2007年02月28日

※2007/2のオススメ

 2月も終りということで今月のまとめ。
 1月期よりレベルが低いですけど、良作は多い。
 忙しかった用も終わって(小説書いてました)、来月からはまた日常の読書生活に戻ります。

 最近のお気に入りメディアは「仮面ライダー電王」。
 前後に放映されている「獣撃戦隊ゲキレンジャー」「Yes! プリキュア5」(笑)も。
 ドラマは「ヒミツの花園」にハマリ中。
 
↓2月期厳選作品はこちら
>一般小説
■『アグリーズ
 16歳になったら整形が義務付けられている世界。
★「冷たい水の羊
★『バブルへGO!!
 過去を、未来を変えられるか。
★『タマシイ×ボックス
 アンダーグラウンドでの禁忌

>ライトノベル
●『世界は一家団欒のあとに

 一家はみんなどこかで世界を救ってる。
●『ミミズクと夜の王
 本当の幸せとは何か。
●『ほおむステイ☆でい〜もン!
 魔法の壷と魔神と願い

→小説次点
犯人に願いを』『お狐サマの言うとおりッ!

>コミック
☆『怪物王女
 でたらめの中の優しさ。
 不条理の中の優しさ。
☆『さようなら、美しい人
 復讐。
☆『BLACK BIRD
 自分の魂は誰に売るのか。
☆『ヤンキー君とメガネちゃん
 メガネしている理由がナイス設定。
☆『CICACICABOOM
 メガネ男子好きに。

→次点
とらわれごっこ』『葬送曲ナイトメア』『最強の天使ニシテ最愛の悪魔』『となりの守護神
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

☆『さくらん』(※花魁)


☆『さくらん』(※遊郭、少女→女性、江戸、恋、孤児、ガキ、女、人生、脱走、憎しみ、過去、涙、仲間、決意、死)
著者名:安野モヨコ
出版社:講談社
イブニング
映画化(2007)
★★★★
出版年:2003.11
ISBN :9784063348293

“同じ思いをしているからこそ、
 同じ地獄に落さなきゃ気が済まねえのさ”


 3/2から公開の映画「さくらん」の原作本。
 映画「どろろ」を見たときこの予告やってて、すげーおもしろそうだったんで手を出してみた。
 
 幼い頃に吉原遊郭の玉菊屋に連れて来られた主人公・きよ葉(いわゆる源氏名)が、遊郭のトップ花魁に登りつめるまでの話。
 少女だったころはいやでいやでたまらなく、逃げ出してばかりいた。
 体が女になるにつれ、女の国で女になっていくのが怖くなる。
 逃げてもアテはなく、すぐに連れ戻されてしまう。
 どこにも逃げ場所がない。

 だけど、信頼できる仲間ができ、笑えるようになり、
 本当に好きな男ができ、彼女はどんどん変わっていくのです。

 今でいうキャバクラ。
 ちょいと風俗も含みな作品。
 高貴な女、強い女、姉御。

 泣いたら負け、惚れても負け、勝っても負け。
 そんな世界でトップになるんだからすごい。
 理想の女性です。

2007年02月27日

☆『キミがスキ』(※罪意識)


☆『キミがスキ 1〜(続刊)』(※恋愛、三角関係、両想い、片想い、告白、学校、高校、受験、交通事故、入院、罪、髪、偽り、嘘)
著者名:渡辺あゆ
出版社:講談社
別冊フレンド
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784063415124

“受け止めるって決めたんだ。
 北条くんの気持ちを。”


 せつな系の恋愛モノ。三角関係モノ。
 一瞬『リアル』が頭をよぎりました。

 主人公亜希は同じバスケ仲間の間瀬をずっと想ってた。
 二人はとっても仲が良くて、読者からしてもたぶん両想いだろうなというくらいにらぶらぶ。
 でも告白の勇気がない日々。
 そんなある日、亜希は他校の男子生徒・北条光一から告白され、1日だけ付き合うことをオッケー。
 が、そのデート中に北条くんがトラック事故に巻き込まれ、
 彼の人生を狂わせてしまう。
 自分のせいだと感じた亜希は、大好きな間瀬に告白されるも距離を置くことに。
 北条くんといることを決意する。

 自分を好きでいてくれる北条くん。
 でも自分がすきなのは北条くんじゃなくて間瀬。
 でも北条くんが怪我したのは自分のせい。自分だけが幸せになってはいけない。
 彼の気持ちを受け入れようと努力するんです。
 自分がなぜ避けられているのかわからない間瀬もせつないよなあ……。

 亜希はこのまま好きでもない北条くんと人生を歩むのか。
 今後が見物。
 要チェックです。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 罪・罰

2007年02月26日

☆『スパイラル・アライヴ』(※ミステリ)


☆『スパイラル・アライヴ 1〜2(続刊)』(※殺人、過去、探偵、警察、幼馴染み、恋人、遺産)
著者名:城平京(原著)
水野英多(画)
出版社:スクウェア・エニックス
ガンガン
★★★★
出版年:2002.05〜
ISBN :9784757519480

“「ブレード・チルドレン」にとって厄介な陰謀があると思わないかい?”

