2005年12月31日

※2005年大晦日に添えて

 今年4月から書き始めたブログ。
 閲覧いただきまして、誠にありがとうございます

 小説でハマったのは、伊坂幸太郎作品。
 あと、島本理生米澤穂信あたりも。
 昔から好きな本では、戯言シリーズ完結が一番思い出深い。

 コミックでは、数え切れないほど新しい本とめぐり合うことができました。
ギャラリーフェイク、ダブルフェイス、バーテンダー、ガードルードのレシピ、めぐる架空亭……)
 
 来年も多くの本を紹介していけたらと思っています。
 2006年もよろしくお願いいたします
posted by 未衣名 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

☆『ガートルードのレシピ』(※本)


☆『ガートルードのレシピ 全5巻』(※人造悪魔、言葉の力、月、名前、魂、追っ手、家族、裏切り、愛)
著者名:草川為
出版社:白泉社
 LaLa
 ドラマCD
出版年:2002.02〜2003.10
ISBN :4592176979

“むかーし いろんな悪魔から
 手だの足だのバラバラにかき集めて
 そいつを繋げて新しい悪魔を造った人間がいたんだよ”


 わたしの趣味がテンコ盛り。
 好き要素ばかりあるよ、これ。
(秘められた過去、ハウルっぽい愛、周りを囲む楽しいキャラクター、誕生秘話、満月の夜……)

 一冊の本をめぐる物語。

 いろんな悪魔の一部(目、足、手、耳など)をつなぎ合わせて造られた人造悪魔のガートルード
 自分の耳を返せとか悪魔に追われる毎日。
(手塚治虫作『どろろ』百鬼丸の逆です)
 怪我を負って廃屋に隠れていたところ、
 女子高生のサハラ(←ヒロイン)に会う。
 ガードルードの目的は、自分の製造方法が書かれた書物『ガートルードのレシピ』の隠滅

 書物やガードルートの過去には、
 ものすごい仕掛け・秘密が隠されております。

 作品の中に登場する『博識屋』っていう地下30階もある書店が出てくるんですけど、
 この仕組みも独特ですごいんだよね。
 一度行って見たいよ。
 
posted by 未衣名 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館・本・書店

2005年12月30日

★『チルドレン』(※謎解き)


★『チルドレン』(※銀行強盗、障害者、家裁調査員、人間関係)
著者名:伊坂幸太郎
出版社:講談社
 芥川賞ノミネート作
出版年:2004.05
ISBN :4062124424

 5つの連作短編集
 とはいっても、長編とも取れるすばらしい作品です。
 人間関係が素敵すぎます。
 陣内さんと盲目の永瀬さんのコンビが好き。

 さすが伊坂さんというか、謎解きが新鮮
 一話の銀行強盗は、実際に遭ったらおもしろそう。
 人質解放のシーンを見てみたい。
 こういう強盗の話読むと、次立てこもり事件あったとき疑っちゃうね。
 もしかしたらって。

 あと、公園での読書女とウォークマン男も素敵。
 謎人間大好きだから。
posted by 未衣名 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 謎とき

☆『すずめすずなり』(※アパート)


☆『すずめすずなり 全3巻』(※恋、人間関係、マンガ本)
著者名:秋山はる
出版社:講談社
 アフタヌーン
出版年:2005.07〜2006/5
ISBN :4063143864

“コーポ白百合の入室条件
 朝6時半からの朝食に出席できること”


 駅徒歩10分。コンビニ近し。
 築10年の木造アパート

 主人公は会社員の橋本修二郎(26歳)。
 取り巻く住人は、大家さんの百合子さんと、
 娘の多恵子ちゃん(中学生)。
 多恵子のよき相談相手美代さん(酒飲み)。
 畑いじり好きな磯部さん(中年男性)。
 大学生の小田くん。

 この話の魅力は、登場人物がみな普通の人
 普通のおっさんやふつうの女子中学生、ふつうの会社員で構成されているところ。
 外見が特別かわいいとか、かっこいいとか、それもない。
 現実的じゃん。そこがいいんだよね。

 話の中心は、橋本くん(26歳)と多恵子ちゃん(14歳)の関係ですね。
 純粋な多恵子ちゃんが、橋本君に片思い。
 でも、橋本くんは同僚の福田さんが大好き。
 
 なかなか思うように進展しないところがまたおもしろい。

※“アパート・ホテル”モノ

アパート・ホテル・寮
 個人的に好きな環境。
 いつかは離れてしまうかもしれない隣人と過ごす一時、
 それが、素敵だと思う。

『ホテル・カクタス』江國 香織 ビリケン出版 01/4
 ホテル・カクタスというアパートに住む住人の日常。
 帽子と、きゅうりと、数字の2
『クヌギ林のザワザワ荘』(※妖怪)富安陽子
 妖怪が住むアパートに人間のおじさん。
 住人は水の精とアズキトギとキツネの子
『妖怪アパートの幽雅な日常』香月 日輪

