。
盛り上がり方がすばらしい。
つくもたちがいいキャラしてます。
自分の所有物も付喪神化してくれないかと思っちゃう。
時にはスパイ役で活躍する彼ら。
ほしい〜。
******
>付喪神が出てくる本
■『つくも神』伊藤遊 ポプラ社 04/11
これは昔に読んだため感想書いてないのだけど、付喪神で一番オススメですね。
■『アンティークFUGA』
つくも神が視える家系のアンティーク屋
●『108年目の初恋。』
付喪神になった学校が主人公。
☆『満月の夜に花』
☆『文庫館来訪記』
◆『RANMARU』(※竜族)
“不幸って何ですか?
◆『RANMARU』(※能力、超人、首領、学園、全寮制、ルームメイト、掟、一族、中学生、知識、先生、友だち、仲間、敵、若様、師匠、番長、漫画、ダジャレ、竜、成人、誕生日、スパイ、神、日本国、秘術、転校生、戦い) 著者名:伊丹由宇
倣学(画)
出版社:岩崎書店
YA!フロンティア
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784265072088
なぜ黒鬼族は、人間の不幸を望むのでしょう?”
どこか説明不足。
戦いシーンもちょっと欠ける。
ビジュアルも問題あるなー。
蘭丸がイケメンなのはいいけど闇太郎が微妙だ。
イケメンキャラで最後は和解とか、むしろそっちを望んでいただけに残念。
だけど、おもしろくないわけではないんですよ。
緑竜族の若き首領・蘭丸。
人間に混じり学校生活を送る彼だけど、自分が超人であることは絶対の秘密。
ばれたら人の世界から疎外されるに違いない。
竜と人間の関係が崩れることは間違いないのだ。
そんなある日現われたのは、転校生で黒鬼族の闇太郎。
学園、そして世界の平和を守るため、蘭丸は彼と戦います。
ダジャレが多いです。
作者の年代がわかるんじゃないかというくらい、古い漫画ネタがでてきます。
そして、なんといっても勉強になるのは様々な日本社会や歴史のことでしょう。
何気に雑学というか知識が多くて、めちゃくちゃ感心してしまいました。
日本で自分が幸せだと思っている人はたった60%だって。
しかも世界で90位かよ(178ヶ国中)。
ありえねー。
好きキャラは北風。
やっぱ陰で支えている存在でしょ。
◎「(映画)アーサーとミニモイの不思議な国」(※現代→異国)
“10番目の満月の夜じゃ”
◎「アーサーとミニモイの不思議な国」(※少年、10歳、祖父、屋根裏部屋、宝の地図、庭、借金、両親、小人、王国、悪者、月、満月、知恵、水、成人、剣、お世継ぎ問題、寿命、一族、冒険、鍵、王女、恋、ルビー、詐欺師、犯罪、プレゼント) 監督・脚本・原作:
リュック・ベッソン
松本百合子(訳)
★★★★
2006年フランス
公開日:07/9/22
久々の映画感想です。
実写とアニメが融合されたちょっと変わった映画。
10歳の男の子・アーサーが小人の国へ行く話なんだけど、それだけじゃないものがたくさん詰まってます。
まずは彼の家庭環境。
お金がなくて家を失いそうなんですよ。
36時間以内に借金を返済しないと家と庭を取り上げられるという立場。
逃れるには、祖父が庭に隠したというルビーを見つけ出すしかない。
祖父は行方不明。家に残った宝の地図を頼りに、彼が出会ったミニモイ族に会いに行く。
ミニモイは、アーサーの庭の地下に住んでいるらしい。
これでもかってほどの難題続き。
ちょっとやそっとじゃミニモイの国へ行けないし、
行ったら行ったでルビー探し兼悪者退治でさらに難題が降りかかっていく。
まずはルビーがある場所へ行くんですけど、それまでの道のりがすげー。
地上(アーサーの家の庭)へいったん出て目的地まで進むんですけど、これがおもしろいんですよ。
ミクロの世界というか、体長2ミリですからね。ミニモイ族っていうのは。
アーサーもその大きさになっているのでいろいろと大変なんですよ。
それを様々な知恵で乗り切っていくのがおもしろかった。
人間ってすげー。
>見どころ
・タカアンドトシの「欧米かっ!」
そもそもヨーロッパの映画だろと突っ込みいれちゃいましたよ。
字幕だと実際なんてしゃべってるんでしょうか。
吹き替えじゃないのを聞いてみたい。
・王女セレニアの性格&アーサーとの関係
アーサーが想いを寄せるのがヒロインの女の子。
超強い。
ツンツンな性格。
ラストはツンデレのデレが見れるのかとわくわくしちゃいました。
デレはなかったけど、でも微妙にツンデレっていえるよなあ。
かわいかったです。
ラストもよいですね。
丁度いい距離じゃないですか。
・知恵
自分の知識をどう使うか。
悪にも善にも使える知識。
正しい使い方。どう使えばいいのか。
いろいろと思うことがあった。
2007年10月07日
☆『象の背中−追憶のベッド』
“俺は、あと4ヶ月で死ぬ。
