2007年10月31日

※2007/10のオススメ!

 10月も終わりましたので、
 例によって1ヶ月のまとめです。
 今月は
 
 コミック:102冊 小説:33冊 計135冊

 という読書量でしたが、自分では不満大。
 まだまだ読み足りません。ただでさえ200冊くらい積読本があるというのに、ここ2ヶ月でさらにプラス60冊。
 仕事しなきゃ自由時間増えるのだけど、お金がないからなあ……。

 今月は一般書強し!
『悦楽の園』『ラットレース』『ホテルジューシー』は特にプッシュしとく。
『陰陽屋へようこそ』は匂い系が好きな女性に大プッシュ。
 あと、ニンテンドーDSソフト「ウィッシュルーム」でミステリーもオススメ。

>一般書
『悦楽の園』木地雅映子 ジャイブ 07/10

 とにかく素晴らしい10代の生き方。
『赤朽葉家の伝説』といい勝負な女家系。
『ラットレース』方波見大志 ポプラ社 07/10
 素晴らしい生存競争。
『陰陽屋へようこそ』天野頌子 ポプラ社 アスタ 07/9
 へっぽこコンビが最高!
『ホテルジューシー』坂木司 角川書店 野生時代 07/9
 オーナー代理が最高。
『モップガール』加藤実秋 小学館 きらら 07/9
 身体に起こる不思議なこと。
『インディゴの夜』加藤実秋 東京創元社 ミステリフロンティア 05/2
 ホストクラブオーナーと、ホストたちの探偵モノ
『ピーターパンエンドロール』日日日 新風舎 新風舎文庫 06/9
 人はみんな闇を抱えてる。

→時点
1000の小説とバックベアード』『魔神館事件

>ライトノベル
『幽霊列車とこんぺい糖』木ノ歌詠 富士見書房 ミステリー文庫 07/10
 哀しくもありな日常ファンタジー。

『不気味で素朴な囲われた世界』西尾維新 講談社 講談社ノベルス 07/10
 西尾維新らしいというか。
『ギャルゴ!!!!!』比嘉智康 メディアファクトリー MF文庫J 07/10 不思議な運命。
『ゾアハンター』大迫純一 ソフトバンククリエイティブ GA文庫 07/10 
 近未来。

→時点
ガン×スクール=パラダイス


>コミック
『うさぎドロップ 1〜3』宇仁田ゆみ 祥伝社 フィールヤング 〜07/10

 家族の暖かさ。
『電撃デイジー 1』最富キョウスケ 小学館 ベツコミ 07/10
 あしながおじさんのような……

『少年よ、耽美を描け』ミキマキ 新書館 ウンポコ 07/10
 とにかく楽しいのが魅力。
『放課後保健室 1〜9』水城せとな 秋田書店 プリンセス 04/12〜07/10
 願いを叶える。
『デッドマン・ワンダーランド 1』片岡人生・近藤一馬 角川書店 少年エース 07/9
 現代にはない刑務所。
『Dr.検事モロハシ 1』能田茂 集英社 ビジネスジャンプ 07/10
 現代医療を問う。
『メガネ王子 1』水上航 講談社 なかよし 07/10
 とにかくメガネ。
『逃亡弁護士成田誠 1』剛英城・高田優 小学館 ヤングサンデー 07/10
 冤罪。
『桃色ヘヴン! 1』吉野マリ 講談社 デザート 07/10
 ワケあり官能小説家。


→時点
シェアパラ』『しろがねの鴉』『ワーキングピュア
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年10月29日

★『インディゴの夜』(※犯罪捜査)


★『インディゴの夜』(※ホストクラブ、オーナー、ナンバーワンホスト、東京、渋谷、新宿、事件、少年少女、仕事、フリーラーター、編集者、雑誌、投稿、写真、ナンパ師、ヤクザ、殺人、刑事、詐欺、源氏名、名前、常連客、夜、ママ、オカマ、人脈、料金制度)
著者名:加藤実秋
出版社:東京創元社
ミステリフロンティア
第10回創元推理短編賞受賞作
★★★★
出版年:2005.02
ISBN :9784488017125

“矛盾のない人間なんていないわ。
 私だってそう。毎日もがいてる。
 だから少しでも潔く生きようと思う”


モップガール』が面白かったもんだから、同じ著者のほかの作品も読んでみました。
 これもおもしろーい!!

 ホストモノです。
 ホストの探偵モノって紹介されてるけど、ホストはあくまで脇役。下僕。
 ボスは主人公の女性・晶さん。
 連作短編ですけど、読み進めるほどこの晶さんのかっこよさとかボス的存在ってのが浮き出てくるのです。
 自分は30過ぎのおばさんだけど、若い男の子(ホスト)が下僕ってすごくないですか?
 しかも大勢いるし、多大な信頼も寄せられているし。

 彼女はフリーライター。
 大手出版社の塩谷と謎めいた敏腕マネージャーの憂夜とともにクラブ風のホストクラブを作るのです。
 表向きはライターですが、ホストクラブのオーナーっていう裏の顔を持ってるところがまず勝ち組ですね。

 そんな晶のホストクラブ「club indigo」で常連客が殺されます。
 晶はホストの面々とともににわか探偵団を結成。
 真犯人探しに奔走です。

 夜の街の楽しさと恐ろしさ、両極面を持ったこの話。
 いいホストクラブもあれば、悪質なホストクラブもある。
 ナンパ師だって、いい男もいるけど悪いやつもいる。
 5分5分といったところ。
 恐ろしいけど、それと同じくらいにいい部分も描かれているのです。

 ホストクラブっていうと一般人にとっては悪いイメージしかないと思う。
 でも彼らはやさしさを持っているし、
 いい人脈も持っている。
 持つべきものは友だちという言葉がぴったりかのように、
 ホスト達の人脈にはすばらしいものがあります。
 事件が起きれば警察よりすばやく犯人へと辿り着ける。