 タイトル通り、妖怪アパート。
 そこに人間の男の子。
◆「モンスターホテルシリーズ」柏葉幸子
 透明人間が経営するモンスターホテルの日常。
☆『みえるひと』岩代 俊明 集英社 ジャンプ 
 ボロい幽霊アパート。
 幽霊が見える人と幽霊が住んでて、そこに主人公の女の子が引っ越してくる。
●「戯言シリーズ」西尾維新 講談社
 主人公の拠点、ボロアパート。
 住人がみな個性的。
★『ちゅらさん 全3巻』NHK朝ドラの小説版
 主人公が後に住む「一風館」。
 ここに住む人々との生活が楽しい。
 城ノ内真理亜さん大好き。
☆『綺麗展覧会』喜多尚江 白泉社
 主人公がアパートを経営
『クロサギ』小学館 ヤングサンデー
 主人公がアパートを経営
◎「おじゃる丸」NHK教育アニメ
 マリーさんが経営するマリーアパート(もと屋敷)が出てくる。
 吸血鬼(館長)や少女漫画家を目指す女性(うすいさちよ)、フリーアルバイターの男性(ケン)、バレリーナ(乙女先生)が住んでいる。
◎「ななみちゃん」NHK教育アニメ
 BSのキャラクターアニメ。
 大きな木の上にある「しあわせ荘」に引っ越してきた青葉家。
 住人はみんな個性的。

******
↓やや男性向けのハーレム系(18禁ではありません)。
☆『ラブひな』赤松健 講談社 マガジン
 けっこう好きです。過去話とかいろいろ。
☆『あいこら』井上 和郎 小学館 サンデー
 オタクモノ。まあまあ。
☆『涼風』瀬尾 公治 講談社 マガジン
 恋愛関係の微妙な部分が好き。

******
※番外
『拝み屋横丁顛末記』(※幽霊モノ)
 貸し家&町の一角。

2005年12月29日

●『幸福眼少女』(※力)


●『幸福眼少女』(※友だち、魔物、異世界からの使者、葛藤、罪、瞳、記憶、名前、動物、里、混血)
著者名:麻田奈利
出版社:リーフ出版
 ジグザグノベルズ
 ネットノベル
出版年:2005.12
ISBN :4434071920

“悠里に見つめられると、
 すごく幸せな気持ちになれるの。
 世界がすべて自分のものになった気分になって……”


 ネットから書籍化されたもの。

 普通の高校生伊藤悠里
 彼女の元にある日突然魔物が現れ、
 自分が反逆者だといわれ襲われる。
 簡単にいうと、彼女が持つ“幸福眼”による云々で秘められた過去があり、を犯し、
 その記憶を奪われこの世界に追放され、
 何年かして彼女の力を奪おうと敵が来たという感じ。

 全く記憶にない罪をどうしろっていうのか。
 当然彼女は戸惑います。
 現代に魔物なんてありえませんし。

 飼いカイザー
 信頼のおける友だち沙織(お嬢様)。
 幼なじみの一樹(実はあちらの世界の半能力者で……)。
 異世界からの、彼女を知る訪問者(昼は猫の姿)。
 ピンチのとき助けてくれる謎の騎士
 悠里は、仲間とともに自分の過去を紐解いていく。

“幸福眼”のことがあまり理解できないのですが、
 おもしろかったです。
 しっかりした描写だし、キャラクターもしっかりしているし。

 これってまだ続編ありってことなのかな。
 完全解決ってわけじゃなさそうだ。

参考HP
posted by 未衣名 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 力・特殊能力

2005年12月28日

☆『テレパシー少女「蘭」』(※超能力)


☆『テレパシー少女「蘭」 1〜 ねらわれた街 前編』(※転校生、中学生、友だち、恋人、幼なじみ)
著者名:いーだ俊嗣
 あさのあつこ
出版社:講談社
 シリウス
 青い鳥文庫
出版年:2005.12
ISBN :4063730042

 “私にある力がどんなものかかまだわんないけど
 どんな力があってもなくても
 私は私だもの”