スパイラル 〜推理の絆〜』のサイドストーリーというか、過去に当たる事件。
 やっと2巻が今月下旬に発売されました。
 待った待った。
 
 本編との共通人物は清隆だけだと思っていたのですが、
 香介が海外から日本へ呼び出され、
 しかも亮子も出てきて、
 さらには理緒まで登場。
 亮子とのファーストコンタクトが描かれているというおいしいシーン。
 もともとが三人組としての知り合いかと思ってました。
 そうじゃなかったのね。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 謎とき

2007年02月25日

☆『ヤンキー君とメガネちゃん』(※不良)


☆『ヤンキー君とメガネちゃん 1〜(続刊)』(※学級委員長、高校、メガネ、テスト、ケンカ、進路、成績、留年、他校生、不登校、元不良)
著者名:吉河美希
出版社:講談社
マガジン
★★★★☆
出版年:2007.02
ISBN :9784063637991

“だから真っ当な女の子になろうって決めたんです!”

 昨日もメガネ属性のマンガを紹介したのですが、
 ついついメガネモノに手が出て読んでしまいました。
 これが大正解。

 メガネ属性といえば、ドジ、天然、癒し系(おジャ魔女のはづきとか)、秀才・最強(ホスト部の鏡夜先輩とかマ王のムラケンとか)、真面目(ハガネのリザとかBLEACHの石田とか)、おとなしい・無口(ハルヒの長門さんとか)、おしとやか(エマのエマさんとか)、ツンデレ(わー太の委員長とか)あたりだと思うのですが、これはまた新しい領域に入ったね。
 メガネをしている理由が素晴らしい。
 メガネのイメージとしては変装とか隠し事とかミステリアスとか、瞳の奥に隠された〜系もあるしね。
 うまいよなーと思う。

 委員長キャラで無口で……なんだけど、
 主人公・花はとんでもない○○(←帯で暴露されてるけど裏表紙は伏せてるのであえて同じに書いとく)。
 ○○のわけが××で、過去にいろんなことがあったと。
 
 おとなしい花が学校一の問題児・品川大地に話しかけることから始まるわけだけど、二人の関係がとにかくいいんですよ。
 周りから見ればありえない組み合わせ。
 読者側からすれば、バカと天才カップル。
 しかし、この想像をいい意味で裏切ってくれる。
 
 対等の立場にあるのがいい(というか、むしろ花の方が負けてますが)。
 このギャップがね。
 メガネじゃない花ももちろんよし。

 色恋沙汰は今のところなし。
 つーか、必要ないな。
 このままのコメディで突っ走ってほしいです。

******
眼鏡ブーム? いいえ、眼鏡というジャンルです(Excite記事)
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | 学園

2007年02月24日

☆『CICACICABOOM』(※メガネ部)


☆『CICACICABOOM 1〜(続刊)』(※メガネっ娘、メガネ男子、眼鏡研究部、生徒会、友だち、部長、コンプレックス、恋、コスプレ、グラビア、部誌、写真、ミスコン、生徒会長、先輩)
著者名:山本景子
出版社:集英社
マーガレット
★★★★☆
出版年:2007.02
ISBN :9784088461427

“作りたいんだ。
 百々にとっていごごちのいい場所を”


 すげー萌えました(笑)
 究極のメガネ男子という裏表紙に間違いはなし。
 このピンポイントな狙いは
 集英社というよりは白泉社系です。
 
 メガネである自分に自信が持てない。
 コンプレックスを持つ主人公の百々。
 入学早々、眼鏡研究会という廃部寸前の部に誘われる。
 
 いや〜もうメガネだらけです。
 部員はもちろんメガネで(じゃない人もいるけど……)、
 天敵の生徒会長もメガネで……。

 メガネとメガネじゃない時のギャップもたまらない。
 じゃなくても、眼鏡はいいよなーと思う。
 部長の太郎先輩がすげー好き。
 人懐っこいくて明るい性格といい、時には厳しいセリフあったりね。
  
 感じとしては「ホスト部」ですね。
 女子一人に男子がいっぱいという逆ハーレムと、毎回テーマによって変わるコスプレが共通点。

 メガネ最高! な話ですけど、メガネであることの悩みっていうか、ダサいとか暗いとかオタクだとか悪いイメージとしてのめがねのこともあり、もちろんメガネ部全体が批判されたり。
 それを乗り越えるとこもグッドなんだよなー。

 気になるのは百々と太郎の今後。
 メガネをかけている女の子だからメガネ部に誘ったんじゃないらしい。
 そこらへんの理由は一話で描かれてるんですけど、
 さっさと続きを、というほどに続きが待ちきれん。
 次巻も必見ですな。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 部活・サークル

☆『もののけもの』(※物の怪)


☆『もののけもの 1〜(続刊)』(※妖怪、モノノケ、田舎、故郷、祖母、猫又、龍、鵺、天狗、鬼、幼馴染み、主、神剣、転校、生徒会長、部活)
著者名:ゴツボ×リュウジ
出版社:角川書店
少年エース
★★★☆
出版年:2007.02〜
ISBN :9784047139046

“人やもののけも自然の一部や。
 大切なものは<調和>やで”


僕と先輩のマジカルライフ』『トワイライト』『ぎぶそん』などの表紙絵描いてる方のコミック。

 大好きだった祖母の他界。
 葬式に出席するため東京から故郷(田舎)に戻ってきた主人公伊吹。
 見えざるモノを視、対話する力を持つ祖母は、もののけと人間をつなぐ<もののけもの>だったらしい。
 祖母の死により孫の伊吹が第126代もののけものを継ぐことに。
 