 危険と本当に隣り合わせだけど、このスリルがたまらないですね。
 ホストクラブへいってみたなあなんて思っちゃう。
 しかし、ホストの料金制度ってすごいですね。
 細かく分かりやすく解説されてるんですけど、何よりも金。
 お金がないと話しにならん。 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき

2007年10月28日

☆『電撃デイジー』(※謎の人)


☆『電撃デイジー 1〜(続刊)』(※想い人、秘密、校務員、学園、ハッカー、クラッカー、パソコン、携帯、メール、兄、死、肉親、恋、下僕、事件、正体)
著者名:最富キョウスケ
出版社:小学館
ベツコミ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784091313065

“必ず守るよ。
 そして必ず幸せになるのを見届ける”


ビーストマスター』著者の最新作!
 前作が良かっただけにこっちも最高ですねえ。
 面白さの保証付きです!!

 キーワードの1つがあしながおじさん的な存在の<デイジー>。
 お金の支援するわけじゃないんだけど、心の支えね。
『オレンジプラネット』でいうハルさん。『ソムリエール』でいう<ジョン・スミス>、『明日のナージャ』でいう黒バラといったところ。

 主人公・照は天涯孤独の身なんだけど、亡くなった兄がくれた携帯電話に届くDAISYという謎の人物からのメールが心の支え。
 そんな彼女は、ある日不良校務員の黒崎の下僕として働くことに。
 極悪な彼だったが、実は彼こそがデイジーその人で、でも彼は彼で辛いものを背負っているらしい。
 一応恋愛路線にいっているんですけど、道のりはかなり遠そうです。

 さすがという物語の運び様です。
 うまいっ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(10) | TrackBack(0) | 秘密組織・請負人

☆『電波の男よ』(※想い出の人)


☆「電波の男よ」(※電波、アマチュア無線、社内、社員、声、秘書課、恋愛)
著者名:西炯子
出版社:小学館
フラワーズ
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784091670298

“この空に無数の電波が飛び交っている。
 俺が住んでいた海辺の街よりはるかたくさん――”


 素敵な男女関係が描かれている短編集です。
 
 表題作「電波の男よ」。
 高校時代アマチュア無線が唯一の楽しみだった、今は冴えないサラリーマンの大河内。
 彼はかつてよく交信していた女の子の声を忘れられずにいる。
 そんなある日、社内の間違え電話で彼女とよく似た声を聞き、
 数百人もいる女子社員の中から彼女を探し出そうとする。


 西炯子さんの描くマンガって、女性も男性も純粋性が高いというか、ちょっと変わった人たちばかりなんですよね。
 恋愛を描いても、恋愛マンガにありがちな舞いあがる行為とか超ラブラブシーンとかそういうのがなくて、でもほんのり心があったかくなれるというか……。
 そういうのが好きなんですよねえ。
 だから共感できる!

 同時収録の「波のむこうに」も好きだ!
 ブスな女の子がヘンな薬により美人になるっていう話なんだけど、
 その心が美しすぎる。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・愛

2007年10月27日

☆『う・そ・つ・き★ナイト』(※秘密組織)


☆『う・そ・つ・き★ナイト 1〜(続刊)』(※護衛、お金持ち、お嬢様、下町娘、同僚、仕事、恋、恋人、家族、経理、社長、息子、父親)
著者名:水谷京子
出版社:小学館
プチコミック
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784091313690

“貴方はおとなしく
 ぼくに守られていればいんです。”


 うわ〜……。
 これ、めちゃくちゃ切ない恋モノですね。
 一応秘密組織っていうテーマでわたしくくっちゃってますが、
 実は裏テーマというか、裏分野というかが隠されてます。
 自分はけっこう好きな分類ですけど、
 これはちょっと悲惨すぎるというかで、
 ちょっと目を背けたくなる物語でした。

 主人公・桃園十子は、下町育ちながらも日本有数の大財閥紫之宮コンツェルン経理課に務める女性。
 同僚のうるさいメガネ・黒田を毛嫌いしている。
 でも、ちょっとした事件で彼に守られ、黒田のもう一つの顔を知る。
 実はイケメンであるとか、実は社長が作った隠れなんでも屋S.S.S(スペシャルシークレットサービス)のチームの一員。
 十子を守るようにいわれているらしい。

 この2人がどんどんラブラブになっていくんですけど、
 そこでとんでもない事実が発覚するわけです。

 ストーリーは○。
 苦手なのは多すぎるセックスシーン。
 プチコミックだから別にいいんだけど、なんかなあ。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 秘密組織・請負人

☆『アフレコ』(※地球外生物)


☆『アフレコ 1〜(続刊)』(※宇宙人、声、声帯、戦い、声優、マネージャー、地球外生命体、恋人、死)
著者名:小林拓己
出版社:講談社
マガジンZ
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063493153

“忘れるわけにはいかないんだ。
 どんなに辛くても……。
 そこには大切な思い出も詰まっているから”


 恋人・亜子の突然の事故死。
 しかも、遺体を検証すれば無傷で声帯だけがなくなっていたという。
 そして恋人と同じ声を持つ、謎の女・樹菜の出現。
 どうやら彼女は、宇宙からの侵略者と戦うために現われたらしい。
 声帯を取ったのは、この星で活動するための声が必要だったから。
 恋人の声を守るため、主人公は彼女とともに戦うことになる。

 っていうあらすじです。
 宇宙人の現われようが唐突過ぎるのでそこがイマイチ馴染めない。
 あと、恋人の声を奪われるってのがなあ。
 いくら事故といってもお前のせいだろって思っちゃうし、そこらへんが勝手すぎて好きになれません。

 まあ、おもしろくないわけじゃないんだけど。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙・星・惑星

2007年10月26日

●『ギャルゴ!!!!!』(※魑魅魍魎)


●『ギャルゴ!!!!!−地方都市伝説大全』(※中学生、祖母、占い師、予言、町、人形、ボイスフィギュア、クラスメイト、演劇、ゲーム、恋愛、自動販売機、祭り、人外、物干し竿、過去、成仏、電池、ドーベルマン)
著者名:比嘉智康
出版社:メディアファクトリー
MF文庫J
第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784840120623

“きっと、ぼくは人間以外の女性にモテモテの人生だ。”

 新人賞受賞作とだけあって面白かった!
 絵師もこりゃ大成功じゃないですか?
 物語の雰囲気そのまんまです。
 ラノベにしては改行が少なくてめちゃくちゃ読みにくかったのが残念なところだけど、ほかはよかった!