 青い鳥文庫で出版中のシリーズをコミック化したもの。 
 原作大好きなもので、かなりうれしかったです。
 原作の雰囲気壊してませんし、安心してます。

 超能力を持つ、二人の少女が主人公。
 普通とは違う力を持つことについてとか、
 人間同士のふれあいとか、
 あたたかいことがたくさん描かれています。
 ツンツンしている翠と、蘭のコンビは最高。
 
 一巻は、「ねらわれた街」。
 超能力を持つ二人の前に、謎の仮面人物が現れる。
 その謎解きをしていきます。


◎原作リスト
 第1巻:「ねらわれた街」 99/3
 第2巻:「闇からのささやき」 00/6
 第3巻:「私の中に何かがいる」01/6
 第4巻:「時を超えるSOS」 02/2
 第5巻:「髑髏は知っていた」 03/2
 第6巻:「人面瘡は夜笑う」04/2
 第7巻:「ゴースト館の謎」05/2
posted by 未衣名 at 01:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 力・特殊能力

2005年12月27日

●『神様ゲーム』(※神さま)


●『神様ゲーム 1〜2』(※生徒会、学校、一年間)
著者名:宮崎柊羽
出版社:角川書店
 スニーカー文庫
 第8回角川学園小説大賞にて奨励賞受賞
出版年:2005.07
ISBN :4044714010

“気がついたら、ソコにいて。
 気がついたら、世界を創り上げていて。
 気がついたら、人間を形作っていて。
 気がつけば、いつも受動的な神様になっていた。”


 学園に隠れた神様を探すゲーム
 期限は一年間。
 わかった上で、名前をいい当てること。

 なかなかおもしろかったです。
 神さまの愚痴っぽいものがいろいろ書かれていたり、
 ちょっと哲学っぽく考えてしまったりもしました。
 神にも心があるんだなあという感じ。
 でも、自分の考える神様と異なる部分も大きいので、呑みこめにくい。
posted by 未衣名 at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 神さま

2005年12月26日

☆『Dear ホームズ』(※ホームズ)


☆『Dear ホームズ 1〜(続刊)』(※名探偵、謎解き、魂)
著者名:もとなおこ
出版社:秋田書店
 ボニータ
出版年:2005.12
ISBN :4253097715

 “わたくしはミスター・ホームズの魂を呼びよせ
 このお人形に宿らせただけ”


 モリアーティ教授とともにライヘンバッハの滝に落ち死んだはずのホームズ。
 しかし、彼の魂だけは生きていた。
(体はチベットにあるらしい)

 再びワトソンとコンビを組み、事件を解決していきます。

 ただし、人形はミニサイズなのでホームズの体は小さいですけどね。
 設定はおもしろいけどかなり微妙ーだわ、これ。
 
posted by 未衣名 at 01:06| Comment(2) | TrackBack(0) | ベースあり

2005年12月25日

■『魔法使いが落ちてきた夏』(※魔法使い)


■『魔法使いが落ちてきた夏』(※ポストカード、魔術師、仲間)
著者名:タカシトシコ
出版社:理論社
出版年:1996.07
ISBN :4652073046

 ママさんからもらったポストカード
 そこに描かれていた石版魔法使い
 そこからは声がする。
 いわれるままに、石版に封じ込められていた魔法使い阿修羅封印を解いてしまうカナ
 そこから、魔法使い達と関わっていく。
 
 悪に追われる生活になるのだけど、はらはらドキドキの展開
 たまらなくよいです。
 恐ろしくもあるんだけど、戦いを共にする仲間ってのがいい人で温かくて。

 キャラクター像がはっきりしているっていうのがいい。
 阿修羅伊邪那美のコンビが好きだー。
posted by 未衣名 at 14:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 魔法・魔女・魔法使い

2005年12月24日

☆『魔法遣いに大切なこと』(※魔法)


☆『魔法遣いに大切なこと 全2巻+α』(※現代、人の心)
著者名:山田典枝
出版社:角川書店
 ドラゴンエイジ
 アニメ
 文庫、新書
出版年:2002.11
ISBN :4049262088

 現代に“魔法遣い”というものが公務員として認められているという設定。
 岩手出身の主人公、菊池ユメは、一人前の魔法遣いになるため、東京に上京してくる。
 ユメは、政府機関「魔法局」に所属する公務員の「魔法遣い」なのです。
(すごそうに見えるが、失敗が多い性格)
 
 魔法遣いは、うらやましそうにみえるが、そればかりではなさそう。
 政府に使用範囲を監視されているし、
 人と違う力を持つことは、いじめの対象ともなっているようだ(幼少の頃)。
 