☆『象の背中−追憶のベッド』(※ガン、過去、友人、余命、思い出、婚姻、恋人) 著者名:秋元康(原著)
林久美子(画)
出版社:白泉社
シルキー
映画
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784592187844
ガンなんだ。”
秋元康の小説が映画化。
それの関連書籍です。
今月は「象の背中」ラッシュでいろんな出版社からマンガが発売されますからねー。
それだけの注目作品ということでしょうか。
病気によりあと少しで死ぬという男が、今までお世話になった多くの人を一人一人訪ね歩くことに余命を使う話。
このコミックは、うち一人をピックアップしたものです。
一言でいうと官能です。
元恋人と会う話。
掲載誌はシルキーということで、主婦向けじゃないけど、まあそんな感じ。
悪くはないけどセックスシーンが苦手すぎる。
だいたいにおいて、主人公が若すぎます。
もっとおじさんじゃなかったけかと思う。
だから、ありえないだろとこっちは思ってしまうわけですよ。
原作読んでないのでごちゃごちゃいっちゃいけませんがね。
★『悦楽の園』(※10代)
“革命家だった、と聞かされていた。
★『悦楽の園』(※中学生、小学生、変人、異質、孤児、家庭問題、離婚、再婚、母親、父親、祖母、不思議系、少年、不良、茶髪、ピアス、いじめ、グループ、仲間、友だち、絵、画家、暴力、保護、発達障害、恋人、交通事故) 著者名:木地雅映子
出版社:ジャイブ
★★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784861764363
あるいは、犯罪者だった、とも。”
最高におもしろかった。
これは間違いなく今年出版された本でベスト1に入りますね(個人的に)。
最高傑作といえよう前作『氷の海のガレオン』から13年ぶりの新刊。
こんなに筆力あるのになぜ書かないかが不思議なほど。
これもそれと並ぶほど圧倒されました。
普通って何? っていう話ですよ、要は。
普通をあほらしいと思う人は必見です。
定価1800円+税だったりするけど、児童向け。ヤングアダルト。
一般書としての分類じゃないです。
宗教ちっくな表紙ですけどそういう中身じゃない。
危険なLOVEもちょい含みな中学生のお話です。
主人公の相原真琴は13歳。くだらない学校に行き詰っているの。
それを救ってくれたのが同じく変人の男の子・南くん。
2人の関係がいいんだよね。
複雑な家庭の事情ってやつをもっていてさ、似たもの同士というか。
そういう共通点がある。
三角関係として絡んでくるのが、不良と恐れられている染谷くんね。
また彼もいい性格しててさー。
真琴の寝込みを襲うシーンが好きだったりします(笑)。
なぜかあったかいの。そんでむずがゆい。
真琴の母親は15歳で自分を生む。
おばあちゃんは16で子どもを、ひいばあちゃんは17で子どもをという家系。
真琴は現在13歳。あと一年で妊娠すれば一族の新記録達成。
っていうか、順番的にそうくるでしょうという、ある意味面白い時期。
14で子ども生むって、すごいですよね。ホントだったら。
でもね、恋人とかそういう関係じゃなくて、ただ一緒にいたいだけというか、<恋人>や<彼氏>という言葉で相手をくくらない。束縛しないというか、そういうやっぱり多くの人とは少しずれた考え方がまたいい。
中学生や高校生の女子ってグループが大事じゃん。
男もそうだけど、仲間がないと生死にかかわるというか、いじめに遭うんですよ。
相手と考え方が違ったりさー、そういう理由でやるのって醜い。
好きな人が友だちとダブったとか、そういう類の嫉妬も醜い。
<子ども社会>の現実。
みんなと同じ色に染まること。
みんなの輪から外れること。
何が正しいのか。
現実に何があるのか。
読んだら止まらない。
読み終えるのが惜しい。
でも早く続きが読みたい。
とは、まさにこのことですね。
2000円くらい払っても全く問題ない。
それくらいの価値がある。
価値があるかどうかは読人しだいなのであれこれいえませんが。
わたしの場合は、主人公が自分に似ててさ……。
それだけじゃなく、彼女の生き方がおもしろいんですよね。
特別に幸せな話じゃないんだけど、
読んでいる自分はなぜか幸せの絶頂にいました。
それはすばらしい本に出会えたからだと思います。
☆『セブンデイズ』(※恋愛)
“人を好きになるというのは、まず顔を見て足を見て胸を見るだろ、男なら。
☆『セブンデイズ』(※高校生、弓道部、高校生、恋人、先輩、後輩、兄、告白、女子、一週間、嫉妬、気持ち) 著者名:橘紅緒(原著)
宝井理人(画)
出版社:大洋図書
CRAFT
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784813050858
他に何がある?”