 先代の祖母が死んだことでバランスを失ったこの土地。
 そこで悪さをする物の怪たちを伊吹がどうにかする。
 そういう話です。

 とりあえず伊吹はやる気ゼロなのでハードなマンガではないです。
 幼馴染みの女の子・ニコに振り回されてるって感じですかね。
 あとは猫の千代錦と猫又忍法の使い手・千代景、クロエといろんなキャラいて周りが楽しい。

 出てくる妖怪は、民俗学の本にあるようなというよりは、ゴツボさんのオリジナルって感じですね。
「学校妖怪生徒怪鳥」とか、「キレル14歳」とか。

 お気に入りは龍だまし。
 かなりツボです。
 
posted by 未衣名 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪・妖精・悪魔・化物

2007年02月23日

☆「STAND BY YOU」(※タイムマシン)


☆「STAND BY YOU」(※親友、幼馴染み、家族、未来人、別れ、告白)
著者名:ふじもとゆうき
出版社:白泉社
花とゆめ
←『キラメキ銀河町商店街 2』収録短編
★★★☆
出版年:2007.02
ISBN :9784592180708

“どこへ行っても君を忘れない。
 ――たとえばそれが 未来の世界、だったりしても。”


 幼馴染みで親友の佳代子と小毬。
 家も隣で仲がよすぎる二人。

 突然親から告げられた事実。
 佳代子一家は未来人で、今はタイムマシンが壊れた関係で現代に留まっていたらしい。
 それが14年越しにやっとマシンが直り元いた時代に戻れるように。
 出発の日まであと2日。
 佳代子は小毬にこのことを告げ、遣り残したことをやろうと身辺整理していく。

 別れの話です。
 短編なので別れの辛さってのが薄いですが、
 終わり方はきれいだなーと思いました。
 何かは残らないとね。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | タイムスリップ・時間

☆『ハンド×レッド』(※魔法使い)


☆『ハンド×レッド 1〜(続刊)』(※魔法、弟子、呪い、契約、仲間、友だち、心臓、城、解放、裏切り、衆人、タトゥー)
著者名:倉田英之(原著)
星樹(画)
出版社:一迅社
REX
★★★☆
出版年:2007.03
ISBN :9784758060431

“俺が呪いから解放される方法は一つだけ……。”

 100年に一度だけ、それも10日だけこの世界に戻ることができる主人公・ジム。
 彼は親友のルカに裏切られ、闇の煉獄に閉じ込められる呪いをかけられた。
 自分の心臓をも奪われたかれは、百年に一度だけ自由になれる10日を利用し、ルカを倒せねばならない。
 自由になれた数日の物語。

 主人公は何回も何回も100年と10日を繰り返しているんだよね。
 かつての友は年寄りになってるとかそんな感じで。
 でも彼だけは若さを保ってる。。
 いつも関わる人間が違う。
 
 いったい何千年かかるんだよというくらい先が長そうな話。
 いや、何億年か。帯にあったし。
 10日すぎたらまた百年閉じ込められなくちゃいけないなんて、
「こち亀」の日暮のレベルをはるかに超えてます。

 一つ一つの話とか、呪いノコト、親友のこと。
 それはすごーく面白いのね。
 だけど、刻の感覚がよくわからない。
 経済発展とか文化の発展とか魔法の発展とかってあるのか?
 世界の変わりようがあいまいだし、
 百年も閉じ込められているにしては過酷感がないんだよね。

 でも、面白いことは確か。
 次巻も買いです。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 魔法・魔女・魔法使い

2007年02月22日

※本のこといろいろ。

 最近のこと。
 右の柱に書いてあるとおり、ちょいと今月は忙しい。
 月末に近づきつつあるので、忙しさは右上がり状態。
 来週は修羅場に突入しそうです。
 思うように本が読めません(泣)

 通常更新は来月以降から。
 本がたまってたまって困ります。
 
>現在のハマリ本
ギャラリーフェイク』細野不二彦。
 フジタ最高。
 文庫本の続きが発売され、フジタブーム再来してます。

>早く読みたいと思っている積読本
 ラストイニング(あさのあつこ)、東京タワー(リリー・フランキー)、刀語(2)、ラン! ラン! ラン!、チーム・バチスタの栄光、ファンム・アレース(2)、名もなき毒、かたみ歌、ミーナの行進、少女七竈と七人の可愛そうな大人、遺失物管理所、植物診断室、鴨川ホルモー、魔王、砂漠、福音の少年……

 などなど。
 これで文庫サイズのラノベを合わせたらもっともっともーっとたくさんです。
 挙げきれない。

 明日はアフタヌーンコミックの発売日。
『蟲師』と『ヴィンランド・サガ』を読まねば。
 そういや『神の雫』も発売だな……。
posted by 未衣名 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年02月21日

☆『とらわれごっこ』(※彼氏)


☆『とらわれごっこ 1〜(続刊)』(※着物、同級生、強面、カフェ、ビラ配り、学園祭、脅迫、祖母、アルバイト)
著者名:サカモトミク
出版社:白泉社
花とゆめ
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784592172482

“大きくって見た目恐くって頼りになる人なのに、
 こんなにこんなに可愛いってどういうことでしょう”


 大きな体、数々の逸話で恐がられている要注意人物・小熊美晴(男)。
 そんな彼の大事な着物に牛乳をこぼしちゃったことから、主人公・大熊忍は着物屋(彼の祖母が経営している)でアルバイトをすることに。

 ふたりでビラ配りするんだけど、
 そこで忍は美晴の優しさをたくさんたくさん発見してしまうのです!