 話自体は暖かいですが。
 ここの世界では、正当な遣い道がなされている。
 人の記憶を蘇らせてみたり、ハートウォーミングものです。
posted by 未衣名 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(1) | 魔法・魔女・魔法使い

2005年12月23日

☆『ラピスラズリの王冠』(※魔法世界)


☆『ラピスラズリの王冠 全2巻』(※異世界、王国、魔法使い、王子、変身、ラブロマンス)
著者名:川瀬夏菜
出版社:白泉社
 LaLa
出版年:2004.07〜2005.5
ISBN :4592180631

 魔法が存在する国のお話。
 魔法世界での、王子一般市民の女の子の恋
(身分の違いとか、苦難を乗り越える系ではない)

 主人公の女の子ミエル
 姉は凄腕の魔法使い(城で働いている)なのに、自分はイマイチ

 でも、街でお忍びの王子様(かっこいい)に出会って仲良くなることで、
 魔法の勉強をがんばるようになるのです。
 王子のいるお城で働くためにです。

 主人公と王子はもうかなり良い関係で、
 読んでいるとこっちも心が躍ってしまいます。
 付き人もいい人なんだよねー。
 オーソドックスな話だけど、読了後は非常に気持ちがいいです

 この世界の魔法設定も好き。
 魔法の原理というか、なんというか、その部分が。
posted by 未衣名 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 魔法・魔女・魔法使い

★『下妻物語』(※友情)


★『下妻物語 全2巻』(※仲間、ヤンキー、ロリータ、名前、服)
著者名:嶽本野ばら
出版社:小学館
 ハード、文庫
 映画
 フラワーコミック
出版年:2002.09
ISBN :4093861129

 2004年5月に公開された映画の原作。

 ロリータ娘ヤンキー娘の友情。
 初めのロリータ娘桃子のしゃべりっぷりが素敵すぎ。
 ロリータは、服だけではなく歴史もそんなに詳しくなっちゃうのだろうか。
 ロリータは働かないのです
 という、硬い意志がなんか好きー。

 で、そんな桃子はヤンキーのイチゴと会う。
 合わないんじゃないかなあと思ったけど、意外に打ち解け。
 姿は違うけど、同じ女の子なんだなあと思った。

 ヤンキーってイメージがあまりよくないけれど、
 仲間意識が強いことが、すごいと思うんだよね。
 なんでそこまで思いやれるんだろう。
posted by 未衣名 at 22:56| Comment(1) | TrackBack(1) | 仲間

2005年12月22日

☆めぐる架空亭(※小説家)


☆『めぐる架空亭』(※現代⇔異世界、遺作、作家、旅館、明治)
著者名:草川為
出版社:白泉社
 LaLa
出版年:2004.04
ISBN :4592175808

 なるほど……
 これが魂の宿った姿――”


 魂の宿った小説に、主人公(職業小説家)が招かれてしまう話。

 病弱な作家小山笹舟は、
 故郷の作家雪村千鳥(29歳でこの世を去る)の
 未完の遺作『架空亭』を発見。
 読み終わると小説の世界(架空亭)に招き入れられてしまった。
 その旅館は、客の生気を吸収して存在しているのだという。

 架空亭に憑かれても困る病弱の笹舟は、
 友だちのホラー作家真向の生気を吸わせようと
 彼を呼ぶ。
 しかし、これまた大変なことに。

 読んでいて楽しいです!
 めちゃくちゃいいよ、これ。
 作者さんも、そうとう楽しみながら描いたのだろうってことがよくうかがえます。
 小説の世界ですしね。
 物語の中の世界は楽しいよvv
“未完の遺作”ってのがまた魅力的♪。


>同時収録の「999番目のハナ
 こちらもオススメ。
 転入生学校の伝説千年桜桜の精がキーワード。
 あたたかすぎます。
 

●『シンデレラ迷宮』(※おとぎ話)


●『シンデレラ迷宮(続編:シンデレラミステリー)』(※現代→異世界、シーラカンス、白雪姫、白鳥の湖、眠れる森の美女)
著者名:氷室冴子
出版社:集英社
 コバルト文庫
 ハード
出版年:1983.01
ISBN :4086105748