 主人公春夫は、占い師だった祖母に「人間以外の多くの女性に愛される」と予言された男の子。
 それが本物であるように、彼は恋愛シュミレーションゲームの女の子や、メス犬に好まれるよう。
 最近じゃ、突然ボイスフィギュアが動き出して告られるし。

 これって巷で有名な都市伝説なのだろうか……。

 春夫とフィギュアのエリアスが、町で噂の都市伝説を解明していく話。
 仲良くなったクラスメート、コトリさんもプラス。
 おばあちゃんの存在が非常に大きいです。
 彼女の偉大さが、孫に伝わってると思う。
 祖母は不思議な力を持っていたってところからもう無条件でわたしはそういう作品を好きになっちゃいます。
 いいじゃないですか〜。

 都市伝説の最初はダルマさんが転んだで、後半は筋肉マンになれるジュースが売っている自動販売機。
 悪霊とかそんな類になるのかな。
 物差し竿を持っての退治モノです。
 ラストで一気に盛り上がりました。
 まさかまさかな展開で、これは続きが気になりますね。
「人間以外の多くの女性に愛される」ってのが非常に良い伏線になってました。

 今まで知らなかった過去。
 痛恨の一撃といいますか、これからどうなるのだろうとこれは期待。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪・妖精・悪魔・化物

●『りっぱな部員になる方法。』(※ミステリー研究会)


りっぱな部員になる方法。1〜(続刊) 紙ヒコーキと四次元掲示板』(※高校生、怪奇現象、部長、自称幽霊、学園七不思議、創作折り紙、校則、クラスメート、術、悪霊、ハーフ、先輩、神社、力、部長、先生、巫女)
著者名:午前三時五分
出版社:集英社
スーパーダッシュ文庫
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784086303835

“未来を変えることなど、出来はしないよ。”

 学校の七不思議を扱った学園モノ。
 七不思議っていう時点で自分の守備範囲外といいますか。
 苦手なんですよねえ。
 どうせ誰かの仕業だろとか、ただの自然現象だろっていうのが。

 ダメだとかいいながら読んだのは、<四次元黒板>っていうちょっと気になる用語があったからっていうので、読んでみたらそれなりにおもしろかったので感想記してます。

 主人公はミス研に入部した久瀬守。
 部長は怪奇現象を信じない玉露園。
 部員は、自称幽霊の先輩・華さん、悪霊払いが出来るハーフでシスターな烏丸、折り紙ができて不思議な力を持ってる巫女の小春ちゃんなど。

 最初に調べるのはタイトルになっている四次元黒板。
 未来からのメッセージが……ってやつで、10年後の未来からメッセージが届いてるの。
 今を変えないと未来はないみたいな感じのね。
 解決したと思ったら、まだ呪いが残っているようで……。

 悪霊とか出てくるので、まるっきり現実的な話ではありません。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活・サークル

2007年10月25日

☆『死神ラヴァーズ』(※死神)


☆『死神ラヴァーズ 1〜(続刊)』(※死、高校生、鎖、運命、恋、寿命、正者、仲間、死神界、成績、自殺志願者、願い)
著者名:有木涼
出版社:集英社
マーガレット
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088462233

“あたしの本当の死がいつ訪れるのだとしても、
 繋がっているのが聖なら
 死神と一緒に生きていくのも悪くないかも”


 主人公の未来は一度死んで死後の世界に連れて行かれるんだけど、
 でもそれは間違いでしたって現世に返されるの。
 ただし、死神と鎖で繋がれた状態で。

 かなりの王道路線です。
 死神との恋とか、
 死神の仕事を手伝うようになるとか、
 死神仲間が出てくるとか。

 絵柄があんまり好きじゃないので読みにくいのが個人的な難。
 しかし好きなテーマではあるので最後まで読み進めるつもりです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

☆『放課後保健室』(※現実⇔仮想空間)


☆『放課後保健室 1〜9(続刊)』(※学校、IS、願い、もう一人の自分、卒業、友だち、仲間、保健室、授業、好きな人、告白、想い、過去、姉、クラスメート、両親、離婚、鍵)
著者名:水城せとな
出版社:秋田書店
プリンセス
★★★★
出版年:2004.12〜
ISBN :9784253194419

“この夢の中では、
 みんな本当の姿になれる。”


 今月最新刊9巻が出た『放課後保健室』。
 この際に全部読んでみた。
 表紙とタイトルからずーっとBLだと思っていたのですが、
 全く違いました。
 そうだよね、掲載誌「プリンセス」だもん。

 主人公の一条真白が通う高校は、気がつけば誰かがいなくなっている。
 でも、そこに誰がいたのかは思い出せない。
 そんな彼はある日、白衣を着た女性に<地下の保健室>に招かれる。
 保健室にはたくさんのベッドがずらり。