 いや〜、もう赤面シーン満載でニヤケまくりです。
 男のツンデレバージョンっていうの?
 いや、ちょい違うか。
 とにかく照れ屋の美晴がツボです(笑)。
 こんなに優しい男がいたらいいよね。
 まさに女の子の理想。

 主人公だけが知っている美晴のかわいさ。
 初めは牛乳事件の責任を取るためにいやいや付き合っていたわけだけど、
 とらわれていたわけだけど、いつしかその契約っていうかは消えるんです。
 理由がなくなり、<ごっこ>な状態になるのです。

 名前とのギャップもいいよね。
 かわいい女の子みたいな名前を持つ、強面の男・小熊美晴。
 大男みたいな名前を持つ、小さな女の子・大熊忍。

 う〜んvv 最高の関係だわ♪
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 恋愛・愛

☆『グランドサン』(※ボディーガード)


☆『グランドサン 1〜(続刊)』(※自警団、専門校、居酒屋、お金持ち、下町、史上最年少、ノーベル賞、近未来、誘拐、発明、ライバル、契約、御曹司、護衛)
著者名:絵夢羅
出版社:白泉社
花とゆめ
★★★☆
出版年:2007.02
ISBN :9784592178675

“これからも僕の側で僕だけを護りぬけ”

 ↑このセリフに顔が緩みました(笑)

 治安が悪化しボディーガードが必要となった近未来の話。
 本格的な護衛の専門学校が誕生し、そこを優秀な成績で卒業した主人公の亜沙姫。
 彼女を雇ったのは如月グループの御曹司・朔夜の護衛。
 彼は史上最年少でノーベル化学賞を受賞したこともあり、誘拐などいろいろと狙われることが多かった。

 自己中でわがままな朔夜。
 今までいたガードマンは、それに耐え切れずみな辞めてしまった。

 パワフルな亜沙姫は、性格最悪な彼をどうにかしてプラスに持っていく。
 心を開かせていく。
 だんだん近づくことを許されていく。
『花より男子』のつくしと道明寺みたいな感じですかね。

 タイトルのグランドサンは<偉大な太陽>という意。
 ヒロインの名前・亜沙姫(アサヒ)は朝日。
 対する男・朔夜は月のない真っ暗な夜。新月。
 夜を朝日が照らすっていう感じです。
 
 文字通りの内容です。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 秘密組織・請負人

2007年02月20日

☆『ヒミツの花園』(※少女漫画家)


☆『ヒミツの花園 上下』(※編集者、出版社、男、マンション、編集長、サイン会、ケンカ、原稿、秘密、兄弟、趣味)
著者名:永田優子(著)
めぐみ京香(画)
出版社:扶桑社
ドラマコミカライズ
★★★☆
出版年:2007.02
ISBN :9784594053161

“どうしてそこまでしてあなたたちの事
 隠さなくちゃいけないんですか?”


 現在フジ系列でやっている火10ドラマをコミック化したもの。

 自分が担当しているファッション誌が廃刊になり、急遽異動になった先はコミック編集部。
 主人公・月山が担当することになったのはその看板作家である花園ゆり子。
 しかし先生の仕事場に行くと、彼女は女性ではなく男性だということが判明。
 しかも男だけの兄弟4人が分担してひとつのマンガを創り上げていた。

 少女漫画家の正体は男。
 読者の期待を裏切らないためとかいってるけど、
 まだ知らされていない理由があるらしい。

 ドラマはすごーく愉快で面白いです。
 マンガ版は微妙だけど。
 多くの人間模様が描かれていてよい。
 とりあえず勧めとく。

2007年02月19日

★『タマシイ×ボックス』(※高額アルバイト)


★『タマシイ×ボックス』(※死者、死人、魂、地下室、ボス、組織、友だち、大学生、彼女、都市伝説、殺人事件、過去、警察、料理、シェフ、両親、子ども、児童、エンバーマー、名前)
著者名:初芝広
出版社:文芸社
第8回U-30大賞受賞
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :9784286022451

“じゃあ、僕らのしていることは、何?”

 ここ数年多い、幼児や児童が殺されるという事件。
 そこらへんから生まれた作品と思われる。

 帯いわく、死体洗いより100倍怖いアルバイトがあるらしい。
 主人公の柊午が、親友・淳紀に誘われ引き受けた1回25万のアルバイト。
 内容を知ってしまったら一生抜けられないという恐ろしい内容を直前まで知らされず、ただいわれるままに黒い服を用意したり、飯を食わずに出勤したり。
<コトリ>という事務所の地下で行われているとある行い。
 
 またとてつもない発想をする新人が現れたなという感じです。
 子どもを差し出す両親の考えは未だ理解不可能ですが、
 面白い考え方だとは思う。

 グロイとはいわないけど、なかなかリアルな描写。
『鋼の錬金術師』で味わった悪寒が蘇りました。
 あ、そうそう、『ONE PIECE』のサンジの漂流話の時もそうだった。
 意味合いは全く違うけど、まさにそれだ。

 そういうことって実際にあるもんなの?
 ありえないとは思うけどさー、ほんとよくこんなの浮かぶよなーと思った。
 神聖扱いしてるけど、見つかったら即死刑じゃない?
 常識では考えられない。

 でも、こういう禁忌の世界を見れるのは小説だけなんだよね。
 だから許せる。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 死者・死神・魂

●『お狐サマの言うとおりッ!』(※妖狐)