森を出るべきでなかった

 少女が異世界へ迷い込む話。
 名前以外、すべての記憶を失った主人公利根
 目覚めたとき、周りには何人かの女性↓。
 
 王妃(白雪姫の継母)、踊り子(白鳥の湖オディール)、姫君(眠れる森の美女ゼランディーヌ)、奥方(ジェイン・エア)。
 彼女らは、利根に招かれたという。

 誰もが知っている童話の、ちょっと変わった世界。
 別の解釈とでもいえるのかな。

 すごくいい、これ。
 わたし、童話での継母は大嫌いだったけど、
 これ読んだら切なくなってしまいましたよ。
 同情してしまった……。
posted by 未衣名 at 19:07| Comment(2) | TrackBack(0) | ベースあり

2005年12月21日

☆『ヘブン…』(※不思議世界)


☆『ヘブン…』(※ゴミ、少女、生まれ変わり、生きる道)
著者名:鈴木志保
出版社:秋田書店
 プリンセス
出版年:2005.12
ISBN :4253105084

 “あのねえ お譲ちゃん
 こんなもの守ったって
 どうにもなりゃしないよ
 ごみはごみ”


 世界の果てゴミ捨て場
 それが、彼女の住む場所。
 彼女は、そこの番人

 人形とか子猫とかロボットとかが登場します。
 ほんわかなファンタジーです。
 帯ほどの絶賛さはないのですが、
 やわらかいもので包み込まれることだけは確か。

 おすすめは、紙切れの話。
posted by 未衣名 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議世界

★『リレキショ』(※アルバイト)


★『リレキショ』(※リレキショ、ガソスタ、手紙、彼女、カゾク、偽名、青春)
著者名:中村航
出版社:河出書房新社
 ハード&文庫
第39回文芸賞受賞作
出版年:2005.10
ISBN :4309407595

縁よりも面接、偶然よりも履歴書。
 その方がむしろ正しい友だちの作り方だと思うのですが、
 どうでしょうか?


 に満ちた小説です。
 まず、主人公の本名と家族構成が不明
 とりあえず姉と暮らしているようだが、
 どうやら本当の姉ではないっぽいのだ。

 バイトをするために主人公が書いているリレキショには、
 一応「半沢良」という名前があるし、
 身寄りは一応「」がいて、
 年は「十九」とある。
 適当に“半沢良”を演じながら、彼はリレキショを埋めていくのだ。

 こんなめちゃくちゃでいいんかいっ!
 という感じなんだけど、履歴書ってこんなもんだよな、とも思う。

 で、見所。
 ガソスタのバイトをし始めた主人公のもとに、
 フルフェイスヘルメットをかぶった原チャリ女が現れるんです。
(ドラマ版、野ブタみたいな感じ)
 来るたびに届けられる手紙が、なんだかよい。
 現実には絶対いないと思うけど、素敵です。

2005年12月20日

★『ダブルダウン勘繰郎』(※謎解き)


★『ダブルダウン勘繰郎』(※天才、プロ探偵、取引、名前、ブラックジャック、二人組み、相棒、小説)
著者名:西尾維新
出版社:講談社
 講談社ノベルス
出版年:2003.03
ISBN :4061823051

 清涼院流水さんの作品JDC(日本探偵倶楽部)シリーズのトリビュート作品の第一弾。
 まさに天才”の共演。

 蘿蔔むつみは、自分が勤めている探偵ビルの近くで、
 探偵志望の虚野勘繰朗(偽名)と出会う。
 それでいろんな成り行きがあり、
「連続名探偵殺戮事件」を追っていく。
 二人のコンビが最高!!

 ベストシーンは、犯人とブラックジャックで勝負する場面&犯人を説得する場面。
 犯人説得・・・・・・つまり、これ以上罪を犯すな”というやつですが、
 西尾さんらしく、これが普通じゃないんですよ。
 ラストのエピローグも好きです。
 だまされたって感じが。

 戯言シリーズに負けないくらいのおもしろさ。
 ここでも言葉遊びが光っています。
posted by 未衣名 at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ・天才

☆『千年の雪』(※吸血鬼)


☆『千年の雪 1〜2』(※長い命と短い命、病気の少女、普通の人間、運命、守りたいもの、狼男)
著者名:葉鳥ビスコ
出版社:白泉社
 LaLa
出版年:2001.11〜
ISBN :4592177894

 心臓病を抱える高校生の少女千雪
 そして、千年の命を持つ血嫌いな吸血鬼トウヤ

 吸血鬼は18歳の成人とともに、一生を共にするパートナーを探す。
 吸血鬼と契約した人間は同じくらいの命を与えられると知った千雪は、トウヤに“パートナーになりたい”とお願いする(もちろん、自分が生きるため)。
 しかしトウヤは、パートナーなしで生きることを決めていた。