やわいBL。
アニメ調の表紙が気になったので読んでみる。
BLのレーベルには詳しくないから知らないけど、それ系統の雑誌なのかな、この掲載誌は。
とはいっても、なんか妙に気になるというかミステリアスなんだよね、話がさ。
一週間限定なんだよね。
弓道部の後輩の芹沢が付き合う期間が。
月曜から付き合い始めたら週末に別れてるの。必ず。
不思議でしょ? だから読んでみたのね。
ふつうに女子もでてくるからまるっきりそっち系じゃない。
安心して読めるの。
キスまでってのがわたしの中の理想で、これもそこまで。
ほどよい優しさに包まれてます。
2007年10月06日
※<匂い系>(コミック・ティーンズ小説)
前の記事に引き続きまして。
次はBLかなーっていう表紙だけど中身は違う!
勘違いしないでください、という本。
わたしも何回かそれで敬遠していたのですが、読んでみたら実はそうじゃなく、むしろふつーにおもしろい。読んでよかった。読まなきゃ損な本。です。
表紙を見ての思い込みはいけませんな。と、後で反省した本たちです。
☆『黒の太陽 銀の月』
これだけは読めというすばらしい本。
命とか生きるとか。
泣けますね。
☆『拝み屋横丁顛末記』
おじさんとジジイばかりなんですけど、和気藹々で楽しい幽霊モノ。
最高に笑えます。
☆『桜櫻高校ホスト部』
初めBLかと思ったけど、そうじゃなかった。
愛と絆・友情の話でした。
☆『Midnight Sun』
あまりにもマイナーで知らなかったけど、
普通の賞金稼ぎのモノ。むしろ自分の好き系統。
>ティーンズノベル
●『イクライナの鬼』
生きるがテーマ。
●「東京エンジェルシリーズ」
悲しい殺し屋の話だよね、うん。
●「龍と魔法使いシリーズ」
最高だ。友情モノ。
●『Ai Death GUN』
近未来というか、不死者ってのが興味深い。
●『オペラ・エテルニタ』
不死者系。
次はBLかなーっていう表紙だけど中身は違う!
勘違いしないでください、という本。
わたしも何回かそれで敬遠していたのですが、読んでみたら実はそうじゃなく、むしろふつーにおもしろい。読んでよかった。読まなきゃ損な本。です。
表紙を見ての思い込みはいけませんな。と、後で反省した本たちです。
☆『黒の太陽 銀の月』
これだけは読めというすばらしい本。
命とか生きるとか。
泣けますね。
☆『拝み屋横丁顛末記』
おじさんとジジイばかりなんですけど、和気藹々で楽しい幽霊モノ。
最高に笑えます。
☆『桜櫻高校ホスト部』
初めBLかと思ったけど、そうじゃなかった。
愛と絆・友情の話でした。
☆『Midnight Sun』
あまりにもマイナーで知らなかったけど、
普通の賞金稼ぎのモノ。むしろ自分の好き系統。
>ティーンズノベル
●『イクライナの鬼』
生きるがテーマ。
●「東京エンジェルシリーズ」
悲しい殺し屋の話だよね、うん。
●「龍と魔法使いシリーズ」
最高だ。友情モノ。
●『Ai Death GUN』
近未来というか、不死者ってのが興味深い。
●『オペラ・エテルニタ』
不死者系。
※<匂い系>の作品(一般小説編)
★『(雑誌)ダ・ヴィンチ 2007/11月号』 2007.10.06 発売
発行サイクル:月刊
特集:BL作品
出版社:メディアファクトリー
雑誌コード:05947-11
毎月購読している愛読雑誌の1つ。
男女をターゲットとしている雑誌でBL特集とは!(2回目ですよ?)。
腐女子向けを一般に紹介するってすごいですね。
BLダメな自分にとってはなんともいえない世界です。
いろんなジャンル読みあさってるのでこれも理解したいのだけど、まだ無理。
でも、男同士の友情とか、そういうのは好きなんだよね。
こういうのに<匂い系>っていう言葉があるとは初耳。
ということでじゃないけど、お気に入りの<匂い系>を紹介してみましょう。
BLではない一般小説。
だけど、それなりの人が読むとBLに変化しそうなっていうか。
でもBLじゃない。ココ重要。
BLと思って避けたら損。一般小説なので安心して読めます。
ラノベじゃないのにー。ってのがまたポイント。
★「ひきこもり探偵シリーズ」坂木司
思いきり恥ずかしいセリフがばしばしでてくるむずがゆい作品です。
愛に溢れてます。
■『NO.6』あさのあつこ
これも愛に溢れまくってます。
強引な性格がまたいいですね。
■『妖怪アパートの幽雅な日常』
これは素晴らしいくらいの人間関係が築かれている。
★『バッテリー』あさのあつこ
相手を、お互いがお互いを必要とする関係。
その絆がうらやましい。
★『神様がくれた指』佐藤多佳子
スリ男と女装して仕事する男占い師。が同居。
★『波の上の魔術師』石田衣良
じいさんと若者。
すばらしいコンビだ。
★『まほろ駅多田便利軒』
しをんさんらしいというか。
作家でいうと、長野まゆみ作品はたいていあてはまりそうな感じ。
後日、コミック編とラノベ編をまとめようかなと。
本日は時間ないので月曜以降の更新になります。
2007年10月05日
☆『メガネ王子』(※兄妹)
“けさ失恋した相手が義理の兄に……?”