●『お狐サマの言うとおりッ!』(※天狐、狐憑き、家鳴、枕返、妖魔、恩返し、道場、兄、化け狐、野狐、化け猫、蛇、桜、恋、主従、ご主人様、九尾、義賊、千両箱、誤解、弟、仇、入門、幼馴染み、憎しみ)
著者名:かたやま和華
出版社:エンターブレイン
B's-LOG文庫
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784757733640

“狐は恩を忘れぬ。白猫を助けてくれた礼に、お前に憑いてやろう”

 九尾の話ってことで買いました。
 自分の中では妖狐・蔵馬(『幽幽白書』)が忘れられなくてですねー、
 それ以来狐の話が好きになりました(笑)。

 猫を助けたことで狐に憑かれた主人公の桐緒。
 銀髪姿の人の姿をした彼の正体は、九尾の狐・紗那王。
 つぶれそうな道場(桐緒の家)で同居することになった彼。
 一緒に連れてきた助けた白猫(化け猫)、そして桐緒の兄との楽しい同居ライフ。
 
 狐に憑かれたことで妖魔が日常に寄って来たりでいろいろですけど、
 基本的に笑いが絶えない系。
 乙女のためのレーベルとだけあって、九尾の紗那王がかっこよすぎvv
 もちろん容姿もそうなんだけど、言葉や行動がムフフとにやけてしまいます。
『彩雲国物語』のバカ殿を思い出します。

 仇討ちのために道場へやってきた女性、
 紗那王の兄(←こっちもカッコイイ)の話、
 周りで起きる千両箱の事件……。

 続編も出る模様。
 桐緒と紗那王の意外な出会いとかの話ですかね。
 過去に会ったことがあるらしいことを匂わせているし……。
posted by 未衣名 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 妖怪・妖精・悪魔・化物

2007年02月18日

※狐が出てくる話。

お狐サマの言うとおりッ!』に関連しまして。

☆『BLACK BIRD
 ライバル的な男性が狐。人型になって学校に通ってる。
☆『東京・イノセント
 白狐の男や、神社の神主やってる古狐とかが出てくる。
☆『セーラー服にお願い!
 九尾の狐がでてくる。
 イケメンの男に変身。
☆『×××ホリック』
 おでん屋をやってる狐が出てくる。
☆『はこぶね白書
 動物が人間になろうとする学校に通う狐。
☆『狐ヶ原の異邦人
 狐の女の子と人間の恋。
■『狐笛のかなた
 哀しい狐の話。
◆『キツネ山の夏休み
 神社の狐。
◆『コンビニたそがれ堂
 狐のお兄さんが人間に化けて営むコンビニ。

******
>ファンタジー以外
★『屋上物語
 屋上にある稲荷神社の狐が語りをやってる。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物に変身・動物世界

★『フィンガーボウルの話のつづき』(※作家)


★『フィンガーボウルの話のつづき』(※小説、食堂、先生、ビートルズ、アルバム、創作、カフェ、塩、聞き違い、ラジオ、詩人、年齢、映画)
著者名:吉田篤弘
★★★☆
出版社:新潮社
出版年:2001.09
ISBN :9784104491018

“たしかにここは、どこからも遠い。
<世界の果て>とはよく言ったもんだ”


 世界の果てにある小さな食堂を舞台にした小説を書こうと思っている<私>。
 書きたいにもかかわらずどうも筆が進まない。

 これはその世界の果てにある食堂やビートルズのアルバムを軸に充てた短編集。
 バラバラってわけでもないので、主人公ともいえる<私>吉田が綴った食堂の利用者個人の話かもしれない。
 いろんな話が盛り込まれてます。

 お気に入りは詩人の話「白鯨詩人」。
 わたしも余白に何か書き込んじゃいます。
 それに、余白こそが安らぎなのかもしれません。
 一瞬、ジョン・ケージの「4分33秒」を思い出しました。

「わたしは殺し屋ではない」も好き。
 ちょっと無理がある気もしなくはないけど、ちょっと笑えます。
「閑人カフェ」のレインコートも素敵だなあ。

2007年02月17日

☆「カレンダー」(※病人)


☆「カレンダー」(※同級生、緊急入院、面会、マンガ、新刊、告白、日めくりカレンダー、合図、年賀状)
著者名:久世番子(著)
出版社:新書館
ウイングス
←『甘口少年辛口少女』収録作品
★★★★☆
出版年:2005.10
ISBN :9784403618123

“もしもコイツと彼氏彼女になったら、
 きっとすごく楽しいと思う”


暴れん坊本屋さん』作者の短編集。
 真面目な話が多いです。どれも良作。
 その中でのお気に入り「カレンダー」を紹介。

 元気よかったクラスメートの男の子が悪性リンパ腫という病気だということがわかり、余命半年と宣告されてしまう。
 病院に通い、彼との楽しい時間を過ごそうとする主人公。
 
 これがすげー泣ける話。
 短編なのに、想いが詰まっていていい!
 で、さらにいいのがタイトルにもなっている<カレンダー>の扱い。
 二人だけのメッセージとして使われているんだけど、うまいよなーと思う。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・障害者・性問題

☆『まじっく快斗』(※怪盗)


☆『まじっく快斗 1〜4(続刊)』(※マジック、マジシャン、手品、警部、刑事、幼馴染み、ライバル、探偵、魔女、デート、高校生、変装、宝石、父親、過去、秘密、正体、月、不老不死、泥棒)
著者名:青山剛昌
出版社:小学館
サンデー
アニメ化
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784091210050