 ベッドで寝ることにより、主人公は異空間へ飛ぶ。
 そこにはもう一つの姿をした自分に体が変化しており、
 他の生徒と鍵を奪い合うバトルが始まる。

 学校には卒業式はなく、来るべき時に保健室で「夢」の中で自分だけの「特別授業」を受け、それぞれが抱える課題をクリアすれば「卒業」できる。

 卒業するには他人の<鍵>を奪うこと。
 そしたら自分の願いが叶う。で、学校は卒業。
 そうした人たちが、学校から消えていってるんだと知る。


とある空言、ボクの秘密』みたいに存在するもう一つの自分。
 心の闇とかが関わっている。
 主人公にもそれがあって、招かれた。
 インターシェクシャルなんだよね。
 男でも女でもない性。
 主人公は、男になることを願っているのです。

 ここで『IS』みたいに、自分の心は男なのに、男の子を好きになるのはどうなんだろうかという問題も出てくる。
 そこが表紙絵に表れてきているのです!
 男×男じゃないんだよ。

 すごく奥深い本。
 人間の心理を上手く描いてると思う。
 表紙で敬遠されてるかたはぜひ手に取ってみてください。
 頭で描いている内容では決してありませんから。

******
>ISを知る本

☆『IS』六花チヨ
☆『性別が、ない!』新井祥
★『ピーターパン・エンドロール』日日日
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 現代⇔異世界

2007年10月24日

★『モップガール』(※特殊能力)


★『モップガール』(※掃除会社、職場、ワケあり物件、血、謎解き、事件現場、事件、事故、難聴、五感、味覚、匂い、フラッシュバック、同僚、上司、社長、フリーター、面接、ミステリ、刑事、犬、アレルギー)
著者名:加藤実秋
出版社:小学館
きらら
ドラマ
★★★★
出版年:2007.09
ISBN :9784093861922

“人間の体って、病気や事故で器官の1つが失われると、
 それを補うために別の器官の動きが敏感になったり活発になったりするんだって。”


 今期金曜深夜ドラマの原作本。
 
 特殊清掃会社×特殊能力者×謎解きミステリなけっこう豪華な内容になってます。
 ドラマでは主人公の桃ちゃんの能力がタイムリープになっていたり葬儀屋(の特殊清掃課)だったり他にもいろいろ違ってるのですが、原作の方が面白いんじゃないかと個人的には思う。

 ま、だけど映像化を前提に描かれたとはいえ、脳みそブシュー、血がドバーとか糞尿あたりまえな世界なもんで、限度ってのがありますからねえ。
 対して小説ってのはテレビほどよりかは描写できるからより深いよねと思う。

 フリーターである主人公桃子が次に働くことになったのは、清掃会社。
 しかも、普通のじゃなくて、特殊清掃の方。
 事件事故現場の後始末をする仕事をしている。
 血の処理とか。

 そんな桃子は、とあるわけあり物件の清掃中に奇妙なフラッシュバックを体験する。
 その真相を探るため、そこで起きた事件を捜査していくのです。
 桃子は片耳だけ難聴持ち。
 同僚の翔いわく、失った機能を補うために別の器官が敏感になるからそういうことが起こるのではないか。
 事件解決後は、フラッシュバックを見ることはなくなった。

 ところが次の清掃では味覚がおかしくなり、どんなものを食べてもカップ麺<赤いきつね>の味を感じてしまうのだった。
 桃子は同僚の翔とともに、身体の異変を治すため再び事件を紐解いていきます。
 他にも鼻が狂ったり体温が狂ったりと、桃子の身体には不思議が降りかかります。

 この本の魅力は、そういった何度も変わる数々の体の変化でしょうか。
 プラス、登場人物の人柄。
 アットホームな職場ってだけあり、キャラクターが特殊です。
 一番好きなのは社長。
 犬マニアなのにアレルギーで触れられないってのが悲劇。
 それをユーモラスに描いてるもんだから印象に残ってしまう。
 
 あとは上司の重男が頼もしくて好きだし、
 桃子と恋愛対象になるのかならないかの翔も好き。

 特掃の話はブログで読んでいたりするので初めて踏み込む世界じゃない。
 汚いものの後始末だし、そこにまとわりつくのは死だし、覚悟と勇気がいると思う。
 東京だけでも、毎年自殺者は2500人以上、殺人事件は100件以上、交通事故に至っては8000件、うち死亡者は300人もいるらしい。
 こんな世界で、彼らがいらないわけがない。
 驚くほどのこの数字。
 いろいろ考えてしまうよ。
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 力・特殊能力

☆『ぷいぷい!』(※ランプの魔神)


☆『ぷいぷい! 1〜(続刊)』(※魔法のランプ、能力、家系、魔力、魔法書、レベル、ご主人様、高校生、お嬢様、父親、考古学、ソロモンの秘宝、寮、庶民、願い、本)
著者名:なもり(画)
夏緑(原著)
出版社:メディアファクトリー
アライブ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784840119641

“理解できないわ!
 どうしてわたしがこんな庶民の召使いにならなくちゃいけないのよ!”