☆『メガネ王子 1〜(続刊)』(※高校生、恋、告白、失恋、母親、父親、同居、離婚、義兄、血縁、バーテンダー、アルバイト、片想い、学校、先輩、恋人、温泉、家族、メガネ) 著者名:水上航
出版社:講談社
なかよし
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063641653
メガネ萌えなコミックです。
ええ、タイトルどおりですね。
でも、タイトル以上にメガネを強調してくれるのがこの血の繋がらない兄妹設定です。
家庭事情ってのもまたシリアスってかでいいんですよね。
憧れの先輩に告白したもふられ、家庭の事情で同居することになり向かった先。
そこにいたのはその彼。
初めはツンとした態度にされますが、これがまたいい感じに打ち解けていくんですよねー。
何がいいって、メガネバージョンと素顔バージョンのギャップですね。
顔が緩んでしまいます。
二つの顔をお持ちとは、また萌えだし、
それにはちゃんとした理由があるっていうのもまた萌えです。
かっこよすぎです。
◆『タイム★ダッシュ』(※タイムワープ)
“戦国時代だの、二十三世紀だの、江戸時代だの、第二次世界大戦だの、いろいろいっていたけど
◆『タイム★ダッシュ 1〜(続刊)』(※トレジャーハンター、未来人、過去、江戸、埋蔵金、学校、転入、マンション、友だち、いとこ、祖父、母親、孤独、悩み、市議会議員、異能、能力者、骨董、宝、旧校舎、化石、地下) 著者名:藤咲あゆな
出版社:岩崎書店
YA! フロンティア
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784265072071
……なに? タイムスリップでもできるわけ?”
かなり微妙な作品。
時空を超えて宝探しとか人間付き合いとか、けっこういい題材を扱っているんですよ。
でも、ラノベ路線というかゴスロリ服がでてきたりなんか引くところが。
一番はヒロインの性格が……。
ぶち壊しじゃん。というほど理解できない。
おもしろいからいいといえばいいけど、これほど自分勝手なヤツが過去や未来を行き来しているかと思うと考えられないんですよね。
主人公が真面目な分、ギリギリ調和ってとこでしょうか。
その主人公・聖樹は、時空を行き来できる能力を持った23世紀の人間。
武田の埋蔵金を掘り当てるため21世紀にやってくる(ちなみにヒロインのルルカは彼のいとこ)。
今でいう<現代>ってやつですね。2007年前後じゃないでしょうか。
埋蔵金が眠っているとある学校の旧校舎が取り壊しになるんで、そこを見計らってこの時代にしたらしい。
それに関係して、この時代に友だちができたりね。
氷のような冷たい男・雪弥です。
お宝がどうのってよりも、雪弥の心を開くことのほうが強いのかもしれない。
彼もお宝に絡む重要人物なので最深部まで入り組んでいきます。
どちらかというとおもしろい部類にはいるんですが、やっぱりちょっと描きが足りない部分もあるよなあ。
雪弥の家庭事情ももう少しエピソードほしかった。
●『煙突町の赤魔と絶望少年』(※怪人)
“この町は、僕が生まれるもうずっと前から、
●『煙突町の赤魔と絶望少年』(※化け物、引越し、転校、友だち、町、工場、父、転勤、病院、事件、死、命、願い) 著者名:ゆうきりん
出版社:エンターブレイン
ファミ通文庫
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784757737501
一度も晴れたことがないんですよ”
父親の転勤が理由で引っ越したのは、巨大な工場の町。
周りからは隔離というか、住んでいる人にしか入ることを許されていない土地。
かなりおかしなところです。
状況がありえないというか不自然というかで、前半はほとんど理解できず。
そんなことをいったら後半に知らされる真実ってのももっとありえないのかもしれないのですが。