 長い人生を送ることの意味。
 千年も生きなければいけない恐怖。
 人間と生きたって、100%先に死なれてしまいますからね。
 生きることとはどういうことか、考えさせられる部分が大きいです。

 この本良すぎvv
 普通と普通じゃない人の違いを語る部分、めちゃくちゃ感動。


******
↓長い命を持つ者の話で、感動した作品
 両者とも、人間との共存についての話が非常に奥深い。
☆「おジャ魔女どれみシリーズ」(アニメ)
 最終シリーズは必見。
★「エドモンたちの島」福田卓郎(ラジオドラマ)
posted by 未衣名 at 18:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 吸血鬼

2005年12月19日

★『Q&A』(※謎解き)


★『Q&A』(※事件、質問とその答え)
著者名:恩田陸
出版社:幻冬舎
出版年:2004.06
ISBN :4344006232

←青い部分は帯です。
 帯がなければとてもシンプルな本

 これっていったいどういう話なんですか? 

「都内郊外にある大型スーパーマーケットMで、重大死傷事故が起きたんです。
 人は政府の陰謀じゃないかというんですけど。
 その事情聴取みたいな感じ。
 意味不明の事件が、目撃者や遺族、生存者、タクシー運転手など、証言者とのQ&Aによってのみ、語られていくのです」
 

地の文がない”ということですか?
 それっておかしくないですか?
 読みにくくないですか?


「いえ、読みやすくなっていますし、全くおかしくないです。
 むしろ、すごいと思います。ひたすら会話なんですから。
 おもしろい試みじゃないですか。
 会話だけで小説が成り立っているんです。恩田さんってすごいですよね。それだけで読者を恐がらせちゃうんだから」


 読みどころってあります?

読んでいくほど、他の人とリンクしていくってことですかね。『ドミノ』みたく。
 それに、初めは事件の真相ばかり気になっていましたが、質問者の正体も気になっていくんです。
 警察かと思ったら、そうではないみたいです。
 短い会話だったら成立しませんけど、長ければ長いほど、話って明らかになっていくことが多いじゃないですか。
 ほら、耐震偽装問題についてとか」


 では、最後に一言お願いします。 

「ラストに、“は?”とびっくりさせられます」

 と、こんな感じです。
posted by 未衣名 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき

☆『ピーターパン・症候群』(※ピーターパン)


☆『ピーターパン・症候群 全2巻』(※空を飛ぶ、能力者、中学生、転校生、双子、行方不明の母)
著者名:酒井まゆ
出版社:集英社
 りぼん
出版年:2005.08〜2005.12
ISBN :4088566319

 空を飛ぶ力を持つ主人公琥珀
 彼女は力を他人に知られるたびに、転校を繰り返していた。
 新しい学校へ行く前夜、彼女は空中飛行中に携帯電話をマンション屋上のベランダに落としてしまう(気づかぬまま)。
 翌日新しい学校に登校してみると、それを持っている男の子を発見。
 その後、自分の力もバレる

 後半からは、能力者がもう一人現れたり、昔彼女がいた研究所の人がきたり、タイトルに関わる「ピーターパン」の話が出てきたり……。
 早足で終わってしまいましたが、けっこう好き。


 
posted by 未衣名 at 10:12| Comment(1) | TrackBack(0) | ベースあり

2005年12月18日

◆『ささやかな魔法の物語』(※ちょいファンタジー)


◆『ささやかな魔法の物語』(※喫茶店、おしゃべり)
著者名:村山早紀
出版社:ポプラ社
出版年:2001.12
ISBN :4591068935

 カフェ・かもめ亭マスターが綴る連作短編
 お客様から聞いた、ふしぎな話がたくさん。

 読んだ後の余韻は、ほのかな幸せ
 タイトルにあるほうに、本当にささやかな魔法ではあるのですが、心に残る部分は大きいです。

 砂漠に咲く花、
 いじめを受けた女の子の行方、
 お日様の光を受けてはいけない病気の少女、
 寂しい少女と捨てられた猫……。

 ・砂漠の花
 ・万華鏡の庭
 ・銀の鏡
 ・水仙姫
 ・グリーン先生の魔法
 ・ねこしまさんのお話
 ・かもめ亭奇談
posted by 未衣名 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | めるへん

2005年12月17日

◆『ルドルフとイッパイアッテナ』(※猫世界)