 MF文庫Jで出版中の『ぷいぷい!』のコミック版です。
 絵師さんが同じなので絵柄が一緒。
 原作とこっちを比べても全く違和感なく読めるのが嬉しいですね。
 まんまです。

 あらすじはここ参照ということで省略。

 主人公シエラのかわいさ・気の強さ・猫かぶりにほれぼれです。
 小説が苦手な方はこれでぜひその世界を堪能してみてください。
 お金じゃなくて、それ以外の大切なものってのが身にしみます。

 
posted by 未衣名 at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 力・特殊能力

2007年10月23日

☆『アルト』(※飛行機発明)


☆『アルト 1〜(続刊)』(※不思議世界、力、発明、過去、女装、夢、神、名家、領主、お嬢様、学校、屋敷、車、夜会、メイド)
著者名:こいおみなと
出版社:講談社
シリウス
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063730920

“人間には人間の身分があります。
 くびきを超えて神様の御許に近づくことは許されません。”


 舞台は鳥がいない世界。
 空を飛ぶものがない世界。
 そんな中で、人が空への憧れを抱いていく世界である。
 主人公・アルトもそのうちの一人。
『ふしぎの海のナディア』のジャンとか、
『魔女の宅急便』のトンボみたいな感じですかねえ。

 昔飛行機を完成間近まで作っていたわけですが、
 自分の許可なく名家メリディオーネ家に売られてしまうのです。
 数年後、彼は女装して、自分の作った飛行機が収められているお嬢様学校へ転入。
 自分が男だというのが一部ばれてしまうが、良き理解者のマリアはそれを黙っていてくれる。

 のちにメリディオーネ家のお嬢様・アンジェラに使えることになったアルトは、再び飛行機を飛ばそうとする。

 わりと奥深い。
 鳥がいない世界ってのが一番聞いているんじゃないかと思います。
 さらに、<セル>っていう動力源や<くびき>っていうストッパーみたいなもんもあるし。
 アンジェラの負けず嫌いな性格も素敵です(笑)。

 しかし、これ2巻からどうやって続いていくんだろうと思う。
 展開早くありませんか??
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

☆『大江戸ロケット』(※花火師)


☆『大江戸ロケット 1〜(続刊)』(※江戸時代、天保の改革、兄弟、幼馴染み、人外、花火勝負)
著者名:浜名海
出版社:講談社
アフタヌーン
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784063144758

“俺はただ花火を作りたいだけなんだ。
 誰もまだ見たことがないような凄い花火を……”


 花火が禁忌とされた時代の花火職人を描いたコミック。
 月まで届く花火を作ることが、主人公・清吉の夢。

 ある日彼は、かぐや姫みたいなものという女性に出会う。
 彼女がかぐや姫なら自分の花火で月まで送り届けてやると生活を共にする。

 どっかの劇団で演じられたものらしいです。
 まだまだわけわからぬことがいっぱいなのでなんとも。
 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ・天才・専門職

2007年10月22日

☆『ハヤテのごとく!』(※執事)


☆『ハヤテのごとく! 1〜13(続刊)』(※借金執事、お嬢様、大金持ち、学校、メイド、高校生、学園、入学、ひきこもり、先生、友だち、屋敷、別荘、天才、ペット、トラ、祖父、遺産、家族)
著者名:畑健二郎
出版社:小学館
サンデー
アニメ化
★★★★
出版年:2005.02〜
ISBN :9784091272713

“わたしの執事をやらないか?”

 今さらなんですけど、新刊出たのでこの際に紹介。
 わりと幼いような絵柄だし、幼い子どもがヒロインだし、
 これって如何わしいマンガじゃないの?
 とかって1年前くらいまで思っていたわたし。
 しかし実際読んでみると、
 なんて素敵なコミックなんだろうって思っちゃうから不思議だ。

 主人公綾崎ハヤテは、クリスマスに両親が作った借金の全額約1億5000万円を押し付けられ路頭に迷っていた。
 最後の手段だと公園にいた女の子を誘拐して身代金を請求しようとするが、勘違いで彼女に好かれてしまう。
 その彼女はなんと、大金持ち三千院家のお嬢様・ナギ。
 ハヤテの借金を肩代わりしてくれるのです。
 ナギへ借金を返すため、彼女を守るための執事生活がスタート。

 一人の人を守りぬくっていう姿が素敵だったり、
 ナギのツンデレぶりが最強だったり、
 ひきこもりでインドアな彼女だけど実はとんでもなく頭がよかったり、
 周りのメンバーの楽しさといい、
 各所にちりばめられたマンガネタが面白かったり。

 それに、<人として大切なこと>ってのがうんと詰まっているのですよ。
 意外にも。
 これが一番の魅力。
 お金より大事なのは人の心ですよ。

☆『Dr.検事モロハシ』(※検事)


☆『Dr.検事モロハシ 1〜(続刊)』(※医者、医療、検察官、誤診、謎解き、サスペンス、医療事故、手術、お金、患者、医療ミス、証拠、医療特捜、新設、検察庁、正義)
著者名:能田茂
出版社:集英社
ビジネスジャンプ
★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088773445

“冗談じゃない!!
 医療界は最高のモラルが求められるべき場所だろ!!”


 医療ミスが誤診が世間で多くニュースになる世の中。
 現代の医療現場を問うのに相応しいコミックです。

 主人公は元医者の諸橋。
 自分が関わった手術で医療過誤事件を目撃する。
 患者が亡くなったのは医者のせいなのに、病院はそれを隠す。
 事実を伝えようとしても、医局がそれを認めない。
 遺族へは隠す。

 その信じられない隠蔽行為に諸橋は除籍処分。
 数年後、検事という姿で病院に返ることになる。
 彼が所属しようとしているのは、今度新設するという医療特捜部。
 新しい上司の下、再び起こる医療現場で、また新たに起こる医療事件を明らかにしていきます。

 医者達の信じられない行為に憤りを感じますねえ。
 人間だからわからなくもないがやり方が汚すぎる。
 わたしにできることは少しでもいい世の中になることを祈るのみなんだけど、医療界を変えるっていうのは、がんばってもがんばっても程遠そうな世界。
 難しすぎます。。。

 
 

★『星降る楽園でおやすみ』(※人質事件)


★『星降る楽園でおやすみ』(※保育室、職員、園長、マンション、立てこもり、人質、犯人、共犯者、家族、保護者、母親、父親、家庭環境、家族、お金、仕事、パート)
著者名:青井夏海
出版社:中央公論新社
★★★
出版年:2006.08
ISBN :9784120037573

“俺が誰かなんて、興味持たなくていい。
 もらうものをもらったらすぐに失礼するから”