その街に現われているのが血錆び男。
主人公たちはその怪人に出会い、ヤツを追っていく。
どちらかというとホラー系なのかもしれない。
ラノベよりホラーってジャンルに思える。
不思議な運命っていうか、そんなのに行き着いたなあと思う。
驚かされましたよ。
これ、続きあるんですかね。
2007年10月04日
☆『逃亡弁護士成田誠』(※冤罪)
“逃げているんじゃない。
☆『逃亡弁護士成田誠 孤独と絶望の法律運用ドラマ 1〜(続刊)』(※元弁護士、法律、殺人犯、事件、指名手配、逃亡、アルバイト、過去、新聞、人助け、警察、真犯人) 著者名:高田優
剛秀城(原案)
出版社:小学館
ヤングサンデー
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784091512291
真実を追っているんだ――”
おもしろかったーΣd(≧▽≦*)
冤罪を扱っているのでおもしろいというのは不謹慎かもしれませんが、考えさせられる部分が多いという意味です。
主人公は元弁護士・成田誠。
弁護士殺人及び放火・横領背任」という罪を着せられ逃亡中の身である。
アルバイトを転々としながら、明日の自由の保証がない暮らしを強いられている。
アルバイト先で出会う法に関する事件を解いていく感じ。
でも指名手配で顔が割れているため、すぐに気づかれてしまうんですよね。
彼の誠実さはにじみ出るほどよくわかるのに、凶悪犯ということを知った時点で相手の態度が変わってしまう。
冤罪の現実が描かれていて、つらすぎますね。
わたしには耐えられない。
訴えてやりたいが、訴えられないところがまた辛いんだよな。
最後に真実が明かされることを祈りたい。
******
>冤罪が扱われている作品
☆『デッドマン・ワンダーランド』
冤罪にかけられた主人公は刑務所へ送られ、死刑の恐怖と戦うことになる。
★『13階段』
すばらしい作品。
冤罪にかけられ死刑になりそうな人を救うため、刑務官の男が命を張る物語。
☆『逆走少女』(※タイムリープ)
“今日は何度目の8月31日になるんだろう。
☆『逆走少女−終わらない夏休み 1〜(続刊)』(※繰り返し、時間、夏休み、学校、友だち、好きな人、告白、テスト、補習、水泳、学園祭、園芸部) 著者名:
出版社:メディアワークス
電撃ガオ
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784840240543
世界は8月31日で止まってる”
何度も同じ日が繰り返されるという日々。
繰り返されていることに気づいている少女・兎子が主人公。
同じ時間の中で、誰かに命を狙われているらしい。
そんな中、リクオとの出会いから繰り返される日に少しずつ変化が。
優しそうな彼は、時には恐ろしい顔も。
敵かどうかは不明。
また、少し絡んでいそうな真中という男の子も登場。
なぜ時間は繰り返されるのか。
何をしたら咲へ進めるのか。
やや男の子向けに描かれていたり少し恐ろしかったりはしますけど、
気になるミステリー。
2007年10月03日
★『ホテルジューシー』(※ホテル業)
“なるほど。
★『ホテルジューシー』(※路地裏ホテル、沖縄、アルバイト、夏、オーナー代理、同僚、お客、国際通り、石垣島、詐欺師、遺跡、ギャル、女子高生、屋上、部屋、養蜂、桜、旅、夜、阪神淡路大震災、トラウマ、子ども、ナンパ、フリーマーケット、ブログ、沖縄料理、骨董、台風、お弁当、水商売、火炎瓶、漫画喫茶、商売、夫婦、市場) 著者名:坂木司
出版社:角川書店
野生時代
★★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784048738002
人生はたまに、他人の手でかき混ぜられた方が面白い。”
さすがといいますか、おもしろかったーΣd(≧▽≦*)
人間を描くのがうまいです!