“今夜のオレは、黒羽盗一の息子でも快斗ぼっちゃまでもない。
 今世間を騒がせてるキザな悪党だよ…”


 13年ぶりの新刊!!
 めっさ待たされたよ。『名探偵コナン』のマンガや映画でたまに出てきたからまだ我慢できたけど、ホント待った。
 アニメになった工藤新一との対決話や、この前「サンデー」に載ったばかりの新作も収録。

 青子ちゃんとのやりとりといい、ライバルである白馬探とのやりとりといい、魔女の紅子ちゃんといい、おもしろさは顕在だわ。
 どうしたらそうカッコイイ演出できるかねー。
 
 次回新作はまた発売未定のよう。
 次はどのくらい待たされるんだろ。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 怪盗・ドロボウ

2007年02月16日

★『どろろ』(※魔物)


★『どろろ 上下』(※復讐、契約、刀、過去、家族、寺、赤子、兄、父、母、孤児、妖怪、罪、城、天下統一、鬼、捨て子、医者、旅、琵琶法師、盗人、名前、育ての親)
著者名:手塚治虫(原)
NAKA雅MURA(著)
出版社:朝日新聞社出版局
映画ノベライズ
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :9784022643827

“元の体を取り戻したく思うなら、その左腕の破邪の刀、『百鬼丸』で、四十八の魔物を切り伏せよ”

 映画がめちゃくちゃにすばらしかったものでノベライズを読んでみた。
 映画は泣きまくり。今まで見た映画で最高によかった!!
 生きることの素晴らしさっていうか、人間の哀しさむなしさ、心狭さ。
 人間の光と闇。悪と善。過去と未来。罪と罰と復讐。
 で、血の繋がりと家族、そして運命。
 全てにおいて描ききったという感じ。

 さて、ノベライズの感想。
 あらすじは時間ないので省略。
 話が前後していると事かけっこう違いがあった。
 一番びっくりしたのは、どろろのこと。
<女>として意識されたどろろがけっこう描かれてる。
 
 んで、一番の見所はやっぱ<愛>。
 家族愛とかいろいろあるんだよね。

 百鬼丸とどろろって最後どうなるんだろ。
 完結せずに終わってるけど、いろんな想像掻き立てられるから好きです、この終わり方。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(8) | 妖怪・妖精・悪魔・化物

2007年02月15日

★『レインツリーの国』(※障害者)


★『レインツリーの国』(※本、ブログ、メール、恋愛、書店、待ち合わせ、映画、ビデオ、感想、耳、ケンカ、ハンドルネーム、関西弁、就職、仕事)
著者名:有川浩
出版社:新潮社
★★★★
出版年:2006.09
ISBN :9784103018711

“行けるとこまで行こうや。だって二人のことやん。
 二人とも降りたくなったら降りたらええやん。”


 昔読んだ『フェアリーゲーム』というライトノベルの感想をネット検索してたどり着いたサイト「レインツリーの国」。
 主人公伸行はその感想を読み管理人・ひとみへメールを出す。
 それから話が合い始まった恋愛。
 何度も手紙を出すことによりお互いの関係を深めていくところは『エンキョリレンアイ』のような感じです。

 実際会ってからは、ちょっとズレを感じながらもなんとかやっていく。
 でも黙ってはいられない。
 彼女のヒミツを知り、
 やがてお互いが衝突する日がやってくるのです。
 互いが本気で相手のことを想う。

『図書館内乱(図書館シリーズの2作目)』とのコラボらしい。
 ↑こっちは読んでないのでどう絡んでいるのかは知りませんが、ちょっと興味持ちました。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 病気・障害者・性問題

★『僕たちは歩かない』(※時間)


★『僕たちは歩かない』(※山手線、駅、電車、研究会、仲間、雪、シェフ、厨房、帰国、レストラン、店、画家、冥界、東京、現代⇔異界、死人)
著者名:古川日出男
出版社:角川書店
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :9784048737357

“この東京は、二時間多いんだ”

 調理学校を卒業したとか留学していたとか、
 シェフを目指しているということで同じような経歴を持つ主人公たち。
 海外では有名レストランで修行していた彼らだけど、日本の厨房ではそれが発揮できず、いろいろと悩む。
 
 そんな彼らが見つけてしまったのは、2時間多い東京。
 26時間制の東京だった。
 みなが違う状況で見つけたもう1つの東京。
 2時間多い東京で、彼らは同じ厨房に集い、それはいつしか<研究会>と呼ばれ仲間意識が強くなる。
 仲間と自由に試作を繰り返す楽しい時間。
 しかしその後哀しい出来事が起こり……。

 うーん、なんとも幻想的。
 一種の隠れ家だよね。26時間制の東京。
 後半の冒険はスリリングでわくわく。
 山手線乗りたくなったvv
posted by 未衣名 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | タイムスリップ・時間

2007年02月14日

●『声で魅せてよベイビー』(※恋)


●『声で魅せてよベイビー』(※腐女子、ハッカー、コンピュータ、声優志望、エチュード、デート、声、仲間、同人誌、即売会、オタク、池袋、劇団、センター試験、夢、変身、携帯、台本、アドリブ、芝居)
著者名:木本雅彦
出版社:エンターブレイン
ファミ通文庫
第8回えんため大賞佳作受賞
★★★☆
出版年:2007.01
ISBN :9784757733282