 表紙とは別印象の中身。
 帯がなければ誰が人質事件のミステリモノだと思うんだよっ。

 無認可の保育室アイリスで起こった1つの事件。
 2人の男が園児5人を人質に籠城。
 身代金は一人500万。
 もちろん警察にはいうなという設定。
 仕事が終わった親たちが子どもを迎えに来るのですが、
 その時にお金をもってこいというのです。
 じゃないと解放しない、とも。

 子どものため、親はどこまで金を集められるのか。
 銀行にお金をたくさん持っていても、ATMでの引きおろしに限界があるところがまたこの時代のネックだよなあと思う。
 本当に必要なときに下ろせないというのは辛いモノ。

 全体的にはまあまあかなあと思う。
 共犯者は誰かっていうのに後半流れていくんだけど、動機がなんとも。
 他人を巻き込むなよといいたいね、わたしは。
 保育所を使っている人は金持ちって考えるの好きじゃないし。
 子どもたちは何が起きてるのか全く気づいてない設定は良かったと思うよ。
posted by 未衣名 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき

2007年10月21日

☆『TRIBAL12』(※不思議世界)


☆『TRIBAL12 1〜(続刊)(※力、能力者集団、夢、空想、想像、研究、粒子、怪物、物質、願い、太古、候補生、試験、湯屋、任務、アクセサリ)
著者名:長田悠幸
出版社:講談社
マガジン
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784063639087

“想像した時点で、その夢は叶うんだ”

 最近この手の作品が増えてるなあというのが第一の感想。

<この手>というのは、今までになかった特殊な物質がこの世界に溢れたことで、世界の秩序が変わるというか、化け物が生み出されたり特殊能力者が生まれたり……という世界の話です。

 本作が扱うのは夢が現実になる世界。
 昔のとある研究者が奇跡の粒子を開発するんだけど、完成間近に失敗。
 その粒子が世界中に飛び散り、それから不思議な現象が起こるようになったわけです。

 主人公は、それにより生まれた化け物を倒す<12(トゥエルブ>という能力者機関に入ろうとする候補生・コウ。
 彼は最終試験があるという街へ赴き、そこでオズという少年に出会う。
 彼が営む湯屋で一息もつかの間、突然化け物が現われる。
 そして、予告なし、突然の最終試験が始まるのだった。

 主人公=実は最強というのがマンガの王道なんだけど、これは期待を大きく裏切りますね。
 実は弱かったというのがめちゃくちゃ印象に残ります。
 何これ?? って思ったけど、救いのない話ではなく、それはそれでまた将来のある進みなんですよね。
 
 また、願いの叶う世界という扱いが面白く、
 逆に悪夢も現実になるというのが今後の展開に期待できます。

 
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 不思議世界

◆『うわさのミニ巫女』(※神社手伝い)


◆『うわさのミニ巫女 おみくじのひみつ』(※小学生、コンプレックス、書道、おみくじ、願い、賽銭、姉、モデル、写真、掲示板、ネット、噂、友だち、ブログ、メール、正体、スケート、ハンドルネーム)
著者名:柴野理奈子
出版社:講談社
青い鳥文庫
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784061487888

“悪意には悪意しか返ってこないけど、信頼には信頼が返ってくると思うんだ、オレは”

 ファンタジーだと思ったらファンタジーなんて一切なし。
 ってとこが期待はずれだったなー。
 でも、おもしろいにはおもしろかったなーっていう作品。

 主人公・斉藤結実は名前にコンプレックスを持つ地味な女の子。
 美人だっていう斉藤麻由美にいつも比較されるから。
 対してつけられたのは、マなしの斉藤。
 今日だって、写真のモデルで誘われたのに、斉藤麻由美との勘違い。
 ショックでショックでしょうがない!!

 そんな結実は、偶然にも神社でちょっとだけおみくじを売ることになるんです。
 巫女姿でのモデル撮影(斉藤麻由美じゃないけど結実で撮ることにあとでなった)
の場になった神社で。
 誰もいないおみくじ売場。
 本来神社では扱っていない自作のおみくじを売ることにより、神社経営者が知らない噂が街に広まります。
 この神社のは当たるよって。

 自作のおみくじとは、結実が得意とする書道で書いたモノね。
 手書きだと当たるらしいって噂がネットで広がるんですよ。
 結実が書道うまいっていうのは誰にもいってなく、影のヒロインというか、見えないところで内緒の人助けという形になります。

 そこで一事件が起きまして……。

 小学生向けとしてはいいんじゃないかな。
 大人としてはまあまあですが。
 人を信じることっていうのがテーマになってます。
 でたらめな噂があっても、それはあくまで噂。
 それに、思い込みは良くない。
 どこまで信頼できるかがキーワード。

●『RIGHT×LIGHT』(※魔術師)


●『RIGHT×LIGHT 空っぽの手品師と半透明な飛行少女』(※幽霊、背後霊、魔術、壁、世界、ルール、復讐、魔法、呪文、詠唱、妹、海、トラウマ、死、ネット、過去、呪い、願い、家族、友だち、ボーイミーツガール)
著者名:ツカサ
出版社:小学館
ガガガ文庫
第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門期待賞
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784094510317

“でもね、あたしはただの人間よ。
 何も特別じゃない普通の、ね”


 ガガガにしては久しぶりに読めるものが出ましたね。
 最近どうもハズレが多くて……。

 主人公のケースケは、右手でモノを握るとそれを消すことができるという力を持っている。
 それは過去の水難事故の際に刻まれた呪いのようなもので、学校では手品のふりをしていた。

 そんな日常を持つ彼は、ある日空を飛ぶ女の子・アリッサと出会う。
 彼女の姿は半分透明で霊体。
 力を維持するためにケースケを依り代とする。
 彼女は自分の肉体を奪った犯人を追ってこの地上へ辿り着いたらしい。