主人公の浩美は夏の間だけ沖縄でホテルのアルバイトをすることに。
都合で行き着いたホテルジューシーは、かなりアバウトなホテルだった。
よくそれで仕事が成り立つよなっていうか、すげーいいかげん。
とくにオーナー代理。
ホテル業務は怪しい点多いし、一番ホテルのことわかっているのはアルバイトじゃん? みたいな。
大丈夫かよな業務体制の中訪れる様々なお客たち。
みんなキャラ立ちしてますね。
好きなのはギャルの2人組みと詐欺師。
ギャルの態度にはついていけなかったけど、理由聞いたら納得。
でも、実際体験してみるとそう思うようになるのかと、同性としてちょい悩みました。
詐欺師は口がうまいことに惚れ惚れ。
んで、一番キャラ立っているのはなんといってもオーナー代理でしょう。
昼間と夜では性格違うし、台風のときはなぜか頼りになるし、
ダメ人間で弱々とばかり思っていた彼は実は最強だったり。
完璧なギャップ萌えです。
それ以外にないですね。
ときには大人の厳しい意見も飛び出したりで、後半はなかなかの人生勉強になりました。
「君がいなくても世界は回ってるってこと、理解しなさい」
は痛恨の一撃。
しかし、そのフォローってかもうまいな。
感心ばかり。
沖縄行きたーい。
国際通り行ってこのホテル探したいです。
沖縄には2回行ったことあるけど、わたしにはまだまだ知らない知識や地元の料理がたくさんです。
あとこれ、『シンデレラ・ティース』の姉妹本らいしですね。
未読なのでこれもチェックしなきゃ。
★『楽園に間借り』(※ヒモ)
“ヒモとはなんにもしないお気楽な人種だなんていうのは、世間知らずな人々の勝手な想像の産物。
★『楽園に間借り』(※無職、彼女、ニート、フリーター、仕事、職場、看護師、友だち、友人、姉、幼馴染み、バイト、お金、実家、祖母、遺産、死、風俗、夢、食事、タトゥー、刺青、ムーミン、将来) 著者名:黒澤珠々
出版社:角川書店
第3回野性時代青春文学大賞
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784048737975
そんな奴はこの世で人間をやっていられるわけがないのだ”
<次に来るのはヒモ文学で決まり!>とかなんとか帯で絶賛されているけれど、正直期待はずれの作品。
つまらぬわけじゃないんですが、ヒモはダメだろというのが自分の考えなので、少々体質的に合わなかったのかと。
しかし、ヒモを完全にダメ人間といえるかといえばそうでもないところがまた微妙なんですよねー。
って部分が、少しだけ新人賞を獲った理由がわかるという部分。
主人公・百輔は無職。
看護師の彼女・梨花のアパートで暮らし、彼女に養ってもらってる。
彼女は別にうるさく思うことは一切なく、お金はすんなり渡すし争いはない。
そんなある日、彼女は仕事を辞めるといいだすのだった。
3人も女がいるヒモ仲間のルイに、
社員になりたくないフリーターの長谷川に、
ストーカーまがいされたデブ(愛人の息子)と結婚することになった姉に……。
ほかにもいろいろ。
周りの面々もちょっと変わったキャラが多い。
読んでみて思ったことは、結局は相手の気持ちだよなーと思う。
相手が善しとしているならそれ以上のものを求めちゃいけない。
最後はどうなるのかと思ったけど、それが妥当だと思う。
わたしが梨花なら、絶対同じことするね。
変わっちゃいけないと思う。
☆『アリーナ!』(※芸能)
☆『アリーナ! 1〜(続刊)』(※事務所、新人、アイドル、歌手、カリスマモデル、女装、社長、遊園地、ヒーロー、娘、告白、恋) 著者名:ミキマキ
出版社:双葉社
コミックHigh
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784575834123
“オレ…男で…たぶん一生男だけど、
宇宙で一番可愛くなってみせるし、
宇宙で一番堂園のことが好きだから”
かなりジャンルがあいまいなマンガです。
一応掲載誌は純粋系で6割くらいは男性向けじゃないかとかってに思っているんだけど、
これはどちら向けなのだろうと悩みますね。
見た目は男と女の恋モノなんですけど、
性別でみると男×男なんだよね。
でも、あくまでこれは見た目だろ。
見た目が男女ならオッケーですよ。
やはり恋愛は男女に限る!