◆『ルドルフとイッパイアッテナ 全3巻』(※猫と人間、名前、知識、友だち)
著者名:斉藤洋
出版社:講談社
出版年:1987.05〜2002.3
第27回講談社児童文学新人賞入賞作
てれび絵本
ISBN :4061335057

 魚屋から魚を盗んで逃げている途中、トラックに乗り込んだ飼い猫のぼくは、見知らぬ土地まで行ってしまった。
 知識がないため戻れないぼく。
 もう、帰れない。
 大好きなリエちゃんにも会えない。

 そんなぼくの目の前に現れたのは、ボス猫のトラ猫。
 名前はイッパイアッテナ。
 そして、商店街の飼い猫ブッチー
 ぼくはそこで、野良として生きる力を、
 たくさん学んでいく。
 
 野良飼い猫の違い
 知識のある猫とない猫
 人間の友だち
 猫の友だち
 血統書付きの動物

 名作です。
 めちゃくちゃ推します!

2巻:ルドルフともだちひとりだち
3巻:ルドルフといくねこくるねこ
posted by 未衣名 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 動物に変身・動物世界

2005年12月16日

●『魔法鍵師カルナの冒険』(※鍵師)


●『魔法鍵師カルナの冒険 1〜2(続刊)』(※師匠と弟子、謎解き、過去、裏切り、魔王)
著者名:月見草平
出版社:メディアファクトリー
出版年:2005.06〜
第1回MF文庫Jライトノベル新人賞審査員特別賞受賞
ISBN :4840112746

 魔法でかけられたを開ける仕事の話。
 主人公カルナは、大陸一の凄腕を持つ師匠の弟子。
 カルナが初めて任された仕事。
 実はそれは伝説の鍵師エドガード=ランキンが施錠した“ランキンズワーク”の鍵開け。
 どんなプロでも攻略は困難といわれる代物。

 やわらかな流れと思いきや、後半はかなりハイスピードで進んできました。
 活字読んでいるだけなのに、風が吹いてる錯覚が(笑)。
 鍵ってだけでもこれだけのものがあるんだなあ、と。
posted by 未衣名 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎とき

2005年12月15日

◆『プラネタリウム』(※不思議な力)


◆『プラネタリウム』(※中学生、学校生活、青春、恋、悩み、受験)
著者名:梨屋アリエ
出版社:講談社
出版年:2004.11
ISBN :4062126494

 4つの短編からなるストーリー。
 ファンタジーだけど、リアル!
 おもしろいっ。
 一人称だから、ついつい感情移入してしまうよ……。
 幻想的でうっとりしてしまいました。

第1話「あおぞらフレーク」
・どっちにするか判断がつかなくなると警告音が鳴る少女
 けっこうオタクちっくな小説家志望の友人も好きです。
第2話「飛べない翼」
背中に翼が生えていることは誰にも内緒、学級委員長(男)。
 秘密を知っているのは、ひきこもりの30代女性。趣味はアニメビデオ鑑賞。
第3話「水に棲む」
・宙に浮くセンパイ
 絵が素敵。
第4話「つきのこども」
に酔う少女と森に恋して木になる少女。
 かぐや姫に憧れている方は必見!

 別々の話でも、わずかにリンクしているのでそれも魅力です。
posted by 未衣名 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 力・特殊能力

2005年12月14日

●『ゼロの使い魔』(※現代→異世界)


●『ゼロの使い魔 1〜6(続刊)』(※召喚、魔法、貴族、平民、使い魔、コメディ)
著者名:ヤマグチノボル
出版社:メディアファクトリー
 MF文庫J
 アニメ化決定
出版年:2004.06〜
ISBN :4840111057

 現代の男子高校生才人が、異世界召喚されてしまう話。
 ムコウの世界にいたのはかわいい女の子ルイズ。
 ボーイ・ミーツ・ガール
 貴族の学校の生徒なんだけど、魔法はヘタ。
 一度召喚した使い魔は変更できない規定で、しかたなく才人を使い魔に。
 人間を使い魔にするのは珍しいらしい。
 他の生徒はサラマンダーとか大物を召喚しているんだけど。

 使い魔にされた才人は大迷惑。
 平民呼ばわりされながら、日々の雑用やらされてます。

 扉絵などやや恥ずかしい部分はありますが、
(契約のとことか、女の子の世話のとことか……)
 しかし、女のわたしでもこれは楽しめました。
 ご主人様であるルイズのツンデレぶりがかわいいです。
 それに、なかなか魅力的な世界が広がっていましたよ。
 だからアニメ化決定になったのかと。
posted by 未衣名 at 19:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 現代→異世界