“声だけだっていいじゃないか。
 プロになれ。プロの声優になれ。卵じゃない。鳥になって飛ぶんだ。
 だから協力する。”


 ハッカーの主人公広野は、尊敬するおっちゃんのOSマニュアルを入手するため同人誌の即売会へ。
 目的のモノはあるが、そこはオタクで溢れていた。
 出会った腐女子で声優志望の沙奈歌。
 彼は彼女の恋愛ごっこにつき合わされ、相手になる。

 自分の足でハッカーを目指す主人公と、
 自分の足で声優を目指す沙奈歌。

 趣味を話せる、趣味が合う仲間についての話にちょと感情移入。
 昔はアニメを見ていた人でも、大きくなっていくとそういうのから離れていっちゃうんだよね。
 わたしもそうだった。
 それ系の大学行ってそれ系のサークルに入り、やっと仲間に出会えました。
posted by 未衣名 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋愛・愛

★『犯人に願いを』(※警察)


★『犯人(ホシ)に願いを』(※女子高生、薬、犯罪、不祥事、内部、賭博、社会問題、警視庁、昇進、殺人事件、謎解き、コンビ、副大臣、出世、国務、正義、国益、政治、高官)
著者名:森巣博
出版社:徳間書店
問題小説
★★★★
出版年:2006.12
ISBN :9784198622626

“不祥事とはなにか。事案があっただけでは不祥事ではない。
 これがマスコミに騒がれてはじめて不祥事になるのだ”


 いろんな意味で素晴らしい小説。
「問題小説」掲載の小説だったか……。
 どうりで中味が……。

「すべてのおやじたちへ」といいますか、「全国のお父さん必見です!」というか……。
 下ネタ満載、性癖前回、フル回転、えろえろ。
 警視正のクセに女子高生と何度も○○目的で会ってるし、
 警察で保管してある覚せい剤盗んで人にあげてるし使うし……。 

 話としては、経済産業省の副大臣が殺されて、その謎を解くもの。
<正義>とは何かっていう方向へと向いていきます。
「踊る大捜査線」好きな人にはいいんじゃない?
 上層部に逆らうあたりが似てると思う。
 
 現代の日本警察の体質を描いたもの。
 これが実際に行われていたら大変なことだなあ。
 でも、えろえろの主人公らは許せる。

 描き方がうまい。
 隠し事がないというか素直すぎるというか。
 作者さまは良く勉強していらっしゃる。 

 これ<悪刑事>っていうシリーズモノみたいですね。
 殺人事件をみごと未解決にして3階級も昇進しちゃったという前作を読んでみたいものですな。
 
posted by 未衣名 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき

2007年02月13日

●『世界平和は一家団欒のあとに』(※能力者)


●『世界平和は一家団欒のあとに』(※家族、家庭、姫、元勇者、魔法、宇宙、回復、治癒能力、ミサイル、学校、ケンカ、過去、占い、双子、ナイフ、殺人、罪、命日、姉、妹、弟、兄、父、母、神、魔王、異世界)
著者名:橋本和也
出版社:メディアワークス
電撃文庫
第13回電撃小説大賞金賞受賞作
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784840237161

“俺は俺の家族が好きだ。
 愛している。愛しすぎて、寄りかかってすらいるのだ。
 申し訳ないくらいに”


 公募ガイドの今月号がラノベ特集で、そこで<この本ができるまで>が書かれているのを見て興味を持った。
 まあ、もともと受賞作は全て読もうと思ってましたがね。

 高校生時代、救世主として異国に招かれた元勇者の父。
 そしてその国の姫さんである母。
 ラスボスの魔王により地球に飛ばされ、ここで暮らし始めた彼ら。
 彼らの子どもたちはみな特殊な能力を持ち、
 みなが世界平和のため、日々戦いに勤しんでいる。

 家族全員が正義の味方でヒーローでヒロイン。
 主人公を含む兄弟たちは不思議な能力に目覚めている。
 6人兄弟の詳しい能力はいろんなトコに書いてあるあらすじでも見てください。
 地球の危機を救うのが日常茶飯事。
 宇宙へ出かけるなんて当たり前の世界。
 スケールでかすぎ。
 でも、他の小説にはない破天荒さが好きだったりする。

 家族全員が関わるヒーローモノって「魔法戦隊マジレンジャー」以来かも……、
 とか思いながら読んでました。
 いや〜、楽しい家族でした。
 家族っていいなって思いました。

 なんつーか、自分の萌えポイントもいっぱい入ってるし。
 妹とか、お兄ちゃんとか(笑)、
 本気の兄弟ケンカとか、
 絶対涙を見せない七姉が泣いたとか、
 主人公は妹を殺した過去があるとか……。

 人間が良く描かれてます。
 登場人物たくさんいるのにきっちり分けられているってのがすごい。
posted by 未衣名 at 23:57| Comment(1) | TrackBack(1) | 力・特殊能力

★『自殺同盟軍』(※自殺志願)


★『自殺同盟軍』(※罪、社会人、過去、同盟、ボクシング、マンガ、老人ホーム、生死、恋愛、詩、別荘、責任、痴呆症、手術、介護、死に場所、映画、墓、温泉、友人、アドバイス)
著者名:鈴木剛介
出版社:角川書店
★★★★
出版年:2005.11
ISBN :9784048736473

“死にたいことに理由なんてない。ただ、死にたいだけだ。
 問題は、その死を、どう有効活用するかにある”