主人公・堂園ヒカルは無名のの新人アイドル。
心のライバルは超カリスマ美少女モデルのアリナ。
いつの日か人気者になるべく、日々デパートの屋上や商店街で活躍中。
ところがアリナは自分と同じ事務所! ってのがあとでわかる。
しかも彼女は男の子だというショッキングな事実!。
さらにヒカルはアリナから告白されてしまい……。
けっしてBLじゃありません。
純粋な恋だと思います。
一途な恋というか、固い想いというか……。
前があの容姿でもかわいきゃオッケーです。
ここまで愛されるなんて、むしろ幸せだろ。
2007年10月02日
●『ガン×スクール=パラダイス!』(※学園)
“わたしは――学校に通う意味が――ない”
●『ガン×スクール=パラダイス!』(※銃、モデルガン、サバイバル、争奪戦、敵、味方、仲間、幼馴染み、運動部、生徒会、転入生、留年、バッジ、成績、制限時間、恋、校則、願い、楽園、校長、マンモス校、権利、大惨事、火災) 著者名:穂邑正裕
出版社:集英社
スーパーダッシュ文庫
第6回スーパーダッシュ小説新人賞佳作
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784086303774
挿絵の微妙さはともかく、新人賞にふさわしい作品だったのではないかと思います。
生徒数1万3000人の高校。
そこで行われるのは銃(攻撃力抜群のモデルガン)を使っての3日間サバイバル。
優勝者には校則を1つ創ることができるという特権が。
もし怪我をしてどうしても外部の治療が必要だったら「階段から落ちた」で押し通せとか、いいかげんな部分多いですけど、コメディーと考えれば自分の許せる範囲。
詳しいストーリーは省略。
要は、楽園とは何かを問う話です。
優勝者は好きなように校則創れるわけですから、
ちょっとでも学園を変えられるわけです。
ヒロインは学校をつまらないから退学するという少女。
主人公で幼馴染みの晃太は、なんとかして学園をおもしろくしようと考える。
そのために優勝を狙う。
バトルロワイヤルじゃないけど、追い詰められる状況になると冷静さを忘れるんだよね。
だから、辿り着いた答えというか、ラストあたりがけっこう気に入ってます。
☆『獏』(※現実⇔夢)
“俺は<獏>っていう人間の悪夢を喰って生きる一族なんだ”
☆『獏〜BAKU 1〜2(続刊)』(※夢喰い、主人、一族、夢人、悪夢、夢魔、敵、争い、魂、年齢) 著者名:びっけ
出版社:一迅社
ゼロサム
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784758053099
1&2巻同時発売。
以前1巻だけ出ていたのですが、丁重も替え再発。
ネオンは夢を喰う獏一族の夢人。
獏であるリンの手下。
獏っていうのは<縛>という術を使って人間を夢人という名の手下にすることができる。
夢人は人間の記憶は失っている。
悪夢にうなされる人間を助ける話。
獏は人間の悪夢を喰う存在。
その敵が夢魔。
人間に悪夢を見せ魂を喰う生き物。
獏と夢魔の戦いですね。
絵はきれいなんだけど、ストーリーはわかるのだけど、全体的にはまあまあかなと思う。
ちょっと盛り上がりに欠けてたりするし。
続きは来年の夏発売だそうです。
☆『そらのおとしもの』(※アンドロイド)
“天使を大事にして。
☆『そらのおとしもの 1〜(続刊)』(※未確認生物、新大陸発見部、ボーイミーツガール、先輩、田舎、幼馴染み、高校生、願い、マスター、命令、同居、一人暮らし、鎖、転送、夢、天使) 著者名:水無月すう
出版社:角川書店
少年エース
★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784047139732
決して手放さないで”
思いっきり男の子向けなんで女のわたしが読むとちょっと引くとこもある。
だけど、魅かれる部分もあるので一応紹介。
小さい頃から同じ夢ばかり見ている主人公の智樹。
ある日夢に関係あるっぽい羽根の生えた女の子が空から落ちてくる。
なぜか彼女と鎖で繋がっている智樹は離れることができず同居することに。
幸いにも彼は一人暮らし(……ってことが都合いいですね)。
同じ学校の変人、新大陸発見部の守形先輩いわく新大陸の住人。
彼女自身に聞いてみれば、「愛玩用エンジェロイド・<イカロス>」
マスターを楽しませるために創られた製品らしい。
彼女は智樹に命令を請い、戸惑う彼のテキトウな願いを叶えていく。
問題は彼女の正体ですよね。
なんか大きな秘密が隠されているみたいです。
2007年10月01日
◇「ウィッシュルーム」(※ホテル)
“願いの叶う部屋だと!?”