 物語の背景には、主人公を初めけっこう痛々しい過去があったり。
 でもわりと爽やかな方じゃないかなあ。
 読みやすかったし、ケースケとアリッサの会話が楽しかったです。
 あと、魔術や魔法とか、そういう関係の記述がわりと好きだったりします。
 
posted by 未衣名 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 魔法・魔女・魔法使い

2007年10月20日

☆『DIVE!!』(※飛び込み)


☆『DIVE!! 1〜(続刊)』(※空中演技、プール、新任女コーチ、ライバル、クラブ、仲間、青春、彼女、兄弟、五輪、オリンピック、大会、得点、競技、中学生、高校生)
著者名:森絵都(原著)
池野雅博(著)
出版社:小学館
原作(角川・講談社)
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784091212085

“この子の才能は、アタシの予想をはるかに超えるのかもしれない……!!”

 森絵都の小説をコミック化したもの。
 小説大好きなので手に取ってみたけど、少々期待はずれかなー。
 イメージとのギャップについていけない部分が……。
 たぶんラストに出てくるのが飛沫だと思うんですが、彼をここまで描かれるとちょっと……と、好きなキャラだけあって微妙です。
 まだ初めだからわかんないけど。

 本作は、少年ダイバーのスポ根モノです。
 主人公知季が所属しているミズキダイビングスクールは、会長の死により赤字経営。
 一年以内にオリンピック選手を輩出しなければクラブが廃止になってしまう。
 新任の女コーチ麻木夏陽子(かっこいい女性)がクラブの建て直しにやってきます。

 演技のうまい高校生の要一に、
 たまに自身を失うも才能を秘めた知季、
 そして他のメンバー達。

 とりあえず期待。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ

☆『ムーンライト・キス』(※ヴァンパイア)


☆『ムーンライト・キス』(※吸血鬼、結婚、妻、夫、地下室、演劇、役者、劇団、護衛、人外、血)
著者名:谷地恵美子
出版社:集英社
YOU
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088654287

“それにしても――
 家の地下に本当の住居があるってやっぱり変だと思うわよ”


 吸血鬼の徨世と、人間のサクヤ。
 2人の結婚生活を描いたもの。

 小劇団に所属しているサクヤの心配をして、よけいな手助けをするとか、
 なんだかんだいいながらの2人の愛の絆っていうかの物語です。
 ときめき度は微妙ですねえ。
 大人向けの話だから、若い人が読んで盛り上げれる話じゃないし。
 
 でも、理想の結婚生活だよなって思います。
 わたしはこうやって自由に人生を歩めるサクヤが好き。
 結婚したら家庭に縛られそうですけど、夢を追えるっていいじゃないですか。
 一見夫婦で離れているようにも見えるけど、お互い想っているわけだしね。
 
 自分を守ってくれるものの存在っていうのが一番大切なもので、いることが理想。
 安心。だからこその世界だと思う。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 吸血鬼

☆『クワイエットルームへようこそ』(※閉鎖病棟)


☆『クワイエットルームにようこそ』(※精神病院、隔離、拘束、睡眠薬、恋人、ケンカ、看護士、入院患者、拒食症)
著者名:松尾スズキ(原著)
上野愛(画)
出版社:集英社
原作あり
映画化
コーラス
★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784088654348

“わたしは神様に居場所を選んでもらうため薬を飲んだ。
 そしてクワイエットルームにたどり着いた”


 小説が映画化されると、かなりの確率でそれがコミック化されるよね。
 最近のものだと、『象の背中』にひきつづき。
 
『クワイエットルーム』は一度小説で挫折したことあるので、実はコミック化歓迎でした。
 最初からありえないシーンで物語があけるので。
 夢だったらいいんだけどさ。

 明日香は、気がついたらベッドに拘束された状態で目覚めた。
 体は全く動かない。
 看護士いわく、ここは精神病院の閉鎖病棟。
 原因は薬とアルコールの大量摂取で倒れたから。
 自殺未遂と思われた自分は強制入院されていて、勝手に退院できないという。
 あれはいろんなことが重なってムカついたからの自棄酒というかなのに……。
 
 自分は異常者じゃない。
 なのになぜこんな病棟にいなくちゃいけないんだろう。
 
 クワイエットルームは、死のうとしている人を閉じ込める部屋。
 薬の大量摂取といったらやっぱり正常者と判断するのは難しいと思う。
 でも本当は違うんだーっていうのは、どうやってみわければいいんだろうとか考えた。
 しかし、日本人の鬱率ってのは高いし、よくわからんのよね。

 けっこうわかるなーっていう話でした。
 でもこういう世界は苦手だ。
 
******
読売新聞の書評(小説)

2007年10月19日

★『ラットレース』(※幽霊)


★『ラットレース』(※憑依、憑依体質、取り憑き、友だち、同級生、インコ、死、埋葬、殺人事件、犯人、探偵、オカルト、謎解き、ミステリ、変人、入院、先輩、願い、いじめ、交通事故、意識不明、家出少女、写真部)
著者名:方波見大志
出版社:ポプラ社
★★★★★
出版年:2007.10
ISBN :9784591099568

“おい、眼鏡。
 見りゃわかんだろ。
 俺は妖精だ。名前はまだない”


 すげー面白かった。
 最高のラノベじゃないですか? 
 一般小説ながらに。
 キャラ立ちが成功してるのですよ、これ。

 プラス、西尾維新的な騙しが魅力。
 中盤、あっと驚くサプライズが用意されてます。
 聞いてないよ、な展開です。
 それにまだ真ん中あたりだし。
 こういうことはラストにもっていくもんじゃないか? いいのか? と戸惑いました。
 ホント、西尾維新の小説によくある感じのトリックというかでして、
 ここでぐぐぐっとより物語がおもしろくなっていくのです。
 プロローグが一人称のくせに第一章からは三人称の秘密はここにあったのかよ。と。
 いい意味で脱力。
 うまい伏線だ。