 ただ死にたかった。
 仕事をやめ、ボクシングをやり、それをやめてたどり着いた老人ホーム。
 パートとして働く主人公啓介。
 そこで出会った女性、千夏を彼は好きになる。
 千夏が自殺志願者だと知った彼は、<自殺同盟軍>を結成。
 冗談ではなく、真面目に。
 さらにWebで自殺志願者達を募り、彼らも含めて6名が同盟を組む。

 自殺のバイブル書とまではいかないけど、
 いろんな死に方が書いてあったり、いろんな自殺志願動機が書いてあったりする。
 主人公の方針は、誰にも迷惑をかけず、かつ楽に死ねる方法。
 人は自ら死を選んでいいのか。
 死ぬのは赦されるのか。
 他人は? 遺族は?
 そして自分は……。

 人生は人それぞれ。
 どれがいいなんていえない。
 答えなんてない。
posted by 未衣名 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪・罰

2007年02月12日

★『ミミズクと夜の王』(※魔物)


★『ミミズクと夜の王』(※魔物と人間、夜の王、森、鎖、手枷、奴隷、王国、国王、王子、絵、絵の具、花、赤、満月、月、市場、幸せ、願い、記憶喪失、魔術、魔法、過去、焼印、名前、呪い、不幸、自由、囚われ)
著者名:紅玉いづき
出版社:メディアワークス
電撃文庫
第13回電撃小説大賞大賞受賞作
★★★★
出版年:2007.02
ISBN :9784840237154

“人はそんなに軽々しく、つらい過去を忘れていいものだろうか。
 たとえば、幸福っていうのはたくさんの涙や、
 苦しみの上で初めて輝きを増すんじゃなかろうか”


 電撃なのにラノベの表紙じゃないっていったいどういうことよ。
 異色系を出して売り込もうというのか。

 と思って読んでみたら、なるほどに表紙どおりの話だった。
 この小説にコミック絵を添えてはいかん。
 
 元奴隷で町から逃げ出した少女、ミミズク。
 彼女は魔物の頂点にたつ夜の王に喰われる事を望み、日々彼の元へ行っていた。
 しかし、人間嫌いの王は彼女を無視。
 彼女は目の前に現われた魔物<クロ>からいろんなことを聞き、
 夜の王に少しでも近づこうとする。
 彼女は徐々に受け入れられ、幸せと思える日々が続いていた。

 ところが人間が森に侵入してきたことから生活は一変。
 ミミズクは<魔物に囚われてしまった可哀相な少女>として国に助けられてしまう。
 夜の王は強大な力を狙われ人間に囚われてしまう。
 魔物は人の街へは近づけず、クロは力が出せない。
 記憶をなくたミミズクは、城で何不自由ない暮らしをする。
 二人の行方は。
 みたいな感じで。

 魔物に人の子を幸せにする力はあるのか、
 人の幸せの価値は他人が決めるものじゃない。

 そんなテーマ。
 魔物に育てられた子どもっていうか、「もののけ姫」のサンと山犬というか、「犬夜叉」のリンと殺生丸というか……。
 人間もけっして悪い奴じゃないのよ。
 いい奴ばかりでどちらも幸せになってほしいと願ってしまう。

 いろいろと切ない。
 夜の王の正体とか、彼の愛とかさ。
 人間が踏み込んできたところとか全てを思い出したシーンはじーんときた。

 電撃文庫で発売するより、単行本でやった方が良くないか?
 そうすれば一般にもより読んでもらえるのにねー。
posted by 未衣名 at 19:35| Comment(5) | TrackBack(4) | 妖怪・妖精・悪魔・化物

★『バブルへGO!!』(※タイムマシン)


★『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(※2007年→1990年、発明、孤独、政治、官僚、歴史、バブル、ディスコ、母、父、娘、銀行、行方不明、ポケベル、東京、流行語、芸能人、借金)
著者名:君塚良一(著)
泡江剛(著)
映画ノベライズ
★★★★
出版社:角川書店
出版年:2007.01
ISBN :9784043841011

“君のお母さんはエジソン以上の天才だ。
 何せタイムマシンを発明したんだからね”


 2/10の一昨日に公開の映画のノベライズ本。
『踊る大捜査線』や『TEAM』『グッドニュース』などを手がけている君塚良一作品。

 シングルマザーである母親をなくした主人公の真弓。
 天涯孤独・借金まみれの彼女を訪ねてきたのは財務省の下川路。
 彼は自分の母親が生きていることを伝えてくる。
 母親の居場所は、17年前のバブル時代。
 彼女はタイムマシンの開発者で、バブルが弾けるのを防ぐため過去に飛んでいるという。
 ただし現在行方不明中。

 母が開発した洗濯機型のタイムマシンには身長などの制限があり、それに当てはまってしまった真弓は母を捜しにタイムスリップ。
 自分の借金を帳消しにするためにも、17年前の下川路とともに過去を奔走する。

 フジテレビの協力もあってか、数々の特権を利用しているなあという感じでした。
 面白かった。
 でも、より楽しむには読むより映画を見るべきだね。
 映像は映画でしか見られませんから。
 昔を懐かしんだり未来を見たりでいい時間になること間違いなし。

 ヒロインの真弓を演じるのは広末涼子さん。
 フランス映画『WASABI』で娘役やってた彼女。
 今回も娘役。なかなかに状況が似ていて、今回の役はぴったりじゃないですか。
posted by 未衣名 at 18:46| Comment(3) | TrackBack(1) | タイムスリップ・時間