◇「ウィッシュルーム 天使の記憶」(※ミステリ、謎解き、元刑事、セールスマン、警察、親友、相棒、ハードボイルド、強盗、チンピラ、盗み、組織、お金、画家、有名絵画、取引、小説家、友人、弁護士、盗作、犯罪、家族、離婚、記憶、入院、事件、秘密、過去、姉妹、病院、医者、バー、マッチ棒、地下室、隠し部屋、オーナー、ロサンゼルス、ニューヨーク) シナリオ:鈴木理香
開発:(株)シング
ジャンル:アドベンチャー
機種:ニンテンドーDS
★★★★☆
発売:2007.01.25
ISBN :9784091063564
願いの叶う部屋があるというホテル<ダスク>。
そこで起きる奇妙な一夜。
小説を読む感覚で味わえるミステリー・アドベンチャーゲームです。
初のゲームレビュー。
といいますのは、ニンテンドーDS Liteが懸賞で当たりまして、6年ぶりにゲームするようになったのですよ。
んで、いいものに出会えましたのでご紹介。
推理小説好き・ミステリ好きには特にオススメ。
めちゃくちゃシナリオ巧いのでぜひ。
こんなにドキドキする話描けるなんてすげーって思う。
消えた友人を探す元刑事でセールスマンのカイル・ハイド。
彼は仕事でホテル・ダスクに宿泊する。
彼が泊まる事になったのは、願いが叶うという奇妙な部屋。
また、以前に自分と同じ名前の人物も泊まったことがあるという不思議な事実も浮上。
ぶっちゃけ奇妙なのは部屋に隠された謎とかじゃなくて、めぐり合わせた運命ってやつです。
偶然にもこの日泊まった客全員には、なんらかの接点があるのです。
彼・彼女らは全くそんなものは知らなかったのですが、
調べていくうちに過去の大きな事件へと繋がっていく。
不思議なくらい接点があって、素晴らしいくらい繋がるんですよ。
マジで!? ってのが多くてワクワクしちゃいました。
このままドラマとか映画になるんじゃない? ってぐらいストーリーが素晴らしい。
主人公・ハイドの人柄も良くてさー。
ラスボスってか、最終的に辿り着いた<真実>も驚き。
予想もしてなかったよ。類似作品もないし新しすぎだっ。
命が50個くらいないとだめじゃない? ってぐらいゲームオーバー率があるんですが、
ほどよい難しさ。
何度オーナーによこしまな行為を見つかったことか……orz
何度地下室で窒息死したことか……orz。
久しぶりにゲームやると、何度もリトライできる人生が不思議ですね。
もし追い出されたままで一生を終えることになったら……。
ハイド可哀相……。
とかも思ったり。
ラストにあの人との再会シーンを期待していたのにそれがなかったのが残念。
まあ、納得はしてるけどね。
好きキャラは昔悪をやっていたけど改心したルイス。
謎キャラ・オスター・ゾーンも好きだなあ。
暇があったら2周目に行こうと思います。
******
>公式HP
>元刑事カイル・ハイドの過去と現在を紡ぐ物語
☆『デッドマン・ワンダーランド』(※不思議世界)
“ホントは死にたくなんかない。
☆『デッドマン・ワンダーランド 1〜(続刊)』(※刑務所、監獄、ルール、看守、大震災、クラスメイト、殺人鬼、毒、命、生死、サバイバル、食事、友だち、冤罪) 著者名:片岡人生
近藤一馬
出版社:角川書店
少年エース
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784047139749
だから辛いんじゃないか”
なかなかに新しい作品だと思う。
舞台は架空の日本でしょうか。
東京大震災から10年後の世界が描かれている。
ある日学校に<赤い男>が現われクラスメートを惨殺。
唯一の生き残りである主人公・丸太は自動的に<犯人>にされ逮捕。
裁判で死刑宣告されてしまう。
送られたのは唯一民営化されている刑務所<デッドマン・ワンダーランド>。
観光事業もやっているという特殊監獄所だ。
ほかにもここは特殊なことばかり。
日常が常に生死をかけたサバイバルゲームみたいなもの。
不思議系の可愛い少女がいようが、恐ろしいことだらけ。
駆け引きもいろいろ。
隠された謎みたいなもんもあるし、続きが気になります。
無実で死刑になる運命の少年の行方は……。
注目すべき作品です。
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>刑務所・死刑囚が出てくる作品
●『ヒツギでSOSO!』
処刑官養成学校の話。
☆『囚われクローン』
死刑制度が廃止された日本。
☆『死刑囚042』
死刑囚が監視付きで社会にでる。
☆『銃姫』
死刑囚が、刑期を減らすために教団の狗になる。
☆『オトメンタル』(※恋)
“オマエ、気に入った”
☆『オトメンタル 1〜(続刊)』(※恋愛、高校生、新入生、番長、幼馴染み、不良グループ、手下、町外れ、幼馴染み、温泉、先輩、ライバル、いじめ) 著者名:横山真由美
出版社:小学館
ベツコミ
★★★☆
出版年:2007.09
ISBN :9784091312037
高校に入学したての主人公・稲妻乙女と、周りの男子達の恋愛モノ。
ジャンルとしては、三角関係かな。
学園一イケメンの男子・東洋先輩と、幼馴染みの不良・時男とのね。
たぶんラストには幼馴染みの男の子とハッピーエンドになるんじゃないのかなあ。
でも、先輩との仲もいいかんじだからわかんないけど。
イケメン東洋先輩のキャラが新しくて新鮮です。
不良のボスをやってるんだけど、実はケンカにすげー弱い。
かっこいいっていうイメージだけでボスになったから。
秘密がばれるときが楽しみですわvv
2巻が最終巻。
長い話にした方が面白みあるのに……。
残念だ。