 作者は昨年ポプラ社小説大賞で大賞獲った人。
削除ボーイズ〜」の人ね。
 前作で2000万円ってのはちょっと……と正直思っていたんですけど、
 本作でなら2000万の価値はあるのではないでしょうか。
 才能が開花したと思いました。

 ラットレースっていってもネズミは一匹も出てこないんですけど、
 生存競争めいた意味があるらしいです。
 幽霊は、生き返るために生者の肉体を求める。
 生者は、乗っ取られないようにがんばる。
 そんな関係です。
 
 まずは物語の最初をいく高校生の中島と片里名先輩。
 周りから見れば中島は片里名先輩の下僕で通ってる。
 片里名先輩は<弁慶>という異名持ち。

 そんな彼女にインコの埋葬を手伝ってほしいと頼まれた中島は、彼女といっしょに埋葬しようとするのですが、
 インコから生えてきたのは禿げたオッサン。
 先輩には姿は見えなかったのだけど、中島にだけは見えていた。

 オッサンはずーと先輩に付きまとっている。
 中島はクラスメートの変人コンビ・伊藤さんと岡部に相談。
 2人は探偵めいたことをやっているから。
 
 岡部が先輩の手を握っていったひとこと、

“この手、もう一生洗いません。憑依体質万歳!”
 
 とか、笑える場面がけっこうあります。
 オッサンのセリフとか、
 願いの意味を叶え違えることとか。
 
 のちにオッサンはとある殺人事件の被害者であることがニュースにより発覚。
 オッサンはしばらくして片里名先輩に憑依するのですが、生前の記憶がないらしく<俺は妖精>の一点張り。
 願いをかなえてくれるらしいですよ。
 別の姿で現われたのは、先輩がそう願ったから。

 次第に乗っ取られていく先輩の身体を取り戻すため、
 彼の死の真相や、先輩の過去などを追っていくのです。

 褒めどころは、徐々に身体を奪われていく過程でしょうか。
 徐々にってところがうまい。
 まずは味覚がなくなって……とか、
 五感が奪われていくのがリアリティあります。

 いわれてみればそうなっていくよね。
 それなのに今までの小説ではこういう描かれ方されなかったのが不思議というか、新境地開拓ですよ。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 幽霊

☆『うさぎドロップ』(※家族)


☆『うさぎドロップ 1〜3(続刊)』(※家庭、同居、祖父、母親、死、葬式、叔母、子ども、仕事、会社、異動、同僚、育児、保育園、小学校、入学、友だち、漫画家、パソコン、遺書、母子手帳、出生、記念樹、秘密、父親、苗字)
著者名:宇仁田ゆみ
出版社:祥伝社
フィールヤング
★★★★★
出版年:2006.05
ISBN :9784396763800

“何があってもこれだけは変わらない。
 俺は俺で、りんはりん”


 すげーいい話。
 主人公・ダイキチの祖父が死んでしまったことから始まる複雑な家庭事情・家族構成。
 ある日突然、ダイキチは自分の叔母さんと暮らすことになる。
 おばさんといっても、それは6才だったかの子ども・りん。
 じいさんの隠し子らしい。
 母親は行方不明で、なぜかダイキチにしかなつかなかった。

 初めは心を閉ざしていたりんだったけど、ダイキチとの生活で明るさを取り戻していく感じ。
 ダイキチもダイキチで、めんどくさい様子ながらもりんに愛情をたっぷりと注ぐ真摯な性格。

 オッサンと幼女という構図が素敵すぎます。

 りんが超かわいいの。
 ぎゅっとしてあげたくなるくらい可愛いの。
 こんぐらいの子どもを持つとこんな生活送れるんですかねえ。
 ちょっとわくわくですよ。
 思わず子どもほしーって思っちゃった。

 それくらい、このマンガの中の生活は輝いている。
 暗い影があるはずなのに、同等に、もしくはそれ以上に明るいのです。
 それなのに、なぜ母親は迎えに来ないのか。
 こんな子どもを放っておく親の顔が見てみたいってやつですよ。

 ――りんの母親は誰か。

 家族は一切知らない。
 お手伝いさんらしいということはわかっているんだけど、はっきりとしない。
 とりあえずは生きているっぽいですが。
 これについては2巻以降にてもう解明されてます。
 しかし、それを読むとますます<なぜ?>な世界が広がるんですよね。

 家族愛。
 幸せな家庭とは。
 子どもにとって良い環境とは何か。

 そんなテーマなのかな。
 とにかく幸せいっぱいな話です。
 萌えです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 人物、家族、家庭

☆『シェアパラ』(※アパート)


☆『シェアパラ 1〜(続刊)』(※同居、変人、同級生、高校生、一人暮らし、管理人、大家、孫、リコーダー、化粧、友だち)
著者名:佐伯紫江
出版社:秋田書店
プリンセス
★★★☆
出版年:2007.10
ISBN :9784253195911

“そんなわけで、
 おかしなルームシェアの始まりです”


 ルームシェアパラダイス。略してシェアパラ。
 
 けっこう笑えます。
 でも、主人公・知花にとってはそんなの笑い事どころか深刻な事態。
 だって、憧れの一人暮らしかと思ったら、
 デリカシーのない大家の孫・義貴(同じ学校の生徒)が勝手に家に入ってきたり、
 入試トップ入学してきたよくわからん性格のエミと同居を強いられる。
 そうしないとエミは野宿するし。
 エミはお嬢様という噂があるはずなのに、その気なし。

 なかなか楽しいアパートライフです。
 義貴との関係に期待。