2005年12月13日

★『となり町戦争』(※戦争)


★『となり町戦争』(※戦争とは?、仮想夫婦、任務、業務、生と死)
著者名:三崎亜記
出版社:集英社
出版年:2005.01
第17回小説すばる新人賞受賞作
NHK-FMラジオドラマ化
ISBN :4087747409

 となり町戦争する話。
 ほとんど戦闘シーンはナシ。
 主人公は偵察(スパイ)という任務でとなり町へいく。
 説明会に参加したり、仲間の緊迫した声などからだんだん戦争っぽくなってくる。
 だけど、見えない敵と見えない死者。

 この描き方がかなり面白い。
 車のトランクに死体のようなものと一緒にいたシーンは、かなりどきどき。
 隣のものが死体だったのか死体でなかったのかうやむやに終わった気がするけど。
 その後仲間が殺されたりで、少し“戦争”という現実味が沸く。
 やっぱ戦争は見えていなくちゃ、何が起こっているのか把握できなくちゃ怖いですね。

 個人的には、香西さんのことがイマイチ理解できない。
 なんか機械的な気がして……。
 業務だからとか、なんで反対とか逆らう気持ちがないのだろう。

 この本では、人が死ぬこと、殺されること、戦争に参加すること、戦争での死……など、いろいろ考えさせられました。
posted by 未衣名 at 23:14| Comment(2) | TrackBack(2) | 不思議世界

☆『あかく咲く声』(※不思議な力)


☆『あかく咲く声 全3巻』(※声、学校、請負人、組織、警察、狐)
著者名:緑川ゆき
出版社:白泉社
 LaLa
出版年:2000.01〜2001.4
ISBN :4592177517

 無口辛島君のことが気になり、秘密を探ろうとするクラスメートの国府さん。
 彼女は、彼が持つ“”の秘密を知ってしまう。
 それはとても心地よい声で、命令や願望が暗示をかけてしまう力があった。
 例えば、“動くな”といわれれば、絶対に動けなくなってしまう。

 そんな能力を買われて、辛島君は警察の特殊部隊の人と、日々悪いやつをやっつけています。

 ドロドロしくないさわやかな展開が大好き。
 
posted by 未衣名 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 力・特殊能力

2005年12月12日

◆『まっくら森』(※不思議世界)


◆『まっくら森』(※猫、酒場、鉱石、飛行、夜、闇、光)
著者名:本橋靖昭
出版社:サンマーク出版
出版年:2004.02
 てれび絵本化
ISBN :4763195646

 1985年放送の、NHK「みんなのうた」で流れた「まっくら森の歌」(谷山浩子)の世界。

 黒が存在しない真っ白な町。
 旅人のぼくは、そこで黒いものがあふれ出ている石を見つける。

 酒場にいたおじいさんがいつの間にか消えてて、追いかけて森に入ったらなにやら不思議な世界で……。
 わたしの好きな要素が盛りだくさんでした。

 元になった歌もオススメです。

“まっくら森の やみの中では きのうは あした
 まっくら クライ クライ”
 
posted by 未衣名 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 不思議世界

2005年12月11日

★『カンパネルラ』(※少年)


★『カンパネルラ』(※森、療養中の兄、絵画、秘密)
著者名:長野まゆみ
出版社:河出書房新社
出版年:1993.11
ISBN :4309403956

 森に住む療養中のに、主人公が会いに行く話。
 木々の中を歩くシーンがたくさんあるのですが、その描写が非常に神秘的。
 自然に囲まれるっていいなあ。

 弱々しい兄貴かと思ったら、けっこう厳しい。
 でも、自然を愛する人に悪い人はいない、と、勝手に思ったり。
 秘密基地が素敵すぎる。
posted by 未衣名 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 少年

☆『かたつむり前線』(※かたつむりに変身)


☆『かたつむり前線 全7巻』(※高校生、恋、仲間)
著者名:藤川佳世
出版社:白泉社
出版年:1998.07〜2002.11
ISBN :4592174216

 ストレスがたまるとかたつむりに変身してしまう陸上部梶原くん。
 ふとしたことで彼の秘密を知ってしまった主人公朝子
 そして、朝子が片思いしている、陸上部佐倉くん。

 梶原くんの秘密を知っているのは、彼の家族を抜かせば、朝子と佐倉くんだけ。
 学校では、その二人がかたつむりになった梶原くんを守ります。
 一応三角関係というのだろか……。
 ほんわかした普通の日常生活が描かれています。